17 吸血鬼の城
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愛しいお兄様。
私が望まぬわけがないでしょう……?
いつでも、お兄様の意のままに。
私はお兄様の為に在るのだから。
[緩く首を傾げれば亜麻色の髪がさらりと流れ
白く細い首筋をあらわにする。
誘いを喜びこそすれ拒絶はありえない。
出逢った頃は如何だっただろう。
ふと持たぬ過去を考えかけて僅かに目を伏せた]
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―― 書庫 ――
[天井近くまでそそりたつ書棚を埋めた書籍は圧巻だ。 羊皮紙となめし革の装丁は、数多の死んだ動物に由来し、 ここは知識と獣たちの静謐なる墓所ともいえる。]
…篭城戦ってことにでもなったら、あの本、煮て食えるな。
[流浪生活の長くなった男は、前回、ここへ来たときには考えもしなかったことを呟きながら書架の奥へ進んだ。]
(181) 2010/06/21(Mon) 12時半頃
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[読み方もわからない異国の文字が刻まれた本も多かったが、“そこ”を探しあてるのは、さして難しくはなかった。
十年前、手記を抜き取った場所は、今も変わらず小指の幅ひとつほどの空隙となっている。
男は、そこに古びた革装丁の手帳を*戻した*。]
(182) 2010/06/21(Mon) 12時半頃
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[過去の彼女を思い出す事は、もう殆ど無い。
恐怖に引き攣る顔も、吸血の快楽に堕ちる様も
幾万と視てきたものと同じ
ただ違うのは、傍に置こうという気を起こした事くらいで]
――…
[声ならぬ聲ではなく、間近で囁きかける
まるで睦言のような甘い言葉]
[――記憶は戻らない。
白薔薇の園でトレメイン兄妹と過ごした時間は
確かに存在していたというのにそれは欠けたまま。
人としての穏やかな時間は女にとって幸福だったというのに
人ならざる城主と出会い魅せられ抗いきれず
女は人と呼べぬ存在になってしまった。
記憶が欠けたのは自らが壊れぬ為。
なれど郷愁を感じるのは――
人としての心が僅かなりとも残っているから]
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[書架に戻した手帳は、かつて宴に招かれた者の手記。
好奇心と、賛美と、小さな我が侭と不安。 日を追うごとに乱れる文字と文脈。
やがて、いくつかのページが塗りつぶされ、破り取られ、 血痕の下に消えかかる文字]
【 愛 し て 】
[後は空白]
(226) 2010/06/21(Mon) 18時半頃
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―― 武器庫 ――
さて、銃声なんて物騒なものを聞いちまったからなぁ。
[書庫を出て、並びにある年代物の甲冑や武具の収蔵室を覗いてみる。 やはり、銃器の類は見当たらないようだ。]
持ち込みかぁ? どのみち、城の連中が銃を使うとは思ってなかったけどよ。
(231) 2010/06/21(Mon) 19時頃
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ほう…面白いモンがあるな。
[腕を延ばして、壁にかかったギザーム(長柄鎌槍)を手に取る。 天井は充分な高さがあるので室内でも振り回すのに支障はない。]
――運動用に借りてゆくか。
(232) 2010/06/21(Mon) 19時頃
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[与えられし純血の魔力は契りの証。
女は満ち足りた様子で聲を紡いだ]
お兄様。
お客様が手持ち無沙汰にならぬように
手を増やすのでしたね。
何方を此方に迎え入れましょう。
[緩く首を傾げ兄の意向を伺う]
嗚呼……そう、薬屋を
眷属に加えてやろうかと思っている。
[声ならぬ聲に囁き返す]
どうやら白薔薇に御執心のようだ。
……いっそ仕えさせてやろうかと思ってな。
白薔薇はさぞ嫌がるだろう
其れに――…メアリー・トレメイン
あれが、彼は無事で居て欲しいと願うのだ。
ならば、殺さず逝かせてやろうと思う。
薬屋……
ああ、あの男……
[惨劇の間に遅れてきた薬の匂いを纏う男。
兄の考えは女には理解できず]
そう……。
では薬屋にお兄様が血をお与えになるの?
