171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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[さて、蒼舟本人か、包帯か、血の力か。 いずれにせよ"聴かん坊ブレイド"は鳴りを潜める。 そのタイミングで、図書室にはもう一人の人影。]
澪標、か? そんな顔をしていたのか、お前は。 顔から出ているものを洗うか拭くかしろ。見るに耐えん。
[狼狽する蒼舟と真逆、彼女の存在自体には慣れているために、冷静なまま。 初めて見た表情は、しかし赤く、幾らか酸味臭がした。]
(119) 2014/04/09(Wed) 01時頃
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ふん、……――
[澪標の語るクイズ>>122。機械化した友人、舌のない身体。 眼鏡を外《ゲームチェンジ》す程もなく、自身には愚問だったが。 蒼舟の答え待ち、どこか悲痛そうな色見せる澪標を見やった。]
(130) 2014/04/09(Wed) 01時半頃
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……それで? 僕の答えは必要か? 澪標。
[微か震える、澪標の手>>137を見た。 蒼舟の答えが紡がれれば、ついでとばかり残すつもりではあったが。 おそらくこの問いの《答え》は、回答者によって意味が異なるだろうと。]
(140) 2014/04/09(Wed) 02時頃
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ロビンは、オスカーの言葉に、口角を上げ笑った。
2014/04/09(Wed) 02時頃
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……は、クイズより難題を押し付けられたな。
[全て終わった後に、学園の大樹の下へ、このシャベルを持って、返しに来い>>141と。 もじもじと焦れる乙女心の機敏はひとつの欠片たりとて読めないが、課されたものは理解した。 勝ち抜けと、そう、言われたのだ。]
だが、僕にやれないことはない。
[実質、己の肉体ひとつが武器の自分にとって、シャベルをどうすべきかは少し迷ったが。 そのまま、片手に持ち続けることにした。 これは、この戦い《ゲーム》においての枷《ハンデ》であり――武器《アドバンテージ》だ。]
(153) 2014/04/09(Wed) 02時半頃
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借りるぞ、澪標。 お前に枷《ハンデ》を付けさせたことを、僕は後悔しない。
[このシャベルが、彼女の武器であったのを、この目で見ている。 故に、自分は今彼女から武器を奪ったに等しい。]
借りることに礼は言わんぞ。 ――感謝をするのは、最後だ。
(154) 2014/04/09(Wed) 02時半頃
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――大図書室から――
お前の道程《ロード》は見えたか、蒼舟。
[押さえつけていた剣は、今や蒼舟の手の中に静かに納まっている。 幸せになる、と決意を見せる彼>>157に、問い。その視線に、返事はいらないとばかり意識を逸らす。 が、剣の嘆き収まれどしかし、怨念のようにくろぐろと囁いたあの声は未だ耳の奥に残っていた。 のんびりと未来への憧憬を語る猶予はないだろう。 とっぷりと何もかもを呑み込んでしまいそうな穴《ドリルホール》に、ゆっくりと歩み寄る。]
(165) 2014/04/09(Wed) 15時頃
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僕は七枷緋奈の動向を確かめに行く。 生徒会室に行くのにそう時間もかからんが、先の《剣気》は警戒のもとにもなっていようから、行動は早いほうがいい。 その為には僕は手にした権利を行使しよう。
[来るかと問うつもりで、澪標を振り返り。 その顔の紅潮に、眉を顰めた。]
澪標。顔が赤い。 ……使命を全うするも構わんが、自分を捨て置くなよ。
[乙女心の機敏はやはり何一つとして感じ取れないまま、非常に遠まわしな一言を残して、穴へ飛び込んだ**]
(167) 2014/04/09(Wed) 15時頃
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悪い、一人しか釣れなかった。
[戦いを開始しながら、先程聞こえた中庭との声と爆音をちらと思う。]
此方は大丈夫よ。
引き付けてくれたなら助かる、ありがとう。
[そう告げると、此方も目の前に意識を向けて。]
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――生徒会室――
[穴は、生徒会室の壁《キカイ》にぽっかりと口を開け、三人の人影を吐き出した。 問いかけは、蒼舟から出た。故に、自身は何らかの情報を掴むまで黙りを決め込むつもりだったが。]
《神》に取って代わる……だと?
