87 -Dying to Live, Killing to Dieー
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気になるか? そんなに気になるのか?
ならば冥土の土産に教えるさ。
彼女は月のような女性、だ。
初めて彼女を見た時、その長い髪は月光を受けて銀色に煌き、眸は碧く澄んでいた。
まあ、こんなにも青い空の下で見る彼女も素敵だろうがなぁ。
………。
――なぁ、
――四つ葉を探すよりも、既に死んだ奴の話をするよりも。
――他にやるべきことがあるんじゃねーのか?
――やるべきことを見失っていては命を縮めるだけだ。
もっとも、
お前がツイてるってんなら話は別だけどなぁ。
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見慣れた空 こんなにも蒼いのにな…
[景色は何も変わらない。天は高く新緑に横たわるは大地 されど、同じはずの蒼はどこか物憂げで、BLAの心を映すかのように青ざめて見える ふと歌声が聞こえた気がした。 おそらくは聞こえてはいない歌声なのだろう けれど、澄み切った空にあのこの子歌はよく似合うだろうと… そんな気が私に幻を聴かせる]
ダージリンもいいが……物憂げ無く楽しむ時間が欲しいものだ
(45) 2012/04/24(Tue) 20時半頃
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[入り口に周り、注意深く歩を進める。トニーと別れる直前、彼女が進路をコントロールルームへ向けたことは判っていた。その場所から脱出を図るなら、ここしかないだろう]
なるほど、司令塔の… …ああ、シメオンはあまり戦闘向きではないからな。
[まずは頭脳を奪おうというわけか…… 大人の指示無くこうも状況に応じて動ける人形はまずいない。 自我を持って、その摂取した知識を以て排除に向かおうとしているのだろうか?]
まったく…悲しい話だ。
[気配を絶ち、影を這うように彼女の居るであろう場所へ向かう]
(46) 2012/04/24(Tue) 20時半頃
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おい…ゾーイは? やはりコントロールルームか?
[動向を測るようにルームへ向かおうとする男を見かければ、そう声をかける。 無論名前など覚えていようはずもなかったのだが、見たことはあった…その程度の存在だったが。 私に気付いた男は、一瞬だけ恐れを抱くようにぎょっとした顔を向けるが、敵意がないことを知れば先導するように歩き始めた。 どうやら、私やトニーよりも近くで彼女を探っていたらしい。]
(51) 2012/04/24(Tue) 20時半頃
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やはりそっちへ向かっていたか。早々に逃げる気はないようだな。 あわよくば、殲滅する気でいるのか? 豪胆だな。 だが、あの子らしい。 承知した。ならば退路を固めろ。……おい無用心に近づくな! 何を仕掛けて…
[かって知ったるアジトが油断させたのか、警戒心もなく進もうとする男に声をかけようとした刹那、男の頭部が弾け飛ぶ。爆ぜた肉を振り払いよくよく見れば、ちょうど頭部の一部を失った男がゆらりと倒れる瞬間。 全身の至る所に突き刺さるように打ち付けられた小さなボール状の欠片が、何が起こったのかを雄弁に語っていた]
感知式地雷 あの……ガキ
[忌々しげに唇を歪め、ルームへ続く無人の道をにらみつける]
(52) 2012/04/24(Tue) 21時頃
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[道の先で残響する銃声。微かに届く声はトニーのものか、いや…あれは]
シメオン! 私の心配はいい! 君は無事か!?
[聞こえてくる声に、安堵と不安が入り交じった声で応える]
君なら解ってるだろう? この道は危険だ! 待っていろ! 私が行く。
[言うが否や影が趨る。炸裂する地雷をものともせず……いや致命的な部位への飛来はどうにか義手で避けるものの、幾つかは身体に打ち付けられる。 激痛と骨の軋む音に呻きが漏れる。 それでも私は疾走を止めることはない]
(59) 2012/04/24(Tue) 21時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2012/04/24(Tue) 21時半頃
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地雷は……発動させてしまえば、それで仕舞だ。 ボールベアリングタイプだから、殺傷能力はあれど外壁の損傷は……すまない。詳しくはわからない。 と…もかく…待たせたな。 ……怪我は…なかったかな?
[苦痛に顔も歪んでもいただろう。削がれた皮膚からは止めどなく血も流れている。 幾つかの骨にも異常はありそうだ。それでも努めて笑いかける]
こっちへ……ここは危険だ。
[そのまま生身の手の方で彼を掴み下がらせようとした]
(62) 2012/04/24(Tue) 21時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2012/04/24(Tue) 21時半頃
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こんなもの無茶のうちにははいらんよ。 ほら、私は囀れているだろう? 何も問題はないさ。
だからそんな顔をするな。私は平気だ。 立ってもいられる。走ることもできる。 今、君を……仲間を失わせるわけにはいかないんだ。
さあ、安全なところに……
[気配が近づいてくるのを感じれば、腕を引く手に力が籠もる]
(66) 2012/04/24(Tue) 22時頃
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ソフィアは、シメオンの行動に一瞬目を見開いた
2012/04/24(Tue) 22時頃
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人間は丈夫だよ。生きてさえいれば何れは癒えるさ。 心も体も…… だが、君にしか治せないものはあるんだ。 BLAという人間は君にしか治せない。
[少しだけ困った表情を浮かべながらも、止血を拒むことはしない。……いやできなかった。 組織を人とするのなら、彼の存在無くして再生はないのだろう。BLAの脳を今失うわけにはいかない。]
くるぞ……
[近づく気配に、押しのけるようにして彼を後ろに下げれば]
ここは任せろ少年。お姉さんは強いからな。 ちびっ子などには負けぬさ。
[痛む身体を奮い立たせ、煙から逃れるように疾駆する小さな影の前に立ちふさがった]
(72) 2012/04/24(Tue) 22時頃
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今のあなたは、いったい何者かしら。
"大人たち"の駒?
