139 【飛歓】暇を持て余した神々の【RP村】
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[おずおずと戻ってくる志乃に気を良くして]
んーん。びっくりさせちゃったかな? ごめんねぇ。 私こんなんだから喧しいって煙たがられちゃうのよねえ。
[志乃ちゃんみたいなおしとやかな女の子だったら、みんなに可愛いって言ってもらえるのかもねえ?なんて、肩をすくめながら冗談めかして言ってみる。
そも火の眷属は気性が荒い。それを疎ましく思ったことはないが、しかし物静かで穏やかな他神に憧れがないわけではない]
(218) 2013/08/12(Mon) 22時頃
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[優しい慈雨のような志乃の言葉に、それだけで十分幸せだとにっこり微笑んで]
ありがとねぇ。 そんなふうに言ってもらえるととっても嬉しいわあ。
[しかし、志乃の暗い子、という言葉には]
志乃ちゃんは暗くなんかないわ。 志乃ちゃんの言葉にも、琴の音色にも いっぱい優しさや明るさが込められてるもの。
[ちょっと控えめなだけ、とふふふと笑って]
たまちゃん!ごちそうさまあ!
[厨房にいるであろうたまこに声を掛け、]
いきましょっか?お団子、固くなっちゃうもんね。
[と志乃に手を差し出すだろう]
(221) 2013/08/12(Mon) 22時頃
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ありがとう!すっごく嬉しいわあ!
[琴の誘いには素直に喜んで。付け加えられた言葉には、んふふと曖昧な笑みを返しておいた]
じゃあねー!またくるわあ!
[茶屋に残った面々に挨拶をすませ、志乃の屋敷へと向かうだろう]
(226) 2013/08/12(Mon) 22時半頃
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―― →志乃邸宅へ ―― [道中、今日最初に出会った時のような怯えはなく、にこやかに話をしてくれる志乃の姿を見ながら、ああやっぱり可愛いなあと、女の心はほこほこしていた。 やはり娘を産もう。そして志乃と名づけよう。 女神の野望はここから始まるのだ。
やがて邸の前までくれば、志乃の方から約束、と言ってくれて>>228]
もっちろん! じゃあ、そうね。お兄さんのいない時にこっそり、ね。
[なんて冗談めかしながら、すっと右手の小指を突き出して]
指きり、しましょ。
[下界の真似事なんて、笑われるかしらと思いながら、それでもなんらかの形で「約束した」という証が欲しかった]
ゆーびきーりげーんまーん…
[最後に指きった!と小気味よい拍子で歌いあげて指を離す。別れの挨拶をして女の姿が見えなくなるまで見送ってくれているであろう志乃を背中で感じながら、女は邸を後にした]
(236) 2013/08/12(Mon) 23時頃
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―― 志乃邸宅→ ――
さあて…これからどうしよ。
[明の邸で文献を漁らせてもらおうか。ならば広場に向かえばまだいるかなあ?などとぼんやり考えつつ歩けば]
(……ん?広場?)
[何かがひっかかり、やがて]
あぁぁああ〜〜〜〜!!! 置壱ごめえぇぇぇえぇええん!!!
[志乃を送る際押しつけた酒樽を思い出し、弾かれるように駆け出した]
―― → 広場 ――
(240) 2013/08/12(Mon) 23時頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2013/08/12(Mon) 23時頃
『うらめしい』
『くちおしい』
『のろわれてあれ』
『なにが、かみだ』『だれが』『だれが』
『おまえとて』『おまえとて』
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―― → 広場 ―― [はぁはぁと息を切らしながら広場まで戻ってきてみれば、そこにはすでに誰の姿もなく]
うあぁぁ…どこいったんだろ皆…
[正直、明の居場所くらいしか見当がつかない。その明ですら今日は禊で出歩いていたから、邸に居るとも限らない。まして置壱の居場所なんて知る由もない。 途方に暮れる女の頭に別れる前の情景が思い出されて]
あっ 置壱、朧さんと一緒に現れたわよねぇ…
(え、まさか朧さんの邸に!?それって押しかけても大丈夫!?そんなはしたないことして嫌われたらどうしよう…)
[青くなったり赤くなったりと一人百面相を繰り広げていたが、やがて腹を括ると]
…ぃぃよおしっ 訪ねてみよう!そうしようぅぅ…
[震え声で決心を口にして、もうすでにバクバクと煩い心臓をお伴に朧邸へと駆けだすのであった]
(248) 2013/08/12(Mon) 23時半頃
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―― → 朧邸 ―― [門の前で深呼吸を繰り返す。もう何度しているかわからない。こんなに深呼吸していては逆効果なのではないかとすら思えてくる。 けれど一歩を踏み出す勇気も、門を叩く勇気も湧いてこず。 ただただ、もじもじと門の前で立ちつくすのみであった]
(どうしよう…なんて声掛ければいいんだろう。 たのもー!かなぁ?)
