171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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くっ……!!
[唇を噛む。止めようと思えば、あるいは一ノ門を止めることができるのかもしれない。杖を突き、立ち上がる。無茶を承知で駆けて行こうと思えばできたかもしれない。 けれど、他の戦いならいざ知らず、この2人に割って入る事だけはどうしてもできなかった。
『副会長《ロード》たる者、常に冷静であれ』
かつての生徒会長《エンペラーオブジャキディス》の言葉が胸に突き刺さる。]
『副会長《ロード》たる者、常に冷静であれ』。
ああ、分かっている。分かっているッ…… わかっているけれど、統……
(432) 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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オスカーね…。冥の力は退けた感じかな。
[マスターの権限を放棄したのだから詳細は判らないが
負の力を載せた相手の気配は辛うじて感じられて]
斃れてないのは確かね。
へぇ……じゃあ、きっと。
またあたし達の前に立ち塞がって来るかしらね。
[その声は、どこか楽しげだった。]
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[――――――――カ ッ――――――――]
(446) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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そうねぇ…その時は…きっと…彼の意志でね。
[楽しそうな七枷の言葉に、同じ様に楽しそうに返す。
操られていない己の意志を携えた彼を敵としてでも
見れるなら、それも悪くないと]
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……見える……想いが、見える……
[曲がる筈のない光が、オスカー…いや、蒼舟。蒼舟-アオブネ-・藍-ラン-=オスカーを避けた。 統の体は、皇統の名の通り、決して地にその身を伏せはさせなかった。
剣を渡したのも。受け取ったのも。それは全て人の意思なのだ。]
分かる。希望にすぎないかもしれないが…分かる。 私達は……
(448) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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その時は、ラブ先輩も魅せてくれるのでしょう?
[そう言って微笑む。]
聞きましたよ、機関で。
先輩の本当の実力は、半端じゃないって。
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私達の異能は、力に溺れるためにあるのではない、と……
この學園の校章にも使われたあのオッカムの剃刀は、決してその人の人たる想いの部分を削ぎ落とすことはできないのだと…私は。信じたい。 だから、今は休め、統。あとは……私が、受け継ごう。
[天の罅に喰らいつく獣が見える。状況は芳しくはない。けれど、責務は果たさねばならない。 光流を止める。《新生派》を止める。それが…]
(450) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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それが、『機関』の異能を手にした私の責務… Ark因子を保有する、私の責務に違いない。
[けれど、それもこれもエフェドラに尋ねられた、あの獣を穿つ術>>403を考えてからの話だ**]
(451) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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あ、は♪ 大したことないわよ、七枷の前では霞むもの♪
[笑いかけて来た七枷に返すのはいつもの呑気なままの笑み。
屋上で1つの決着が着いた事はまだ知らぬまま]
いやいや、何言ってるんですかもうー。
[屋上の事は知らぬままに。
一見すれば穏やかな先輩と後輩の会話を繰り広げていた。]
話してるとこ悪いけど、終わった。
色々あって皇統が脱落した。
俺は……少し休む。
[学園の何処かから和やかな会話に声を投げた。]
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一ノ門。私も、たとえこの力を紐解こうとも、貴方以外には負ける事があろうとは思わない。 会長の不在を預かる私は…会長以外に後れは取らない。
壮健であれ。
[その姿の消滅を待たず、自分もまた制服を翻し、松葉杖を響かせてその場を去っていった**]
―――カツン。カツン....
(457) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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皇が……。
[空々しいほどの和やかな会話の途中で聞こえた光流の声に
一瞬黙りこむ]
光流がやったの?
[彼は答えてくれただろうか。そしてどんな答えが返って来たか]
………………後悔している? 神を《新生》ウむ側に来た事を。
[答えも予想出来ている筈なのに。
酷い問いだと自分でも判っていた。
ただ、彼の言葉で聞きたかっただけかもしれない**]
そう、皇がね。
……お疲れ様。
[それ以上は言わず。
休むと言う彼を見送って。]
[先輩にだけ聞こえる程度の声で囁いた。]
無理しなくても、いずれあたしが皇は倒してあげる心算だったのに……ね。
やったっていうか"引き分け"だったけどな。
[返す声は意外にも晴れ晴れしく。]
流れで《新生派》だって宣言したんだよ。
それで全力の"喧嘩"だな。
[あの混沌とした状況の説明は難しいが、聞かれれば覚えている限りの事は話し。]
――いいや。後悔なんてないな。
思いっきり"喧嘩"したんだ
清々しいくらいさ。
[後悔を問うラブへと返すのは紛れもない本音だった。]
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