224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜
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[人の負の感情を媒介にして獣は嗤う。
ゆっくりとではあるが確実に人の身体に染み込んでは、記憶さえも支配しようと喰らう。
手始めに誰から魂を引き取ってしまおうか。
幼馴染でも、師匠でも、誰だって構わないのだけど。
人が集まる場所といえば───…]
『 料理は得意? 』
[肉体は離れた場所ではあるが、一度確認することは出来たから囁きは届くのではないかと。
万が一、届かなくとも問題はない。
身に纏う冷気が伝えてくれる。
今夜は荒れる。]
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─祭りの雑踏─
……ばかみたい。 なによ、ケイト。ちゃんと大きい声、出るんじゃない。
[木の根元にしゃがみ込んで息を整える。顔を両手で覆ったまま他人事みたいに呟くと、なんだか色んな事がどうでも良くなって、雪の舞い落ちてくる空を見上げた。
この寒空の下、汗ばむくらい走ったのなんて久し振りだ。普段は刺すような冷気も、今は少しだけ心地良い。 さっきまで最低な気分だったのは間違い無いのに、なんだかスッキリしてしまった。
思えば、シメオンが自分に優しくないのはいつもの事だ。挨拶くらいに聞き流して、あんなに怒ることなかったかもしれない。]
(別に、…彼に褒めて欲しかった訳じゃないし。)
[寧ろ会いたくなかった程で。 見せたかったのは、慣れぬことで狼狽えている自分ではない。]
(154) 2015/05/26(Tue) 23時頃
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(……。 ジリヤに、会いたいな。)
[膝を抱えて、目を伏せる。 真っ先に浮かんだ、大好きな友人の顔。それが甘えだと分かっていたし、なにより彼女はシメオンと祭りを回ると話していた。 邪魔するつもりも、彼に会うつもりも、今のケイトには無い。
次に浮かんだのはアランの顔で、でもそれは今の彼ではなく、まだ若く、気のいい兄のようだった頃のものだ。 大人になった彼を思い描こうとして、昨日会った筈なのに、何故だかうまくいかなかった。]
『変わってなんて、ない』…か。
[ついさっき、自分が放った言葉を反芻する。嘘だ、と思った。 昔のケイトなら、あんな風に泣いた後は、きっとすぐに優しい友人たちに甘えてしまっていただろう。 それ以前に、シメオンの軽口に怒りを露わにしたりしなかったかもしれない。]
……。 あなたの言う通りだわ。 ────変わらないものなんて、
[ないもの。=n
(155) 2015/05/26(Tue) 23時頃
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……天気、悪くなってきた。 どこかに入った方が良さそう。
[ひゅう、と強く吹いた風に身震いを一つ。 立ち上がって歩き出した少女の瞳は、もう涙で濡れてはいなかった。]*
(156) 2015/05/26(Tue) 23時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/05/26(Tue) 23時頃
『 さて。「キミ」が行かないなら「僕」が行ってこようか。 』
[ 外は吹雪いてきている。
檻の中に閉じ込める準備は整いつつあるのだ。
だが、同時にここには人が多い。
見つからないように人を欺き、狡猾に操るにはどうすれば良いだろうと。
人間にも人間で時たま獣らに惹かれてしまうような者はいたけれど。
宴の始まりは自分達の手というのも一興。]
『 さて。どうする。 いい案はあるかな。 』
[侵食は進みつつある。
こうして媒体の意識が覚醒しているのに、囁ける程度には。]
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─パルックの宿屋へ─
[ごうごうと吹き付ける風と、吹雪。 ただでさえあまり速くない歩みが風に煽られて余計に覚束ない。 バタバタと長いスカートの裾が音を立て、纏わり付くもんだから余計に始末に負えない。うぅ、と小さく唸ってようやく目の前に現れた宿屋のドアノブにしがみ付いた。]
もう、なんなの…!
