人狼議事


307 【突発R18】夏の終わり・宵越の一夜

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いくぞ。

[硬く張り詰めた雄肉が濡れた音をさせて、柔らかな肉を割広げていく。挿入の感触はきつく、狭い。
 入り口の近くは先までの愛撫で幾分ほぐされていても、雁首までを埋めていけばその奥は生硬なままだ。]

っ、――ふ、……っ、んっ。

[ 指で慣らさせてはいなかった故、未開拓の胎内へ道筋を付けていくのは優の雄そのものだ。
 時間を掛けすぎれば痛みが増しつづけるだけで、収まることはないだろう。硬さの残る肉襞は蜜を分泌していたが、それを待ってはいられなかった。
 みちりと狭い肉の隧道を穿つようにして、彼女の奥深くまで己自身を沈めていった。]



…………しばらく、動かんき。
      ゆっくり、呼吸せえ。恵瑠。

[ 痛みと違和感が堪えられないほどなら、抜いてしまうことも考えてはいた。だがそうすることは無かっただろう。彼女の忍耐がどれほどの度合いかは、想像するしかないものだったけれど。

 そうして、ぴたりと身動きを止めたまま。
 恵瑠の様子を暫く見守った後で
 優は上半身を覆い被せていく。

 腰から下をなるべく動かさぬよう気を付けて、
 彼女の唇を求めていった。
 片肘をついて身体を支え、甘く軽いキスを繰り返し。]



胸のほうも。
まだちゃんと、触ってやっとらんかったな。

[ なだらかに盛り上がる膨らみを撫でて、
 その頂きの尖り具合を楽しむように。
 くりくりと弄っては口づけていった。]

可愛らしい胸やの。
恵瑠はぜんぶ、可愛らしいと見えてはいるが。

[ 処女を散らした雄肉に律動を始めさせるのは、
 恵瑠の具合を伺いつつのこと。
 もう少しだけ、先のこととなるだろう。]*


―社務所・寝室 -


――――ッッ、あ、ぁア、……!!

[熱いものが入ってくる。
自分の身体を押し開き、変えようとしている。

最初から全部気持ちいい、とか。
そんな幻想は抱いていなかったけれど。
裂けるような痛みと、味わったことのない感覚への動揺に、頭の中がいっぱいいっぱいになっていく。

いやだ、こわい。
待って、止まって。

そんな気持ちが湧き上がって来なかった訳じゃない。
でも唇を強く噛み締めて、口には出さなかった。
そのまま貫いてと願う気持ちが同時に生まれていたことも、本当だったからだ。

かすかに、血の匂いがした、気がした。]


[優は急ぐことはなかったけれど。
確実に、自身の剛直を、自分の中へ埋め込んでいった。

もうどのくらいの時間が経ったのか。
すべて入ってしまったのか。
酸欠に陥ったかのように霞がかった頭の中で考える。

動きは止まって、痛みの波は引いていく。
ただお腹の中が苦しいような。
彼自身から熱さが伝わってきているのか、それに浮かされているかのように、身体中が火照っていた。
太腿も、足先も、時折震えて止まらない。]


……う、ん。

[かけられた言葉に、目蓋を上げる。
浅い息を繰り返しながらどうにか酸素を取り込んで。

霞んだ視界に優の姿を捉えていた。
ああ、このひとと、繋がってるんだって。]



……ゆう、さ、ん。
もう全部、わたしの中に、入った?

