3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[ほしい。
ほしい。 ほしいの? ほしいの。
わからない。――混濁する。
ほしかったのは、
なんだったか]
――ばか、げ て る
[悪態は 小さく、むなしく響く。]
…… うる さいよ。
[悪態を、自分に向けてだと勘違いをした。]
――、…
[声が]
…、は…、……――
[小さく、自嘲じみて 笑った。]
…… ん。
[自嘲の笑みに、窘める様な口振りに。短い声の後。]
――
[意識が揺れて。
暫く、してから。]
…… そう だね?
[ほんの幽かに笑った。]**
―途切れる直前の返答―
あとは……飼育小屋で見かけたフィリップ君とか、
アトラナート先生とかも残ってたら居ると思う。
バーナバスさんも。
[思い返して一通り校内に居るであろう人物を伝え、]
……落ち着いたら、私も職員室に戻るよ。
うん、そっちも気をつけて。
[何も聞かずに居てくれた事に感謝してそう言った。
毎日見ていた笑顔が浮かび、自然と心も落ち着いて]
……それから、
用事が無い限り教室には近寄らない方が良いと思う。
生きてるけど死んでるのが、居た。
[言葉に出すと上手く説明が出来ず、口篭る。]
教室は、安全じゃなさそうだよ。
[もう、あそこは一年を過ごした所ではなかった。]
――…
なか、 よく?
……嗚呼。
[虚ろな声。]
――のど
かわ、 い た。
[意味が、捩れて聞こえる。]
――ぁ、
…… なに。
飲むって、…… な、に…を?
[くらくらとする。]
今、
流れてる。
[くらくらする]
たくさん、出てる。
飲む…か?
はは っはは はは…
だったら
あげたのに……
[――…鈍い青から流れでてゆく、命の感触を覚えている]
流れ、…て?
――怪我、…――なに、して。
[あげたのに――甘く響く言葉。
駄目だ、と 唇を噛むような気配]
おかしく、なりたく、 …っ…な、い…
ああ
あああ
聴こえてるのか
ほしい
いや、いらな――ッ
……バーナバスさんを見たら、気をつけて。
[騒動がここから届いているかはわからなかった、
だから掻い摘んで今あった事を伝える]
最後に元に戻ってくれたみたいだけど、
次もそうとは限らない。
皆にも、言っておいてくれないかな。
―ー、ッ …
[ああ。ああ――と繰り返される声が 耳を侵す]
何、謂って… る?
あげるのに だいじょうぶ
きっと みんな
わけてくれるよ?
はは
わけてやる よ
床にのますより いい だろ
はは へへ はは へへ
あ。
[それは闇からの誘いだ。]
――……、咽喉
かわい、…た、
――…、っ
[だいじょうぶなのか、わけてもらえるのか、のみたい、のどがかわいた、あかいいろ、ほしい、ほしい、いしきのなかがぬりつぶされそうになる]
文芸部 ケイトは、マネージャー ピッパの背後で
2010/02/27(Sat) 11時半頃
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kate is dead
(@15) 2010/02/27(Sat) 11時半頃
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文芸部 ケイトは、静かに囁いた
2010/02/27(Sat) 11時半頃
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クスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクス
(@16) 2010/02/27(Sat) 11時半頃
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文芸部 ケイトは、マネージャー ピッパの背後で哂い始める
2010/02/27(Sat) 11時半頃
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そう、
あたしは ケイトよ。
(@17) 2010/02/27(Sat) 12時頃
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