[七枷の口にした言葉>>181に、鋭敏に反応する。 片眉を釣り上げ、聞き捨てならないと噛み付いた。]
なるほど、僕の第一の敵はお前らしいな、七枷。
[機械化した生徒会室も、学園の七不思議も、勝手にしろとしか思えなかったが。 ざわりと機械たちが空気を変えるのすら、宣戦布告と受け取って思念《オーラ》の煙を纏う。]
(185) 2014/04/09(Wed) 20時半頃
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いや。 今戦ったら、お前から搾り取れる情報が減るからな。 それに、ここでいきなり始めるのは、そこの二人もいい顔をしなさそうだ。
[言いつつ、裏腹機械翅を睨みつける。 叶うならば仕掛ける、そう言わんばかりの思念《オーラ》を漂わせるが、しかし機械化したこの生徒会室ではじめるのは分の悪さも感じる。]
戦場《バトルフィールド》は公平《フェア》なほうが楽しめるだろう?
(188) 2014/04/09(Wed) 21時頃
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僕の必要とする情報を既に得ているなら意味がある。 例えば――《永久閲覧禁書》をどうするつもりだ?
[裏で動く彼女が禁書を持ち出したとの憶測で問うたが、そうでなくとも《新生派》を名乗ったに等しい彼女であれば、その同胞の動きとして、何がしかの情報を得ているだろうと。 机と椅子の消えたこと、気づけども動転はせず。 罠にかかったかと舌打ち仕掛けたが、飛んで火に行ったのはこちらの方だと思い直して息を吐く。]
(193) 2014/04/09(Wed) 21時半頃
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[ち、と外れに対して大きく舌打ちし。 だがしかし関与者はやはりいるのだと、彼女の掌の上とも知らず目を眇めた。]
いや、充分だ。 お前がそうでないことと、他の新生派の輩が何か知っていると、それだけでな。
[壁面の機械音に耳を澄ませる。 少しでも異常に動けば、瞬時に反応できるようにと**]
(197) 2014/04/09(Wed) 21時半頃
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――期待はするだけ無駄、か。 まあいい。僕の必要な情報は足りた。
[澪標の言葉>>204に、不満の残る表情を隠しはしないが。 免罪布・皇式薔薇十字《クロス・オブ・パードゥン・アコムパニード・ロゼ・エンペラー》をバンデージ代わりに巻いた拳を、きつく握る。]
"↙↓↘《Diago-Down-Diago》"――……
[命令《コマンド》入力を進める。 狙いは、ひとつ。]
(216) 2014/04/09(Wed) 22時半頃
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天力か――…… はは。
[飛び上がる七枷に、怯むでも威圧を感じるでもなく、"笑った"。 声を出して、喉を震わせて、笑った。 七枷の飛翔を見るでもなく、もう一本の免罪布を巻いた脚を、踏み込んだ。]
(219) 2014/04/09(Wed) 23時頃
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澪標。"無機物は許可がいらない"と言ったな?
[荒い息を繰り返す澪標に、もう退けとは言わない。 彼女は退かない。ならば説得は無駄だ。 蒼舟の宣言に、その刀大いに振るえと期待を寄せながら、自身は自身の仕事をしよう。]
穴を開けておけ。 叩き壊す。
[この部屋の構成物は、無機物ばかり!]
(226) 2014/04/09(Wed) 23時頃
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[ゆらり、煙に僅かな色がつく。 自ら傷つけた手、それは血の力を使うのみならず、思念《オーラ》の強化のためでもあった。 深く、細く、息を吐く。]
―― "K《Kick》"
(227) 2014/04/09(Wed) 23時頃
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『震雷』!!!
[狙うのは、七枷緋奈自身でも、その身体を中空に留める機械翅でもなく。 壁を、戦場《バトルフィールド》を形成する、彼女の武器でもある、幾つもの機械群。 鋭い低姿勢の回転蹴りとその衝撃波は、この闘気感知し動き出す鋼鉄のそれらよりも早く、速く、疾くダメージを叩き込む。 破壊されてしまえば、単なる無機物の残骸ばかり!]
