人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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[思考の時間の後、やはり緩慢に元の寝台へ戻る。
 だが、眠ることはせずに懐を探して、
 そこにいつも通りの物がある事に安堵した。

 掌の上に引っ張り出して、動きを止めた。
 きれいな色柄の小さな巾着には血が染みて、
 半分くらいはごわついた赤茶色に変わっている。]

 ――、……

[薄く震えた呼吸を零して、口紐を解く。
 指先の動揺で、ひどく手間取りはしたが。
 中から円い手鏡を取り出すと、傷や壊れはないか、
 汚れが染みついていないか、熱心に目を眇めた]


[どうやらホリーも似た事を考えていたようだった]

ホリーは賢いな。

[目を細めた貌は家畜達には恐怖でしかないだろう]

1人だけでは贔屓になってしまうな。
それに他の雛達の顔をろくに見てもいない。

絶望に変わる前の姿を見ておくのも楽しいだろう。

ホリー、血酒の褒美だ。
お前にも雛の幾つかくれてやろう。

[人である最後の姿を見ておこうと玉座から立ち上がると、
給仕の家畜が反射的に地に頭を擦り付ける。
それを気にする事も無く扉を開けて廊下へと出て行った]


まあ、嬉しい。
ありがとうございます、お父様。

[そう言って微笑んだ。
ご褒美をあげる父親と喜ぶ娘。

日常の風景であればどんなに和む事か。
しかしそれは周囲で見ている家畜には恐怖そのものだろう。]

あ、私も行きますわ。

[トルドヴィンの後を、笑顔でついていくのだった。]


[明之進の後ろ姿を目を見開いて眺める。
誰に言ったつもりでもなかったが、何もなく寝台へ
戻っていく様子は、さすがに心にずしんときたのか。]

ははは……そうですね、そうですよね。
……ははははは、こいつは堪える。

[項垂れて乾いた笑いをあげるだけだ。]


[懸念した事が起きていないのを確かめると、
 巾着に戻そうとして――その汚れに躊躇して、やめた。
 左右の手に鏡と巾着が残り、直円の独白を聞く。

 ぼんやりとした視線がじいと見守っていた。]


[そして、項垂れて空笑いをする段になると、
 再び首を傾げるのだった。
 今度は、彼の言う事の方が解らなかった。

 相変わらず、現象と反応の間に独特の間隙が挟まる。

 おもむろに立ち上がると、背中がずきりとする。
 直円の傍にも近付き、真弓にしたと同じように
 手に手を添えて、色なく静かに笑んだ。

 その宥め方は、今ここにいない少女のために覚えたものだ。]


[ 直円の言葉は、
なんだか少し寂しそうに聞こえた。
先のことや、わからないことばかり考えて、
つい喜べないなんて、言ってしまったけれど]

ちゃんと、みんなには直君も入ってるよ。

[今、ここにいる皆のことは心配してないみたいな言い方に聞こえたのかもしれない、と、しっかりと念を押していった]


[>>:46 声が、重なる。
その響きの先が確かに聞こえて、口唇を噛む。

理衣はもう先へ行ってしまったのだろう。
この部屋で待ってる、なんて少しも肯定してないのに。
思い出すのは「女の子だから」という言葉に感じる寂しい気持ちだ。

戻る部屋の扉をよく見てから、歩き出す。
多分厨房へ向かえばよいのだろうけれど]

……、……あの、

[じっとこちらを見やる、眼差し。
吸血鬼のような怖ろしさは感じなかったから、
おそるおそる声をかけて、場所を尋ねようとした]


[マユミが自分をおいかけていることは知らない。
慎重にあるいていたからか、まだ部屋からそう遠くない所にはいる
静か過ぎるから、更に緊張の度合いが増してくる。
そしてその糸が最高に張り詰められた頃

肩を急につかまれた]

……え?

[それは吸血鬼たちが「家畜」と呼ぶ者たちだ。
何か血走ったような目で]


……明之進くん。

[直円自身がネガティブな方なので、独特の感覚の間に
臆病風にでも吹かれていたのだろう。]

僕が読書会に参加する前は、一緒に遊んでたのにね。
ああ、マユミくんの言う通りだったのやもしれない。
明之進くん、僕はやっぱり頼りないかい?

