44 【game〜ドコカノ町】
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そう、志乃ちゃんのプレゼント。気付いちゃった。
あはは。俺は何されても痛くも痒くもないけどねー。
あはは。ちょっとつまらないって思っただけ。
全体的には楽しいよ?
早くあの部屋に、着かないかなーーって。
ドナ兄も楽しめてる??
―――俺が消えたい時に消えるんじゃないんだ。
要らなくなったら、消えるだけ。
『あぁ、つまんねぇよ。とこっとんなぁ!』
『ありえねぇ、ありえねぇ、ありえねぇだろ』
『いつまでたっても仲良しこよしで襲いに来もしねぇ』
『わけの分からんバステくらって気色悪ぃもん見せられるわ、
だらっだらだらっだらいつまでもいつまでもたるいんだよぉ!』
何? 何だって?
[正体をきかれ、間の抜けた声をあげた]
あはははは
俺は、ずっと、(キミタチと)同じ、だと、思っていた、けども?
『おー、なら、遠慮するこたぁねぇな』
『いい加減、暇なんだ。
協力してやるから外出てこいよ。
どうせ血ぃ弾けさせるんならてめぇのが楽しそうだ』
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──15階──
[アシモフが応えればほっとしたような顔をするけれど。敵の姿を見れば表情を引き締める。]
話は後だね! "アシッドシュガー!"
[酸っぱい砂糖がさらさらと敵の防御力を下げていく。その間にアシモフの鎌が的確に婦長を裂いた。]
いいの? ありがと!
[ポーションを受け取って、笑って。アシモフと同時にノイズに気づく。]
時間……ねえ、このノイズ、演出だと思う? 演出なら大丈夫なの。でも……
[もっと不吉な物のような気がして。]
時間切れになる前にプレゼント、探さなきゃ。 ごめん、レティはなんの手がかりも持ってない。 ……アシモフくんは?
(73) 2011/02/24(Thu) 22時半頃
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ライトさんと、ヤニクくん。
[言われた名前を繰り返す。メニュー画面から検索をかけた。……ここにもノイズ。]
ライトさんが11階にいるみたい。 ヤニクくんは……7階に居る。ドナさんと一緒。
[ドナルドの名を口にするとき少し眉が下がった。]
……ドナさん変だよね。なんかに操られてるみたい。 あのね、レティがアシモフくん攻撃しちゃったちょっと前、ドナさんもレティのこと攻撃してきたの。 ……それから、ずっと。
[どちらに行く? と目で問うた。]
(78) 2011/02/24(Thu) 23時頃
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ドナ兄、なんか変な事でもしたんじゃないのー?
だから誰も襲いに来ない。 ――とか。
もっと暴れないと。はは。
協力…?
志乃ちゃんのように、ドナ兄も『プレゼント』の半分を譲ってくれるっての??
『欲しかったら自分で奪えよぉ!』
『きっはっはぁ!』
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[問われて、少しためらって、素直に答えた。]
何度も助けてくれたもん。今度はこっちが助けられるように側に居たい。 それに…… ……ライトさんよりヤニクくんのほうが話が通じない気がする。なんとなく。
[プレゼントとドナルドとどちらを優先したいのか自分──レティーシャにもわからないし、どちらを解決するのがいいのかもわからない。プレゼントもドナルドの変調も無関係ではないと思うから。 だから最後に付け足した言葉はちょっと言い訳めいた。]
行くなら走るよ? 肩乗って!
[そう言ってちょっとかがんでみた。]
(84) 2011/02/24(Thu) 23時半頃
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答えになってないって、ドナ兄…
協力するって言った手前だけどね。
なら、俺も無理してみようかな…?
『そこは分かっとけ!』
『プレゼントなんてやらねぇよ?』
『んな、他人便りしてねぇで、自力でヤニク食らって出て来いよぉ!』
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えっ?
[アシモフが駈けていく。一緒に行くのだと思っていたから戸惑った。]
……あのね、さっきね、変な映像が頭に流れ込んできたの!
[去りゆく背に大声で告げる。]
たぶん、あの子、セシルだよ。 でも、病気の子がこんなところクラックできるわけないし!
[デバッグ用の機体なら確かにセキュリティは甘く、権限は高いだろう。けれどロクヨンを触ったこともなく一朝一夕にできることではない。]
それに、最後ね、夜が来るのに誰かが来るから楽しみみたいな気持ちになったの。 その誰かが何かしてる! セシル以外の誰か! 気をつけて!!
[叫んで、自分もくるり踵を返す。 三つのプレゼント。どうにかして集めなければならないと。 ……間に合うかどうかはわからない。心臓がばくばくとうるさく鳴った。]
(89) 2011/02/24(Thu) 23時半頃
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『何、ちょっと怪我でもさせりゃ、食いやすくもなるんじゃね?』
[とても勝手な解釈だった]
出て来れるものなら、とっくにやってるよ!
