291 Fate/Goddamned Omen
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[ふい、と話の傍ら]
────、ゥ ?
[何か、悪魔の気配を感じた────、 ような気がしたが、視界には何も映らなかった>>171。
すん、と鼻を鳴らして。 しきりとあちら、こちらと首を巡らせる]
(179) 2019/02/11(Mon) 00時半頃
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[さて、こちらはもふもふだ>>174。 黒山羊のような生き物がローブを羽織っている。 四つ足の、もふもふだ。 特徴といえば、少し首が長い事と。 変わった色合いの角をしている、という事くらい。
人魔がカルデアにはどう観測されるかは分からないが、 悪魔と融合した存在なればそれなりの反応は出るであろう。 ベースとなるものは人であり、 混ざった悪魔の血の数は両手の指を越えるものだから、 文字通りキメラ的な奇妙な生物と映るやもしれないが]
(180) 2019/02/11(Mon) 00時半頃
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[空が、薄らと翳る。 雲の流れが監視衛星を遮る隙間。
ふい、と。 首を傾げて目をぱちくりさせた。 迷彩が解けた、その先に。 先程見渡した時は見えなかった筈の姿を認めて]
……、と、 ひと、 ?
[明らかな人語を乗せたのだった*]
(181) 2019/02/11(Mon) 00時半頃
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[指名手配、とやらの事も。 シュメールと関与のない人魔には知れぬ事で、 彼女の悲壮感など思いもよらず黒山羊は首を傾げたのだった]
だれ、 だぁれ あなたも、そとのひと
……わるいこ ?
[“ここにいる”“わるいこはここだ”>>95。 そう、さざめく悪魔の気配がより明確に伝わって]
(184) 2019/02/11(Mon) 01時頃
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[成程、さっき感じた気配はこれが原因かとばかり。 本来なら彼女の義肢にも目を留めて然るべしなのだろうが、 生憎と、異形はあまりに見慣れ過ぎていたものだから。 そっくり、そこは意識をスルーしてしまった]
あくま、あくま、 あくまのこえ、する
[すんすん、すん、と気配と手繰るように。 蹄はさくさく、彼女の方へと歩を進めた。 良い子、悪い子、その区別に興味はない。 強いて云うなら、こういう気持ちになるだけだ]
(185) 2019/02/11(Mon) 01時頃
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たべちゃいたい
[それは、彼女に向けてというよりは。 彼女に宿った“悪魔の気配”に向けた言葉だったが。 それがどう取られるかは、分からぬものだ。
ほどほどの距離で、黒山羊は首を傾げて立ち止まる]
へん、なの、へんなの ひとなのに、おいしそう、ふしぎ
[お腹は満ちていたから、いきなり襲いはしない。 じぃって、気配の元を見詰めるだけだ**]
(186) 2019/02/11(Mon) 01時半頃
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――― どうやら、私の方角に
義足の娘が、現れたようですね。
……ホログラムで見た娘に、相異あります、まい。
私はこの機械の操作が不得手です、ので。
詳しい場所を伝えることはかないませんが。
……ですが奇妙、ですね。
何やら、人とも違う気配を感じます。
とりつかれている、というのでしょうか。
[さて、実際兄様や私の英雄伝はどう、彼らの世界に
伝わっているのでありましょうか
……私の性格、含めて、です。
人の身であった頃は、義憤に駆られる、
者としての面が強かったように思いますが、
現在は地の蛇神の側面もありますから
どこかおっとりとした感じになってしまうのは
……勇猛な幻想をぶち壊してしまうかもしれないと考えれば
多少は申し訳なく、なるものであります
それはともかく、として]
……リジーが戦いたい、と言っていましたし
私が獲物を奪うのは、忍びなくは、ありますね。
それに、宇宙樹を目指すはぐれの英霊、
人魔もいることですし
流石に多数対1は、私にも手に余りそうですので
暫しは静観をしておこう、かと
[などと、つぶやくのでありました]
朕と云えば、然程
優しくない神で御座いますから
安堵させる様に微笑みも
優雅に手を振りも致しませんが。
───── 黒曜を細むるだけ。
───── 敵対スルに気抜けた欠伸落すだけ
[───そう、この船には生者を運ぶことは
数度の逸話しか持たぬ己にとって
どこかにいるであろうマスター候補も探さなければならないのだが
……自分から、そのマスターとつながりのある英霊と
離れているとは思うまい]**
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[何か欲しいものは、と問うた時>>200。 こころ、と云われて夜色はぱちぱち、と瞬いた]
こころ あげる、できる、こころ……?
