人狼議事


233 逢魔時の喫茶店

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  旦那、揚げ肉とかどーだ?

[どん、と目の前にワームのカツを置いた。
 そっと横にパンを置いておく。
 挟んで食べても美味しいのだ。


 人外、特に若くて元気な魔族に大人気のメニューである。
 さて、人間の好みにあうかどうか**]


  ん?
  いんの?

[猿が欲しそうにしていたので
 カツの隅っこの切れ端を幾つか載せた皿を猿に献上した。
 食べやすいサイズである]


【人】 営利政府 トレイル

 −いつかのトワイライト−

  んじゃ、お先ー

[トレイルの勤務は昼がメイン。
夜は日によって閉店までいることもあるが、
昼にもシフトが入っている日は夜明け前に勤務は終わる。

トータル8時間以上は働かないのがポリシーだ。
新人客がへべれけになっていようと、>>152>>153
昼が臨時休業でも、収入を増やしたくても変更は無い。]

  ――…お待た、せ……っ

[夜専用の制服を乱暴にトートバッグに押し込み、
一足早く外で待っていた恋人に駆け寄ると
勢いよく飛びつき、額をつき合わせ顎を傾ける。

充電はたっぷりしたはずなのに、
ほんの数刻で枯渇してしまったみたいだ。]

(154) mumriken 2015/08/15(Sat) 20時頃

【人】 営利政府 トレイル

  ふ、――あまにがい

[咥内に踏み込む舌は、勝手知ったる振る舞いで
宣言通り歯列に残る残滓を舐めとり。
満足すれば、勤労による暑さを鎮めるように、
しばし、平たい胸に顔を埋める。

布の合わせ目から覗く肌と、剥き出しの額が触れ合えば
違う熱を呼ぶので、ほどほどに。]*

(155) mumriken 2015/08/15(Sat) 20時頃

  ワームだぜ


[疑問に、しれっと]


  味、びみょーか……?


  え……虫って…………あ、わ、すまん!
  そっちのワームじゃねーんだ!

[不審の目にわたわたと手を振る。
 蛇は珍しく本気で焦っていた]

  幼虫じゃなくて……地竜なんだ
  地を這うドラゴンの肉

  奴ら、すげえ栄養があるんだよ
  それは保証するし、身体に毒は決してない
  だが……本当に、すまん!

[頭を下げつつ、飲み物を持ってきた。
 人間用の牛乳とリンゴジュース。
 あえて市販のパッケージを見せ、これは普通の品だと示した]

  悪い……調子乗っちまった……


【人】 営利政府 トレイル

[拒まれるかも、嫌がられるかも、
なんて躊躇を微塵も抱かず、真っ直ぐ愛情を向けられる唯一無二。

労いの言葉を掛けるために開かれたくちびるに狙いを定め、
ノックも無しにこじ開けることができる存在が
過去どれだけいたかなんて知りたくないし、どうでもいい。

この命尽きるまでは、己だけという傲慢さで以って。
多少乱暴に掴んでも乱れない髪を指に絡め、
どんな美酒よりも脳天に響く唾液をも取り込む。]

  ンー……? すき

  甘いのも、苦いのも……
  千冬が、呉れるものなら、なんでも

[きっと痛みですら、甘美だと下唇に軽く歯を立てる。]

(169) mumriken 2015/08/15(Sat) 22時頃

【人】 営利政府 トレイル

[聡いと褒められれば、またこども扱いしてと小さく呟く。
亜麻色を撫で混ぜる五指を拒むことなく。
腰に腕を回し、浸っているようでは抗議に説得力はないか。

やがて、漆黒を切り裂くように羽が広がれば。

慈しむようにひと撫でして、
彼が身を抱えやすいよう腕の位置をずらす。

一体どこに、こんな力があるのかと不思議だし、
移動手段に使ってしまうことに申し訳ない気持ちはあれど。

率先しての、有無を言わさぬ好意が、行為が
夜だけの、特別な帰路が嬉しいということも変わりないから。]

  よろしく、ダーリン

[大げさなリップ音を頬に響かせ、しばし地面との別れを告げた。]

(170) mumriken 2015/08/15(Sat) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[猫の足音も届かない、静かな空。
互いに自由が利かないとい状況は、
普段言えないことを口にするのに、丁度いい気がして。]

  あの、さ――…
  千冬に、聞きたいことがあるんだけど

[ぎゅ、と。密着度を増して、はためく羽とその先。
あらゆる温度と無縁そうな顔を見上げた。

一回、二回。息継ぎして。
それから思い切って、ここ数日の汚泥を吐き出す。]

  おれと、千冬って
  ――…セックス、できるの?
 
