171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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此方は大丈夫よ。
引き付けてくれたなら助かる、ありがとう。
[そう告げると、此方も目の前に意識を向けて。]
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ー校舎ー
[背後の体育館で撃ち合いが聞こえる。閃光が走る。それを背にしながら、見上げるのは校舎。いや、というよりは今は要塞じみた外見となっている何かだった]
…これは。 確かに聖JKDS学園は『機関』の候補生たる異能の集まる世界秩序の要。地上部はともかく地下はカタカムナ鉄筋コンクリートで固められ、有事に際しても一個大隊相手にはしばらく持ちこたえられる要塞であるとも聞いていた。 しかし、地上部がこうも堅固な要塞と化しているとは…
[足元の石を手に取り、傷をつけてみる。]
形状記憶性の自己修復機能まで備えているのか… 誰の仕業だ? ふふ、これで宙にでも浮いたら空中要塞の完成だな…
[予算編成で空中要塞を七枷が要求したことをなぜか思い出した]
(184) 2014/04/09(Wed) 20時頃
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―――最も良い原理は、最も仮説の少ない原理である。
―――最も良い規則は、最も例外の少ない規則である。
―――最も良い説明は、最も言葉の少ない説明である。
―――最も良い機関は、最も無駄の少ない機関である。
―――最も良い支配は、最も単純な支配である。
― 大統一理論、生命、宇宙、そして万物についての究極の答え ―
何もかも、最もシンプルなプランが最も良い。
(209) 2014/04/09(Wed) 22時半頃
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――――いらない物は全て剃刀で削ぎ落とせば、最もシンプルな原理だけが残る。
能力者の、能力者による、能力者の支配…
JKDSとは、あるいはそういう考え方である、かもしれない。
オッカムの剃刀とは、つまりそういう事だ。
(212) 2014/04/09(Wed) 22時半頃
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高貴なる責務―NoblesOblige―は、それ故に能力を持つ者が踏まえておかねばならぬ最低の心構えである、のかもしれない。
が…… 私は選んだ。能力者として生きる道を。
会長《エンペラーオブジャキディス》の留守を預かる副会長《ロードオブジャキディス》。
今はもう、皇は去り、一ノ門は離れてしまった。 後は、私が自ら拠って立つしかない、のかもしれない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー――――――
(214) 2014/04/09(Wed) 22時半頃
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――硝煙と瘴気が満ちる異界の皹境《ナカニワ》――
それにしても、彼女らは、いったい……
[分からない。あれは単なる異能と捉えるには少々別領域に足を踏み入れているように感じる。 あの愛部の傍にいる愛くるしい生き物が巨体を誇る虎になって中庭に君臨している。その様は、天の罅に喰らいつく冥界の獣と好対照だ>>211。
それに……]
雪白の赤憑き躍るエフェドラ。 ……妙だ。あの気配は、……むしろ私に近い。非常に近い。 いや、それを言うなら愛部も…似ている。一体何だ?
彼女らがArk因子の保有者なのか、あるいは、もっと別の…
(224) 2014/04/09(Wed) 23時頃
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―――そもそも、Ark因子とは、何だ?
(225) 2014/04/09(Wed) 23時頃
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1人でも充分よ。
………光流……桜スイーツとか興味無いだろうけど。
終わったら食べ行こうか。
[連戦を続ける光流の様子が気になってはいても。
心配するのは彼に失礼になるだろうから。
全て終わった後の予定をいつもの呑気な口調で問い掛けた]
……俺は、甘いもの好きだぞ。
そうだな、終わったら……食べに行こう……。
ひとつくらいなら、奢るさ。
[なるべくいつも通り答えようとした声は。
疲労も苦痛も隠す事が難しくなっていた。]
え、奢りなの?
じゃあ金魚蜂パフェ食べる!
[彼の疲労には気が付かない振りをしつつ。
わざと明るくそう言って。]
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そう言えば、あの2人はオスカーが暴走したとき、傍にいたような……(>>2:317>>2:339)
[傍で見ているだけでもその対峙する姿には戦慄が走りそうになる。手袋を両手に嵌めたままの自分には、まだあれらは奇異な存在だ]
やはり、オスカー君絡みか。……やれやれ。 因果の旋律は、どうあっても彼をこの學園の首座に据えずにはおかないらしい。ならば…道は一つだろう。つまり…
(247) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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あら、七枷。
皇主催の兆疋屋の果物食べ放題もあるわよ。
[お互いの姿が見えないからこそ、前髪で隠した下。
そっと祈る様に目を閉じた]
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おっと!
