52 薔薇恋獄
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ん……
[誰かが話している。 それをぼんやりと聴いていたのは話のどの部分だったからか。
ともかく…雷の中にいたのがその甲斐と話している人物で…]
って、わっ!!
[唐突に起きました。]
(369) 2011/05/19(Thu) 00時半頃
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麻雀やると、人間分かるって言うヤツが居た気がすっけど……
[じゃらじゃら]
日向、麻雀教えたら、付き合ってくれっかなぁ。
[幼馴染が真面目に調査をしている中。
牌をいじりながら、そんなことを呟いているのだった]
『あー、やはり、判らん。
後で、珀に見て貰った方がいいだろうな、これは。』
[珀が麻雀を愉しんでいる?とは、知らず、視えなかったことに溜息を吐いたりしている。]
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お、おう、おはよー。 ああ、蓮端か。 大丈夫か?
[頭をこしこし掻きながら、甲斐と蓮端に手をあげる。 でも、いきおいよく起きたのに、なんとなくまたごろり。 どうやら、寝起きいいほうではないらしいけど…。]
っていうか、話、いいよ、続けてもらって…。
[吃驚とびくりとしてる人両方に、わるいわるい、みたいな仕草しつつ、出て行く様子とかはなかった。]
(378) 2011/05/19(Thu) 00時半頃
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セシルは、甲斐が蓮端の熱を測る様子を見つつ、熱あるか?
2011/05/19(Thu) 01時頃
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[二人の会話を聞きながら、 ああ、女の霊の話、「暁様」の話だと察する。
同時に、今の状況をしっかりと思い出してきて、 そう、大須のこと……。
ちゃんと甲斐に聴かねばと思った。]
(383) 2011/05/19(Thu) 01時頃
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>>382 あ、ああ、風呂か。そうだな。
[そして、風呂に甲斐から入れといわれて頷く。 さっき一緒に、とか言ってたのは冗談だったのか、とか思いつつ…。
あれ、そしたら、心配してくれたのも冗談かな、とか余計なことも思った。
それ、思った時、なんか、ちょっとしょぼん、とした。けど、 それよりもと言ったのはそのせいじゃなく…。]
いや、それよりも、お前……
[大須のこと、さっき首を振った意味をちゃんと教えろと、甲斐を睨む。]
(385) 2011/05/19(Thu) 01時頃
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……薔薇……、なあ。
[竹の描かれた牌を撫で、ちらりと寧人を見てから]
なんか、……?
[もっと濃い薔薇の香りを、誰かから感じたような。
けれど、構わないで欲しい様子に、あまり関われなくて、記憶に留めなかった――]
気のせいか……?
[蘭香がいれば、すぐに分かっただろう答え。
けれど、彼も、本人と対峙している蛍紫もいない自分には、当分思い当たりそうになかった*]
セシルは、蓮端に大丈夫じゃないだろう?めっと軽く叱っておいた。
2011/05/19(Thu) 01時頃
セシルは、誰かがきた気配を感じて、入り口を覗く。
2011/05/19(Thu) 01時頃
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>>395 [聴こえたのは文先生の声で、それで立ち上がると、部屋の入り口に向かった…際、ちょっと変な動きになったのは、足が痛かったからで…。 甲斐はともかく蓮端も気がついたか。]
文先生…ああ、甲斐に用事? いますよ?どうぞ。
[文の心裡とは逆に、文の存在をとても頼もしく思っている。来てくれたのは素直に嬉しいと笑みを浮かべた。]
(398) 2011/05/19(Thu) 01時半頃
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セシルは、もう一人、来客に瞬きながら、入り口を見る。
2011/05/19(Thu) 01時半頃
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>>400
[聴こえてくる蓮端の声に、ふふ、と笑う。文は入ってきただろうか。]
先生がゆるくなんかあるものか。 とくにお前は元気でいることも課題の一つだぞ?
[そんな声をかけながら、また来客に出る。]
石神井? どうした?
[たずねてきた姿を蓮端は見ただろうか。]
(404) 2011/05/19(Thu) 01時半頃
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――……ッ
[足のことを蓮端と、そして、文からも指摘されて、気まずそうな顔になる。 ちょうど石神井も来てたのも、あり、]
あ、はい、あとでっていうか……。
[怪我したらすぐ文先生に診てもらえよと、言った当人がこんなことという事実を、なるべくばれたくないっていうか。]
ええと、じゃ、今ッ
[我慢してたのが恥ずかしい分、そう文に告げる。 そして、甲斐や蓮端にちょっといってくる、とかいう顔をしつつ…。]
(414) 2011/05/19(Thu) 02時頃
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>>411
あ、ああ、掃除道具か。 ええと、洗面所横の物置にあるみたいだぞ?
