56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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[団長の告げる言葉に、他の団員たちはざわめいている。 ヴェスパタインの声に静まった中、続けられた団長の言葉。>>120 二人が連れ立って出て行ってから、詰所内が再びざわつきだした。
そんな仲間たちを置いて、作戦の確認をしようと出て行った二人を追おうとしたが――足を止める。]
先に参謀殿に聞いた方が早いか。
[上に立つ二人も休眠命令に従う必要があるのかは分からないが、食事か風呂で会うことも出来るだろう。 彼女が詰所に居たのなら引き返し、居ないのなら彼女の部屋へと向かった。**]
(129) 2011/06/30(Thu) 03時半頃
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何をやらないとダメなのか。
そんな事位解ってるよ……。
[僕は、騎士団の人間だ。赤の狼だ。
でも、僕はそれ以上に父さんの子で。
それは、僕の様な適任はそう居ないと言う事]
[イアンに…。僕よりもずっと団長として適任に思えてしまう彼の存在に。
甘えてしまっている]
……最低だ……僕……
[もし彼が今この騎士団に居なければ。
僕以外に適任も居ない騎士団で、僕は言えなかったと思う。
『泣き言』を]
[『「弱さ」とは「恐れ」のヴェールに包まれる』。
赤騎士団の僕ですら何度も聞いた、セドリック副団長の言葉をこんな時に思い出す]
……言わなかったのは…。
…父さんが何も言わなかったのは…。
僕の、僕達の事。
信頼してくれていたからだと思うのに。
[それは、『弱さ』が無ければ、『恐れ』も無いと言う事。
―『恐れ』があると言う事そのものが、『弱さ』の証明だと言う事]
――くそっ……!
[見張り台の欄干はギリリ、と軋む。
まるで弱い狼の鳴き声みたいに、軋む音が虚空に融ける]
最低だ…。
[もう解っている。だから僕はそれを認める。
何て事ない。
僕はただ、その重責を恐れて居るだけだ]
[ 守りたい――! ]
[彼方の平原に揺れる、大きく蠢く獣の姿を前に。
この砦を、この騎士団を、この場所を守りたいと心も体も叫んでるのに。
ただ最後に、『弱さ』だけが振り切れない]
[朝を重ねる程に重く響いてくる、父親の偉大さ。
比例する様に高まる、期待と言う団長の重責]
僕が弱いから…!
[そんな時に、父さんを超える程の剣の腕を持っていた『彼』が居て。
いっそ彼に全て任せてしまいたい。重責を受け止めきる自信がない。
だから今も僕は…]
[父さんから、団長から、重責から、恐れから、弱さから――]
逃げてる。
[一粒に零れた涙だけは、同胞に響いてしまったか]
[やがて狼の咆哮が。同胞の覚悟が響く]
僕が副団長に……?
僕の力が、必要なの……?
[その返答を待っているのは、彼一人だけでは無い。
狼としての同胞皆が、その意志を確かめる様に耳を立てている]
[同胞の言葉に、彼が団長に成ると言う言葉に。
受け入れる僕自信を、不甲斐無いと自嘲してしまう。]
…これが今の 僕に出来る精一杯なんだ。
[お互いの足りない部分を補えば。
ただ一人だけの物では無い重責なら。
―やっぱり、僕はイアンに甘えている…]
[それでも、翠の瞳に宿った青年の意志は。
漸く覚悟を決めた、狼としての咆哮となった**]
はい。それは、もちろん。
[騎士達が戦に赴く時は、彼らの武運を祈るのが役目だ。
命尽きる者を看取ることもだが、今は脇によけて。
守るために騎士になった、と言うヤニクの毅然さは、
憧れのような感覚で受け止められた]
……大丈夫ですよ。もちろん他言無用ですとも。
[ヤニクさんは公女殿下を敬愛する余り、
思わず逃げ出したくなるほど緊張してしまうそうです。
――仮に人に言っても、そう悪し様には思われない、
寧ろ神父個人の感覚では好ましく思われる気もしたが、
本人の意向のことなので頷いた**]
[びり、と肌を緊張させる様な不穏な空気を震わせる同胞の咆哮。
その咆哮を聞いた狼は、す、と緋色の眼を開いた。]
[一瞬、涙が混じった同胞の叫びが聞こえた。
しかし、その後に響いた咆哮は確かに ]
お前の覚悟、受け取った。
[これで、
誰にも文句は言わせない。]
[ミーティングに参加する前。
