94 眠る村
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…煩いよ、ローズ。
いい聲で啼いてくれないなら
その口、塞いじゃうよォ。
[裡で叫ぶ宿主へ冷たい言葉を落とす]
[あくまでもこちらが上だという態度]
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[猫の餌と言われれば、恋人の釣った川魚を皿の上に乗せて店の前へ]
…ぁ、
[>>48押しのけられば抵抗なく身を引き彼の背を視線だけ追いかけ]
…、フィルが殺したの? [ぽつりと呟き][人狼に怯えるよう、その場から逃げ出す]
(49) 2012/06/18(Mon) 16時頃
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[宿の扉から飛び出すとお腹を空かせた幼馴染の猫の姿] [川魚は半身とはらわたはすでに食べられていた]
っ、
[目蓋を落とし眉を寄せ唇を横に引く]
(50) 2012/06/18(Mon) 16時半頃
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おや、
[店に戻るクラリスの姿][その歩調を見て瞬く瞳]
ローズマリーは、クラリッサの姿が遠くから店の方へ歩いてくるのが見える
2012/06/18(Mon) 18時半頃
逃げて続けてたら、分が悪いからね。
[こぼし、ゆっくり歩く歩調変わらず。]
―――――僕だよ。
ふふ、
[ゼロだと解れば、柔らかな視線を送りながら]
["おしまい"といったゼロの言葉が思い浮かぶ]
おかえりぃ。
フィルを利用できるかと思ったけどォ
なぁんか彼も、こわれちゃったみたいだよ。
[壊れた人には興味を失せたよう]
フィリップ、壊れたんだ?
それほど、大事だったんだね。
[シメオンという存在そのものが、彼にとって光だったと――
そんなことも知らず、軽く軽く、奪い続ける命。]
使えなくても、じゃまさえしなきゃまぁいいよ――……。
手持ちの"駒"に期待だね。
[ブローリンは、敵。
ケヴィンとティモシーは果たして。]
シメオンの死体から離れたくなさそうだったからねェ
なんだったら、見て来たらァ?
[扉の前で佇むゼロへそう伝えて]
じゃまかァ。
あーいった人間が、何仕出かすかが
一番読めないからァ… ね。
危なっかしいっちゃあ、危なっかしいよねェ。
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[クラリスが前を通り過ぎて、扉を開けるまで] [口を開く事はないまま]
[碧の眸は彼女をみつめ] [扉を閉めるまで見守る]
[それから、店の裏口へと回り厨房へと戻る]
(53) 2012/06/18(Mon) 19時半頃
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[祖父がいつもの席につけば果実に漬けた赤葡萄酒を置く]
お爺ちゃん…?
[>>55突然の言葉に何度も眸を瞬かせる]
(56) 2012/06/18(Mon) 20時頃
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嬉しい…
[笑みを向けられれば、ふわりと微笑みを返す] [クラリスを探す祖父を追うことはしないまま]
[空腹を紛らわせようと紅茶を淹れ始める]
(58) 2012/06/18(Mon) 20時頃
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[幼馴染の、従兄弟はこれから一体どうするのだろうと]
ふふ、
[状況は、こちら側が有利]
[そういう風に動いてきたのだから]
[所詮 加護 なんて]
[人の心次第で、どうにでも操れる]
―― 残念だったねェ、ご先祖様ァ。
ローズマリーは、フィリップに話の続きを促した。
2012/06/18(Mon) 21時半頃
――加護で、人も殺せてしまう時点で、
酷い片手落ちだと想わない?
["ご先祖様"のしかけた術は、
疑心暗鬼と罪悪感――狂気を呼ぶ最高のショーだった。]
所詮其の程度だったってことさ。
今よりうんと力を持っていたその昔でさえ、ね。
無駄だったんだよ、何もかも。
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…知ってるわ。
[まるで独り言のようにぽつりと呟く] [>>60誰が人狼かなんて"知っている"]
(63) 2012/06/18(Mon) 21時半頃
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加減ができない魔術だったのか
それとも、ご先祖さまは子孫を信頼してたのか
くくくっ
[信頼][そう言えばどこか可笑しくて嗤う]
所詮は ボクらの前では意味のない存在ってことさ
――信頼が仇になるなんて、
滑稽なことじゃないか。
[エイトに寄せる信頼
知らず、寄せている絶大な信頼――。
おとぎ話はその宿主に夢を見せるのだろうか。]
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[そして][自分のもつ武器を惜しみなく使う技も"知っている"]
―――…、あついわ。
[左胸だけではなくて][触れられた箇所全てがまだ熱を持つよう]
(71) 2012/06/18(Mon) 22時頃
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[けれど今朝][彼の背に触れ、彼が自分の左胸に触れた時] ["ローズマリー"はケヴィンに対して]
" ごめんなさい "
[と、見える位置ではっきりと唇がそう模った] [それはあの日、伝えられなかった言葉] [その後、少し慌てたように彼の背から手を離したのだった]
(72) 2012/06/18(Mon) 22時頃
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[用意するカップの減った紅茶は淹れずポットの中]
…あなたが人間と言ったハナは ほんとうに、人間だったのぉ?
[静かに、疑うような口調で言う]
…、クラリスはほんとうに―― そうなの…?
(75) 2012/06/18(Mon) 22時頃
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[ゼロがすること]
[それは、クラリッサを、演じきること。
エイトが――かしこいエイトがうまくやると。]
[粉々に砕いた心はただただ空虚。]
[ゼロが宿主を壊す理由――
成り代わりに感応しすぎて、
意志を奪わねば感情のコントロールが、効かない。]
[エイトに語らぬ、秘密。
これまでそれで、うまくやってきた――今度もきっと。]
[――――朝]
[恋人と触れ合う、女を演じる間]
[一寸だけ意識が途切れた瞬間があった]
[それはほんの一瞬]
[刺青に触れ、触れられたときの]
[エイトはまだ、それが 何かは解っていない]
[顔を背けたブローリン。]
おや?
案外、泣き落としでいけるのかな。
[ここまできても、なおも楽観的な声。]
フィリップは――クラリッサを救いたいんだって、さ。
[落とす余地はあるかとめぐらせる思考。]
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[静かにケヴィンの傍に近付いてその左隣に立つ]
だれを、呪うかなんて…っ わたしは、大切な人を護れれば それでいいのよ。
[唇を一度横に引いてからクラリスへ向ける碧の眸は揺れる]
あれが…乗り移られているなんて わたしには、見えないわァ
(82) 2012/06/18(Mon) 22時頃
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[ゼロの語らぬ秘密は、知らずのまま]
[エイトは宿主の魂の欠片を残し弄んだまま]
[その宿主を演じきって魂の叫びを聞くを愉しむ]
――― ゼロ、…
ボクはきみを呪いたくなんて ない。
[同時に、仲間を失うことを忌み嫌う]
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っ、
[幼馴染のことを出されれば奥歯を噛んで][両手をきつく握る]
わかってる、 わかってるわァ。
…どんなに、思っても 護れないってこと、くらい。
わかってる、けど そう言うことくらい いいじゃないっ。
(87) 2012/06/18(Mon) 22時半頃
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―――――――――。
[死にたくない、と 言ったはず。
けれど、クラリッサの叫びが、 いやに近く 聴こえた。]
僕、今―― 変なこと言った?
[呪いたくないと、聴こえた声のタイミングがよすぎて
はたと、考えるけれど]
ローズマリーは、ブローリンに碧の眸をゆらゆらと揺らしながら、言う
2012/06/18(Mon) 22時半頃
―――― … 、いや?
[聞こえていないと、返す言葉]
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