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【人】 機巧忍軍 ミツボシ はああ…… あーぁ、無理か (17) 2018/02/03(Sat) 02時頃 |
飛行機のチケット代などからして想像も及ばないね…
[厚みのある背に片腕を回し、もう一方の掌でワイングラスを奪い去り。
遊びに行くというだけの約束を契りに交わそう。
見上げる面差し、馴れた体温、腰の重みは
いつの間にかアニメのキャラクターの輪郭を崩して、遥かには彼に触れた憶えのある"ジン"の顔]
その牙に支払うつもりしかないが
よいのだろう?アブドゥルせきゆおーだし
[それに、彼方此方でそろそろ宴は始まっている様子。
血の気配は深く薫き染められた香のように、誰の喉も渇かせる*]
━━がしゃん。
[朽木は見事に爆ぜてしまった*]
─ シャトランジ盤 ─
[鋼と視線で交わす情は、余人の理解を超える。
大地を蹴散らし、風を斬るもまた睦言めいて、舞う。
永遠にこうしていたいが、征服せんとする衝動もまた、抑えがたい。]
柵から解き放ってやろう。
[距離を無にしたは名残の接吻けにも似て一瞬。]
【人】 革命家 モンド[勝敗の決まった盤に溜め息をつく宴主の姿に、悔しがってもらえるのもまた褒美と感ずる。] (21) 2018/02/03(Sat) 09時半頃 |
− 紅の月光の下 −
[抱擁は音もなく。
和風クッションにその身を横たえて仰臥させ、懐かしい面差しになった貌を手挟んで、天上の紅月をその双眸に映し見た。]
満ちている
[先払いとは殊勝だと唇を落とし、首筋に血の薔薇を刻んだ。*]
【人】 機巧忍軍 ミツボシ 私は悪い弟子だろう? (22) 2018/02/03(Sat) 12時頃 |
[昏天にひとつ、紅い月。
充ち満てるその雫が、地に垂れて来そうなほど]
ならば 涸らしてみせよ
[後払いで吹っ掛けられる方が厄介だろうと喉をそらし、
抱き寄せるごとく背に触れた婀娜やかな指は、人ならぬ鋭さを爪弾いた*]
【人】 白銀∴秘星 マユミ[ダンスの誘いに乗るように彼は手を取り (23) 2018/02/03(Sat) 16時半頃 |
[蕩けた身体のまま、片側の背中をキヨちゃんへ、
片側の肩を置壱へあずけながら、ころころ笑い転げている]
ふふふ
あはは
……ァあ、もお
おかしくって、たのしくって。どうしましょう?
ねぇ、ねぇ。キヨちゃん。
貴女を吸ってみてもいい?
今なら美味しくいただける気がするんです
[酔っ払いの戯言のようであったが、その瞳にはちからをこめて。
つづいて、置壱の手をきゅっと握る]
お兄様、私に教えてくださる?
ひとから血をいただいたことがないのですよ。
− 紅の月光の下 −
[放埒を唆す誘いは、魔が紡いだか、月が紡いだか。
爪弾かれた皓白のシャムシールは血路を切り開いて糧を得る。
永き生に倦む魂に、交歓の記憶を呼び起こすかのようにのしかかり、啜る蜜に喜悦の唸りを零す。
かりそめの死を与えるも今宵なれば享楽のうち。
服をはだけさせるように指をくぐらせ、その輪郭をいとおしみ、また苛む。
大尽の余裕も一時封じて欲望の手綱を解いたその姿は、次第に獣に変じ、
フサフサとした尾で、組み敷いた太腿を打ち据えるのだった。]
【人】 革命家 モンド[やがて、重なり合った影は分離する。 (24) 2018/02/03(Sat) 18時半頃 |
【人】 営利政府 トレイル なぁんかフランクって怪しいからなぁ (25) 2018/02/03(Sat) 19時半頃 |
[喉を下る液体に、ヒトのような温かさはない。
それが逆に新鮮。
ヒトみたいにすぐ死んじゃうこともないから
安心して飲めるし。
熟成されたみたいな旨味は、きっと永く生きてるからこそ。
この味、癖になりそう。
時折走る、腕を登ってく微かな痛みも気にならないくらい。]
………ん、
[皮膚を突き抜けて血管を破る牙には
流石に意識を引き寄せられる。
けど飲んでる恍惚があるからなのか
吸血される時はそんなものなのか
感じるのは痛みよりゾクゾクするような陶酔だ。
一頻り飲んで飲まれて、
体の中の血の量は変わらない筈なのに
謎の満足感。]
は………、ふふ、
スゴイね、
吸血鬼の血飲むのも、飲まれるのも初めてだけど
両方癖になりそう
フランクが上手い(美味い)のかな?
[飢えから解放されて
それでもまだ飲み足りない。
飲みっ子なら無くなることはないし、もっと飲んでもいいかな?
首筋の穴がすぐには塞がらないのなら
強請るようにそこを舐めよう。]
[けらけらと、小鳥のように嗤う彼女。
本当にきまぐれの女神なのかもしれない、そんな感覚さえ芽生えたところで、
行動と訊ねる台詞に、ああ、(所詮)同族か、と思い直す]
君は父親にまぐわいのやり方を教わったのか?
……心のままに、やればいい。「それ」の方法はもう知っているはずだ。
[気高さなど、作法など、どうせ存在しないのだから]
【人】 機巧忍軍 ミツボシ
(26) 2018/02/03(Sat) 20時頃 |
(それにしても。
人の血を吸うところなんて。
はらからが、生まれるところなんて。
時の止まる瞬間なんて。)
(私はとても耐えられなかったんだけどなぁ?)
[耳鳴りが、騒いでいる。]
【人】 機巧忍軍 ミツボシ (これはひょっとして、言っちゃならんやつかもしれんが (27) 2018/02/03(Sat) 20時頃 |
あら、教えてくださらないの。
[崩れ落ちた木っ端をつまみ、それを持って置壱の頬にふにふにする]
試そうとしてできなかったのなら、
教えて頂く必要もあるものかと。
喩えば、ほら
[起き上がってにじり寄り、着物の胸元を軽くはだけた。
どうか?と相手の顔を覗き込む。
かるくキヨちゃんに流し目をおくって。
吸血が如何様なものか、教えるべき相手はもう1人いるはず。
なぜなら、彼女はきっと今この屋敷で一番の馳走なのだろうから。]
私を吸った人は多くありませんよ
味は薄いでしょうね
[着物の隙から見える薄橙(もはや雪色やも)は霹靂のようで、目映い。
こんな夜に、思うことではない、こんな夜だからかもしれない。
えも知れぬ恐怖感と、沸き上がる欲求、騒ぎ続ける耳鳴りで頭が狂いそうだ。]
私は。
[言いかけて。
枳の香りが鼻を刺す(気がした)。
「昔の女に誓って血は吸わない」と。女々しい言葉を言えればどれだけ雄々しいか。]
[酷く哀愁を漂わせた目で、柔らかな彼女の首筋へ*]
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