103 善と悪の果実
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― 翌朝、大広間で ―
……ずっと寝室にいたわ?
[嘘はついていない。
実際、夢も見ていない。魘されることも、幸せな夢も、何も見なかった。
昨日聞いた音は彼なのだろうか、と思いはすれど、子供が果実を盗むなど、と。自らを棚にあげた思考が先にたつ]
……ありがとう
[小さく礼を述べ、手を離すよう言外に促した]
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[その時にはもう手を離していたか。 再び響く叫び声は、果実の消失を告げる時よりも大きく、また悲痛に響いた]
グロリア姉様………
[名を呼び、胸元を掴む。 ひとつ、大きく息を吸うと昨晩教わったグロリアの居室のある3階めがけて、駆け出した]
(32) 2012/09/26(Wed) 18時半頃
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― グロリアの部屋 ―
[たどり着いた部屋には、知らせる為か、使用人は一人もおらず、少女は遮られることのないまま、中を覗き込んだ。
目覚めを促す使用人の仕業だろうか、カーテンは開け放たれ、雲の切れ間から、日の光がまっすぐに、その寝台を照らしていた]
(33) 2012/09/26(Wed) 18時半頃
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[全身を赤く染めたグロリアは、屋敷の至る所にある芸術品のどれよりも、とても、とても美しかった。
太陽に照らされた深海の如き瞳は、大きく見開かれ、 その美しさに感銘を受けたかのように輝いていた]
………――姉様
[叫びを抑えるかのように口元に伸びた手は 柔らかい唇に触れ、そこに浮かぶ笑みを周囲から*隠した*]
(34) 2012/09/26(Wed) 18時半頃
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"――――――…見ていた。"
例えば自室をそっと抜け出した、赤い蝶を携える少女。
例えば人の気配のない大広間、闇夜に紛れた一羽の烏。
"蛇"は警備を誘惑し、甘い甘い毒を盛る。
きっと哀れな被害者は、今朝には何の記憶もない。
舞台さえ整えれば、劇が始まると知っていた。
だって…姉様はもういないのに
[小さく、小さく零した言葉はトニーの耳に届いただろうか]
―深夜の大広間―
[蝶が舞い、赤の蜜を吸う一方で。
僕は黄金の林檎を手に入れた。
あれはまだ、大広間の中にある。
部屋を彩る植物の飾り。
この屋敷を象徴するかのような黄金の林檎たち。
その中にひとつ、忍ばせた。
木を隠すなら森の中、果実を隠すなら同じくだ。]
もう、いない…?
[届いていた言葉。
蝶のように走り出した少女。
そして栄光の死。
――彼女が、グロリアを?
もし、そうならば。]
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― グロリアの居室 ―
え? …え、ええ
[コリーンの言葉に頷きながらも、なかなか目を離せなかった。 唾を飲み込み、無理やりに瞼を閉じる。 闇の中でも、赤はなかなか消えない。 その残像が鮮明に浮かぶことを確認してから、目を開く。 傍に立つコリーンへと首を傾げ]
…姉様の方が酷いお顔よ、戻りましょう
[遺体へと向けたのと同じ呼び名でコリーンを呼び、刺青の男へ向けた視線を呼び戻すように、裾を軽くひいた]
(89) 2012/09/27(Thu) 02時頃
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[刺青の男は先に下へと戻っていった。 使用人が慌ててシーツを抱えてきたけれど、真白いシーツをかけられたグロリアは、染み込む赤の多さと、見えなくなったことによって 帰ってその死を鮮やかに刻んでいた]
……戻りましょう?
[コリーンにもう一度声をかけて、叶うならばその手をとり大広間へと促したろう。 それとも顔の青い彼女は自室へと戻りたがったか。どこへなりと望む場所まで送り、 ややあって少女は広間へと戻っていく]
(92) 2012/09/27(Thu) 02時頃
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[そこには蛇もいたのだろうか。
そして昨夜のように、見ていたのだろうか。
林檎を盗み出す、アダムを。
果実を啄ばもうとする、烏を。]
[少女は秘密を守りきることに無防備だ。
感情を押さえつけることも苦手だ。
欲しいから、奪う。
邪魔だから、壊す。
善も悪も、自覚はしていない。
ただ、欲望に忠実な、心を知らない蝶のような存在。
この狂気が始まったのは何時だったか―――]
[まるでそれは、わざと聞かせているような推理。
撹乱したいのか大広間を外す言葉を用いて。
本当はすぐ傍にある。
ただ誰も、気付いていないだけだ。
足元に転がる林檎のどこかに、“それ”があるだなんて。]
[見られていることにも、聞かれていることにも気づかぬまま]
そうだわ
[人影のない、廊下の途中で手を合わせた]
早く…あの子をつけたいわ
[黒い蝶もいつか羽ばたくのだろうか。
それとも蛇に呑まれてしまうか。
軽やかに少女が廊下を進む頃、
薄紅の褥に眠る蝶は、乾いた血で黒蝶に*成った*]
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― 大広間 ―
[大広間に戻ったのはどのタイミングか。 直接ではないにしろ、トニーの言葉を聞いて捜索を始めた人から、例の推理めいたことは聞けただろう。
瞳を大きくさせて大真面目に頷いた少女は探し始めようと見渡して――]
…それはそうと、ご飯にしましょう?
