人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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[ 疑問形の声が返る()。
 暫くは様子を伺うように黙り込み(
 その間に別の音が、ふわりと届く()。 ]

 妖精なんて可愛いもんだったらよかったけどなぁ。

[ 人の姿をした《それ》はきっと悪魔だ。
 時に小夜啼鳥と呼ばれ、時にロジェと呼ばれた。
 ああでも、この唇があいを語ったことなど一度もなかった。

 ――今までは。 ]


 無関係、かは微妙なところだけど。
 こんな風に夜を止めたのは、俺じゃあないな。

[ こんな時でも、吐けない嘘。
 薔薇が必要としているもの()も、今の俺にはわからない。
 それは俺が変わってしまったからなのか。
 中庭の魔術師失格、といったところだ。

 新たに目覚めた声と()。
 君も、苦しくなるのかもしれない()。
 そんな言葉に、眉を下げたのは伝わらぬ表情。 ]


 起きてるから、だめなのかもよ?
 みんながちゃあんと寝静まったら
 月も諦めて、太陽を呼んでくるかもしれない。

[ まだ遊んで、まだ眠れない。
 月は子供のように俺たちに纏わりついて来ているだけなのかもしれない。 ]*


 
 
[ 眠れない薔薇(おれ)が、みんなを巻き込んだだけなのかもしれない。 ]**
 
 


[確かにそんな見た目じゃないけれど
流石にもう、そういう意味じゃないとは分かる。
ふと、綺麗と呼んだ時も否定されたなと思い出す
この人は一体何を抱えているのか。

今ここで問うことではないと感じ、返さずに。]

 やっぱり、君でも薔薇でも解決しないか。

[問い全てに答えは貰えなかったが
それが分かれば良かった
理解したのが口にした一言。
そうしてロビンに願いを伝えたのだ。]*




 …………寝る、

[暫しの間、そして沈黙。

そのままの意味で受け取り、未だに乱れる身体を恥じた。
耐えればいいのだろうか。]*


 ………そ、寝る。

[ 薔薇の甘い毒を受けた身では、違う意味に取れようか。
 それはいっちゃんも、新たな犠牲者となったロビンも。
 身体の中をぞわりと駆け上がり、目の前にある同級生に牙を剥く引き金の一つにだってなりえよう。

 呪いは欲望を煽り、増加させる。

 思い出す、声ひとつ。
 《あの時》吐息に籠もった、熱。 ]


 眠れない子には、おやすみのキスがいるかもね。
 口付けて、その唇をなぞり。
 それでもうるさいなら、舌を絡ませてしまえばいい。

[ 毒を注ぐように、囁く悪魔の言葉。 ]

 匂いで酔わせて体温を分け合えば、
 キミも落ち着いて眠れるようになる。

[ 甘い、誘惑。
 今はまだ得られない、願望。 ]


[ それを求めるのが《罪》だとするなら
 俺は綺麗でもなんでもない、ただの穢れた悪魔。 ]*


[求めることを止めて、ひとりになって
ベッドに潜り込んで耐えればいいのだろう。
そう思っていた筈なのに、
別の意味が浮かんで、身体はそちらを望んでいて。
……思い込もうとしていただけなのだろうか。

それが無理矢理に与えられ変えられたとして
この夜より何年も前から堕落した身だった。
特別欲に、あの香りに弱かった。
助けよう明かそうと思いながらも、
本能は、次は自分だと待ちわびていたのだ。
フェルゼにも拒まれていなければ、
その先は耐えるつもりでも口づけくらいしただろう。]


[呪いは今も生きて、欲望を煽り続ける。
もうそれはおかしいと
想いもないのに触れてはならないと知らされたのに。

そして────綺麗だとこいした男の、悪魔のような囁き

やめてくれ、もう何も言わないでくれ
誰を求めているのか分からないのか、なんて
嘘だと悟られた予感があれど、別れを告げたのは俺。
知りすぎた感覚は、言葉だけで蘇るようで。
水などでは冷えない奥底が疼き、熱を燻らせる。]



 きみ、酷い 人だ……
   知らなかった、こんな……

[相手はただ返事をしているだけ
この身体の事実を述べているだけ。
それ以上、何も言っていない。

ひとりで勝手に、浅ましく穢らわしく欲情していた
過去の記憶と、この男と。交互に脳裏に浮かぶ感覚。]



    ェ ……ル
     俺、は…………っ。

[最早、名前すら朧な声が
生徒会長として接してきた後輩にもきっと聴こえてしまう。

まだ、今は耐えている。
眠れないって、分かっているのに。
“あい”の無い交わりをもう望んでいないのに。

葛藤と欲望を本人の意思に反して届ける香りは
酷く、濃い。]*


……眠りのキスを落とす前に、質問です。
薔薇の……可愛くない妖精さんに。

[ちょっと違うけど、細かいことは気にしない。
まだ頭がズキズキするのを耐えて。]

……僕から直接、薔薇の養分となるものを得られませんか。差し上げますので。

[吸い尽くされれば、眠ってしまうかもしれないが。]


……えっと。
セックス以外の方法だと、なおいいんですけど……

[どことなく切れ切れの声。
全てを察したわけではなく。

性に溺れてしまいそうになる自分への配慮である。*]




 ……頭いいなぁ、君。
  次はもう決まってるけど、その次の生徒会はどう?