[単純な、突っ込む突っ込まれるの問題の前。
やはり本人に確認を取るのが、一番だろうと。]*

(174) mumriken 2015/08/15(Sat) 22時半頃

  ん、すまん
  今日のは俺がおごるからさ……

  カルチャーギャップの少ない、かあ

[結局、甘いものが一番最適という事になるか。
 市販のバニラアイスを見せて]


  妖精の粉とか、セイレーンの花とか、人魚の涙とか、どうか?


[アイスを積み、粉を掛けて飾る。
 女性向けの非常に可愛らしいパフェを、そっと置く。

 女性的魅力が上がる事については
 男性ではそこまで効果は無いので黙っておくことにした]


 まあ、落ち着いたと言えば落ち着いたけど…。

[と言うのは気持で無く腰の事。
ようやく平穏を取り戻したカウンターの内側、様子はなんとか普段通りに。
妙な視線に気付かないふりをして、私は何にもシてませんよーと、手元は色々忙しく。]

 ま、まあ、効果はね、効果は…

[確かに抜群だったねと乱れ重ねた夜を思い出し、覚えたのは一瞬の眩暈。
何やらいろいろな事をしたり口走ったりした覚えはあるものの、それは今思い出すことではない!と無理やり記憶の底に押し込んだ。
そして、]


 ぐえっ、

[落ち着いてい腰は第二撃目で再び無残に砕け散り、その後の業務は暫くへっぴり腰。*]


 ― デニス来店中の、背後 ―

 おつかれさま。

[それは多分、ケイがデニスに料理を振る舞い始めて少しした頃。
注文や客足も落ち着き、厨房やカウンターを忙しなく行き来していた店主は静かにフロアの、…正確には、出入り口付近の警備員へと歩みよる。
手には二つのワイングラス。揺れる中身は、いつかの朝と同じ物。

そろそろ酒もなくなって悪魔も寂しくなった頃だろうと、自分もしばしの休憩に入ろうか。
店主は食べても居ないザクロとカツの香りをさせて、肩には彼の分身たる小さな猿。*]


【人】 営利政府 トレイル

[まさかこの程度の酒気で酔ったはずもないが、
いつもよりテンションが高かったのは間違いない。

昨日、ケイとあんな話をして。
試験的に実践して、より実感したからか。]

  ……トレイル、で

[耳朶に響く囁きに、羞恥が追いつけば追撃も終わりだ。
『ハニー』なんて柄じゃないし、
千冬がそれを口にする姿なんて想像もつかない。

擽ったそうに目を細め、言葉の意味通り。
最愛のひとへ命を預ける。]

(198) mumriken 2015/08/16(Sun) 00時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[直球が過ぎる問いかけの後の、
いつもより多く瞬く瞳と、長い間に眉を寄せる。

人間と精霊ではやはり交われないのか。
そんな矢先の返答にも、表情はまだ曇ったまま。]

  ――…本当に?
  
[疑心の矛先は、そんな簡単な条件なら。
とっくに繋がれているのではと日々の戯れを顧みて。

冷えが万病の元なのも、
身体が耐えられるのかというのも、未知の領域だ。
でもそんなことは、トレイルにとっては些事。

想いを遂げてからずっと案じ続けているのは――。
以前よりずっと痩せ細った、羽が指す彼の、寿命。]

(200) mumriken 2015/08/16(Sun) 00時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[彼は、以前こう言っていた。
必要とされること、信仰がその身を現に在らせると。
信仰のない精霊には、消滅があると。

この気持ちは、――そんな、綺麗なものじゃない。
慕い、敬い、愛し、恋し、妬み、乱す。
その綺麗な羽に包まれ安寧に暮らすだけでは、
もうこの身体も、こころも、満足できないと知っている。

塵ひとつない、まっさらな雪の大地を。
踏み荒らしたい、ぐちゃぐちゃになるところが見たい。
深く、深く交じり合う、その先の世界が知りたい。

愛したい――愛されたい。
この男に、この男だけに。

それはきっと、信仰から一番遠い。

この感情は、結局彼にとって毒になるのではないか。
その羽を焼き爛らせ、散らすのは。]

(202) mumriken 2015/08/16(Sun) 00時半頃

 
 
[ほかの何者でもない、己かもしれないという恐怖。]
 


[飛び移り猿が消えるのは見慣れた事。
寡黙で無くなった悪魔を見下ろす笑みは客向けより柔らかく、他から見れば明らかな特別扱いで。多分、これで察しない周囲の方がどこかおかしい。
そんな店主モードでも膝に座れと言われたら、それなりにうろたえるのだが。]

 膝、て、
 いや、 だって、俺、重いし?