[石神井にはそう答えた。そのあと、石神井が中を窺っているのを感じれば、]
ん、入ってていいぞ。
[入室を促しつつ…。]
(416) 2011/05/19(Thu) 02時頃
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>>419
[石神井を部屋にまるで押し込むように促しただろう。 それから、文に頷いて、甲斐にちょっといってくる、と声をかけた。]
はい、合宿をどうするかは…。 それに大須の行方がまだわからない。
ただ、この雨だし、ここは大須の別荘なので、 外には出ていないと思うのですが…。
[そして、やっぱり痛む足をそう見せないように強がって歩き始めるだろう。]
(421) 2011/05/19(Thu) 02時頃
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セシルは、石神井にびっこ引いてるのを見られたくないがための押し込みだったとか・・・。
2011/05/19(Thu) 02時頃
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― 文とけーまの和室 ―
[そのまま、廊下では強がって、和室につけば、くてん、と座り込んだ。 生徒の前では強がっているけど、 実は、結構、もう、結構痛かった。]
……すいません。
[文はどんな顔をしただろうか。 ちょっとバツ悪そうに見上げる。]
(438) 2011/05/19(Thu) 02時半頃
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[考えたら、まだ風呂に入ってなかったけど、 まぁ、そのときはまたやり直してもらえばいいことだけど]
――……ッ
[ジャージを捲られると、自分の目で見ても足首がとっても腫れてるのがわかった。 そっと文先生が触れたのだけど、痛くて、びく…と身を捩る。
そして、情けなさそうに、しょんぼり俯きつつ、痛かったら時々、声をあげてしまう。]
(441) 2011/05/19(Thu) 03時頃
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セシルは、顔をあげるとちょっと涙目とか、やせ我慢しすぎの反動だった。**
2011/05/19(Thu) 03時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/19(Thu) 03時半頃
[ それは薔薇の一つ一つに魂が宿るから ]
[ 誰のものとは判別し難い、無数の死魂 ]
[ この地で死した、誰かの思いの残滓達 ]
[ それらが今、薔薇に輝きを与えていた ]
[ その魂たちは、今はまだ何も語らない ]
[ 屋敷を追われ辿り着いたところ ]
[ そこは一本の大木のうろだった ]
[ わたしは全てから逃れるように ]
[ その中へと入って身をひそめた ]
[ わたしはその中で孤独に泣いた ]
[ 暗く沈む闇に希望はもう無くて ]
[ そのままわたしはそこで死んだ ]
[ でもあの方のこと信じていたの ]
[ 暁様が再びの逢瀬を望むならば ]
[ 有明けの空にわたしは黄泉帰り ]
[ ともに愛でた薔薇の姿になって ]
[ 二人の時間を紡いでいけたのに ]
[ あの方の隣にはうつくしい女性 ]
[ そのままわたしを忘れて幸せに ]
[ どうか幸せになってくれますか ]
[ 嗚呼なんで幸せになるのですか ]
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/19(Thu) 08時半頃
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― 文とけーまの和室 ― >>44
――…ぃ………ぁ……ぃッ
[文先生が気遣ってくれてぴっちり閉まった入り口。そして、生徒がいないからということで、見せるのは明らかに年下の少し甘えた後輩の顔だろう。 我慢してた分ときを張り詰めてない分でちょっと緩んだ涙腺。そして、時々ちょっと高く痛さに、我慢しようと思っても小さな悲鳴が漏れる。
それは、部屋の外には聴こえるかどうか。 尋ねてきた者には微かに聞こえてしまったかも?]
(468) 2011/05/19(Thu) 08時半頃
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[ツキリとまるで薔薇の棘に刺されたような、痛みを胸に覚える。]
……俺は、珀と違って同調はしない筈なんだがな。
波長の問題だろうか。
[その痛みを、幾多の魂の想いの残滓とすり替えて、ポツリと呟いた。]
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――……んッ
[そして、テーピングを貼る文の手からその顔を見る。いつも見える穏やかな顔じゃなくて、そのときは仕事をする大人の顔になっていて、 それは、何か貴重なものを見たような……]
――……すいません、ありがとうございました。
[貼り終えれば、自分で足首を確かめる。テープでぐるぐるになったけど、さすがというか、治療前に比べれば全然楽だった。 ただ、あまり見られたくないのは確かで、ジャージの裾を下ろす。気を使って貼ってくれたのか、足をガン見するのでなけでば、ぱっと見ではそうわからないだろう。]
(476) 2011/05/19(Thu) 09時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/19(Thu) 09時半頃
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[そして、風呂のときはこのテープってどうすんだっけ。とか考えつつ、 風呂を思えば、甲斐との交換条件を思い出す。]
――……
[まぁ、せっかくテープ貼ってもらったばっかりでもあるので、甲斐が先に風呂入ったのを確認してから、入ろうと思った。(ちなみに飯も食っていなかったのだった)**]
(480) 2011/05/19(Thu) 09時半頃
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……に、しても……
[じりじわじりり。
肌が焼けるような、痛み。
生きている人間のそばに居る時は気にせずにいられる程度だが、ひとり廊下へ出れば、少しでも距離をとろうとするかのように、壁際へ寄ってしまう]
……薔薇の方から、だよなあ。やっぱ。
[何を語りかけてこられる訳でもない。
ただ、無数の想いの欠片を、体質が感じ取ってしまうだけ]
[たしかに、痛みも感じたのに。
そこに居たのは日向ではなく。
庭の近いせいだと、自分に言い訳することもなく、ただ、静かに諦めの溜息を吐き]
……まだ濡れてたか?
[掃除は自分に任せた筈なのに、と言外に問う響きで、首を傾げた]
[1度目、日向を迎え入れた時の雫は珀が拭いたことは知っている。
2度目、日向が化け物に変わった後、珀が気を失って後の事は知らない。
拭かれていたならば、珀が拭いたのか……と。その言葉に思う。
大丈夫か?と視線で問うのは、幾多の薔薇に宿る想いが視えるから。
その1つ1つに同調してしまえば、身がもたなそうだと。]
あの中に飛び込みたいかっつーと、お断りだけど。
んな無謀はしねぇし、ひとと居る時はわりと、平気。
[とはいえ、必要とあらば飛び込みもするだろうが。
問われる視線に、へらりと笑って、軽く腕を擦った]
それよか、悪ぃ。……ちょっと、へばってて。
お陰でさっぱり何が起きたのか分かんねーから、蛍紫の知ってること、教えてくれ。
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