人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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【人】 手伝い クラリッサ

[前の食餌から随分と間が空いていた。
ヘクターが討伐されてからの間
領主の役割を代行してきた女が
十年余りの年月討たれずにいたのは
維持するに必要と思われるだけの食餌しか口にせず
領地での行方不明者の数が騒ぎになるほどの数で無かったからか。

欲しいと思い寄せたくちびるは
ラルフの首筋に触れるのみ。

牙を彼の肌に宛がうことさえなく、退く]

(105) 2012/04/29(Sun) 12時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[ジェフに対峙せんとしたことが仇となる。
握る剣が腕の片方を掠めた後
剣先が深紅のドレスを裂き城主の胸を貫いた]


……ッ


[驚いたように息をのむ気配。
剣の冷たさを感じるは一瞬。
熱と痛みに女の相貌が微か歪む]

(112) 2012/04/29(Sun) 12時半頃

クラリッサは、ラルフの呆然とした表情が視界の片隅に映り込む。

2012/04/29(Sun) 12時半頃


【人】 手伝い クラリッサ

何方かの甘さがうつったのかしら


[呟く声が痛みに震える。
ジェフから逃れようと身を引けば
鋭い刃が更なる熱と痛みを齎し女を苛む。
傷口から溢れる赤がドレスを濡らし
城の床に血溜りを作りゆく]

(113) 2012/04/29(Sun) 12時半頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/04/29(Sun) 12時半頃


【人】 手伝い クラリッサ

[血は力の源。
このまま血を失い続ければ――。
警鐘が鳴り響くかのような感覚]


先の炎だけでは
まだ、遊び足りないのね


[終わらぬだろうと踏むエリアスに
吸血鬼は軽口を紡いだ]

(116) 2012/04/29(Sun) 13時頃

クラリッサは、ドナルドが呼ぶを聞き、眸が一度そちらに向けられた。

2012/04/29(Sun) 13時頃


【人】 手伝い クラリッサ

[人間のようと言われた吸血鬼。
十余年の歳月では人間であった事を忘れ切れなかった。
主が人間の手に掛かったあの時
女を匿ったのは彼の方に他ならない。
こうして危機に陥り思い浮かべるのもまた――]


  “ My Lord ”


[個を思いながら個の名は紡がず
その姿を探すように女の双眸が揺れ彷徨う]

(118) 2012/04/29(Sun) 13時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[パチン、と。
重い腕を持ち上げ指を鳴らせば目晦ましの閃光が二階に満ちる。

光がおさまる頃、人間の眸に映るのは
螺旋階段を上ろうとする城主の後ろ背。

赤い赤い血の跡を残しながら
女が目指すは物見塔の屋上――**]

(119) 2012/04/29(Sun) 13時頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/04/29(Sun) 13時頃


[眷属の血は甘美な滋味。
吸血鬼の間で禁忌とされていようとも
その誘惑に屈するものもいる。

ましてや今は体持たぬ身。
注がれた滋味を、闇は貪欲に飲み干した。

城に零れた血は床に吸い込まれ、
吸い寄せられるように地下の墓地へと集まる。
血を注がれた闇は赤く染まり、
いっそうの存在感を増して濃くたゆたった。]


【人】 手伝い クラリッサ

[ 黒犬の声が、彼の君の言葉を娘に伝える ]

[ 女は大きな眸を更に大きくして ]

[  ――嬉しそうに、微笑んだ  ]

(136) 2012/04/29(Sun) 15時頃

【人】 手伝い クラリッサ

―― 物見塔の屋上 ――

[螺旋の階段の残る赤は人を誘う道標。
心の臓を掠めた刃の名残を感じながら
女はその胸を強く押さえ物見塔をのぼる。
屋上へと辿りつけば強い風が亜麻色の髪を浚う]


――…は、ぁ


[荒い吐息がやけに耳につく。
追っ手は現れるだろうか。
未だその姿は見えず女はずるりとくずおれるようにして
城壁にその背を預けた]

(137) 2012/04/29(Sun) 15時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[ドナルドと出会うはヘクターとの再会果たす少し前。
城主ヘクターに憧れ抱く娘が人間であったあの頃
湖岸に佇む幼き少年を見つけたのは偶然。
草臥れた姿には逃げる過程の疲労が見えた。

“――大丈夫?”

ありふれたささやかな言葉を少年に向けて
彼の傍へと娘は歩み寄る。
案じるように手を差し伸べ彼の手に触れれば
疲労の為か病をえていたのか熱を帯びているよう。

名も知らぬ少年をほおってはおけずに
近く信頼のおける教会へ彼を預けることにした]

(138) 2012/04/29(Sun) 16時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[寝込む少年を看るは必然。
彼が目を覚ますまでは教会に泊り込み
幼きその傍らに付き添い夜を明かした。

次第に回復し元気になってゆく姿に
娘は安堵したのを覚えている。

“元気になってよかった”
“私ね、クレアっていうの”

“あなたの名前、おしえてくれる?”