[おもむろに、鼻先をぎゅうっと胸に埋めてみた。 顔を上げれば、やっぱり不思議そうに首を傾げる。 心とは、どうすればあげられるのだろう。 例えば、それをあげたらどうなるのだろう。 人魔の子供には聊か、それは難解な事であったようで。
微笑と、弾むような声音は何だか。 心地好くも感じたけれど。 それだけに、考え込んでしまったのだった]
(227) 2019/02/11(Mon) 15時頃
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[うんうん、と唸ったり、しながら]
……そとのせかい、ふしぎなひと、いる
[人でも、悪魔でも、人魔でもない>>189。 そう云われて初めてすとんと落ちた。 姿形は人に酷似していたけれど、 違う、と云われた方が納得できたのだ。
傾げられた首を見ながら、こっくり、頷いた]
(228) 2019/02/11(Mon) 15時頃
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[そうして、この塔──宇宙樹の正体が その口から紡がれたなら>>190]
都、のひと しゅめーるの、ひとが、?
[ぱたん、っと耳を揺らした]
──── きえる
やだ、やだ……そんなの、やだ さばく、きえるのやだ みんな、きえるの、やだ
(229) 2019/02/11(Mon) 15時頃
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[宇宙樹がこの世界を守るものであるなら。 あの嵐との因果関係は何なのだろうか。 そんな事を考えても仕方ないのだろうけど]
せかいが、よんだ それじゃあ、いいこ
せかい きえたくない、って たすけて、って、して、る?
[嵐はその表れなのだろうか、と。 あちらこちらに飛び回る視線が、 嵐壁に煙る辺境の地平を見た]
(230) 2019/02/11(Mon) 15時頃
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あるしゅのこと、しってる? せかい、まもる……せか、い
[僅か、声音が揺らいだ。 彼らの守る世界とは、きっと、 あの神都の中だけの話に違いない。 そんな思惑と重なるように、 神都を見た事はないのか、と尋ねる言葉>>193]
ない おはなししか、しらない
僕は、神都、はいれない とおいとおい、むかし ごせんぞ、神都からついほうされた
神都は、悪魔も人魔も、きらい 神都ちかづく、神都、たぶん、おこる おこるは、……こわい
(231) 2019/02/11(Mon) 15時頃
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[天へ上るだとか、そんなお話は。 黒山羊にとっては聊か遠い、お話だ。 だから、交わされる言葉には耳を傾けるだけ]
(232) 2019/02/11(Mon) 15時頃
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[現れた少女の方へ足を向ければ、 背後で交わされたものの事なんて知る由もなく>>195。 ただ、呼び止められればはたと振り向いた>>203]
るーらーの、ひとのこ?
おいしそうなの、ついてる、けど たべちゃ、だめ
[お腹にしまっちゃいけないよって。 そう云われたなら、引き下がる。 ちらと、悪魔の気配に名残惜し気な視線を向けて。
次の瞬間、緑と白が生まれるのを見た>204]
(233) 2019/02/11(Mon) 15時頃
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────、!
[緑の芽、咲いた白花。 砂漠の中の一握りにしか存在し得ぬもの。 特に、花などというものは稀有なもので。
じぃぃ、とそれを見詰めたならば、 頭からは美味しそうな気配の事なども すぽんと飛んで行ってしまったのだ]
(234) 2019/02/11(Mon) 15時頃
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[じ、と改めて顔を上げて。 この世界の者ではないというふたりを見た]
ひとの、こ
[“朕の”“貴方の”という区分をつけて語られる。 親のように、神のような語りを前に湧いて来る。 それはちょっとした畏怖めいたものだったのかもしれない]
かみさま
かみさまは せかいを、まもってくれる────?