[掠れた吐息とともに問う。
結合部を見る余裕なんてものはなかったから。
どこか、心配そうに、不安そうに。

答えはどんなものだったか。
覆い被さる優に、縮まる距離に、ふと安堵する。
口付けは緊張を解こうとしてくれる。
そして齎される甘さは――きつく締め付けるばかりだったそこを、少しだけ柔らかく緩めるか。

あぁ、とその感覚に悶える。
ありありと中のものを感じてしまって。]



え、あ、……っ

[胸に触れられて。
とても今更、素っ裸だと再認識して。

すでに繋がっているというのに、控えめな胸を見られていることに、恥ずかしさが一気に湧き上がる。
身体に力が入って無意識に中を締め付けた。
ひう、と震えて。]

か、かわいく、ないです。
いや、はずかし、い。

[胸の先端を弄られたら、涙が滲む。
じんわりとした快感が生まれる。
そこへの口付けに言葉だけの僅かな抵抗をしつつ、――でも身体は素直に、更に熱さを増した。
連動するように、内部は蜜で潤う。

シーツを掴んでいた手を彷徨わせる。
少しだけ手を繋ぎたいなと、思ってしまって。*]


[他の参加者達が近くにいないのはわかる。
別に一緒の場所で楽しんだって構わないし、そっちの方が楽しい気もするけど、そこはそれ。

手を引き、社務所に縁側の廊下から上がり込んですぐの部屋に上がり込む。
広い社務所でなし、優と恵瑠のいる場所からそんなに離れてもいない。
お互い声が聞こえてしまうかもしれない場所。

そこに二人して入れば、灯りの微かにちらほら灯る夜の境内が部屋の中から見える]

座って。
…早希ちゃん、キスはしたことある?
そういうの初めてとか、気にする方かしら。

[二人して畳の部屋に座り、後ろから包み込むように抱き締める。
軽く胸を押し当てながら、回した両腕で早希の胸の膨らみに触れ、耳元で囁いた*]


[可愛いと言われて一層際立つ赤色、普段心の中で否定している言葉を真正面から受け止められるほど慣れてなく処理の出来ない感情は熱気に変わってのぼせあがるばかり]

え……!?あ、うん……

[どこでもと言われたときに驚いて声をあげたものの移動し始めてすぐに口は閉じる。
今夜は誰も来ないから、そういう問題ではないのだからルリ姉の開放的な性格にもびっくりするが、もっと驚いたのは部屋についてからだ]



(め、メルの声……なの?)

[そういう日とは言え、さすがに他の子が喘ぐ声を直接耳にするのでは受ける衝撃も違う。ましてや知ってる昔の友達で完全に向こうは男女の本番なんだから…]

あ……うぁ……

[怖い、行為もそうだけど、そんな声を上げて自分も聞かれてしまうかもしれないそんな羞恥の恐怖まで胸を締め付け始める。
後戻りなんてあるわけなく、笑って誤魔化して終わるような遊びでもなく、畳の上で正座し、抱きしめられルリ姉の胸の感触、そして自身の胸を包む手の感触に緊張は高まって息を乱す。]

キ……キスは……大丈夫……です。
でも子供のキスくらいしか……

[耳元で囁かれ汗が滲み出るほどの緊張で裏返る声、ガチガチに身体は硬まっていく。*]


あら。声、ちょっと漏れてきちゃってるね。

[優と恵瑠の声が時折聞こえてくる。
あちらは完全に男女の交わりだからか、漏れ聞こえてくる声も艶めいたもので、恵瑠の声にも恥じらいの中に微かな色香が混じる]

この分だと、早希ちゃんの声も聞こえちゃうかもね。
後で見に行ってみるのも悪くないけど…
ううん、今はこっちに集中しましょうか。

[早希が漏らす声は甘いものでなく緊張に強ばったもの。後ろから包み込み、軽く肩を揉んでみる]


大丈夫。みんな最初は緊張するものだから。
ゆっくり息を吐いて。吸って…
うん、そうよ。

[落ち着かせるように後ろから優しく抱き締めながら、耳元で優しくささやき、服の上から体の線をなぞる]

子供のキスなら、したことある?
そっか。大人のキスがどんなのかは知ってるのかな。
そうね、目、閉じて…

[横から顔をのぞかせたまま、早希に顔を寄せてぴちゃりと音を立て、唇を合わせる。
唇の間から舌を分け入らせて唇や、その奥の歯に触れる]

ん。力抜いて、軽く口開けて…これは、初めて?