彼の過去は問わず名だけを尋ねた]

(139) 2012/04/29(Sun) 16時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[それは長いようで短い時間。
湖上の影を見詰めながら城主の事を少年に語る。

クレアが幼い頃に城に迷いこんだ事。
城の中庭に深紅の薔薇が咲いていた事。
薔薇の花がとても綺麗だった事。

城主がクレアの髪に薔薇をさしてくれた事。

嬉しそうに幸せそうに。
それはまるで夢見るような響き]

(140) 2012/04/29(Sun) 16時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[或る日、クレアは少年に言う。


“ドナルド、喜んで”
“私、お城で働ける事になったの”

“きっと城主さまにもお会いできるわ”


娘は自らの身に起こることを知らぬまま
城にゆき城主に会えるだろうことをとても喜んでいた]

(141) 2012/04/29(Sun) 16時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[城主ヘクターに見逃された幼き獲物は
蕾であった華を綻ばせて彼の手の内へと舞い戻る。

“――城主さま”

城内で彼の姿をみつけ娘は声を掛ける。

“覚えておられますか?”
“以前迷い込んだクレアです”

ヘクターにとってはささやかな出来事だったろう。
覚えていて欲しいと思いながらも
覚えていない不安も確かにあり声が微か震えた。

“あの時は、薔薇の花を、ありがとうございます”

長く言いそびれていた礼の言葉を
娘は漸くヘクターへと伝え華の笑みを浮かべる]

(143) 2012/04/29(Sun) 16時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[血に塗れたクラリッサの手には深紅の薔薇が一輪。
それは黒犬の残した薔薇の花。
傷を塞ぐ為の魔力を女は薔薇を手繰り寄せる為に使った。
愚かだと人は笑うかもしれない。
けれどクラリッサにとっては大事で――]


――…ヘクターさま


[二人きりの時にしか紡がぬ名を紡ぎ
薔薇の花を見詰める女は儚い笑みを浮かべた**]

(146) 2012/04/29(Sun) 16時半頃

 ( さて。

    オレの可愛い”娘”に傷をつけたのは、どいつだ? )


[残虐な衝動に、思念が歪む。]


[一度倒され、封印されて、力は随分と弱まっていた。

切り離した分身に力を送ろうとしても、
僅かばかりにしかならない。

いますこし、時間が必要だった。
完全に蘇るために。力を取り戻すために。]


 ( オレが顔を見るまで、死ぬんじゃねぇぞ )

[囁きながら、側にいることもせず、
娘が零した血を吸って力を得ている、矛盾。

それは、自分が蘇りさえすればどうとでもなるという
自負の裏返し。

満ちゆく力は今にも溢れそうに、地下の岩壁を揺らしている。]


【人】 手伝い クラリッサ

[ヘクターに与えられた血が城へと還ってゆく。

薄れ掛けた意識に過ぎるのは血を与えられたあの日の事。
衝動の理由が語られていたなら
元より貴方のものだったと笑うのだろう。
血と共に奪われた生命。
血と共に与えられた二度目。
薔薇の香りに生々しい血の香が、混じる]


――…、


[もう一度音なく紡がれる『彼』の名。
別れの日に向けられた思念が真実であるなら――]

(166) 2012/04/29(Sun) 20時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[手の内にある薔薇が花弁を散らす。
遅れて娘の身体に衝撃が伝わった。
刀子が浅く鎖骨の下の肉を抉る。

開かれたくちびるは音を結ばぬまま
悲鳴上げることを拒むように噛み締められた。

伏せ勝ちであった睫が持ち上がり
刀子を放った者をきつく見据える]

(168) 2012/04/29(Sun) 20時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

逃げられない


    私も、 あなたたちも




[追ってきたドナルドとラルフの二人に、告げた]

(169) 2012/04/29(Sun) 20時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[城を閉ざすだけの力は残っていない。
けれど主の気配は確かに近く感じられた。
予言めいた言葉を口にした娘は――


大きく成長したドナルドを前に、微笑む]

(170) 2012/04/29(Sun) 20時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

追っ手があなたでなければ
反撃できるのに……


[過去の縁が情となり枷となる]

(171) 2012/04/29(Sun) 20時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

――…私は
あなたたちから逃げられない、でしょう ?


[ラルフの問い掛けに僅か首を傾けて]


あなたたちは……


[誰から、とは言葉にせぬままくちびるを結ぶ]

(177) 2012/04/29(Sun) 20時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[懐かしい名で呼ばれ
深紅の双眸がドナルドへと向けられる。

狙いを定める隻眼をじっと見詰めて
女は観念したのか
胸へと宛がっていた両の手を下ろした]


ドナルド


[応じるように名を紡ぐ]

(181) 2012/04/29(Sun) 20時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

――嗚呼

そんなことまで覚えていたのね


[ドナルドのいう『あの人』は
クラリッサが思い浮かべた者と同一だろう。
懐かしむように女は呟く。
レイピア構えるラルフが問う姿をちらと見遣るが
口を挟むことはしなかった]

(184) 2012/04/29(Sun) 21時頃

【人】 手伝い クラリッサ

――…あなたは自らの名誉の為に
手柄を立てずとも良いの?


[嘗て魔女と呼ばれた者。
術に長けたエリアスが思案する様子にそと尋ねる]

(188) 2012/04/29(Sun) 21時頃

【人】 手伝い クラリッサ

ど、して……
そんな風に思うの?


[クレアだった者はドナルドの言葉を聞き
ことりと首を傾げる。
討伐隊に加わった彼もまた手柄が必要なのだろうか。
彼の真意を知らぬまま不思議そうに瞬くが

ドナルド笑みが見えれば
少年であった彼の面影と重なり
その提案を受け入れるように仄かにわらう]

(193) 2012/04/29(Sun) 21時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[放たれた銀の杭が風をきる。
ジェフが貫いた其処に吸い込まれるように
銀は深々と女の胸を射抜いた]


――…、……ふ


[笑み声にも似た吐息とともに
こみあげる赤が女のくちびるを染める]

(196) 2012/04/29(Sun) 21時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[――あの日。
領主の計らいで匿われ今の地位についた娘は
王にクラリッサという名を与えられた。
それから娘をクレアと呼ぶ者はいなくなる。
クラリッサ、若しくは、アヴァロン伯、と。

討伐され眠りについた主に会いたいと何度も思ったが
血を注ぐべき『彼』の名残が見つけられず叶わぬまま月日が流れる]

(197) 2012/04/29(Sun) 21時頃

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