[重ねた手を強く握り返し、もう直接尋ねた。]


【人】 消防隊長 トルドヴィン

   − 城の外 −
[守護部隊の者達でも踏み込む事の出来ない深淵。
そこにも家畜達は生きていた。
痩せ細った身体の彼らは、家畜と呼べる活力も
逃げようとする気力も無く、
ただ己の運命と吸血鬼への憎悪を滾らせていた。
彼らが生きていけるのは単純だ。
吸血鬼達が労働を与え、対価として辛うじて
生きていける食事を与えられていたからだ。

彼らの労働……それは家畜達の後始末。

ただの干からびた残骸を、立てた十字架に磔に。
使い魔となった烏や猫達に喰われ骨となって
漸く土に還す事を許された。

無謀にも吸血鬼達に挑んだ者達も同様に磔刑にされ。
誰も自分達を助ける者はいないのだと教え込まれた底辺の生き物。

彼らにもその伝令は広がった]

(174) 2014/02/08(Sat) 18時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

『吸血鬼の長に気に入られた人間がいる』
『家畜達とは一線を画す彼らに非礼無き様に』

[伝える吸血鬼達も家畜から自分達より優遇される
家畜の雛の存在を、気に入っていないのは明白だった]

どう言う手段を使ったか知らないが、上手く取り入ったみたいだ。

[吐き捨てる吸血鬼の言葉に、
家畜にもなれなかった者達に憎悪が生まれる。
雛達が城から逃亡する事があっても。
彼らは雛達に石を投げ付け捕えるのだろう。
人間を裏切った悪魔と呼んで*]

(177) 2014/02/08(Sat) 19時頃

[声を掛けられた家畜は大袈裟に身体を震わせて
少女を見つめて頭を下げる。
既に始祖のお気に入りの話は伝わっていた]

は、はい…何でしょう……私に何かご用でしょうか…。

[子供相手に怯えた様子を隠しもしない]


[感覚的な怖ろしさはない、
多分自分たちよりも、少し年嵩の女性だろう。
とはいえ、得体の知れぬ城の中だ、緊張は滲む]

あの……、
水がほしくて、厨房はどちらかご存知ありませんか?
兄弟が熱を出して、それで……。

[問いかけに応えは無い、ただ近づけばわかった。
覆われた首筋、精気のない眼差し、少しふらつくような足取り。
眉根を寄せた、この人は吸血鬼に血を差し出している人だ。

“家畜”という言葉の意味を知る]


[手が強く握り返される。

 彼の中で曖昧なままにしておけなくなった問いに、
 いくつか瞬きをして、眼鏡の目を見上げた。]

 ……ううん。

[直円の掌は、広くてしっかりとしている。]


[女には手を出すなと厳命が下っていた。
雛は殺すなと命令が下っていた。

自分と同じ人間で。
自分より遥かに子供で。
自分より薄汚れた存在なのに。

始祖のお気に入りの肩を掴んだ家畜の瞳は
酷くぎらついていた]

お前、どんな方法で化け物に取り入ったんだ。


あ、……、

[ 少し遅れて返事があった。
どうしてか深く頭など下げられて、酷く困惑する。
しかもなんだか早口で、怯えているらしかった]


み、水でございますか……。

[『水』と言う単語に瞳は定まらず、右往左往するが。
意を決したように、首に巻いたスカーフをするりと外す]

どうかどうか…ほんの少しだけ…ほんの少しだけにして下さい…お願いしますお願いしますお願いします。

[ガタガタと震え、何かを乞いながらそれでも首筋を差し出す姿。
よく調教された家畜にとって、喉を潤す水とは他ならぬ
家畜自身の血液しかなかった]


そう……か…。

[明之進の答えに、眼鏡の奥の瞳がやや綻んだ。
軽く彼の頭を撫でてやった。]

今は油断はならぬまでも、事態が逼迫しているということは
ないやもしれん。事実、僕らの待遇は不当に良きものだ。
明之進くん、熱があるのであれば、障ることもあろう。
ゆるりとご自愛なされよ。

………あぁ。
どうも僕たちは悪くはされていないようだよ。
安心はできないけど、熱があるなら少し休んでいるくらいなら
大丈夫……のような気がするよ。

[ふ、と口の端も綻ばせながら言い直した。]


え……ぁ……

[「取り入った」という言葉にとっさに返せず、
暫くは口を魚のようにぱくぱくさせるのみ。
やっと我に返って、つかまれた手から逃げるように体をひねり]

取り入ったって…どういう……ってか、はなせよ!
約束だっていってだけだろ!


