人狼議事


17 吸血鬼の城

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【人】 水商売 ローズマリー

― 書庫 ―

私は人だったから……
同じ人の命を奪うことが怖かった。
けれど、私は変わってしまった。
貴方と同じ魔の者になった。


[伸ばした手は城主に触れる事が叶わず
何処か残念そうな表情が過った。
理由を示されればふるりと首を振り]


それもあるかもしれない。
けれど……、それだけではないの。
私に触れられるのは、いや……?


[諦めず触れようと離れた一歩を埋めて手を伸ばす]

(80) 2010/06/25(Fri) 01時半頃

――…執着じゃない。
これは想いよ。

貴方に喜んで欲しい。
貴方に笑っていて欲しい。
貴方に、しあわせになって欲しい。

[純血の魔性である城主に
それを望み伝えるのは難しい事かもしれない。
それでも伝えようとするのは深い想いゆえに]


 其れは私には存在せぬもの。

 ……私を喜ばせたいならば、ひとの絶望をもっと此処へ
 私の笑みが欲しいなら、ひとの恐怖をもっと見せてくれ

 私の幸せは
 人々が苦しみもがく姿をこの瞳に映しながら
 其の血を啜ること


[ひとと魔は相容れぬもの。
望む愛を手に入れたらしいのに
期待していた満足感が得られない。
胸に篭る靄が――目前を曇らせる]


【人】 水商売 ローズマリー

― 書庫 ―

だって、私はもう人ではないもの。
貴方と同じ――…


[たとえ触れてもぬくもりを与えられぬ事を思い出し
伸ばしたその指先が惑うように微かに震え]


苦悩する顔がみたいなら
そういう顔をさせるような事をすれば良いわ。


[それはあまり愉しい事とは言えないけれど
困ったように微笑を浮かべた。
好きに、という声に嬉しそうに頷き
眸を伏せる城主の頬へと繊手を宛がう]

(87) 2010/06/25(Fri) 02時頃

――あの2人でなければ、
誰がよろしいのでしょう。

ほら、耳を済ませてごらんなさい。
ちかくに他の人間の気配はありませんか?

……もっとも、あなたのすぐ目の前に
甘い甘い血の芳香を漂わせている方がいるのでしょう?

とても、とてもいい匂い……

[渇きを誘うように、囁いて囁いて]




――…嗚呼。
分かっていたけれど……
貴方はまた難しい事をいうのね。

……私が人の侭であれば
貴方を喜ばせられることが出来たのかしら。

[悔いても時間は戻らない。
悔いてしまうのは記憶を取り戻してしまったせいか。
思い悩むように柳眉が寄せられた]


[囁く白薔薇の聲が心地良い。
魔とは本来あのようであるものだ
同胞を唆す彼の聲に安堵を覚える]


 ……もう一度人に戻る事など、不可能だ。
 知っているだろう。


[柳眉を寄せた相貌を間近に見ながら]


 ――ベネット
 さあ、そのものの首へ喰らいつくが良い
 乾きは血をもってしか、抑えられぬ


[城主の聲を新たな眷族へ送る。
己の血が彼の内側でざわめき立てるように]


やめろっ……!

[渇いた、喉が渇いたと。本能が騒ぎ立てる。聞こえてくる白薔薇の声に、収まらぬ渇きに苛々する]


【人】 水商売 ローズマリー

― 書庫 ―

それは……
咽喉が渇いていなかったから……


[城主たる彼に隠し事など出来るはずがない。
理解していたのに躊躇ったそのことを指摘されれば
翡翠は不安げに揺れた]


――…え。あのひとを、眷属に……?


[告げられた言葉に頬に触れた指先が小さく震えて
ゆる、と一度伏せられる眸。
光を受けて煌めくアメジストを見詰めながら紡がれた声は微か]


――…それが貴方の望みなら。

(94) 2010/06/25(Fri) 02時半頃

[苛立ちの混じる叫び
心に暗い悦びが満ちる]

 
 ……止める必要は無いぞ、白薔薇
 お前はなんと同胞思いなのだろうな。


[くすくすと笑みが毀れる。
恐ろしくも妖しい微笑み]


――…嗚呼、忘れていれば良かったの?
思い出さずにいれば良かった?