まぁ、でもその案採用。ぐっちょぐちょにしてやっても、いいんじゃない?
『よぉーっしゃ』
[舌なめずりの音がする]
『ぐっちょんぐっちょんの、ぎったんぎったんなぁ!』
『まぁ、手足の1本や2本や3本くらいは別になくても戦えるしよぉ』
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──七階──
[普段のプレイでは考えられないほど長く『レティーシャ』でいたせいか。いつもよりもリアルな感覚のせいか。意識の主導権がレティーシャに移っているのを感じていた。けれどプレイヤーにそれを厭う気持ちはなく。感情のままにエレベーターに飛び乗った。7階へ。]
……プレゼント、探しに来たの。
[戦闘中の二人に声は届いただろうか。砂は後残りわずか。]
時間が無いの、ヤニクくんお願い! 絶対みんなを外に出すから!
(93) 2011/02/24(Thu) 23時半頃
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レティーシャは、ライトニングはどうしているだろうと、ちらり考えた。
2011/02/25(Fri) 00時頃
『さぁ?
よく分からん。出てきて聞いてみたらどうだぁ?』
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[ハニーと呼ばれた。反応して音符がPOP。意識してさらに三つほど追加した。]
身体が、自分の物じゃない……?
[聞こえた言葉。……予想していたことだ。ぎゅっと唇を噛んだ。]
あそぼっか。ドナさんのお誘いとあれば、ね!
[月ウサギのシューズ、代償ダメージ4。 使うべきは補助じゃない。戦闘を終わらせるための技ではない。]
……そこかなっ!?
[ヤニクが押さえたポケットを狙う。戦闘のさなかに飛び込んだ。]
(99) 2011/02/25(Fri) 00時頃
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[初手のスピードは、どうにか自分が勝った。ヤニクのポケットから、何か小さな物をかすめ取る。]
〈うっわ、死にスキルのピックポケットこんなとこで役に立つとか〉
きゃっ!
[黒い斧はぶちあたりこそしなかったけれど、風圧だけで体勢を崩された。月ウサギのシューズのデメリットは吹き飛び+++。ごろごろと転がって10のダメージ。]
これ、プレゼント……!?
[小さなストラップを見る。これだけでは判断できない。ヤニクの様子を見ようと振り返って。]
……え? ヤニクくん……?
[振り向いて、そこに居た黒に息をのむ。]
プレゼント、君たちのためじゃないって、どういうこと……?
[混乱して、大きな隙ができた。]
(106) 2011/02/25(Fri) 00時半頃
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プレゼントは、そっち?
[ヤニクが掲げたペーパーナイフ。きらりと光った。]
欲しいよ。集めたい。 みんなを帰すの。ドナさんを元にもどすの。
(108) 2011/02/25(Fri) 00時半頃
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え……!?
[飛んできたペーパーナイフ。反射的に避けてしまった。 床に転がって、からからと綺麗な音を立てる。]
あっ!
[追いかけて飛び出す。ヤニクの意思が全く読めないけれど、罠を疑う余裕もなくて。]
(115) 2011/02/25(Fri) 00時半頃
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痛みがヤニクを遠ざける。
痛みを俺は感じない。あははは。
もっと早くに、やっておけば良かった、かな?
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[猫が獲物に飛びつくようにして、ペーパーナイフを抱え込む。小さなそれを落とさないようにぎゅっと握りしめた。]
これで、三つ……?
[アシモフが教えてくれたプレゼントは二つ。 「一つともう一つ」 アシモフがきっとライトニングと接触している。最後の一つは、きっとアシモフの手に。そう思っているから、あとは逃げるだけ、そう思うけれど。]
……簡単に逃がしてはくれない感じかな?
[天井が高くはない、レティーシャには不利なこのステージ。攻撃技もなしにこの二人に勝てる気は、全くしない。 ヤニクの刃を見る。笑うドナルドの斧を見る。]
……36計、脱兎のごとくなんだよ!!
[エレベーターを待つ時間は無い。たん、と跳躍して階段を目指した。その背中はきっと、隙だらけ。]
(122) 2011/02/25(Fri) 00時半頃
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どうして、セシルは現れないんだろうね。
何処にいる?
こんなにこんなにこんなにこんなに、会いたいのに。
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"ビスケットシールド!"
[ヤニクのナイフを見て、慌ててシールドを貼った。出現までのタイムラグ、3本が通過する。]
っ……、今だけ逃げさせてくれないかなっ? ……やっ!
[飛んだ足下すれすれのところをドナルドの斧が通過した。HPは赤ピコ。とてもやばいかんじ。]
うぅ……痛いよ!
[いつもは黄色から、酷いときには緑ゲージから一撃死することも多いから、赤ピコがこんなに苦しいなんて知らなかった。痛みに顔を歪めながら、それでも少しずつ階段に近づく。]
"ショコラフォンデュ!"
[足止めをしようと、どろり溶けたチョコレートを降らせた。]
(130) 2011/02/25(Fri) 01時頃
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