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[イアンが近づいていくのを見守りながら、率直に告げる。
オブラートに包むという気遣いは存在しない。]
…よほど伝えたい事があれば、言って下さい。
[ふぅ、と小さく溜息をついて視線を外す。]
【人】 保安技師 ナユタ[イアンの姿を追っていたが目を不意に落とし、伸びをするゲイルへと向ける。] (186) 2011/03/21(Mon) 23時頃 |
[通信士の顔は、警戒を描いていた。
まぁ、無理もない。
まだ7日ある選定の儀。
動向をまだ見据える時期だと感じ、話はディーンにのみ。]
≪ ああ、よく言われるんだ。 ≫
イアンへ向けて綴ったのと、同じ言葉を返す。
仮に口に出せていたなら、
「まったく悪びれる様子なく」
そう表現するに相応しい口調だったに違いない。
殆どただの信号に近い、キリシマからのこの通信で、
そんな感情のニュアンスまで伝わるはずはないだろうけれど。
[凍ったカップを眺める。
そんな事になったのは、胸の内に沸いた苛立ちであった事は承知していた。
知っていても、視線に籠めたものは変わらなかっただろうけれど。
手応えの無さを感じ、苛立ちは募った。
考えを巡らせ。
何故そんな事でこう苛立つのかと言う理由に行きつく事ができず、
それがさらに苛立ちを募らせる。]
――…。
[不便しないのならば、放って置いてもいいのだろう。
感情のニュアンスは通じずともそう判断する。]
兵器であれれば良い。
何物も、退けられるなら。
[どこかから聞こえた問答。
語気の強さは、響いて。
自分に向けられた言でもないが。
答えるでもない声は、ぽつりと。]
[カップの中身に気づかなかったイアンに
グレイシアがそれが苛立ちが引き起こしたこと。
その、苛立ちが己が引き起こしたこと。
どちらも想像にも、浮かばなかった。]
[もし、カップの氷結に気づいていても
それが、己の視線が原因だとは、知らない。
受け流したことが苛立ちにつながった、のだと。
気づかぬまま、イアンは
今はキリシマに視線を、意識を向けていた]
[けれど、ふと、耳が音を拾う。
脳はその言葉を素通りできず意識に持ち込む。]
…………
[こちらの声は、聞こえない、だろう。
それに、何も知らない相手に、何か、簡単にいえない。
ただ、キリシマから一度視線をはずし
グレイシアを一度、見た。]
[前線に立つ身。視線には聡い。
目を遣れば、此方を見る視線
ぽつりと零した声が聞かれていた事には気付かない。
見た目から獣人と言う訳で無ければ、その耳の良さにまでは思考が行きつかないものだった。
それでも、口を開きかける。
何を聞いたものだか、とっさには思いつかない。
何より、相手は他の相手と話し中である。
しかも遠い。]
…………。
[確か、部屋か、中庭。そんな事を思い出して。
何か言いそうだった口を閉じ、視線は此方が今話している相手に向けた。]
[薄い灰の視線がこちらに気づく。
鳶色もこちらに気づいた薄灰の視線を暫し、見やる。
ただ、その口が、何か言うとでも言うのか
開きかけたことに、鳶色は軽く丸くなる。]
[己が相手を知らないように、相手も己を知らぬであろう。
上着に隠れた尻尾か、
己自身から過敏な鼻や耳のことを聞かなければ
今の距離は会話距離ではないはずなのに。]
[結局言葉は届かなかった。
だから、イアンもすぐに視線はキリシマに戻した。]
――…、
[目前の男が呟いた言葉は、
離れた16師団長の彼までは届かねど――
距離からだろう、雑踏に混じれど己の耳には僅かに届く。
尤も、多少の聴力は自負しているが、
第4師団長のズリエルが気に留めぬ様子を見るに
それだけが理由かは、曖昧な所ではあったが。]
…能力の有無を重んじるこの軍が、
生物兵器の存在を嘆くのか。
[ならばこの身は何だと。 喉の奥で小さく笑う。
――能力の有無だけで軍属へと仕立てられた身は、
生物兵器とやらと、何ら変わりが無い様にも思えて仕方が無かった。]
[
それぞれの、思考と、出す言葉。
鳶色の奥、その脳髄に降り積もる。