[雪白の赤憑き躍るエフェドラの言葉に、手を振る。邪魔はしないと言わんばかりに。彼女が何を思っているのかはわからない。 同時刻、生徒会室が如何なる惨状になっているのかは、更に知る由もない。 けれど、戦車を呼び出し獣へと向かうあの姿は、黒く染まりながらもこの世の惨禍と悲嘆へ立ち向かわんとするブラックマリアのようでもある。]
……あれは、私の希望なのかもしれない。
(261) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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[異能に慣れ親しんだ者であっても思わず目を背けそうになる歪曲《バロック》……しかし、それが何故か、安らぎを覚えさせるような気がした。]
もしかしたら……確証など何もないけれど… 私の思い過ごしか飛躍にすぎるかもしれないが…
七不思議の最後、誰も知らない孤独の七の正体は…
[目の前の2人をじっと見やる。]
……いや、まさかな。
(263) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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お前ら……。
少しは遠慮しろよ。
[疲労が濃いが、苦笑を返す。]
/*
どうしよっかなー
ロビン倒せるなら倒しちゃうかと思ってるけども。
/*
斃れそうに見えないww
どちらかと言うと遙夏がフラグってる気が。
/*
そうなのよねー。
まあ、もうしばらくは起きてるし。
この後、強めの反撃するからそれ次第かなあ。
/*
見た感じそちらで弱ってきてるのは遙夏だよなあ。
ロビンはまだ元気いっぱいって感じ。
/*
そっかー。
あんま落としたくないが、遙夏かなあ。
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それよりも。校舎が向こうの侵食を受けているせいか? さっきから随分と信号が乱れていてわからなかったが… 生徒会室で何か騒ぎが起きているな?
[そう言って見上げたのは、屋上が開き>>272、そして空中要塞が出現する>>294ほんの少し前だった]
あれは…不味い!!
[直感的に察知し、地下へと駆け降りる。ボイラー室に偽装した一室の最奥、小さなコンソールがあった。]
これだけの侵食…主、副、予備端末まで全てハッキングされているか?! くっ……応答しろコンソール!!私だ!神宮院檀だ!
(308) 2014/04/10(Thu) 01時頃
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『声紋パターン照合。>>認証中>>』
『認証完了。貴殿を聖ジャキディス學(パス)』
[認証音声を紡ぐ端末に向かって、いつになく切羽詰まった表情で叫ぶ]
緊急コード―ALLRED:0013-A―!キルリアン防護壁『ジェリコの壁』を緊急展開!急げ!
『主要三端末への干渉不可を確認。オールレッドオーダー認証。ジェリコの壁展開します。10,9,8,……』
(311) 2014/04/10(Thu) 01時頃
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/*
遙夏襲撃でいいと思うー
▼どうすんだろってのはあるけども。
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[万が一のための最終手段。あらゆる學園の機能が停止した際の最終防護手段を講じて、展開を命じる。10秒後に、學園の校舎を包むように一時的に純粋エネルギー性のシールドが発動する、はずだ。]
校舎自体も幸か不幸か、かなり強化されている。地下までは恐らく大丈夫だろうが…… 《新生派》だとしたら…間に合うか?
[いや、たとえ間に合っても緊急手段、あの砲門の数から予想される極大火力を防ぎきれるかというと自信はない。一斉掃射されたら、耐えきれない事は十分想像できる。 無理に走りすぎた。杖を置き、その場にしゃがみ込む]
この様は他人に見せられたものでないな…
(316) 2014/04/10(Thu) 01時半頃
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/*
▼はこっちが次で決着つける。
というか俺がしぬ。
…………少し、見ないうちに、すごいもんが飛んでる。
[指一本動かせる気はしないがふと目を動かして。
黒き空に浮かぶ巨大な空中要塞に気が付いた。]
あれ、呼んだの緋奈か?
すごいな。
…………。
…………ごめんな。
俺はもう手伝えなそうだ。
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