困らせてしまうだけならば……
記憶なんていらなかったのに……


[独り言ちてきつく唇を結んだ]


[その声音は甘く、優しく]

ああ、もう限界なのでしょう?
なんて苦しそうな声……おかわいそうに。

我慢など、
なさらなくてもよろしいのですよ?
加減さえ、間違えねば良いのです。


あまり渇きが酷くなってしまってからでは……

嗚呼、本当に

加減を間違えてしまうかも しれませんよ?


 私は言ったぞ?
 「早く此方へ戻って来い」と。
 お前は
 私よりもあの娘を選んだ。
 
 事実は消えぬ。


[僅かな呟きを耳に受け
気だるげな溜息を零す]


 汚名返上したければ、我が望みを叶えて来る事だな。


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 02時半頃



 お褒めいただき嬉う存じます。
 ……旦那様、私はもっと己の魔を深くしたいのです。



 深く、深く。

 忘れてしまえるように。

[それが唯一つの絶望を忘れる縁。
白薔薇は憂いのため息をひとつ]


[自分に血を分け与えた吸血鬼の言葉に、血がざわつく。咬み付きたい、飲み干したい、今すぐにと。
続けて聞こえる白薔薇の言葉に冷や汗が流れる。体が震える。我を忘れて噛み付いてしまえば加減もできない。そうなって、本当に命を奪ってしまったら]

……間違えなければ……

[頭の中でぐるぐるとその言葉ばかりが回り続ける]


 嗚呼、ならば後で私室へ来ると良い
 直接にこの血を循環させてやろう。

 下らぬ世迷い事など、全て消し去るほどに与えてやる。


[憂いを帯びた溜息を零す白薔薇へ
己の領域へ踏み入ることを許す。
未だ決心のつかぬ様子の眷族へは、後押しするように
薄く笑みを零した]
 

 あまりに乾きに囚われ続けると
 血だけを求め続ける……
 理性の飛んだ、人の言うただの化け物に変じるやもしれんぞ?


――……ッ


[城主の指摘に息を飲む。
確かにあの時、彼女を選んだ。
言い訳など出来るはずもなく。

ふ、と過るのは諦めにも似た色]


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 03時頃


【人】 水商売 ローズマリー

[思い悩むような間があった。
城主に触れていた手をそっと下ろし]


嗚呼、戯れが過ぎたよう。
御気を悪くしないで、お兄様。

――…お兄様の望む姿が
この城で過ごした私の姿だと仰るなら

私はお兄様の望むままにあるだけ――。


[緩く頭を垂れ女は心を殺す]

(108) 2010/06/25(Fri) 03時頃

[眷属が呟く声には微笑う気配]


 ――……旦那様、


[その許可の言葉に、白薔薇の声音は震えて、
今しがた、女の呟きに乱れた心が、ただ闇の救いを求める]

 とても……とても、
 ありがたく、存じます――…


【人】 水商売 ローズマリー

[生粋の魔性たる城主に何かを与えられるはずもなく。
血の色の眸に見据えられ女の柳眉が不安げに寄せられた]


――…私の、悦びは……


[翳る表情。
冷たく重なるその手をチラと見詰め
女は惑うように一歩後ろに下がる]


褒美……?
望む、言葉……?


[虚ろな翡翠が緩く細まる]

(112) 2010/06/25(Fri) 03時頃

 嗚呼


[在り難いと
震えた声音に、城主は柔かに囁く]


 お前が望むままに、与えよう
 人との境から飛び立てる魔の翼を。

 ……部屋で待っている**


【人】 水商売 ローズマリー

――…心得ました。


[霧に溶ける城主に答える声に温度は消えうせて――]

(114) 2010/06/25(Fri) 03時頃

【人】 水商売 ローズマリー

― 書庫 ―

――…求められていたのは同胞として。
何を錯覚していたのかしら。

[独りになった零れたのは情けない声。
きっと今自分は情けない顔をしている。
はぁ、と溜め息交じりの吐息を零し
忍ばせていた花の髪飾りをその胸に抱く]

これを私が持っている資格なんてないわね……。
せめて貴女の形見をこの城の外へと思ったのだけど

[誰かに託す以外術など見つからず
されど託す相手も、思い当たらずに。
全てを裏切った女はごめんなさいと小さく謝罪を繰り返す]