[述べる言い訳は、多分悪魔にとって何でもない事。
膝と彼の笑みを見比べて、赤と紫のワイングラスを両手に暫く座れずオタオタしていただろう、が、
再び痛み始めた腰に観念し、大人しく膝上に収まった。
大変、大変控えめに。

ぴったりと寄り添うと、また色々、思い出してしまいそうで。]


【人】 営利政府 トレイル

[肯定されれば、もう一緒には居られない。
彼がこの世から消えてしまうくらいなら。

今すぐ、今までのように別の誰かに明け渡す方がいい。
彼を手放すことに耐えられる自信なんて欠片もないが。]

  ――…千冬との、キスがさ
  すごく……気持ちいーから

  ヤったらどんななんだろって、思っただけ

[確かめたくとも、己から別れの伏線を踏む勇気はなく。
だからわざと、何でもないことのように。
興味本位とうそぶいて軽薄な笑みを浮かべ、
嘘がばれないように、目を合わせないよう瞼を閉じた。

ぬるい夜風が、彼を通り抜ける度冷たくそよぐ。]

(205) mumriken 2015/08/16(Sun) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル

[物思いを見透かされているのか、
彼には彼で、やはり思うところあるのか。

地上に降りても、そのまま。
タネも仕掛けも小道具も必要とせずに部屋を開け、進むのを。
便利だなあ、なんて感心しながら腕の中で揺られて。]

  おかえり、千冬
  ――…ありがとう

[床に足をおろし向かい合えば、再び踵を浮かせる。
互いの身体に影響がない、この距離が最適ならば。

一生、清らかな身でいるのも悪くないし。
40度を超える熱帯地方にでも旅立てば。
舐めるくらいは許されるかも、なんて更に思考を明後日に。]

(207) mumriken 2015/08/16(Sun) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル

  千冬……――…ちふゆ

[飲み込む愛の囁きの代わり、名を呼んで。
啄むようなくちづけを数回、交わした後。]

  シャワー、浴びてくんね

[もう一度ぎゅ、っと強く抱きしめて、身を剥がすと
柔らかく笑みをうかべる。

飛行中の悲壮感は、もう消えてた。]**

(208) mumriken 2015/08/16(Sun) 01時頃

[大の男を軽いとはどういう事だこのやろう。
と思ったものの悪魔にとってはそう気になる事では無いんだろうなと、肉付きの良い己の腰回りに一瞬思いをはせて、
はせてたらグラスを両方とも取り上げられたので観念してすっぽり膝に収まった。
刺さる客からの視線に、若干身を小さくして。]

 乾杯。

[ヒト用のワイングラスを受け取り何度か中身を揺らして、乾杯と、近い距離でまた笑っただろう。
ガラスをなぞる澄んだ音に耳を傾ければ、周囲の様子は何時しか気にならなくなっていた。

営業中で、他にも客が居るのに。なのに、なんだかオフの時みたいだ。
いけない事をしているようなシチュエーションに胸が高鳴って、ほんのり頬を染めただろう。]


[回された腕に抗議の声を上げようにも、耳元で話されては何も言えなくなってしまう。
客の前、客の前だからとじっと耐えても、頬の赤みは消えなくて。
しかし嫌じゃないのが、困った所。]

 うん?ニッポ…
 ――ああ、あれね。

[あれから。と言うより悪魔に想いを伝えて繋がり合ってからになるのだが、
あれからゴロウから借りている写真と旅行パンフレットを照らし合わせ、メモをし、季節や観光名所、行事ごとを調べ、大まかな旅行計画を練り、
…旅費に打ちひしがれ、
片手間にあちらの種族や伝承について調べ。

同時に借りた筈の小説の消化スピードが一番遅いのは、目の前の男とプライベートを二人で過ごすようになったからなのだが其れは今はどうでもいい。
全体的な進みは上々として、一先ずの進歩報告を。

合間合間に顔をそらしてキスを避けるのは、今まさに客から見られまくっているからであって、決して嫌だからという訳ではない。
迫られるたびに「後で」と小さく呟いて、その後とは勿論閉店後の事。
店を閉めた後ならいくらでもキスしていいししてやるのにと、我慢の出来ない警備員に困った顔をしていただろう。]


 あれね、今度皆で社員旅行行こうと思って。
 …行く?

