70 領土を守る果て
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/*
萌え禿げた(ぐっ
の話、の行間で聞いた事にしてもいいかしら…w
[ 甘美な囁きを耳が捉える。杯を交わした時にも不思議な魅力を感じたが、今も雰囲気は全く違う筈なのに目の前の青年に惹き付けられる。瞳が、声が、胸の奥を掴んで離さない。]
…いいぜ、ヤニク。
いや、王子サマ、かな?
[セシルから何か反応があったかもしれないが、気に留めず。]
…あんたが歴史を作るんなら、俺にできる事があるんなら、俺はあんたの為に働いてやる。
俺を使ってよ。
[ヤニクの瞳を真っ直ぐに見詰め返して、薄らと笑った。]
/*
ヨーラ、いいよ!
コリーンにちゅーしたらセシルどうなってくれるのかなって思ってる←
/*
せっかくの俺の使える手駒、殺したらどうなるかわかってるよね、セシル?
(…あいつも、王子の虜、か)
[それ以上近付くなという念を込めてヨーラを鋭く睨みつける]
/*>ヤニク そ、そんなだって…うぅ、今はまだ殺しませんよ。今はね。ただ裏切った時は全憎しみを込めてギッタンギタンのぐっちょぐちょにしてやりますがね!
/* ヤニクにちょっかいかけたら面白いことになりそうだなって思った←
/*>ヨーラ くそう、ライバルばっかり!王子には手を出させないぞ!ぎゃーっす
[ 語気を荒めるサイラスに、普段頼り無さそうにしている友にこんな一面があったのか、と瞑目する。]
…サイラス、お前がそんな事考えてたなんて、俺全然知らなかったよ。
…国を守りたい、か。
なぁ、サイラス。
国って何なんだろうな…?
[ぽつり、と零した問いかけは、サイラスの耳に届いただろうか]
人が守れたところで…。
[彼は息を飲む]
悲しむ人がいるならそれはオレの本望じゃないな。
だから、国は民に返せ。
[体を強ばらせ、口をわなわなと言葉を紡ぐ]
王はいらないんだ。
[何か決意をしたようにこちらを見つめ、笑うヨーランダに、…は今までの不敵な笑みではなく、昼間見せたような穏やかな笑顔を浮かべて手を差し出した]
ヤニクでいいよ。改めてよろしく。
働きぶりに期待しているよ、ヨーランダ。
[口をふるわせながらサイラスが紡いだ言葉に、]
あははははは!王はいらない?
おもしろいことを言うね!
ねぇサイラス、6年前、俺は、俺たちアウストの人間は、そう思って王政を倒したんだよ。結果、何ができたと思う?何が変わったと思う?何が残ったと思う?
何も、何も変わらなかったよ。
サイラス、君はこの国の行く末を案じて変えたいと思っている、そうだろう?
王をなくして、その後一体どうする気なんだい?
[ため息をついて、ヤニクを嗜める]
人は学べるんだ。
それであんたが王に成り代わってそれこそどうなるってんだ?
[ヤニクを見据える]
オレはこの国を手放すつもりはない。
/*
すまん、サイラスのやりたい方向性を把握しきれていないかもしれないw
でも俺は俺の考えをゆずれない部分があったりー
/**
/*同じこと思ってた。サイラスはこの国は守りたいけど、自分1人じゃどうにもできないから協力したいって感じ。だから、国を奪うって真っ向から言われたら同意できない。最悪、サイラスだますのもありです。
/*
おk、騙す方向でいく、とことん黒くなる。
そろそろ、この国の半分をお前にやろう、的なこと言おうかと思ってた←
/*
ヤニクがいつサイラス騙すんだろうって正座待機してた←
ヨーラは国に執着が無いのがウリだから、ヤニクに惹かれてころっと籠絡しちゃった。てへ。
[この国を守りたい、頑なにそう繰り返すサイラスに、…は降参でもするかのように両手を軽くあげた]
人は学べる、か。わかったよ、サイラス。
残念だけど、俺はアンゼルバイヤを侵略するよ。もう止めることはできないだろうし、君がいらないと言った王様を、俺が排除してあげるよ。だけど、君の言うとおり、そのあと国は民に返そう。
そのあとは君やアンゼルバイヤの民で、自由にすればいい。アウストとアンゼルバイヤで、協定を結ぼう。俺は協定さえ結んでもらえるならかまわないよ?
/*
すまない、すっげー眠いから、めちゃくちゃ言ってると思うw
ちょっと待って、あとでなかったことにして新しいの落としていい?←
今日は限界だ、寝る…
/*
そのうそっぽいの、信じてもらってもいいし、うそだッ!!!って言ってもらってもいいよw
/*
王子サマ真面目だなぁ…w おやすみおやすみ。
悪役は胡散臭くてナンボだよ!(キリッ
さっきと言ってること違うだろ。
[彼は悩む。だが、この機会を逃すことはできなかった。そう、何があろうと。]
正直な、信用はできないな。
ねぼすけが急に怖い顔で言うんだもんな。
でも、オレはねぼすけのこと好きだ。
[悩みながら言葉を慎重に選ぶ]
手伝いたいとは思ってる。
/*
いいよん。なぜかいろいろ忙しいから、今夜酒場イグイグでってことにしてもらえるとありがたい。
もしかしたらイアンと戦ってからいくことになる…かも?
[ 差し出されたヤニクの手を取ると、いつものようにへらりと笑って]
ん、よろしく。
[そのままヤニクの体を引き寄せると、顔を寄せ、ヤニクにだけ聞こえるように耳元で囁く]
…ねぼすけさんと、王子サマ。
どっちがホントのヤニク?それとも両方?
[興味本位の言葉だった。先程感じた視線の主に見えるように、挑発的な笑みを浮かべ。沈黙があれば答えを待たずに、寂れた酒場を後にしただろう。]
―国境付近―
[アンゼルバイヤの斥候が、王宮まで早馬を飛ばす。その途中、道の真ん中に倒れている…をみつけ、馬の足を止める。]
…アウスト…兵、が
[斥候から助け起こされ、か細い声で訴える。顔をみた瞬間、都合がいい…と思った。同時に後ろめたさを感じる。
ローレライでいつもちょっかいをかけてくる兵士。自分の事を女だと信じ込み、何度否定しても認めない。仕舞いには諦めて、時折良心の痛まない範囲で財布につかっていた…その男が、目の前にいる。
この暗がりで、やはり自分の性別を認識することなどできないのだろう。心配そうに声をかけてくる。甘えるように縋ると、一瞬、隙が出来た。]
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