人狼議事


20 Junky in the Paradise

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[知らなかった女の身体の味を教えられて、
 貪ることを恐れる臆病な性質は、けれど、
 白く上質なやわらかい女の身体を与えられたことで、
 欲しがる事を赦されたように──錯覚したのだろう。]


 う、うん。
 マーゴに、も…貰って…ほ、欲しい、な

[花よりも、服や鞄。そういうものの方が、
 贈ったときに喜んでくれるように感じれば、
 そう学習をして
 次はより彼女が喜ぶものを、と貢物を買い漁れば
 そのうちに財布も空になる。]


[それでも。

 そのうちに、財産や学業や自分の身を崩し出しても、
 己の払った代償が、彼女を繋ぎとめてくれる、と、

 そう信じていられる間は、
 男は、きっと、とても幸せそうだった。]


[幾度目の誘いか、白くやわらかな肌に顔を埋めて]


 ── あ、愛してる。
 
[欲しいものは教えれば覚えるけれど
 自分の欲ばかりに曇る目は、
 彼女が──嫌がることには鈍感で
 同じ想いをのせた言葉が返らない意味に気づかない。]

 マーゴ。

 き きみに、
 わた …渡したいものがあるんだ。

[だから。]


[個人的に会いたいと誘いをかけて、
 その日。

 男が懐に忍ばせていたのは、
 オーダーメイドの、揃いの指輪。

 贈り物の服を着てきた彼女が、
 いつもどおりに口を開いて]


 …う、え。

[彼女を繋ぎとめてくれると信じていた贈り物を着て、
 別れの言葉にぽかんと間抜け面を晒すことになる。]


["どうして"、"なぜ?"──"わからない。"と、

 その顔にわかりやすく書いて]


[そうして、
 今日こそ受け取ってもらおう、と
 意気揚々と取り出した、

 小さな箱だけが、

 ──急落下した心地の *男の掌の上に、取り残される*。]


双生児 ホリーは、メモを貼った。

2010/07/07(Wed) 23時頃


[ こっちに ]

   [ 堕ちて ]

       [ おいでよ ]


[良識ある女中が快楽に堕ちて

 屋敷の良識が壊れてしまえば、

 罪悪感を刺激されることも無く楽になれる]

 こわ…こわし、
 … 壊し、ちゃえば



 ほ 他の、もの、
 ものが

 … な なけ、れば……。

[繰り返し繰り返し繰り返して、繰り返すたびに視野の端から黒く塗りつぶされて──見えるものが、狭まっていく。]




[ 見たいものしか、残らない。 ]


【人】 双生児 ホリー

ふ、

[耳の中を犯す濡れた感触と音に、吐息と共に漏れた声は短く、しかし確かに甘いものだった。頬から首筋までをなぞられる間、体は何かを抑え込むように強張って。胸の先端に触れられれば、ぴくりと眉を寄せ、ああ、と封じ切れなかった快楽の欠片を漏らした]

……、

[拭われた、体液の残滓と匂いが残る唇に指先で触れながら、席を立つマーゴの姿を見た。一瞬だけ。ほんの一瞬だけ、手を伸ばしたいような衝動に駆られて――首を振る。床を手で押しやるように立ち上がる。ゆらめく体。立った拍子に、くちゅり、という僅かな水音が己の其処からしたのを感じた]

(181) 2010/07/08(Thu) 00時頃

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