彼がわざわざ言いふらす奴ではないと思ってはいたが、それでも口止めしたのは気恥ずかしさから。
他言無用と言っていたその返事に、安心したように息を吐いてその時はそのままその話題は続けなかったが。
そしてそのままミーティングに参加し、告げられた命令。]
……休眠命令が出た。
明日にも本格的に戦が始まるだろうな。
お前さんも休める内に休んでおけ。……始まったら、いつ休めるか分からないしな。
[自騎士団の参謀を探す前、ムパムピスにそう伝える。
彼が休めなくなる可能性、それは祈る以外のことで忙しくなってしまう可能性。
そんなことが無いようにと思いたいが、どうなるかはわからないのだ。]
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[参謀を探していると、ぞわりと背筋に何かが走ったような気がして、辺りを見渡す。 それはこれから起こるであろう戦に関係することではなく、男自身に対するもの。 団長と副団長が万が一の後継者として、己の名を出した>>146とは知らないが、何か嫌な予感がした。]
……まさか、な。 俺の勘は当たらないし。
[さっさと用件を済ませようと、足早に参謀の許へと向かった。]
(175) 2011/06/30(Thu) 23時頃
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― 夜:赤騎士団執務室 ―
…俺、偵察に行ってくる。
[普段は任務以外の時には団長の傍を離れずいるが、今日ばかりはイアンとベネットが団長と副団長に任命されたばかりとあって。
ここに居ると煩わしそうだと、そっと部屋を抜け出した。]
[……ムパムピスに休息命令の知らせをもたらしたのは、
他でもないヤニクの心の声だった]
休眠命令……
[繰り返し述べた声は、茫然として響いたかも知れない]
わ、分かりました。知らせて下さってありがとうございます。
……いよいよなんですね。
[覚悟していたつもりだが、臆病な自分にはやはり怖いもの。
俄か緊張に喉を鳴らして、頷いた]
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[参謀を見つけたのは、詰所かそれとも参謀室だったか。 いずれの場所であろうと、挨拶は簡単に済ませ、用件を告げる。]
忙しいんだろうけど、作戦を確認しにきた。 陣形と、あと今回も俺は小隊を任せてもらえるのかどうかの確認だ。 それさえ分かればすぐに休眠命令に従うさ。
[常のものとは違い、僅かに真面目な表情で彼女の前に立つ。]
(189) 2011/06/30(Thu) 23時頃
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――あっ、オスカーさん。
[普段任務以外の時は、父親に……今はイアンの傍に着くオスカーだが、今晩ばかりはさすがに色々と煩わしそうだからか。
偵察にと部屋を抜け出すオスカーを直前に呼び止めて]
…気を付けて。
[特段理由も無かったが、その言葉だけ投げかけて]
[茫然としたような声の響きに、小さく息を吐く。
安心させるように、己自身に言い聞かせるように、呟いた。]
お前の役割は、仲間の不安を少しでも和らげることなんだろ。
不安がってたらダメだろうが。
お前の不安は俺たちが、射落としてやる。
その代わり、祈っていてくれ。俺たちの勝利を、さ。
[それは領主公女の願いとは逆のことだとは知らない。
ただ、純粋に勝利を望む。
それが、彼女たちを守ることだと信じているが為に。]
[諭すような声に、はっとして]
そ、そうですよね。私がふらふらしていたらいけません。
……ありがとうございます。
[揺るぎない声に接することは気を落ち着かせた。
強張った肩を回して緊張を解く]
ええ、分かっていますよ。
ヤニクさんをはじめ、皆さんのご武運をお祈りします。
[言って、戦争を嘆いていた公女殿下の事を思い出した。
とうとう今にも開戦という状況になり、
彼女の心痛はいかばかりだろうかと]
[オスカーが席を立つのを見れば、何事かと目を向けるが
偵察に行くのだと分かれば]
…ちゃんと帰って来いよ。
[気をつけて、なんて言ってやらなかった。
彼女は自分の傍につくのが本来の役目であるはずだから、
それ以外の場所で何かあっては困る、とばかりに。]
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