人狼議事


270 食人村忌譚

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[物問う視線はやはり彼が人間の証。
だが此処で長々と話すものでもないし、考える力も充分養われているはず]

お ん な。

[解を求めるような眼差しに、人差し指は唇から去って行った娘の音がする方へ。

女を間引けば仔は産まれぬ。
解まで辿り着けたら。

褒めてやろうか、それとも手を取ろうか。
距離を縮めず愉しげに目だけが細くなる**]


【人】 巫女 ゆり

―― 神社 / 朝食の席にて>>156 ――

[命をいただく。骨の髄まで。

薄らと湯気を立てるご飯と、頬肉の味噌汁。
先月亡くなり、塩漬けにしていた氏子の肉だ。

志乃とも親交のあった壮年の男ではあったが、
私がそれを彼女に告げることはない。

何度も“お清め”で私の胎に精を吐き出した男が、
今は私の腹に収まろうとしている。
これほどめでたいことがあるだろうか]


 何か変わったこと、ね。
 私は相変わらずよ。


[私は困ったように笑うことしかできない]

(185) 2017/11/24(Fri) 19時半頃

【人】 巫女 ゆり

[姉さんは帰ってこない。
男女を問わず村人たちと日々交わり、
その心と体を慰める毎日。
取り立て話すようなことはない。

沈黙が気まずくなった私は、
矛先を志乃に変えることにしたのだった]


 ……で。
 志乃はミナカタさんの子はもう孕んだの?


[ミナカタのところに
志乃が度々出入りしているのは聞いていた。
“そういう間柄”と邪推する気持ちが半分、
旧友をからかう気持ちが半分**]

(186) 2017/11/24(Fri) 19時半頃

【人】 巫女 ゆり

[>>194咳き込む志乃の反応があまりにも可愛らしくて
私は思わず食事の手を止めて、微笑むのだった]


 あらあら。
 志乃はまだお子さまなのですね。


[旧友をおちょくる姿は、
尊敬を集める巫女の欠片もない。
おかわりはいりますか、と志乃の膳を受け取る。
誰かと食事を共にするのは久しぶりだ。
だから私は、胸の内に過った疑問に蓋をする]

(196) 2017/11/24(Fri) 21時頃

【人】 巫女 ゆり

[志乃の答えを聞いて、安堵したのはなぜだろう]

(197) 2017/11/24(Fri) 21時頃

【人】 巫女 ゆり

[考えてはいけない。私は巫女なのだから]


 どんなことを、考えている。ね。


[首を振って志乃との会話に集中する。
思い出すのは、先日のミナカタとのまぐわいであった。
そっと胎をひと撫でする。
子種を注がれる熱い感覚が、鮮やかによみがえる]


 誰かに必要とされて嬉しい、かな。
 村人のみんなが、私の“お清め”を望んで
 夜な夜な神社を訪れるの。

 私がこの身をささげることで、
 誰かの悦びにつながる。

 それに勝る幸せはないわ。

(198) 2017/11/24(Fri) 21時頃

【人】 巫女 ゆり

[巫女としての模範解答を述べてから、少し間をおいて]

 
 巫女としての勤めもあるけれど、
 私は誰かと“ひとつになる”瞬間がとても幸せなの。
 自分はひとりじゃない、と感じられる。
 

[そうして志乃の言葉に、少し口を尖らせて>>195]


 あらあら、子孫繁栄を司る巫女からすれば
 聞き捨てならない台詞ですね。


[冗談めかして言ってから、頬を緩めた]

(199) 2017/11/24(Fri) 21時頃

【人】 巫女 ゆり



 例えば……そうね。
 志乃に分かりやすく言うと。

 自分を求めてくれる男性に抱かれて
 子を為すことができたら、女として幸せでしょう?

 きっとそういう単純な話よ、これは。


[孕み子を産む自分を想像する。
昨日のミナカタとの行為で私が孕めば、
きっと焦茶色の髪を持つ可愛らしい子が生まれるのだろう。

――頭に浮かぶのはなぜか、幼い日の姉の姿だった*]

(200) 2017/11/24(Fri) 21時頃

巫女 ゆりは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 21時頃


 特効薬になるのならば本当に食わせるが。

[肝臓を食わせて治るのならば食わせてもいい。
しかし本音を言うのならばこの身を食らう様を生きて眺めていたいのだ。
目玉ならばその望みも叶いそうだが。

このような事を考えているから薬師に見世物小屋の見世物のように思われているのだろう。
だが幸いな事にそう思われている事に気付いていない。
だから思考は好き勝手に散らかって脳内を巡る。

どうせ実行に移す事はないのだから好きに考えるくらい許されるだろうか。]