[お腹すいちゃったの、と恥ずかしそうに*俯いた*]
(95) 2012/09/27(Thu) 02時半頃
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[左手が凶器に沿う。
ふつふつと湧き上がるこの感情が何なのか、分からない。
不明瞭で、だからこそ、消してしまいたい。
僕は怯えているのだろうか。
あの、おどおどとした彼のように。]
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― コリーンの部屋の前で ―
グロリア姉様はね ……私の未来だったの
[憧れとも言うべきか。 全てを手にし、自覚と自負を知り、 誇り高く咲いていた、栄光という名に見合った姿。 美しく、また完璧に見えた。
少女がまだ、小さな世界における"全て"を失う前に出会った、栄光。 望みを全て叶えてくれる、絶対の存在。 その、はずだった]
(139) 2012/09/27(Thu) 21時頃
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……大好き、だったわ
[その言葉は扉の向こうに消えたコリーンには届かなかったかもしれない。
グロリアにとっての少女が、ただの小さな とるにたらない存在だったとしても そのことを少女は知らず、また想像すらしなかった]
(140) 2012/09/27(Thu) 21時頃
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― 大広間 ―
御機嫌よう、ペラジー様
[髪を撫ぜる感覚に頬を緩ませるも 白に隠されたストロベリーブロンドを探るように見やった]
ええ… また、何か?
[首を傾げる少女はやっとその騒ぎの中心に気づく。 宴の最中のこと、そして先ほどの刺青の男が発した言葉。 感情の高ぶりは、その表出は伝染する。 止めようとした前に出ようとする客、それを押しとどめる者。 まったく関係のない所でも口論は始まり、眉を顰めるだけの者も囁き始め、喧騒は少しずつ大きくなっていく]
まあ…
(146) 2012/09/27(Thu) 21時半頃
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そうね…怪我はしたくないわ 痛いのは嫌いだもの
[すました顔をつくり、使用人がテーブルやらなんやら準備を始めるのを確認した]
…あら
[目の前が暗くなれば、そっと手を重ね、それでもどけることはしない]
ペラジー様? …私、グロリア姉様に会ってきたのよ
[これより恐ろしいものは既に見た、と 恐怖の残滓すらない表情と声音で告げる]
(149) 2012/09/27(Thu) 22時頃
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[警官が去った後に大広間へ辿り着いた蛇には、
烏の落とした推理を直接拾う機会はなかったが。
けれどざわめく人々の言葉端より、
彼が話していたことは伝わるだろう。
…あの夜、まさに林檎へてをかけた、
他ならぬ彼の言葉を]
――――――…栄光(グロリア様)へ、永遠のお別れを。
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ええ…
姉様、とても綺麗だったわ
[小さな手は眼前を覆う手を握り、やがてその力に力が篭る。 誰からも隠された表情は、やがて変化し――]
…これじゃあペラジー様の顔も見れませんわ
(157) 2012/09/27(Thu) 22時半頃
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[見開かれた瞳は、やがて力を失った]
………姉様、とても柔らかかった
あたたかかった
…今は きっと 冷たくなってしまったのね
[諦めたように呟いた後、
意思を確認しようと顔を見たがる。
少女は蛇の意図を知らず、それでもまだ、無防備なままだった]
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そうね、姉様幸せだといいわ 姉様のこと、大好きだったもの
[手をよければ、平静を取り戻した瞳でじ、と見あげた]
お顔も…そうだけれど
[その表情はどのようなものか。探るように、けれどまた、視線は髪へと動き]
…そこまで時間がなかったの ねえペラジー様
…髪飾り、つけてらっしゃる?
(168) 2012/09/27(Thu) 23時頃
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