(232) 2014/04/09(Wed) 23時頃
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何処でもいい! 叩き出せ!!
[出口を問う声には、そう叫び。 だが届くか否か、無数の弾の雨が降り注いだ。幾らかは震雷の衝撃波で払えても数は多く。 しかし被弾は、思念《オーラ》波をより色濃く染める。]
(235) 2014/04/09(Wed) 23時頃
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1人でも充分よ。
………光流……桜スイーツとか興味無いだろうけど。
終わったら食べ行こうか。
[連戦を続ける光流の様子が気になってはいても。
心配するのは彼に失礼になるだろうから。
全て終わった後の予定をいつもの呑気な口調で問い掛けた]
……俺は、甘いもの好きだぞ。
そうだな、終わったら……食べに行こう……。
ひとつくらいなら、奢るさ。
[なるべくいつも通り答えようとした声は。
疲労も苦痛も隠す事が難しくなっていた。]
え、奢りなの?
じゃあ金魚蜂パフェ食べる!
[彼の疲労には気が付かない振りをしつつ。
わざと明るくそう言って。]
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は――、三体一で丁度いいと、お前が言ったのだろう? だが、邪魔と認識されたということは、多少は鬱陶しいらしいな、こいつらをやられるのが。
[ならば継続すべきだと判断し、口元でにいと笑んだ。]
"←《Left》" "K《Kick》"
[剣戟はバックステップを一つ、難なく交わす。 天井へと再び飛び上がるのを、追うことすらせず。]
(244) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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"→→《Right-Right》"
[紫色にたなびく煙を引き、拳は壁を狙う。 冷たい金属質の壁材《キカイ》に触れれば、腕ごと切り裂かんと刃が無数に牙を向くが。]
――"大P《Highpunch》"
(251) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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あら、七枷。
皇主催の兆疋屋の果物食べ放題もあるわよ。
[お互いの姿が見えないからこそ、前髪で隠した下。
そっと祈る様に目を閉じた]
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こいつも混ぜておけ……――『爆裂天波』!!
[壁際の機械群も破壊し、それらはすべて七枷緋奈を真っ直ぐに狙う位置へと転送《ポータルワープ》する!]
(254) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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厄介だが、構わん。 助かった。
[こちらへとふらり歩み来る澪標>>256を軽く抱きとめる。 ただし、まだこれでは終わらない。負担を労うも、そのまま床面に座らせた。]
《新生派》を止める為とあらば恩赦だ。 言い訳には慣れているんでな。
[部屋の破壊については、そう言葉紡ぎ息つくと。]
(258) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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お前ら……。
少しは遠慮しろよ。
[疲労が濃いが、苦笑を返す。]
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[降り注ぐ弾丸>>255。通常時ならば拳圧の衝撃で切り裂き吹き飛ばすばかりのそれだが、今は違う。 左手に握っていた武器《シャベル》を右手に持ち替えると、円状に回し弾き飛ばす。 紫の血が、七枷の頬を流れた>>257。]
避けにくいだろう? 当然だ。 今の二撃でこの部屋の主端末《メインマシン》とお前の神経回路との接続《コネクト》は断たれたからな。 無駄な情報漏洩を防いだところで――
[右手を覆っていた免罪布が、解ける。しゅるり、ゆるり、右手の先の武器《シャベル》まで、ぐるぐると巻き付いて。 全身をたゆたっていた紫の思念《オーラ》すらも、それを伝って伸びていく。]
(273) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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僕も、参戦しよう。
[外への道が開く。 圧倒的有利になるだろうその戦場《フィールド》へ七枷が足を踏み込むより前に、クズ鉄を放り込んだ穴《ゴミバコ》へ、自身の体をも放り込む。
余裕めいて語る、その隙>>274。 瞬時のうちに、七枷の背後にたどり着くと、免罪布・皇式薔薇十字《クロス・オブ・パードゥン・アコムパニード・ロゼ・エンペラー》の加護と、思念《オーラ》煙の強化を受けたシャベルを、大きく振りかぶった。]
(277) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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