[聡明な子の声のおかげで、多少息が整った。
申し訳ないのだが、ありがたくもある。
この場に全く関係ないことを言い出すのは、現実逃避である。]*


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/23(Wed) 21時頃


そ、そんな目立つことは、いいです。

僕はタンポポみたく、隅っこが好きなので……

[薔薇は自分には似合わない。
しっかり根を張って、踏まれても丈夫で、でもひっそりちゃんと咲いている花がいい。]


 酷いね、うん。 俺は酷い。
 綺麗なんかじゃないよ…──いっちゃん。

[ 喘ぐような声に()もたげる熱。
 キミの泣きそうな言葉に、煽られる。
 別れを告げられても── 一度振られたぐらいで ──
 諦められない、しつこい悪魔だ。

 それでも今はまだ。
 返す声は二つあるのだから。
 冷静さを装おう。 ]


 ははっ、えらくストレートに謂うなぁ。

[ セックス以外で()なんて声には、笑わざるを得なかった。 ]

 難しいお願いだね。
 セックスにしろキスだけにしろ、精をもらうことは出来るけど
 キミらに芽吹いたものは奪い取れない。
 悪いね。
 奪い取れるのなら今すぐにでも、奪ってあげたいんだけどさ。

[ 偽るのは嫌いだし、苦手だ。
 欲は甘く、甘くなり、囁きに落ちる。 ]


【人】 双生児 オスカー

─現実、医務室での─

[ フェルゼをベッドに寝かせてから
  ずっと医務室で寝ているモリスとヒューが気に掛かって、
  仕切りの隙間から顔を覗かせた。
  まだモリスは寝息を立てているだろうか。

  一度起きたのだろう、
  また床に落ちている包帯をヒューの腕にそっと巻き付けていく。
  彼が痛みで目を覚まさないのなら、
  今までの悪魔的な治療が態とであった事を物語っているだろう。

  包帯で痛ましい肌の隙間を埋めながら、
  声はモリスの方へと向いた。]

(53) 2018/05/23(Wed) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

  モリス、さっきから見えてるのは君の夢かな。
   人の頭に入ってくるのは流石にやめて欲しいんだが……
  まぁ 君は嫌がらせをしないし止むを得ないんだろう。

  けれど少し、 少しね、
  頭が痛くなる。

[ ベッドに横たわる彼は着の身着のまま。
  香るのは薔薇。
  しかし彼らしい、木の匂いにふと羨望の色を映した。]

(54) 2018/05/23(Wed) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

  君が見る夢は 綺麗だ。
  本当に、

[ 目を逸らしたくなる。
  言葉に仕掛けた音を飲み込んで、
  思い出すのは撫でられた指先の熱>>3:275
  後輩の腕に爪を立てそうなのを耐えた。]*

(55) 2018/05/23(Wed) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

─廊下─

[ 医務室帰り。
  ベネットが倒れていたとしたら、もう医務室へ運んだ後だろう。
  もしかしたら未だ見つけてもいないかもしれない。
  廊下で当てなく歩いていると、向こうから現れてくれた探し人>>36

彼と顔を合わせたのは久しぶりの様に思えた。]

  こんばんは。また居残り?
 
[ 一目見た彼の姿は何時もの生徒会長からは想像も出来ない。
  けれど余り驚かなかったのは、もう誰かの夢でその姿を垣間見ていたから。
  正解を見つけた優等生らしく、
  努めていつもの様に正しく笑う。]

(56) 2018/05/23(Wed) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

  また 全部済ませようとしてるんだ。
  ひとりぼっちで。

[ 遠くからでも香る薔薇の芳香>>3:61
  首元に咲くのは痛ましい程赤い花>>3:3
  呼吸を置いて、「おかしな事を聞くかもしれないけど」と嘯く口。]

  此処からでも、
  貴方からかいだことのある匂いがするんた。
  さっきまで一体何に触れてたの?

[ 相手とは対照的に、爪先にこびり付いた血以外、見た目は小綺麗な顔で笑いかける。
  思い出すのは、医務室にいる彼の木の匂い。]*

  ねえ それは誰の匂い?

(57) 2018/05/23(Wed) 21時頃

[ 奪い取れやしないくせ、精がなければ生きていけない。
 生きるには、それが必要で
 枯れず咲くには、与えられなければならない。

 ───《あい》を。

 欲しいと願う。
 眠る人に、耐える人に、生きろと謂われたから。 ]


……だめですか。
了解しました。

[不可能だと言われればそれまで。
短く返事をして。

黙って、色々と考えている。
身を委ねたくはなるけれど、それはとても甘い誘いだけど。

相手が友人だったことで、足掻く気持ちが湧いたのだ。

何せロビンは友達が少ない。*]




 …………嫌な予感がするな。

[たった一言、無意識に呟く。]


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/23(Wed) 21時半頃


【人】 双生児 オスカー

  モリスがいるのに、答えるのも躊躇わないんだね。

[ 先程かいだばかりの木の匂いは、
  まだ、遠のくことは無い。
  笑いもせずに放った言葉は自分でも気付かない程温度が無かった。

  まぁいいか。と間を置いて、
  繕ったのはいつもの顔。]

  それを僕に言って貴方はどうしたいんだ。

(67) 2018/05/23(Wed) 22時頃

【人】 双生児 オスカー

  僕は貴方が現状の鍵を握っているかと思って話しかけたんだけど、
  「皆が眠れば」とは、つまり?

[ 側にあったベンチに腰を下ろす。
  立ち尽くす相手を手招く事はしない。]*

  夜から解放される為なら
  僕は飛び降りもするし、腹にナイフを入れよう。
  教えて欲しい、何をすればいい。

(68) 2018/05/23(Wed) 22時頃

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