60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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…訳が分からないが……
[残念ながら、気にせずあっさり受け入れるようなおめでたい脳味噌では無かったため、やはり困惑の色が濃い。
けれどそんな違和感も、芳しく濃厚な薔薇の香りが溶かしていく。
心の芯に灯る衝動。
欲しいのは、刹那の快楽。
…本当に、それだけ?]
…あ。
ランディ…は?
[心配そうに問う言葉がこちらに向けられたのは、
何故だか彼も…同じ匂いがしたからかもしれない。]
ランディ?……ヨーランディス?
俺は、今朝は見てないな〜。
[昨夜の騒ぎを、眠りこけていた少年は知らない。
どちらに向けられた問いかはわからなかったが、答えておいた。]
なんで先輩にあんなこと言ったの?
[おどおどした声が囁きに混じる。]
『甘い蜜をあげたいんだ』
『とてもとても甘美なんだよ』
『みんなにもわけようよ』
[それから薔薇の声も。]
『ああ、ランディは眠っちゃったかな』
『だいじょうぶ、幸せな夢を見るよ』
…眠っ、て…?
[胸の奥が、なんだかチリリとした。]
大丈夫だ、って…
[自分で部屋まで帰れると言っていたかいないか…都合よく勝手に解釈しただけなのだろうか。
置き去りにしてしまったのは何故なのか、何故そんなことを後悔しているのか。
わからない、けれど…
脳裏をよぎる光景は、だるくて痛む身体を引きずって、とぼとぼと部屋へ帰る自分の姿。
そのあと…たぶん4日くらいは、晴れていたのに授業を休み、
校庭を走りまわるクラスメイトを窓から虚ろに眺めていたのだっけ。。]
!!
ノックス先輩?
[どこからか声が聞こえた気がして、少年はきょろきょろと辺りを見回した。]
…おい、どうした?
[自分以上に病弱な彼のことだ。
異変が聞こえれば流石に少し狼狽えたか。]
|
[嵐が去り、夜明けを告げる朝の光に薄らと眸を開く。 起床時間を大幅に過ぎた時間を指す時計にちらと視線を送り、欠伸を一つ]
……朝、か。
[がりがりと伸びた爪で首筋を掻いて新しい傷を作りながら、 とりあえずは空腹を訴える腹を満たすかと、朝食を取りにいくかと寝台から立ちあがる。
ぎぃと軋む扉の音のあと、廊下に顔を出せば。 昨日とは違う甘い華の芳香に、むっとしたように眉根を寄せた]
(289) 2011/08/04(Thu) 01時頃
|
……セシル先輩にも、蜜をあげたいの?
[少年は不安げに訊ねる。薔薇は笑う。]
『そうだよ』
『蜜をわけて、手伝って貰うんだ』
[くすくす、くすくす]
……ねえ、僕はザック先輩のものなんだよ。
[一つの身体を共用するのでなければ、少年は薔薇の服の裾を引いていただろう。]
『だいじょうぶ、悪いようにはしないから』
[そんな、薔薇の声。]
ご めん
無事、いきてるよ〜………
[思いっきり心配をかけさせる台詞を吐いたことをかろうじて思い出し。ぼそりとこちらにも思念を飛ばすと、また沈黙する。**]
わわっ!
[薔薇の行動に少年は慌てる。]
だめだよ、口のキスは!
キスなんて別に…なんてことないだろうに。
心地良いのは認めるが。
[いくども穢れ、自ら穢しもした唇に、特別な思い入れなんてこれっぽっちもない。
粘膜に張り巡らされた敏感な神経が、そこにはあるだけだ。]
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