[舌先で咥内をつつきながら、包み込む両手で早希の両の膨らみを包み込む。
大きさを確かめながら、掬い上げるように指先で軽く押し、愛でるように撫でていく*]


え……?
そんなの……はずかしいよ…
絶対だめ…………

[ルリ姉の一言で余計羞恥を感じて声が漏れないように口を手で塞いで今から身構える。
聞かれるのも恥ずかしいが見に行くとはどういう心持ちなのだろう。見て愉しむような嗜好でもあるのか何にせよその発想に見られるのも見るのもついていけない私はただ不安しかないため忘れることにする。

ルリ姉は気構えてガチガチになっているそんな私を気遣ってか、肩を揉んでくれるけれど堪えようとしてた矢先の解されに驚く身体が跳ねてしまう逆効果。]

ひゃっ……っ……やぁ………

[ゾクリと身体のラインに沿ってなぞりだすもどかしい感触に、翻弄される身体が小刻みに震えていく。]



ヒィーひぃ……スゥ……ハァー……スゥー……
スゥーーぅハーーーー

[初の緊張と過度に委ねきってるせいか、ルリ姉からの指示に何も考えずに従う私は、もどかしい感触から落ち着くために過呼吸気味に深呼吸を繰り返す。
優しく抱かれ耳元からずっと囁く甘い絶対の声、抑えていた口の手を外し、目をきつく閉じながらルリ姉の言う大人のキスを待つ]

んんっ―――! 
……ふぇ…………ふぇぇ………

[信じられないくらい熱くなる身体、脳裏にまで届きそうなほど骨を通じて口内を弄る音が響き溶かされていく強い催淫。言われるままに力を抜き口を開くけれど、うまく返事を返せなくて情けない声で『はい』のつもり*]


そっか。ごめんごめん。
最初からそれは刺激が強すぎよね。

[確かに自分の感覚が少し特殊なのだろう。
自分だって最初にそう言われたら抵抗を覚えたかもしれない、と思い軽く謝りながらも、愛撫はやめない。]

でも、声はそんなに抑えなくても大丈夫。
早希ちゃんの声、とってもかわいいよ。

[緊張に小刻みに震えながら弱々しく声を漏らす彼女は、男の子顔負けの昔とは随分印象が違って見える。
そのギャップに心くすぐられながら、過呼吸気味の早希の唇をふさぎ、
ぴちゃり、ぴちゃりと水音を響かせる]

ん…早希ちゃん、よく言えました。

[素直に口を開いてくれるのに気を良くして、開いた歯の間から舌を差し入れ、もつれ合わせる。深く深く分け入りながら、体は離れないように優しくしっかり抱き締めて]


ん、ふっ…はあ。
可愛いよ、早希ちゃん。今のあなた、すっごくかわいい。
もっともっと可愛くなっちゃおう?
気持ちいいところ、あったら教えてね?

[そっと服をたくしあげ、両手で包み込んだ胸をさらしていく。
下着はつけているだろうか。
ぴちゃりと唇を重ね、時々首筋にキスして、また唇同士。
首から上をキスでとろかしながら、下は両手で触れていく。
脇腹をなぞって、おへそをくすぐり、太ももに指を這わせる。

さらには胸の下半分の膨らみを指で何度ももみこんで、]

えい。

[胸の頂を指先でぴん、と軽く弾いた*]


ほ、ほんと、に……?
あ、む…
やっぱり可愛いなんて……無理ぃ……

[そんなに抑えなくても大丈夫なんて言うから少しだけ安心しかけていたのにその理由が可愛いからでは何にも解決になっていない。キスの味に翻弄されながら泣きそうな声で抗議し弄られてる胸からの刺激で息を荒げていく。
悲しいことにキャンプのつもりで身につけている下着はあまり可愛くもないスポーツブラだけど、それがさらに自分のガキっぽさを表すダサさみたいで恥ずかしい。
たくしあげられ晒す二重の恥ずかしさにうっすらと目尻から涙が滲む。]


か、かわいいとか……言わないで……
それ言われると…変な気持ちになるの……

[心を擽られるような言葉を何度も何度も間近で言われ続けてどんどん蕩かされていく心と身体、下半身がジャージなだけにすぐに見られることは無いとは思うものの、キスと言葉だけで濡れてしまってる下半身は範囲を広げてきた愛撫に刺激されてとんでもない状態と言えるほど濡れている。]


ひ、きゃ……あ!