[風圧に押さえ付けられたドアがなかなか開いてくれない。 ギ、と軋んだ音でようやく開いた隙間に、細い体を捻じ込んだ。もしもジリヤが一緒に居たのなら、体でドアを押さえている間に彼女を中へ押し込んだだろう。
厨房側の勝手口だから、お客に見られる事は無い。 それこそ勝手知ったる叔父の家だ。びしょ濡れで歩き回る訳にも行かず、ケープを脱いで奥に引っ込むと厨房の叔父に一声かけてタオルを拝借した。]
(175) 2015/05/26(Tue) 23時半頃
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……ごはん、つくらなきゃ……
[疲労感からか、どことなく朦朧と呟く。突然の猛吹雪に、宿へと避難してきた人も多い。叔母や他の従業員は未だ帰っていないようで、忙しそうに動き回る叔父の姿が目に入る。 ジリヤがその場に居たなら、タオルを貸すのは勿論、客席のペチカに一番近い温かな場所を勧めて。]
私、叔父さんを手伝わなきゃ。 飲み物持ってくるから、温まってて。 [昨日足を痛めた彼女を気遣いながら、その場を離れた。]*
(176) 2015/05/26(Tue) 23時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/05/27(Wed) 00時頃
─???─
『 料理は得意? 』
(ああ、そうだ、ごはんを作らなきゃ。……どうして、だっけ)
『 「キミ」の作った料理が食べたいな。 』
(そうだ。そう。あのひとが望んだから。私の作った、料理…私の…わたし、の。)
[知っている誰かの知らない声が、麻薬のように脳の芯を犯している。
甘ったるい倒錯感が少女の意識を曖昧にする。頭の中の誰かと自分が、じわり、と、混じり合う感覚。
彼の問いに、答えなくちゃ、ならない。]
『 「あなた」は誰がいい?
大切な先生かしら。久しぶりに会ったお友達?──ああ、それとも 』
『 あの、雪の妖精みたいな、幼馴染? 』
[赤い紅い微睡みの中、唐突に少女の意識が浮上する。
ここは?
一体なにをしてるの、私。
今の声は、だれ。
溢れるように割り込んだ思考に、脳は勝手に混乱する。足がガクガクと震え、制御の利かない少女の身体はその場に膝をついた。
咄嗟に視線を巡らす。
知っているはずの叔父の家なのに、そこが何処なのか認識出来ない。
ただ、一つだけはっきりしている事実がある。目の前に、その叔父が居て。────伸びたその両手が、指が、自分の頸を締め上げている、という事だ。]
────っ、お、じ、…さ…
[ひゅう、と喉が鳴る。息が出来ない。
力の抜けた手から、からん、と何かが落ちた。つられるように視線が床に落ちると、転がっているのは肉切り包丁だ。どうして。どうして、こんなもの。]
『すまない…ケイト、兄さん、すまない…!』
[泣きながら叔父が両手に力を込める。
ぐ、と喉笛が押し潰される。声なんて出る筈無い。次第に細くなる意識に、パルックの泣き声だけがいやにはっきりと届く。
殺さなきゃいけないんだ。
雪鬼《スニェク・ディアボル》は、殺さなきゃ、いけないんだ。そう。]
(ちがう。わたし、雪鬼なんかじゃ。)
[じゃあ、何故?
肉切り包丁で何をする気だった?ぐるぐると回る視界に、歯車の音。
どんどん遠くなる意識の中、ふいに脳裏を過ぎった何か。陽光を跳ね返す、金の、柔らかな──]
────……す、けて、
…シ………オン……
[ぶつん。]**
ケイトは、アルコールを煮飛ばしたホットサングリアを、ジリヤに「はいどうぞ。」
2015/05/27(Wed) 00時半頃
[ いつだって、何にだって。
自分は、一番には、なれない。
足を突き動かす衝動の名前は分からない。
ただ、何かに誘われるようにしたつま先を差し出していた。
唇は閉ざしている。
運が良かったのか、周囲に人影は無い。
けれど、鼓膜を揺らす囁きは聞こえる。]
たいせつな、せんせい。
ひさしぶりにあった、おともだち。
[ 幼い子供のように囁きに倣って繰り返す。
誰だ。それは。何だ。それは。
俺は、「 あの、雪の妖精みたいな、幼馴染? 」]
──────ぁ。
[ ぐらり。
逆流する世界に落ちていく。
背筋を這うのは爛れた掌。
氷のように冷えた指先が思考を凍てつかせていく。
まるで硝子のように。
破片のような鋭さを持った眼差しは思考を停止させる。]
パルックさん…何して…ッ!
[絞り出したような声を放つと同時に地を蹴る。
捨て身の攻撃で身体ごとぶつかれば二人で縺れ合うように倒れ込んだ。
肉切り包丁は自分の後ろ手にある。
動揺したパルックを宥めるように声色は穏やかだ。]
ケイトが雪鬼《スニェク・ディアボル》な訳ないじゃないか…!
落ち着いてよ、パルックさん!
[何かの間違いだ。
そう訴える。
男の表情はきっと見えない。
ただ、温度の無い双眸が、見下ろす先にあるのは二つの双丘。
パルックが何か喚いている。
だから貴方を落ち着かせてあげる為に、囁く。]
『 「よく見て。誰が────雪鬼《スニェク・ディアボル》か。 」』
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