[未だ兄以外とは血の循環をしたことのない女は
思ったままを問いとして返した]
私がこの血を分け与えるのも可能だが
……そろそろお前にも、力は満ちているだろう
[Yaと返る問い掛けに、城主は其れ以外の答えを返す]
私のローズ
お前が彼を迎え入れてみるか?
――……。
[白薔薇ことセシルには微笑んでいて欲しい。
そう思っているからこそ兄の思惑が理解出来ない。
メアリーの願いに対してもそれは同じ事で]
私が……彼を迎え入れる……?
[思いがけぬ提案に翡翠が瞬く]
私に上手く出来るかしら……
それに、お兄様の渇き、癒す者は他に誰か……
[兄の渇きを案じる聲がか細く響く]
[白薔薇の忠誠心が見たい
メアリーの苦しむ顔が見たい
其れがつかの間、城主の空虚な胸を埋めるのだ]
そう、お前が彼を――
心配はいらない、幾度もお前には私が力を与えている
人を眷属に変えるくらい、出来るはず
[ローズマリーの、城主を案じる言葉に
薄く笑み混じる吐息が漏れる]
私の渇きは、彼等の苦悩で満たされる。
喉の渇きは、ワインでも流し込めば良い。
[食堂にでも向かおうか、そんな事を思いながら]
[兄の言葉が心強い]
――…分かりました。
お兄様の言う通りに致しましょう。
[ゆるく礼をするのは兄に対する敬意。
捕食者たる女は標的へと気をめぐらせた]
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[肩にギザームを担いで歩く姿は不良死神にも似ていた。 闊達なその足取りが、不意に踏みとどまる。 肌を走る黒い稲妻――近くに魔物がいる。]
…逢い引き中か口説いてんのか…邪魔しちまいそうだなぁ。
[皮肉った唇が、この先に浴室のあるのに思い至り、真一文字に引かれた。 冷たい床石に跳ね返った小さな悲鳴が耳に届く。]
――脱がす手間、惜しみやがったかよ。
[猛然と駆け出す。]
(293) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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信じている
私のローズ
[人を喰らうだけでなく
其の力を分け与えるようになれば、また
彼女は人から遠のいていく
暗い悦びを胸に、期待を込めて名を呼んだ]
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[廊下を折れ、状況を確認すれば、振り返る城主の長髪と、浴室の扉の傍らに座っているトーニャの姿。 ひとつ頷いてやり、城主に正対したまま歩を進める。]
――涙はおまえらの餌じゃなかろうに、泣かすなよ。
(299) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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…これだから、昔を知ってる奴ぁ。
[ギザームは後ろに引き、ただ「気」が乱れぬよう自分を制御する。]
(309) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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そうだな。 こっちもこのままじゃあ、トーニャを湯冷めさせちまう。
[踵を返すヴェスパタインの中を見送る。 記憶にあるとおりの、その姿。]
ああ――
(317) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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――まだ、その時じゃない。
あんたの真似して云えば、そういうこった。
(319) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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信じてらして、お兄様。
[兄の思いに応えようと気丈にそう囁いた。
目の前にいる薬屋は容易い相手ではない。
一筋縄ではいかぬだろうか。
距離を詰めながら思案する]
成功を願う。
……白薔薇も従者ならば
主人の手伝いをするのは当然だろう
必要があれば、上手く使うが良い。
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[城主の姿が視界から消えるのを待って回れ右し]
トーニャ――
……。 ……。
つい出来心で寄り道して遅れた、すまん!
[ガツンと音のしそうな勢いで頭を下げる。]
(322) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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うお、泣かせた。 あいつになんか云われたからじゃなくて、おれが泣かせたんだよな、これは。
[確認する相手もいないのに、周囲を見回し]
(336) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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