私たちの"仲間"のグレッグ?
それとも……女神様に恋する者?
地雷は 解除してある
安心しろ
[業務連絡のように 伝える
解除
ソフィアの犠牲による 解除]
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やってくれるじゃないかちびっ子 こんなところで傷物にされるとは思ってなかったよ。
お嫁に行けなくなったら、君が責任取ってくれるのかな?
[牽制射撃を軽いステップで避ける。やはり、身体が鈍い。 内心舌打ちを禁じ得ないが、表情に出すわけにもいかず、軽口で誤魔化しながら、距離を測ろうとした矢先]
……な!?
[一気に距離を詰めてくる少女に唖然とする。 好都合とはいえ、想定してなかった行動に一瞬判断が遅れる。負傷も相成って初撃をかわすこともできず、とっさに義手で受け流した]
(76) 2012/04/24(Tue) 22時半頃
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舐めた真似を!
[何とか耐えきれることが叶えば、押し返しながら足刀を腹めがけてたたき込もうとする]
(78) 2012/04/24(Tue) 22時半頃
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俺は………、
この身は全ていずれ彼女に捧げると決めた。
だが、
――この身を全てお前達を倒すことに注ぎ込むことに何の疑問も持っていない。
……今、あなたは女神様の前で胸を張れる自分と思ってる?
最期に笑いながら、その手を取れると思える?
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[狙った足刀が固い感触で弾かれる。瞬時に届く風圧に全身を後ろに倒せど、やはりワンテンポ遅れてしまうか、強烈な鈍痛が胸を打った。 勢いに身を任せ、よろめくようにして下がった私は、一呼吸置くためにバックステップで距離を取る]
格闘戦以外なら君の方がスコアは上だろう。 そこ負けちゃったらお姉さんぶれないんだ。 繊細な乙女心はわかって欲しいな。
[痛みを堪え、深呼吸で息を整えれば、リズミカル左右にステップを踏みながら間合いを測れば、瞬間壁を蹴って横から飛びかかり左手を振り抜こうとする]
(86) 2012/04/24(Tue) 22時半頃
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もしも、もしもよ。
あなたがそうであるならば。
私はあなたを"仲間"として最期を看取るわ。
でも、だけど。
違うというならば。
最期まで"自分として死ねるように"抗って……グレッグ。
シメオンもやられちゃったの?
[地雷は確かにないようだが]
ソフィアは、ゾーイを捉えた感触に予想してなかったように驚き──
2012/04/24(Tue) 23時頃
ソフィアは、その時になって初めてヒューとトニーの銃口に気がついた
2012/04/24(Tue) 23時頃
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戦闘中によそ見して良いと教えた覚えはないぞ!?
[義手を刃に替えなかったのは、生け捕りを目指したと言えば聞こえはいいが、殺す事への躊躇も多少はあっただろう。 金属製の手による渾身の一撃だ。ダメージは深刻であったかもしれないが致命傷には至らないだろう。 それがわかっていたから、間髪入れずに押し倒し腕をねじ上げようと、彼女へ手を伸ばした]
(94) 2012/04/24(Tue) 23時頃
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………黙れよ。
今まさにお前を殺そうとしてる奴に“仲間”だと?
………。
だが、確かに、
今の俺では彼女の前で胸は張れないだろうなぁ。
お願い、グレッグ。最期まで自分を見失わないで。
何者でもない、あなた自身のままでいて。
女神様は最期まで、笑えるひとにだけ微笑むのよ。
そして、その手を取ってくれるわ。
……ドナルドみたいに。
生きてるよ バーカ
[こちらから トニーの姿は見えているが
トニーから は見えていないのだろうか]
違うのか。
戦って戦って、血みどろの中で最後まで立っている強い奴になれば彼女は笑ってくれるって、
全てを捧げるに相応しくなれるって思ってたけど違うのか!?
――そもそもお前に彼女の何が分かるっていうんだ!
あなたは見たのでしょう?
ドナルドと……サイモンの最期を。
あなたは、どちらのような最期を望むの?
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[容易く掴めるゾーイの右腕を躊躇無くひねりあげる。 強化されているとはいえ、見た目的に華奢な彼女の腕が軋みをあげる。このまま背中までねじ上げれば、身動きも取れまいと… …一瞬だけ早い勝利の確信に囚われたのは、周りの仲間達の存在に安堵があったのか、はたまた体中を襲い続ける痛みに神経が散漫になっていたのか… いや……理由などどうでもいい。
視界の先に光る物が見えた。膠着した状態からそれをはじける程には体力はなく]
……くぅ
[身をよじらせどうにか致命傷を避けるのが精一杯 もはや覚悟するしかなかった。
が、待ちかまえる痛みはついに訪れることはなかった]
(101) 2012/04/24(Tue) 23時半頃
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[脇を抜けていくナイフが、上衣と僅かな皮膚を切る。 ただそれだけだだった。 何があったのか理解するまで数瞬、その間、可愛らしい顔が歪む様をただ眺めることしかできない]
……君か?
[シメオンの傍らにいる男の、その銃口から立ち上る熱線の跡に、ようやく理解できれば、よろりと立ち上がり複雑な面持ちで彼を眺めた]
(103) 2012/04/24(Tue) 23時半頃
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