[ぐるぐると思考を巡らして。 これが本当に火を司る神様の姿かと自分を叱咤してみるものの、やはり勇気は湧いてこない]
……うう。
[涙目になりながら己の着物を掴んで。 女が踏ん切りをつけるまでは、まだ時間がかかりそうである]
(259) 2013/08/12(Mon) 23時半頃
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[駆ける、音に]
[射抜かれるように]
(――……繋がった)
[赤黒い音が、唆す。]
……驕るものなど、この地に不要……。
[それは確かに望んでいたことだ。だが]
アラハバキ……?
[何かを思い出しそうになる。]
『そうだ。名だ。貴様の名だ。』
[それは最早、本能だった。
痺れて揺れて絡め取り、罵り嘲り痛めつけ、
そうして”音”は血肉を得たのだろうか]
誰も皆、綺麗なんかじゃない
綺麗じゃなきゃ、いけないはずなんてない
呼んだというなら全ての神が
音を拾ったわたしはせめて、あなたと共に
[揺蕩うような意識の中で、手を伸ばす。
憎々しげな言霊たちが、音となって苦痛を運ぶというのなら。
慰めにもならない言葉をどうか、彼の神の下へ*]
名……。
いや、いやだ、違う……。
[この音は一体何なのか。]
誰か……。
[この音は、己にしか聞こえないのか。
まさか、まさか、障られたのか。
この音の中にいるのは、己だけなのか。]
[喘ぎながらのばした左手が、柔らかくて小さな誰かの手にふれた*]
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(帰ろう……!)
[そうしよう。しゃがみこんでいた女はすくっと立ち上がってそう決心した。良いではないか、置壱のことだ。きっと適当になんとかしてくれるだろう。 言葉は粗雑だし、いい加減に見えるがやることはきっちりやってくれる男だ。そしてなにより義理固い。 女が身なりに頓着せずかの神に行為を寄せるのにはそういう理由があった]
(けど…少し心配なんだよなぁ…だいぶ汚れてきてたみたいだし…)
[下界で良くないことでも起きてるのかしら…と首を傾げながら、もう一度門を眺めて。 後ろ髪引かれる気持ちを断ち切るように一歩踏み出した
が]
「主からの伝言です。どうぞ、中へお入りください。」
[ドキィッ!と心臓をひと際強くとび跳ねさせて振り返れば、朧の使いがこちらを見ていて]
ぁ…あの…はい……
[コク、と小さく頷くことしかできずに、その使いの後をついて行った]
(272) 2013/08/13(Tue) 00時頃
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[邸の中はびっくりするくらい静謐に満たされていて、空気も、庭に植えられた植物も、建物さえもが清浄な気を放っていた。 さらさらとどこかで流れるせせらぎの音が耳に心地好い。肺一杯に空気を吸い込めば、身体の中から浄化されるような気がした。
思えば水の神様のところへ火の自分なんかが入って大丈夫なのだろうか。 何か均衡を崩してしまいやしないかと、若干の不安を抱えながら、きょろきょろと初めて入る邸の庭を歩いて行けば]
あっ 池!
[鯉、いるかなあ?なんて淵の岩に手をかけて覗きこめば]
(277) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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