人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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[そして、項垂れて空笑いをする段になると、
 再び首を傾げるのだった。
 今度は、彼の言う事の方が解らなかった。

 相変わらず、現象と反応の間に独特の間隙が挟まる。

 おもむろに立ち上がると、背中がずきりとする。
 直円の傍にも近付き、真弓にしたと同じように
 手に手を添えて、色なく静かに笑んだ。

 その宥め方は、今ここにいない少女のために覚えたものだ。]


[ 直円の言葉は、
なんだか少し寂しそうに聞こえた。
先のことや、わからないことばかり考えて、
つい喜べないなんて、言ってしまったけれど]

ちゃんと、みんなには直君も入ってるよ。

[今、ここにいる皆のことは心配してないみたいな言い方に聞こえたのかもしれない、と、しっかりと念を押していった]


[>>:46 声が、重なる。
その響きの先が確かに聞こえて、口唇を噛む。

理衣はもう先へ行ってしまったのだろう。
この部屋で待ってる、なんて少しも肯定してないのに。
思い出すのは「女の子だから」という言葉に感じる寂しい気持ちだ。

戻る部屋の扉をよく見てから、歩き出す。
多分厨房へ向かえばよいのだろうけれど]

……、……あの、

[じっとこちらを見やる、眼差し。
吸血鬼のような怖ろしさは感じなかったから、
おそるおそる声をかけて、場所を尋ねようとした]


[マユミが自分をおいかけていることは知らない。
慎重にあるいていたからか、まだ部屋からそう遠くない所にはいる
静か過ぎるから、更に緊張の度合いが増してくる。
そしてその糸が最高に張り詰められた頃

肩を急につかまれた]

……え?

[それは吸血鬼たちが「家畜」と呼ぶ者たちだ。
何か血走ったような目で]


……明之進くん。

[直円自身がネガティブな方なので、独特の感覚の間に
臆病風にでも吹かれていたのだろう。]

僕が読書会に参加する前は、一緒に遊んでたのにね。
ああ、マユミくんの言う通りだったのやもしれない。
明之進くん、僕はやっぱり頼りないかい?

[重ねた手を強く握り返し、もう直接尋ねた。]


サミュエルは、>>122から、頭を出すとキャロの姿を眺め、でも、声は出せない。

2014/02/08(Sat) 19時頃


[声を掛けられた家畜は大袈裟に身体を震わせて
少女を見つめて頭を下げる。
既に始祖のお気に入りの話は伝わっていた]

は、はい…何でしょう……私に何かご用でしょうか…。

[子供相手に怯えた様子を隠しもしない]


【人】 死ね死ね団 サミュエル

― 養成所自室 ―

[同室のキャロが自身の手を見つめている。
 それを少し眺めてから、窓をみる。
 空はあの夜とは違い、穏やかだ。

 火に、鮮血、そして、黒羽の少女。
 ホリーとマユミは最後、なにを話していたか?
 そして、気を失いかけた時、聞こえたような気がするリーの声。>>101

 それらは、朦朧とする意識の中できいていて、
 もう、現実か夢かもよく、わからない]

(180) 2014/02/08(Sat) 19時頃

[感覚的な怖ろしさはない、
多分自分たちよりも、少し年嵩の女性だろう。
とはいえ、得体の知れぬ城の中だ、緊張は滲む]

あの……、
水がほしくて、厨房はどちらかご存知ありませんか?
兄弟が熱を出して、それで……。

[問いかけに応えは無い、ただ近づけばわかった。
覆われた首筋、精気のない眼差し、少しふらつくような足取り。
眉根を寄せた、この人は吸血鬼に血を差し出している人だ。

“家畜”という言葉の意味を知る]


【人】 死ね死ね団 サミュエル





[ただ、確かなことがある。
 吸血鬼を、

 あのホリー・ニルヴァーナを孤児院に連れていってしまったのは、自分だ]



  

(181) 2014/02/08(Sat) 19時頃

[手が強く握り返される。

 彼の中で曖昧なままにしておけなくなった問いに、
 いくつか瞬きをして、眼鏡の目を見上げた。]

 ……ううん。

[直円の掌は、広くてしっかりとしている。]


死ね死ね団 サミュエルは、メモを貼った。

2014/02/08(Sat) 19時頃


[女には手を出すなと厳命が下っていた。
雛は殺すなと命令が下っていた。

自分と同じ人間で。
自分より遥かに子供で。
自分より薄汚れた存在なのに。

始祖のお気に入りの肩を掴んだ家畜の瞳は
酷くぎらついていた]

お前、どんな方法で化け物に取り入ったんだ。


あ、……、

[ 少し遅れて返事があった。
どうしてか深く頭など下げられて、酷く困惑する。
しかもなんだか早口で、怯えているらしかった]


