8 DOREI品評会
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― 現在軸/客席 ―
No.4は、どう表現して良いか……――。
手負いの犬のような感覚でしょうかね。
構わずにはいられない雰囲気があるのかと。
――……大人しいのは、それなりに準備はしてきましたからね?
[隣の席に座った姉に上半身を寄せ囁く。
それは、志乃には聴こえぬほどの音量で。
No.4と志乃を交互に見ての疑問には、薄く哂って見せる。]
姉さん、だから、ですよ?
[そう謂うと、上半身を引き、志乃の顎先を白絹の嵌る指先で捉え、耳朶を擽る様に囁きを落とす。]
『彼が願ってくれたから、君はまだこれくらいで済んでいるんだよ。
今の彼の状況と、君の今の状況…果たしてどちらが酷いだろう?
――…良く見るといい。そして、君に何ができるか考えると良い。』
[分娩台の方に固定させたまま、現段階で、男の手は女の顎から引かれることはなかった。]
そう、貴方も、お父様に似たところがあるから。
良い作品を待っているわ。
その子に、名前はつけたの?
それとも元のままかしら。
[二人の様子に微笑んで、問い、又舞台へ視線を戻す]
姉さん、おめでとう。
[道化のアナウンスが響くと、姉に祝いの言葉を一つ送った。
No.8の姿が見えぬままなら、「逃げ出したのではないといいですが」と、冗談めかせて云う。]
血は争えませんからね。
[そして、問いかけに視線は舞台に向けたまま応えようと。]
――…名前は、今のところ本来の名を。
作品としての名は、後からでもつけれますし。
徐々に奪った方が、それはそれで面白いかもしれません。
[名は思うより人に与える影響は大きい。
本来の名を奪う瞬間は、いつがよいだろうと、男はほくそ笑んだ。]
― 回想軸/道化の部屋 ―
[使用人に運ばせたのは、カプセル型の遠隔用ローター・金の輪状のピアスが3つ・太めの縫い針・ラバー状のもの・ライター……etc.
届いたものを台に並べおえる間は、脚を開こうとしない女に何も云わない。]
『さて、私は気は短くは無い方なのだけれど
舞台に行く時間が差し迫っているんだ。
―――無理やりがお望みかい?
使用人にも見られたいなら、それでもよいけれどね。』
[ピンク色のカプセル型のローターを手にとり、それとは対照的な冷えた灰青色を異国の女に向け、自分で開かないなら、脚は屈強な男を2人呼んで押さえつけると、暗に告げた。]
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[さわさわとお尻が撫でられてお腹がぴくぴくと動く お腹の蠕動に耐えようとと目を思わず瞑ると ビデオカメラに向けて顔を上げさせられて仕方なく歯を食いしばるように。 それでもじわじわと薬剤の効果はしみて。 少女の身体はぴくぴくと震えている]
…んっ――。
[我慢できないとばかりにいやいやと首を振るけど、 栓が塞いでいる状態ではどうにも出来ず 腹の衝動は少女を苦しめて、顔が苦痛に歪んだ]
(164) 2010/04/09(Fri) 00時半頃
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