[免疫はおろか耐性も無い未熟な身体では首筋へのキスすら堪えるのにいっぱいいっぱいで、晒された乳首への指弾きになんて到底堪えられるわけもなく情けない声を漏らしてしまう、そんな自分の声で羞恥に苛まれるのは自爆と言うより他はなく、隠すように急いで顔を覆った**]


無理?無理じゃないわ、大丈夫。
うん、あっちだってきっと二人だけの世界に入ってて、気にしてないんじゃないかな。多分。

[想像以上に恥ずかしがりの様子に、あまり不安がらせてもいけないな、と諭し語り掛ける。
それでも抗議めいた泣き声は可愛いから、スポーツブラの上から指先で発育途中の胸をすくい上げ、指を沈めて揉みこんで。
もちろんキスも忘れず、時間を掛けて舌先と指先で解きほぐしていく]

かわいいって言われるの苦手?
…んー…それはダメ。だってかわいいのはホントだものね。
かわいいわよ、早希ちゃん。あなたみたいなかわいい子、そうそういないと思うもの。
早希ちゃんと付き合える子はきっと、すっごく幸せだと思うな。

[ジャージのズボンの中には触れず、下は太腿を撫ぜていくぐらい。
それでも彼女が感じている事は分かるから、ゆっくりとほぐしていって、乳首に直に触れて上がる嬌声にうっとりとした]


ん……もう。かわいい声、たまんない…
私が同じくらいの男の子だったら今の、絶対我慢できなかったわよ。
ここ、そんな気持ちよかった?
早希ちゃんが大人になる頃には、もっとこのおっぱいも大きくなって、感じるようになるのかしらね…

[羞恥に顔を隠すのもあまり気にせず、スポーツブラをたくしあげて露わな両方の蕾を指で押し込んだり、くりくりと摘み上げたり。時には唇をつけて吸い上げたりもして、思うままに無垢な乳房を弄ばせてもらう。]

ね…結構感じてくれてるのよね。
早希ちゃんの大事なこっちも…私、触ってもいいかな?

[さんざん乳房を弄んでから、ようやく股の間に手を伸ばす。
ジャージの上から軽く触れて撫でながら、それでも本格的に触れるのは、あくまでも早希が許可を出すまでは待つつもり。**]


― 社務所・寝室のひとつ ―-

――ああ、入ったぞ。

[掠れた吐息、尋ねる声
 宵越しの夜、初体験の相手を務めるのは初めてのことではない。同じ問いを向けられたこともあっただろうが、その折の記憶は今浮かんでくるものではなかった。
 時おり脚が震えてはそのたび、彼女の胎内は優のものを強く締めてくる。
 うっすらと涙の膜が被さったような瞳。
 精一杯に受け入れようとしてくれているのだと感じとり、身体の芯に快感が沸き起こった。]

恵瑠のなか。俺のをきつう締めてきとる。
まだまだ、慣れるには時間も掛かるで。

[恵瑠に口づけていくうち、剛直を締め付けた肉襞がすこしずつ柔らかく、抱き包むような感触に変わっていった。
雄に貫かれたまま小さく悶える様は、初めてだというのにひどく色気を感じさせて、胎内にある雄をぐぐ、と怒張させていった。]



……ん?
はは。可愛くないことなぞ、無いぞ?

