47 Gambit on board
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―会議室―
[現場の仔細については会議の中で知った。 サイラスから残された書面を見せて貰えば、 黙って眉を寄せる。
一連が、見える通りに一貫した作為なら、 ただ反発を受ける方法だと評するだけに留まらない。 それでも流血を選ぶからこそ覇道と言うのかも知れないが**]
(71) 2011/03/23(Wed) 13時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/03/23(Wed) 13時半頃
返される声には、憤りが含まれていたか。
≪ 帝国の、害。 か。 ≫
無意識に呟いたそれが相手に届いていたとしても、
其処に感情の片鱗はないのだろう。
≪ ……まさかエンライがやったってことは、ないだろうけど。 ≫
うっかり送信されていただろうか。
若者 テッドは、メモを貼った。
2011/03/23(Wed) 18時半頃
― 書庫 ―
[その散らばった紙を、サイラスが拾おうとした時、先に伸びる手があっただろう。]
――……
[無言でその紙と、倒れ付すサイモンを見る。]
いや、警戒しなくていい。
君がやらなければ、自分がやろうと思っていたところだ。
[また一枚、拾う。]
サイモンは、いささか、偏りすぎだ。
もうランドルフと決め付けた物言いは、いらぬ。
そう、簡単に決まってはいけないものなのだよ。
だからこそ、決まったものの覚悟は確固としたものになる。
[その背後、また現れる影もあるだろう。
気配に警戒をみせるが…彼も、5番も、考え同じくのものと知れば、帽子を被りなおす。]
サイラス師団長。
君は情報のプロだろう?
だったら、我らだけに通ずる無線など用意できないかね?
[そして、そう提案した。
そう、ここは同志と呼べるのではないかと。*]
ボクは帝国の害になる事はしない。
お前はどうだ?
[うっかりと漏れたらしい通信に、キリシマへと憤りを向けたが]
――…ごめんなさい。
この程度なら影響は出ないと思う、けど。
気をつける。
[静電気弾ける音に冷静さを取り戻し、乱れかけた能力制御と感情を押さえ込んだ。]
[だが、能力者であるからこそ、柔い考えでは困る。
サイモンの目を傷つけたことは、確かに損失になるだろう。
だが、わが国の技術、7番部隊の本領があれば、その再生は不可能ではないだろう。
サイモン君には、少し、頭を冷やしてもらうべきだ。]
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―会議室に入る直前―
[中庭での哨戒を続けた為に、到着は他より遅れたか。 サイモンが欠けた以外は昨日と同じ席次。 室内に入り掛けたが、自分が着くべき席の隣にいるもの、 ナユタの鷹>>93が見えた瞬間びたりと踏み止まった。
動物は苦手だ。己の事が。
一般に彼等は人よりも気配に対して鋭敏で、 死霊遣いの存在は"とても不気味なもの"として捉えられる、 ――と言う事、らしい。
下手に近付けば怯えてパニックに陥る場合も少なくない、 浄化能力の補助なしでは、馬車にも乗れないのだった]
(105) 2011/03/23(Wed) 20時半頃
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≪ あ、聴こえてた? ごめん。 ≫
まったく悪いと思わずに、謝罪を送る。
若者 テッドは、メモを貼った。
2011/03/23(Wed) 21時頃
≪ 害になること、ね。 ≫
≪ …………、
する気、は、ないよ。 ≫
憤り露わにするナユタの様子に、本心透けぬよう、言葉を選ぶ。
やはり、非常時以外は遮断しておくべきだろうか。
―書庫―
[かたり。サイラスとイワノフが会話をしている最中。
書庫の入り口近く、音が鳴る。
てらいなく姿を現せば、警戒をする気配]
此方へ。今なら手薄です。
幾ら記憶の操作が可能とは言え、余り能力の痕跡を残しては不味いでしょう。
[それだけを告げる。特に自分の考えも述べない。
昨日の会議での発言、特に咎める様子も見せなければ、意思は似たようなものであると知れるか。
異様に耳の良い者の存在も知っている。名を呼ばず、サイラスに、イワノフに、視線だけを投げ退室を促しながら。
一歩、室内に踏み入る。
用意していた書簡、痕跡残らぬようハンカチで挟んでいたそれを、机上に置いて。]
[もちろん、その意識が簡単に戻らぬことも知っている。
それほどまでに眠ってもらわねば、困る。
いずれ皆に知れることになったとして、
ローレンス、またはレドフォードが皇帝となったとき、
その地位がいかに重いものであるか、それを知らしめたい。]
恋文のようなものです。
[もし内容を聞かれれば、そんな答えを返したろう。
中身を確認しようとしたなら、それを止める事は無い。]
[そうして、気配を探りつつ、自身の来た道引き返す。
話す事がありそうであれば、人の居ない事を確認済みの部屋へ誘い。
通信機を、と言うイワノフの言葉には、サイラスを伺うように見た。]
込み入った話があれば、また。
……耳の、酷く良い者も居ます。
名で呼び合うのは、避けた方が良いでしょう。
[提案をして。幾らかの言葉は交わしただろうか。
一度自室へと戻って行ったのだった。*]
…――。
[感情は伝わって来なくとも、まるで悪びれていないのは分かった。
周囲に分からぬようキリシマを睨む。]
そう…、敵でないならいい。
敵になるなら潰すけど。
[それが本心かどうかは推し量れず。
念押しをすると睨んでいた目を逸らす。]
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[鷹を宥めながら外に出しに行くナユタ>>111に、 困ったような申し訳ないような視線を横目に向けて]
……すまん。
[行き違う時の一際高い鳴き声と羽音に、 声は遮られただろうか**]
(112) 2011/03/23(Wed) 21時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/03/23(Wed) 21時半頃
[勿論。わざわざ書簡を残したのには、その意見を述べる為と言う狙いもあった。]
≪ ……敵、になる予定も。
味方になる予定も、ないよ。いまのところ、は。 ≫
睨まれたのは気にしながらも、其方は見ることなく。
…………。
敵で無いなら、いい。
ボクはそう言った。
[しかし、味方になる気もないというのに暫し、考えて。]
≪ なにも。 ≫
それだけは、確りと。
国の為。
それは、キリシマには無い思想。
……そう。
貴方はよく分からない人だね。
[確りとした答えに素直な感想を述べ。]
[ディーンの宣言を受けて、瞬きを一つ。
湖水の奥で考えたのは。
己の言を受けての宣言と言う事であれば、恐らくは囮になる意図のものだろう、と。]
≪ きみほどじゃないよ? ≫
言われたことが心底不思議で、こちらも素直に応える。
[なぜ、大戦が血濡れの道で
和平が理想の道、になるのだろう?]
[大戦の先、統一を全うすれば
国境戦のない安寧になるのではないだろうか?]
[和平が成り立っても、
永遠に国境戦は、なくならない。]
[ガーランドの言葉に、
昨日のユ=シハの言葉も思い出し
静かに鳶色を伏せる]
なにが?
[更にわけが分からなくて、きょとんとした声を返す。]
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[議論に取り立てて異を唱える部分はなく、 静を保ったまま、時折同意を示す。 隣で静電気が散るなら一瞬だけ流し見て。
軍の中枢を襲撃し国力を削ぐ。 疑心暗鬼が生まれるなら連携は損なわれる。 襲撃者の調査を進めればそれだけ選帝は滞るか。
各々の宣言に応じて、師団長らの顔を見た]
(145) 2011/03/23(Wed) 23時半頃
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