み、水でございますか……。

[『水』と言う単語に瞳は定まらず、右往左往するが。
意を決したように、首に巻いたスカーフをするりと外す]

どうかどうか…ほんの少しだけ…ほんの少しだけにして下さい…お願いしますお願いしますお願いします。

[ガタガタと震え、何かを乞いながらそれでも首筋を差し出す姿。
よく調教された家畜にとって、喉を潤す水とは他ならぬ
家畜自身の血液しかなかった]


【人】 死ね死ね団 サミュエル

[ベッドの横の物入れの上、
 綺麗に折りたたまれているのは、>>115マユミのスカーフだ。
 発見されたとき、手に巻いてあったという。

 今、その右手は身体に密着するように折り曲げられ、身体は縛られている。
 他に受けた傷は腹。その奥から沸き上がってくる鈍い痛みは、残念ながら、痛み止めを飲んでいないと耐え切れない。

 子どもであるから、治りは早いなどと言われてみても、
 それよりも、救出されなかった面々を考えると、また目が熱くなってきた。

 そう、聞かずとも、マユミとリーがいない、こと、
 感じていたから]

(184) 2014/02/08(Sat) 19時頃

そう……か…。

[明之進の答えに、眼鏡の奥の瞳がやや綻んだ。
軽く彼の頭を撫でてやった。]

今は油断はならぬまでも、事態が逼迫しているということは
ないやもしれん。事実、僕らの待遇は不当に良きものだ。
明之進くん、熱があるのであれば、障ることもあろう。
ゆるりとご自愛なされよ。

………あぁ。
どうも僕たちは悪くはされていないようだよ。
安心はできないけど、熱があるなら少し休んでいるくらいなら
大丈夫……のような気がするよ。

[ふ、と口の端も綻ばせながら言い直した。]


【人】 死ね死ね団 サミュエル

[安吾には、もしくは、あの時いたジャニスにはこう言っただろう]

 ――……ホリー・ニルヴァーナ
 それが、おでの標的です。

[吸血鬼の名前、
 それが非常に強い純潔の吸血鬼であること、まだ知らない。
 けれど、ホリーをみつければ、

 きっと、孤児院のいなくなった面子は、みつかると、思ったから]

 ――……あいつを、おでは倒します。

[きっぱりと言い放つ。
 そう、そのためなら、

 なんでも、するのだと……*]

(187) 2014/02/08(Sat) 19時頃

え……ぁ……

[「取り入った」という言葉にとっさに返せず、
暫くは口を魚のようにぱくぱくさせるのみ。
やっと我に返って、つかまれた手から逃げるように体をひねり]

取り入ったって…どういう……ってか、はなせよ!
約束だっていってだけだろ!


[瞳の様子が緩んだのを見て取ると、
 頭を撫でられるのをおとなしく受け入れる。

 続く話に一度は首を傾げたものの、
 言い直された二度目に、こくりと頷いた。]

 うん……

[再び、そっと寝台に座る。
 熱い手で巾着と手鏡を包み持って目を閉じた。
 これで休んでいるつもりなのだ。
 横になると背中が痛む気がしていた]


[思えば、最近では「わかりやすく語ってやる」という作業自体
していなかった気もする。少し衒学的に過ぎたきらいがある。]

お兄さんたちに任せたまえよ。
(……処遇に関して、交渉の余地はありやなしや。)

[顎に手を当てて考え込む。]


― 始祖の城 ―

……ぁ、…おはよ――、

[僕は目を開けて最初に見えた誰かに挨拶をする。
だって起きたんだから挨拶しないと。おはようって。


――あれ、そもそも僕、いつ眠ったんだっけ。
眠ったならみんなにおやすみって挨拶したしされたはずなのに、
誰かの泣き叫んでるみたいな声だけがかすかに耳に残っていて]




あ、………っ!

[慌ててぎゅっと目を閉じて手で目隠しまでしたのに、
目の前に次々と怖かった光景が映し出される。

皆と一緒に逃げるつもりだったのに、逃げられなかった僕が味わった光景。

あれは遊びなんかじゃなかった。遊びなんかじゃ……
涼にーさんにも明にーさんにも、アヤにも。

遊びじゃなくって本気でああ言われるなんて思いもしなかったのに]


約束? 化け物相手に? 
自分達だけ上手い事取り入りやがって。

どうせ誰か仲間でも差し出したんだろう。
俺の命だけは助けて下さいって。

卑怯者が!! 恥を知れ!

[まるで家畜自身の体験の様に決めつけ、罵る家畜は
既に正気を半分失いかけていたのかもしれない]

ただのガキの癖に!