(118) 2010/06/25(Fri) 03時半頃

水商売 ローズマリーは、良家の娘 グロリアの奏でるオルガンの音色に思わず泣き出しそうな顔をして。

2010/06/25(Fri) 03時半頃


水商売 ローズマリーは、本屋 ベネットという新たな眷属に一瞬思いを馳せ――

2010/06/25(Fri) 03時半頃


【人】 水商売 ローズマリー

[手にした記憶はとても大事だったもの。
思い出すだけで胸が苦しいのは
戻れぬことを嘆いてのことか
それとも、罪の意識からか――。

銀細工の羽も幼馴染の妹姫と同じ場所に眠る]


――…嗚呼。


[壊れてしまいたいのに壊れることも選べずに。
愚かな魔性はゆるゆると首を振る。
それは子供がいやいやと駄々をこねる仕草に似ていた]

(121) 2010/06/25(Fri) 03時半頃

【人】 水商売 ローズマリー

[城主に望まれたのは
死を望む隻眼を死から遠ざけること。
否、眷属と変わることは人としての死を意味するか。
けれどそれをドナルドが如何受け止めるかなど分からず]


――…如何して、迷うの?
私は……決めたはずなのに……


[自嘲的な笑みが浮かんだ]


嗚呼……、こんな姿、
誰にも見せられない……。


[自らを省みて女は影を伴い部屋へと戻る**]

(124) 2010/06/25(Fri) 04時頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 04時頃


[蝕む絶望は深く]


  翼を、

   ――私にお与え下さい、旦那様。


[こんなにも求めたことなどなかった。
それは、救いを求める祈りにも似て非なる。
白薔薇には宵闇の他、縋るべきものはない。]


 嗚呼、お前の
 望むままに――…私の愛しい白き薔薇


[薄い微笑みを口元に湛え、薔薇の香を其の腕で包む]

 
 堕ちた天使に与えてやろう
 私と同じ
 闇の翼を


[甘い囁きは、呪縛でもあり解放でもある。
やがて彼が意識を飛ばすと、城主は窓辺に向かい空を見上げた。
霧の立ち込めた其処からは、蒼天など見えるはずも無い**]


【人】 水商売 ローズマリー

― 部屋 ―

[湯を浴びた女は姿見を覗き込む。
映る姿は朧でその存在感たるや希薄。
哀しみを消したその相貌に薄い化粧を刷いて
纏うドレスの色は何色にも染まらぬ黒]

今はこれが似合いの色。
……そうでしょう?

[緩く首を傾げ鏡の中の自分に問うように。
ほの暗さを滲ませた翡翠は
医師の宣告を聞いたあの時と同じ色]

――…魂だけとなった貴女は…
貴女たちは如何か此処から逃げて。
これ以上哀しまないように、如何か……。

[逃げる術を知らされていた女は
懐に忍ばせた少女の形見の花飾りにそっと囁く**]

(134) 2010/06/25(Fri) 11時半頃

【人】 水商売 ローズマリー

[ふ、と床に何か光る物を見つけた。
腰を折りそれに手を伸ばせば摘んだ人差し指に奔る痛み。
グラスが割れたあの食堂から知らず運んでしまったのだろう。
硝子の欠片を影に託し、じ、とその傷ついた指の腹を見詰めた。
ぷっくりと赤い雫が浮かんでいる。

人の身と変わらぬ脆弱な魔性がながらえられるのは
その傷を直ぐに癒せる魔力を備えているから。
けれどそれは女の意思が無ければ効力も無く
――治す気の起きぬ女はその傷を塞がぬまま。

赤い舌先が白に咲く花弁を舐める。
血の味が分からない]


――…血を得るのを止めれば
私は灰になれるかしら。


[終焉を望む己に気づき自嘲的な笑みが浮かぶ]

(135) 2010/06/25(Fri) 12時頃

【人】 水商売 ローズマリー

― 城門前 ―

[影から隻眼の男の行方を聞き出し女は部屋を出た。
霧に紛れることなく自らの足で其処に向かう。
此方と向こうを隔てる城門の前に
自分よりも大きな人影とくゆる紫煙]


――…逃げ出そうという気になった?
ドナルド……


[黒のドレスの裾が風に靡く。
攫われそうになる亜麻色をそっと手を押さえ
捕食者たる女はドナルドの言葉を待つ**]

(136) 2010/06/25(Fri) 12時頃

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