[恋の病などありはしない。
在るのは只執着に似た愛情だけだ。

薬師の言う通りこの願いが叶うなど考えてはいけない。
この思考を持つ事が既に咎人だと断罪されかねないのだから。]

 ……もし村を出て、

[兄弟二人で。]

 ……――――――――。

[誰にも邪魔されずに互いを食らい死ねるだろうか。
そう考える事が罪なのだと理解してはいても。
思考に刻まれてしまったその想いは脳にこびり付いて離れない*]


 行く末が心配?違うだろ?心配じゃない、怒りだろ。

 自分がいなくても生きていけるなんて、許せない。

 自分がいないのに
 生かしてやる相手がいればそれも許せない。

 そんな綺麗な言葉で着飾るなよ。

[このままを良しと出来ない癖に。
動けぬ姿を煽る言葉に年長への敬意の欠片もない]


[教え子の問いかけに笑いもせず叱りもせず。
暫し真面目に考える。]

 もし、この村が無くなったとすれば。
 私は私の好きなようにするでしょう。

 誰にも渡したくないモノを私の懐に抱えて。
 誰の目にも触れさせずに大事に、大事に、一人で食らい。
 そして私も大事なモノに食われて。

[死ぬのならば本望だ。
しかしこれは叶わぬ願いであり、また罪である。
誰かに聞かれでもしたら明日には元教師の肉が村に振る舞われる事になるだろう。]


[彼になら話してもいいと思った。
根拠があるわけではない、だが彼はこの村の人々とは違う。
無為に話を広めたりしないだろうし嫌悪を示したり笑い飛ばす事もないだろう。
賛同してくれるとも思ってはいないが。]

 進君、私も君も罪人だ。
 こんな会話聞かれでもしたらそう裁かれるでしょう。

 どうしてこのような事を聞くのです?
 君はどうしたいのですか。

[ただ、疑問を口に出しただけならばそれを諫めるべきだ。
教師として生徒の道を正さなければならない。
では正しい道とは何か。
咎人を殺し、食らい、子種を撒いてただ家畜のように生きる事。
本当にそれでいいのか、分からなくなってきた。

一度湧いた疑念は胸の内を巣食い蝕んでいく*]


 ま、この村にいる限り。
 丸ごと全て2人だけで。

 なんて夢のまた夢って感じだろうがな。

[肝臓だって差し出せる
兄として素晴らしい献身だ。
その裏にどんな感情があろうとも、
表に出なければ良いのだから。

だが秘めた想い全てを表に出したいのなら。
願いを叶えたいのなら]


 あの脚を抱いて村から出る事が出来るかどうかは
 自分で考えろ。

 ああ。
 でも、芽があるとすれば。

 この村に残るのが2人だけって言う方が。
 余程現実的かもな。

[見世物を覗きながら、適当にばら撒く言の葉は
とても傷を癒す薬の葉からは程遠い。
傷に付けばじくじくと染みて腐らす毒の葉が。
貼り付いたかどうかを確かめるつもりはなかった]

 もし。
 村の人間が目減りし始めたら。
 あんたはどうする気だ?

[問うた癖に。
言葉だけ残してさっさと離れ、振り返りはしなかった*]


【人】 巫女 ゆり



 志乃のような母親を持つことができたら
 とてもその子は幸せだと思うわ。


[>>206ゆるりと玄米茶をすする。
発した言葉は、噓偽りのない真実だ]


 困ったときは私を頼りなさい、志乃。
 こんな私だけれど、巫女としての立場で
 あなたを支えることはできる。


[頼る家族のいない志乃がひとりで子育てをするのは
容易な行為ではないだろう。
自分の立場なら、彼女を援助することはできる]

(220) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

【人】 巫女 ゆり


 ……頼ってもらえないと、
 友人としては寂しいものなのよ。


[ぽつり、と告げて。
それから志乃の言葉>>207に目を丸くして
ふっと相好を崩すのだった]


 あらあら。隅に置けないわね、志乃。
 リツは私を抱いても、いつもつまらなそうにするの。

 そのリツがあなたと褥を共にしたいと言ったのは、
 たとえ冗談だとしても、
 あなたが女として魅力的ってことよ。


[巫女としてリツを満足させられない不甲斐なさには
そっと蓋をする]

(221) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

【人】 巫女 ゆり



 自信を持って。志乃。


[巫女は理解できない。
友人の抱える不安を。

巫女は理解しようとしない。
女は男に抱かれ子を為す存在なのだから。

凝り固まった価値観は変えようがなく。
だから私は離れて行った人々と和解することはない*]

(222) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

【人】 巫女 ゆり

―― 神社 / 朝餉を終えて ――

[志乃が朝餉を平らげた頃合いだっただろうか。
それとも彼女が帰った後であろうか。
神社を訪ねてくる者たちがあった>>192]