それは、なにかの切っ掛けで点火し燻る燃料へと変わる。]
……嘆く、のだろうか……
[耳が拾う言葉に、誰にも聞かれぬはずと
ユ=シハがその場にいないことも有り、第15師団長は、零す。]
[呟きの聞こえたらしいサイラスを、気付かれないよう一瞥する。
そこには、感情は滲まない。
鳶色に向けた、苛立ちのようなものすら。]
嘆いた所で、兵器は兵器。
……ならば、せめて有効に使うのが得策だと思います。
[その呟きもまた、ズリエルには聞こえてないような、小さな物だと気付けば。自然声色も小さく、横を抜け様に声を落とすだけだった。]
【人】 保安技師 ナユタ―廊下― (238) 2011/03/22(Tue) 01時頃 |
そういえば、会話は成立したのかな。
[ふと思ったことは、伝える気はなかったが通信に乗った。]
ナユタが何を話していたか、までは聞き取れなかったけれど。
会議室を出ようとするのが眼に入ったなら、そのまま見送る。
それよりも、離れた場所でも通信は問題なく可能なのか、
という点に興味が向けられていた。
≪ ……ああ。 問題ないみたい。 ≫
兵器は兵器、ね。 ――…それも道理かな。
[すれ違う様、密やかに返る声。
第4師団長を務めるズリエルの耳に、届かぬ様にと。
特に聞かれて困る事では…無いとは、思えど。
意思を決めていると告げた彼の耳に入れるには聊か気がとがめた。
まさか、その会話が――離れた15師団長の
彼の耳に入っているとは露にも思わない。
立場柄、音の、特に声の聞き分けには自信は有れど
所詮人の身、聴力はそこまで優れていない。
彼の零す言葉を捉える事は、なく。]
本当に嘆くべきは、兵器が兵器たる所以では無し、か。
[声が、声から覗く思考が、また一つ、降り積もる。
一つ、また一つと…………頭が、痛い。
怒号、悲鳴、地鳴り、火薬の匂い、血の臭い。
それらなら、ただ、情報が示す事態に、
瞬時に動けば良い、だけなのに
戸口で、強くなる頭痛に、軽くこめ髪を抑えて。]
――…………
[2人の対話は届いていた。けれど、答えは”ここ”にあるもの
頭痛が酷くなり、己の思考が回らなくなる中
これ以上降り積もるのを避けるため
会話の行く末は気になれど、急いで戸口を後にした。]
[ディーンを誘いつつ、考えることは、選定のこと。
先ほどの話で、ブルーノ皇帝の名が諸国を抑えていた旨、しっかりと理解している人物であることはわかったからだ。
それは、元従卒だったという贔屓目を差し引いたとしても、自身の考えに賛同も得られるかもしれないと。
昔話をしたいのも事実だが、彼の考えをしっかりと聞き出しておきたいのもまた事実だった。]
――……。
[すれ違い様の会話は、それ以上は続かなかった。
湖水に翠を映すだけで、その場を去る。
先の席。余り、その声を聴かなかったけれど。
出ていない物がありそうだ、と。
……聞いてみたいと。
そんな事だけ、頭の端に留めながら。]
――…これも、制御できないのかな?
[キリシマからの通信に翼を撫でる手を止め。
無意識のうちに通信していたらしき事に眉を寄せる。]
大丈夫なら、これからも平気ですね。
七日七晩、随分と長い…――。
[窓の音を小さなため息を零す。
それは小さな信号となって伝わっただろうか。]
[倒れる敵兵の気配。灯る炎の気配。
見えない筈のそれを感じ。
戦場を思い出す。
ぞくりと震えが背中を奔った。]
≪ 制御。
できるように、できなくもないと思う、けど。 ≫
≪ イスカが壊れる。 ≫
元々第9師団が開発した装置。改造も容易いだろうけれど。
流石に自身で直接手を施そうとすれば、
半分以上が機械の身では、ひとたまりもないだろう。
言葉とは違う、何か小さな信号に、軽く瞼を閉じる。
[何故だろうか。
先程まで感じていた苛立ちは、今は綺麗に消えていた。]
[一時気配を消失した相手が
そう感じ取ったことを知らない。
ただ、普段の静かな表情は消失し
好戦的に上がる眉と、微か上がる口角が、
そこには、ある。]
[ただ、それも、槍が止まる迄、の間だが]
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