[誰の気配も感じなくても監視の目は付いている。
命の危機があれば吸血鬼達は動くだろうが、それまでは
自分達も感じている苛立ちをぶつける様に。

雛が逃げ出せば家畜が追うのは止めるだろうが、
それまでは好奇の目で家畜と雛を見ているだろう*]


【人】 死ね死ね団 サミュエル

― 孤児院でのはなし ―

[サミュエルが孤児院に入ったのは、いわゆる浮浪児狩り対策を国がうったときの話だ。
 減る人口、そして、子どもは吸血鬼にとっても好物である。

 だから、子ども対策に乗り出し、いわゆる浮浪児や、犯罪を犯す子どももきちんと矯正しようというものである。

 もちろん、これは素晴らしい政策だともてはやされたが、実際、浮浪児の中で広まった噂は、何かしらの実験台にさせられるぞ、というものだった。

 それが嘘か否か、ともかく、捕まったあと、孤児院に入れられたが、そこでの生活は非常に人間的なもので、
 サミュエル自身、その穏やかさに最初は呆然としたものだ。

 やがて、希望をいえば小さな畑をすることも許された。
 そこで、野菜をほそぼそと作り始めると、他の子も寄ってきた。
 話をするのは、やはり身の上話が多くなる。

 びっくりしたのは、大半の子の悲惨な過去で、
 サミュエルは、思う。ここで、自分はとても幸せなほうなのだと]

(194) 2014/02/08(Sat) 19時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

[なぜなら、他の子と違い、サミュエルには、確かに幸せな家族の記憶があったからだ。
 畑で野菜を作っていた両親の記憶があった。

 それが、付火で家がなくなり、親も死に、
 残ったサミュエルを誰も引き取りたがらないとき、
 誰の世話にもならないと、ひとり、この帝都にきた。

 自然と裏の町の浮浪児の中に入り込み、盗みのグループに入ったのは、その足が認められたせいでもある。
 リーと会った時、最初は訝しそうにこちらはみたのに、リーはにやにや笑っていたように見えた。

 最初は言葉の訛りがとれないから、あまり人と喋りたくはなかったけれど、
 段々そんなこと構わなくなってきたのは、
 確かに、友達ができたからだと思う]

(197) 2014/02/08(Sat) 19時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル


『いいがら、野菜をぐえ』

[口癖のようにそういうのは、
 おそらくは、自身の記憶もあったかもしれない。
 何度口すっぱくいっても食べないリーに呆れながらも、
 食事当番の時には、なんとか食べれるようにできないものかと、そんなことを考えるくらいに、

 サミュエルはあっというまに、この生活に慣れていった。

 周がきた時も、思うことは変わらない。
 やさぐれてみえる周だが、その実、小さな子からしたわれているのもみれば、最初はびっくりしたが、
 それが彼なのだな、と思って、接してきた。


 ちなみに密かに周が企んでいたらしい襲撃事件は、知らないままだ]

(198) 2014/02/08(Sat) 20時頃

[任せたまえ、と告げる声は頼もしく思えた。
 それを信じて、じっとして体を休める。]

[次に目を覚ましたのはリカルダだった。
 珍しく(自分なりに)ぱっと顔を上げてそちらを見る。
 彼女について、最後に見たのは背後に迫る危機だったから]

 リッキィ……大丈夫?

[急いだつもりで、彼女のベッドに行こうとした]


死ね死ね団 サミュエルは、メモを貼った。

2014/02/08(Sat) 20時頃


卑怯って…ちが…

[自分だけ。その言葉にはっとする。
自分は連れて行ってくれと言ったのだ。
自分は殺されないとどこか思っていて、
他の子供たちの生死間で考えられなかったのも事実で]

……そんなこと、ないし。
俺、友達を…助けたくて…

[腕を引き離そうとつかみ返したけれど、
その言葉にうなだれるだけ
さげすまれるような目に、我慢していた悔し涙が滲んだ・けれど]

じゃー、そのガキに何しようってのさ、
いい大人のくせに。
悔しかったらアンタも取り入ったらいいじゃんか。


[始祖の前を塞ぐ者はいない。
その横に並ぶ者も。
僅かに下がって付いて来るのはホリーくらいだった。
自然に生まれた暗黙のそれは力の差でもあった]

年齢も手ごろだ。
戦士として育ててもいいだろう。
彼らの手で、嘗て彼らを助けようとした守護部隊の
息の根を止めさせるのも面白そうだ。

[その守護部隊に雛達の生き残りが1羽でも混じっていれば
もっと楽しいのだが、と付け足したが。
それが現実になると知るのはもう少し先]


ハッ、化け物のお気に入りとやらのおともだちかよ。
そのおともだちを助ける為に誰を売ったんだ!?

親か?教師か?嫌いな奴か?

[子供相手にムキになっている事を突かれて更に逆上する]

俺はな! 俺達人間はな! 
てめえみたいな悪魔とは違うんだよ!!

[怒りに任せ、家畜は首を締めようと手を伸ばした]


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注目:サミュエル 解除する

処刑者 (8人)

サミュエル
19回 (8d) 注目

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