 ……まあ、朝餉? 困ったわね。


[お櫃のお米はすでに空であった。
まさか1日にふたりの来客があるとは考えておらず。
少し思案してから、櫻子に私はこう提案しただろう]


 櫻子、一緒にごはんを作りましょう。
 お手伝いを頼めるかしら。


[台所へといざなおうとする]

(223) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

【人】 巫女 ゆり


 宜しければ江津子さんも。


[卵を受け取り、微笑みを浮かべながら提案してみる。
……その笑顔が瞬間、凍り付いた>>193]


 そう、ですか、姉さんと。


[ちく、ちくり。胸が痛む。
姉との約束。確かに江津子はそう言った。

私はもう何年も、姉の料理を口にしていないというのに!

理不尽な怒りが。
突き動かされるような悲しみが。
そして、寂しさが。
私の全身を駆け巡る。笑顔を浮かべることを拒否する]

(224) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

【人】 巫女 ゆり

[そう、これは……“嫉妬”だ]

(225) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

【人】 巫女 ゆり

[それも、一瞬のことだった。
すぐに私は巫女の仮面をかぶる。
たおやかな笑顔を、その顔面に貼り付ける]


 神社を出た後も、姉は皆さんを笑顔にしているのですね。
 安心いたしました。容は私の自慢の姉ですから。


[さらりと言って、櫻子の手を引き台所へ歩き出す。
ひどく惨めだった。
どうやったら昔のように戻れるのか、分からない。

もしも志乃がまだその場にいたならば
「ごめんなさい」と言って顔を伏せただろう。

旧友にこの黒い心根を、隠し通せる自信はなかった*] 

(226) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

巫女 ゆりは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 22時半頃


巫女 ゆりは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 22時半頃


[薬師の言葉が頭から離れない。
心配ではなく、怒りであると言葉にされてしまえばそれを否定は出来ない。
醜い執着心の成れの果てだ、これは。
恋よりもなお質の悪い感情。]

 村の人間が目減りしたら。
 そうしたら。

[どうするのだろう、どうしたいのだろう。
その答えはその後、今日の授業を終えた後。
教え子へと吐露する事で出る事になる*]


[問いかけに対する反応は
この村の誰からも得られぬだろう応えだ
矢張り、彼は家畜ではない]

 ――渡したくない、というのは錠さんでしょう?
 昨日、僕が錠さんと一緒に居たのを見た時の、先生の顔
 覚えています。

 知っていましたか?
 錠さんも、口にするのは先生の事ばかり。

[錠もまた、石動に依存していた。
彼の言葉をそのまま目前の相手へと伝えよう。

お互いに、想い合っている。
故に、遠慮は必要ない。
誰にも渡さなくていい、世界がないのなら
作れば良いのだ

そうでしょう、と声が高くなる]


 この村があるから、僕らは皆で分かち合う必要がある
 習わしに沿って、またこの村へ正しい形で生まれる為に

 でも、僕はわかりません
 本当にこの村は、正しいものですか?

 ――――孕ませ、用が済めば肉となる
 そんな家畜のような一生は送りたくない

 何より僕は、人を美味いと思えない
 臭くて硬い不味い肉を
 赤の他人が無事に転生するために喰わねばならないのは
 苦痛です。

 そもそも、喰った相手が本当に正しくまた村に生まれてきたかどうかなんて、どうやって証明するんでしょう。


[今日は校舎の中に家畜はいない
故に、ススムの言葉が止まる事はない]

 村が無くなれば、
 先生は先生の思うように生きられます。
 
 僕は――――誰にも喰われたくない。
 家畜じゃなく、人間として生きたい

[口にしてしまう
ススムの小さな願望は]


 だから、この村を――滅ぼそうと思います。
 

[外の世界を知らぬ故に
叶える為に幾多もの犠牲が必要になるものだった]


 方法を、ひとつ考えました。

[助言を思い出す。
種馬として期待されていたススムにわかる答えは]

 ――仔を産む腹が無ければ
 これ以上増えません

 先ずは女を
 後は、一つずつ
 順番に潰してゆけば

 ね?

[模範解答になったか、さて。
判断相手は、今は此処に居らぬけれど*] 


 牛や雌鶏の孔に突っ込みたいほど餓えてもねぇし。

[俺にとって、女と呼べる存在も。
母と呼びたかった者ももういない。

慈しむ様に抱いたゆりでさえ。

群れを成すのに必要な胎は傷付けぬのが道理。
それに傷付いて、世話をするのは結局俺になるのだから。

薬草の無駄遣いになる事はしない*]


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