[そう言えば彼も一応従業員の仲間入りをしたんだっけど、赤を傾け問いかける。
この際4人が5人になっても大して変わらない。
――残念ながら各従業員の恋人も付いて来ると言う可能性まで気付ける有能雇用主では無かったのだが。

彼も行くならプランを練り直してホテルの部屋数を調節して、俺達だけ二人部屋で、自由時間は皆と別行動で、えーっと、

…なんだかハネムーンかもしれない。
と言う事に気付けば、今度こそ本格的に顔を赤らめた。**]


【人】 営利政府 トレイル

[先の、そして今の言葉に嘘偽りがないのなら。
毎夜床を共にしても、
境界を超えないことには何か理由があるのだろう。

一回り大きな掌が、熱を生むように狭間を擽る。
慈しむような接吻に、胸がきゅう、と締め付けられる。
繋がりたいと、大切だと。
孕む希みが同じだと言葉で、態度で痛いほど伝えられれば。]

  おれだって、そうだよ……
  千冬が好きで、欲しくて、だから

[――だから、これ以上追い詰めちゃだめだ。>>205
何よりも欲しいと願った、
己だけに向けられる、彼からのひたむきな愛情。

それはもうじゅうぶん過ぎるほど与えらているのだから。]

(229) mumriken 2015/08/16(Sun) 11時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[もどかしさと切なさと、どろりとした愛欲を払おうと。
苦し紛れの軽口に、音なく笑う気配。

嗚呼、これだ。>>220
昔からこの笑顔が煮えくり返るほど腹立たしく、口惜しく。
そして――大好きだった。今もそれは変わらず。]

  正解を知りたくなるから
  ……ないしょ

[ぷいと。そっぽを向くように瞳を閉じる。
余裕がないようにも、弱いようにも見えないのは、
トレイルが更に弱くて臆病だからだろうか。

今はまだ、羽ばたく翼ごと包み込める腕を持っていないこと。
縋ることしかできない己の稚気が、何よりも腹立たしい。]

(233) mumriken 2015/08/16(Sun) 12時頃

 なら、数に入れとく、から。

[嬉しそうな顔に、愛しさが募って仕方がない。
困ったような嬉しいような赤い顔で唇を遠ざけて、しかし「後で」と触れた指先が、代わりにキスを受ける事になっただろう。

いとしい。あいしてる。
湧き上がる感情に胸を満たされ、どうしようもなく、抱きしめたくなる。

悪魔への信仰や畏れの薄い地。収めるモノも違い、漂う空気や、夜に蠢く闇も違う色。
そんな場所に不安を抱くのも無理はない。しかし自分が彼の、世界への拠り所ならば喜んでそう働こう。

腰にまわされた温もりに、そっと手を重ねる。
迷子にならないよう、消えてしまわないよう。
その存在を確かめるよう。

そして、口づけんと目を閉じ顔を近づけ、]

 プリ――…、


 ………ブローリン、
 忘れる訳ないだろははは。

[しまったまだ営業中だった危ない危ない完全に二人きりプライベートモードに入り掛けてた。
ついでにうっかり呼びかけた真名をすんでの所でキャンセルすると、ガバリと効果音でも付きそうな勢いで身を離す。
離す、離して、立ち上がろうとしたのだが、
しかし腰が言う事を聞いてくれる筈もなく、よろめき床に崩れ落ちただろう。]


【人】 営利政府 トレイル

[抱擁と、くちづけと。
赦された行為繰り返していれば、
燻る熱も渇望もとめどなく湧く反面。

ささくれたこころが、癒されるのも事実。]

  ……千冬の、ばーか

[浴室への扉を閉める間際。>>222
制止する事も、追う事もみせない恋人への罵りを囁く。

いつかと同じく、様々な言葉を詰め込んで。]

  ――…は、……、ッ、

[熱い湯に、なかに籠る欲を吐き出すのはこれで何度目か。
想像の中の千冬は、何もしてくれない。
ただ、見ている。その視線だけで昂ぶるのに十分だなんて。]

(234) mumriken 2015/08/16(Sun) 12時頃

【人】 営利政府 トレイル

  ……ックス、なんてしたこと、ねー…から
  どう触るかなんてわかん、ねーっつの……

[藍色の空の元。
月明かりより眩しく冷たく、太陽より温かい恋人からの。
問いについて、言えなかった本音を水音に混ぜ込む。

知りたいとも、教えてほしいと思う相手はただひとり。]

  っ!? ――あ、あぁ、うん
  ありがとっ

[ブースの外から静かな声が聞こえたのは、呟きの直後。
途端我に帰って、水量をあげながら勢いよく返すと。

焦燥が去って冷えた頭をがしがし擦り、
タオルを手に取る。
残っていたのは、綺麗に畳まれた布の塊がひとつだけ。]

(235) mumriken 2015/08/16(Sun) 12時半頃

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