60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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えっ、何、今の声に出てた…!?
[うっかり、あほなカミングアウトをしてしまったことに気づいてうろたえた声。想いが通じた…には、何とも言えず、沈黙を守っていたが。
悲鳴を飲み込むような音が聞こえた気がして、]
……オリオル君?
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取り込み中? また儀式とか、どうせ薬か酒のんでんだろ…
[中にサイモンがいるとわかれば声を掛ける… 続いて耳に届いた甘い声、一段と強まる甘い香りそれはまるで誘うように聞こえて]
へぇ…色っぽい声がするじゃないか 俺も混ぜろや
[もう一度ノックをした]
(138) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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[薔薇の香りに誘われるまま、身に溜る熱を発散させようとルーカスを誘う。
嗚呼、でも……―――]
やっぱ、好きな人と……が、いい な。
[とぎれとぎれ、薔薇の香りに惑わされながら、声を返した。]
――――……
[テッドの呟きに、返せる言葉はしばらく見つからず。]
……そうだね〜。
普通、そうだよね〜……
[それだけを呟いた。
彼が、想い人とは違う者と何をしようとしているのか…
そこまでは、察せられなくて。]
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[しばらく待てばゆっくりと扉が開いて、ドアの隙間から、ジョージの笑顔がのぞく]
お前…お化けが怖いって泣いてた えーっとジョージだったか?
[幼いというイメージが強いジョージが何故サイモンのところに…一瞬きょとんとして。 ジョージの頭越に見えたサイモンとピッパの痴態に言葉をなくす]
おま…
[ジョージに手を引かれれば、甘い香りに酔ったようにふらふらと部屋の中へと]
(150) 2011/08/09(Tue) 22時頃
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でも、誰かの役に立てるなら……―――
[ゆらゆらと波間を漂うような声音で囁く。]
それは、それで、いいのかもしれないですね。
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はっ…これは、フィリパ先輩ずいぶんお楽しみ中のところ邪魔したみたいですね
[小部屋までずかずかと入り込んでいくとピッパの目の前に立ち見下ろして]
胸襟秀麗、八面玲瓏といわれたあなたが…サイモンに抱かれてひぃひぃよがっているとは… 結局あんたも虚飾の人だってことか
[あごに手を当てて くつくつと笑う]
(152) 2011/08/09(Tue) 22時頃
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はぁっ? 何言ってやがる?
[>>155あどけない顔をしたジョージの言葉に片眉をあげるが…指先に柔らかな唇がふれるとそこから痺れていくような快感が走り ジョージの手を離すと、そっと―親指で顔の輪郭をたどり弧をつくる唇をなぞり、遊ぶように口の中へ指を入れた]
(165) 2011/08/09(Tue) 22時半頃
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[先輩だって…結局はやっぱり嘘っぱちじゃないか 綺麗な事をいったって裏じゃあなにしているか
親父も紳士然としながら…俺と年の違わぬ女に血眼になりやがって… あの女も…愛しているといいながら結局は… 絵に描いたような幸せな…嘘。
―おかしくておかしくて。笑い声があがる]
(174) 2011/08/09(Tue) 23時頃
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[ゆらめくようなテッドの言葉には、何も返せなかった。
先程、後輩に自分の役に立ってもらったばかりだ。
誰かを求めたくなる心が、わかってしまったから]
……誰でもいいんだ。
[恋のふりだと気づいてしまった少年は、寂しそうに一言だけを。]
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[―むせ返るようなバラの香りの中 はじめてみた男同士の性交ピッパが白濁を放つ姿をみるとごくりとつばを飲み込む。 いつの間にか、腹を打つほど自身の熱は熱く反り返える]
遊ぶ?
[濃厚な空気で酔っ払ったような瞳で少年を見つめた]
俺は男と遊んだことはないが…
[こいつこんな雰囲気だったか? 匂い立つような微笑に目を細めた]
(180) 2011/08/09(Tue) 23時半頃
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うん……?
[ノックスの返事は聴こえないけれど。
その代わり、先程すれ違った後輩の声が聴こえ、
小さく問いかけるように返す。
ああ、そう言えば、ボトルシップ見せるって言ったっけ。
そんな約束を微か思い出しながら。]
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[カチャカチャと、不慣れな小さな手がベルトをはずそうとする。自分からみたジョージの姿はあまりに幼く見えて]
お…おい、大丈夫って 嫌なら無理やりしなくても
[ジョージの手を制しようとするが ズボンの上からでも触れられたら…すでになんどとなく熱を持ったそこは敏感にびくんと跳ね上がり反応する。]
(196) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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ザック先輩じゃなくても、良かったんだ……。
[気づいたから哀しくて。
金属製の小さな飛行機や、瓶の中に閉じ込められた船や、見せ合ってはしゃいだのがとてもとても昔に思えた。]
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おい、待て…って 花とか
[声を掛けようとした瞬間、熱く昂った其処がすりあげれて]
―っん
[おもわずあげそうになった声を堪えるが… いきり立ったそれは濃い雄の匂いをを周囲に香らせる]
(211) 2011/08/10(Wed) 00時半頃
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[甘さだけではない、苦味も含んだ恋の涙。
それは、薔薇へ与えられる水となって降り注ぐ。]
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花…さかせるとか意味不明だろうが お前…おれとやりたいわけでもないんだろうがっ
[しかし言ってる言葉と裏腹に…とろりと先走りの汁が溢れて…]
(220) 2011/08/10(Wed) 00時半頃
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