[消えたくないって、世界が願ったならば>>230。 神は、応えてくれるのだろうか]
(235) 2019/02/11(Mon) 15時頃
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きえるの、 いや
[神を知らない人魔が例えば、願ったならば。 叶えてくれる神は、いるのだろうか。
一歩、砂を踏んで後退った。 きっと、何か、とんでもない出来事を今、 目の当たりにしてしまっている気がして*]
(236) 2019/02/11(Mon) 15時半頃
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せかい、そんぼう ……そとのせかいと、このせかいと たたかう、の
[今まで生きてきて、考えもしなかった事だ。 だけど、あのシュメールが動いているなら。 これは夢でも幻でもないのだろう]
かなし このせかいのひと、ちがうのに せかいがきえるの、かなしい おもってくれる
(243) 2019/02/11(Mon) 16時頃
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でも、いいこ だれかにとっての、わるいこでも せかい、まもる、してくれるなら あなた、僕はいいこおもう
[嵐は、世界の拒絶の現れ。 嵐の壁が境界であるのなら、 その外側にあった筈の大地を取り戻すには。 やはり、彼方の世界を退けなければならない]
あっちの、せかい ないないしたら、せかい、もどる
[ないないする、そう云った時。 別の世界が消えるのだという事に思い至って、 僅かに首を振るように毛並みを揺らした]
(244) 2019/02/11(Mon) 16時頃
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ごせんぞが、わるいこだったから それで、悪魔、いっぱいたべて ひとじゃなくなって、しまった、から たぶん
神都は、わるいこ、きらい わるいことして、いきるこ、きらい
[悪魔の力に縋ってまで生き延びる事。 それ自体がきっと、彼らの云う悪行だから。 深く考えた事はなかったけれど、 きっと、そういう事なのだろう]
(245) 2019/02/11(Mon) 16時頃
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いいの、いきていける 僕は神都じゃなくても、いきていける だから、おこられにいく、ない
それに、おこられても、だいじょうぶ にげたら、いい にげるの、とくい
[そういう風な体に、祖先が生んでくれたから。 憂うような声音にも>>239、ぶんぶんと首を横に振った]
ヨグ そう、僕、なまえ、ヨグ
(246) 2019/02/11(Mon) 16時頃
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[護りたい、ってその言葉に。 夜色の眸はひたと彼の姿を見詰めて]
せかいの、こ 僕、このせかいのこ
[誰も与えてくれなかったその肯定を、 確かな形として耳に捉えたならば。 ひとつ、ふたつ、感慨を噛み締めるように とんとん、とその場で小さく足踏みをした。
ぱたん、揺れた尻尾。 お行儀よく両足を揃えれば、 さくさくと砂を踏んで彼の方へと歩いて行く]
(247) 2019/02/11(Mon) 16時頃
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せかい、まもる 僕も、する
ここ、僕のせかい 僕も、まもる
[神様が護ってくれるなら。 そのお手伝いくらいはできなければ。
傍らで立ち止まれば、挨拶をするように。 首を深々と折ったのだった。 嬉しそうにぱたぱたと、耳を揺らして*]
(248) 2019/02/11(Mon) 16時頃
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[例えばきっと、黒山羊が荒野を捨てて 神都に味方するよりもずっと、ずっと。 彼方の世界で生まれた者が 此方の世界を護るという事は 途方もない重みを孕む事なのだと。 薄らであっても、理解はできた]
だいじょ、ぶ どんなに、わるいこ、いわれても いいこ、あなた、いいこ
まもって、あげる あげなくちゃ
[震えた毛並みも、そう言葉を紡いだならば。 はっきりと、胸を張るように頭を擡げて]
(254) 2019/02/11(Mon) 17時頃
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いきる、わるくない
すき
[鸚鵡返しに、反芻する。 そうっと、天を仰いで。 それから、大地を見下ろして]
すき
[むずむずと、くすぐったげに。 けれど、嬉しそうに呟いた]
(255) 2019/02/11(Mon) 17時頃
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神都 きょうみ、ない、わけじゃない けど、神都のひと、いやいやする しかたないし 神都は、ちょっと、こわい
うん こわいはにげる、へいき せかい、きえちゃうは にげられない、へいきじゃない だから、がんばる
[夜色は、大地の色を見上げて]
(256) 2019/02/11(Mon) 17時頃
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