46 監獄病院弐 〜堕天使たちの集中治療〜
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アイリスは、激しく体力を消耗している**
2011/03/14(Mon) 06時頃
[じわじわと張り巡らされていく蜘蛛の糸。
まだ逃げられると思いこんでいる憐れな蝶に、自然と口元が笑みを形作る]
また明日。
彼が彼のままでいられたなら、良いけれど。
[五階へと向かうエレベータの中で、彼の明日を想う。
抑えきれない欲に狂う、遠くない未来の姿を――*]
受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/03/14(Mon) 19時頃
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−自室−
[イリスが目を覚ますと、既に日が暮れ始めていた。 意識はぼんやりとし、身体はほのかに火照っている。 あたりに人の気配はなく、そのせいか、現状を思い出すまで至らなかった。 ぼんやりとした思考のまま、手は自然と熱を冷まそうと身体をまさぐり始める]
は、ぁん…。
[激しさはないが、身体の望むままに、適度な快楽に身をゆだねる。 熱の抜けきらない身体はその刺激を素直に受け入れ、反応を示していた]
(189) 2011/03/14(Mon) 20時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/03/14(Mon) 23時半頃
[登録しておいたメアリーの番号を呼び出し、発信ボタンを押す。
はたして彼女は電話を取るだろうか――…?]
[PHSが鳴り響く。丁度診察室の中でお茶を楽しんでいた頃だったのであっさりと電話に出て]
はろーはろー。
どうしたんです?デートのお誘いとか?
[冗談めかして喋る、こんな所も兄と似ていた。そんな軽い調子のまま言葉を続けて]
あ、言っておくけど。
あたしとのデートは高いですよぉ?
[着信音に、視線だけ上向ける。
軽い調子の声に、若干頭痛を覚えつつ]
……仲間、か?
おまえ、の。
[新任の医師のうち、ゲイルはどこかに行ってしまって。
それ以外にもいたのかと、嫌そうな顔をして問うた]
仲間……ねえ。
どっちかって言うと、大事な人のお友達かしら?
[テッドにそう答える時の顔は、先程のお茶会を回想していた時と同じ。とても嬉しそうで、だけど悲しそうな顔をしていた。]
ええ、デートのお誘いよ。相手は私ではないけれど。
[軽口には軽口で返して]
面白い情報が手に入ったから、貴女にも知らせておこうと思って。
手元に情報を受け取れる環境があるかしら?
へぇ?
親切ねえ、それじゃあ貴女の妹さんでも嬲りたいわねえ。
[そんな冗談を言いながら、机に置いてあるノートPCを開いてから軽く操作して。]
良いよ?
いつでも送って構わない、アドレスはね……
[アドレスを伝えると、彼女にまた軽口を]
それじゃあ、満足できるデートだったら今度お礼しに行ってあげるわ。
……。
[先刻のように嬉しげで、けれど一抹の陰りのある表情。疑問符を浮かべた。
兄、という単語が思い浮かぶも、口にはせず]
どっちにしろ、同じ趣味の奴、か。
[苦々しげにつぶやく。気が重い。
悪い方向にしか転ばない状況に、指が床を掻くように震えた]
マーガレットを?
それは貴女の仕事次第よ。
[対して気にするでもなく、笑って返して。
教えられたアドレスへとピッパ・ブライプトロイの調査ファイルを転送する]
きっと愉しいデートになると思うわ。
貴方が愉しんで呉れればお礼はそれだけで結構よ。
へぇ……
[送られてくるデータに眼を細める。それは彼女にとって十分に興味を惹かれるものであった。]
一度レイプ、ねえ。
ありがとう。愉しませて貰うわ。
[一言お礼を言って、彼女の詳細な情報をさらに見ていく]
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