[瞳の様子が緩んだのを見て取ると、
 頭を撫でられるのをおとなしく受け入れる。

 続く話に一度は首を傾げたものの、
 言い直された二度目に、こくりと頷いた。]

 うん……

[再び、そっと寝台に座る。
 熱い手で巾着と手鏡を包み持って目を閉じた。
 これで休んでいるつもりなのだ。
 横になると背中が痛む気がしていた]


[思えば、最近では「わかりやすく語ってやる」という作業自体
していなかった気もする。少し衒学的に過ぎたきらいがある。]

お兄さんたちに任せたまえよ。
(……処遇に関して、交渉の余地はありやなしや。)

[顎に手を当てて考え込む。]


― 始祖の城 ―

……ぁ、…おはよ――、

[僕は目を開けて最初に見えた誰かに挨拶をする。
だって起きたんだから挨拶しないと。おはようって。


――あれ、そもそも僕、いつ眠ったんだっけ。
眠ったならみんなにおやすみって挨拶したしされたはずなのに、
誰かの泣き叫んでるみたいな声だけがかすかに耳に残っていて]




あ、………っ!

[慌ててぎゅっと目を閉じて手で目隠しまでしたのに、
目の前に次々と怖かった光景が映し出される。

皆と一緒に逃げるつもりだったのに、逃げられなかった僕が味わった光景。

あれは遊びなんかじゃなかった。遊びなんかじゃ……
涼にーさんにも明にーさんにも、アヤにも。

遊びじゃなくって本気でああ言われるなんて思いもしなかったのに]


約束? 化け物相手に? 
自分達だけ上手い事取り入りやがって。

どうせ誰か仲間でも差し出したんだろう。
俺の命だけは助けて下さいって。

卑怯者が!! 恥を知れ!

[まるで家畜自身の体験の様に決めつけ、罵る家畜は
既に正気を半分失いかけていたのかもしれない]

ただのガキの癖に!

[誰の気配も感じなくても監視の目は付いている。
命の危機があれば吸血鬼達は動くだろうが、それまでは
自分達も感じている苛立ちをぶつける様に。

雛が逃げ出せば家畜が追うのは止めるだろうが、
それまでは好奇の目で家畜と雛を見ているだろう*]


消防隊長 トルドヴィンは、メモを貼った。

2014/02/08(Sat) 19時半頃


[任せたまえ、と告げる声は頼もしく思えた。
 それを信じて、じっとして体を休める。]

[次に目を覚ましたのはリカルダだった。
 珍しく(自分なりに)ぱっと顔を上げてそちらを見る。
 彼女について、最後に見たのは背後に迫る危機だったから]

 リッキィ……大丈夫?

[急いだつもりで、彼女のベッドに行こうとした]


卑怯って…ちが…

[自分だけ。その言葉にはっとする。
自分は連れて行ってくれと言ったのだ。
自分は殺されないとどこか思っていて、
他の子供たちの生死間で考えられなかったのも事実で]

……そんなこと、ないし。
俺、友達を…助けたくて…

[腕を引き離そうとつかみ返したけれど、
その言葉にうなだれるだけ
さげすまれるような目に、我慢していた悔し涙が滲んだ・けれど]

じゃー、そのガキに何しようってのさ、
いい大人のくせに。
悔しかったらアンタも取り入ったらいいじゃんか。


[始祖の前を塞ぐ者はいない。
その横に並ぶ者も。
僅かに下がって付いて来るのはホリーくらいだった。
自然に生まれた暗黙のそれは力の差でもあった]

年齢も手ごろだ。
戦士として育ててもいいだろう。
彼らの手で、嘗て彼らを助けようとした守護部隊の
息の根を止めさせるのも面白そうだ。

[その守護部隊に雛達の生き残りが1羽でも混じっていれば
もっと楽しいのだが、と付け足したが。
それが現実になると知るのはもう少し先]


ハッ、化け物のお気に入りとやらのおともだちかよ。
そのおともだちを助ける為に誰を売ったんだ!?

親か?教師か?嫌いな奴か?

[子供相手にムキになっている事を突かれて更に逆上する]

俺はな! 俺達人間はな! 
てめえみたいな悪魔とは違うんだよ!!

[怒りに任せ、家畜は首を締めようと手を伸ばした]


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