[何より、そうして恥ずかしがる様が可愛らしい。
 そこまでは言わずに背中を丸めるようにして、ふくらみの先端にある果実を口に含んだ。舌先でころころ、転がすようにして舐ぶり、弄っては反対側の頂きを責めていく。]

やが、恵瑠も、少しは話せるくらい、
落ち着いてきたか。

[口を離して彼女を見上げると、その瞳には潤んだ様子が宿っていた。とはいえ、それが苦痛や辛さから出たものでないとも確かに伝わった。肌越しにじわりと熱く届く体温、身動きするたび雄肉に伝わる胎内の滑り。]

ちょっとずつ、動いていこうか。
恵瑠のが俺のに馴染んでいけるように。

[そう言って、腰を浮かせようとする。
 ふと彼女の肘の先、先まではシーツを掴んでいたその手に視線が届いた。]


[ まず掴んだのは恵瑠の右手だった。
 そうしてから彼女の目を見て、空の左手へ視線を移す。
 無論そちらへも、優は手を伸ばして。]

……捕まえた。

[ 繋ぎ合わせた手と手、指を一本ずつ交互に絡ませる。
 これで良いか?と尋ねるように微笑して、握り締めた。]

両方とも繋ぐと、
抱きしめてやれんが――

[ 優は少女の両手をぎゅっと布団に押しつける。
 恵瑠が動かそうとしてもびくともしない程に加えた力は、そこに手と腕を縫い留めるようにさせてしまう。
 くすりと笑んだ優の表情に、少し悪いものが混じった。]



初めての子が相手、というのに。
押さえつけて、してしまう、というのも。
好みと言えば好みやき。

[もぞり、一度ゆっくりと腰を抜いていき、
 またゆっくりと膣肉の奥まで挿入していった。
 目を細めて、どのような反応か確かめるようにしつつ。

 決して激しい動きではなく、だががっちりと恵瑠の両手を捕らえたまま。抵抗は出来ない、だが、無理に嬲る気持ちもない、と伝えるかのように。]

恵瑠が怖い気ぃ、するなら。
こういうのは止めておくが。

恵瑠の中に入ってる、俺のもの。
さっきより大きくなっとるの、分かるか?

[耳元に唇を寄せて、囁いた。それまでの優しい響きとは異なる、荒っぽい熱情を潜めた男の声で。]


 恵瑠のことを、犯してやりたい。

 そう思って、大きく、感じ易く、なっとるん。

[ 舌を僅かに出して彼女の耳朶をちろりと舐める。
 破瓜から間もない胎内では、一番奥の肉壁を
 剛直の先端がぐりっ、と押す。返事を求めるように。]*


[手を繋ぐということ。

それは自分にとって、幼い頃から、相手と心が通じ合えるように感じる、特別な触れ合いの方法だった。
父や母は勿論、村のお兄さんお姉さんや、仲良しの友達と――渡を引っ張り回すときや、早希には引きずられつつ頑張って追いつこうとするとき。
手から伝わる温もりが何より嬉しかった。

行為の途中に願うには、場違いでもあったかもしれない。
すでに深い場所で繋がりあっているのだから。
でも、未知の行為はやはり不安で、柔らかく微笑んでくれる優に、安堵感を求めていたのだと思う。


心の片隅に生まれている想い。

『優さんが、私のお兄さんなら良かったのに。』

おかしな話だ。
そうであれば、こんな風に抱き合っているはずはなく。
状況からして倒錯的な願いですらある。

自嘲し、打ち消そうとして――それから、]


[正直まだ苦しいけれど。
破瓜の衝撃は、優が待ってくれたおかげで落ち着き、息も整い始めていた。]

――ぁ、

[そうして、まず右手が繋がれる。
気持ちが伝わったのかと驚いていれば、目が合って、その間に左手の指も絡み合う。
ふわ、と心が温かくなった。

やっぱり理想のお兄さんみたいなひとだなって――。

改めて感じて。
抱きしめられることまでは望まないから、少しの間だけこうしていて欲しいと、言葉にしようとして。

ぱちりと目を瞬かせる。]



え、あ、

[優の笑みに浮かんだ感情。
それは、悪いことを考えてるみたいな。
初めての彼の色に気付いて。

ひそやかに動揺してから、手に込められた力に気付く。
まるでシーツに縫い止められたよう。
捕まえた、その言葉の通りに。

心臓がひとつ、跳ねた気がした。]


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