人狼議事


238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜

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【人】 記者 イアン


[>>39全然平気そうな顔をして睨みつけてきた親友の顔を。
また、怒られるかなって苦笑混じりに大空を舞った瞬間を。

>>41その後、親友の眼が静かに閉じていったのを。]



―――――……っかしいな、雨なンて降ってねえのに。


[気付くのは、いつだって遅い。
自身を犠牲に何かを救済する事の愚かさは
“彼”がとっくに教えていてくれた筈なのに]

(73) よつば 2015/09/23(Wed) 21時半頃

【人】 記者 イアン





…… ッ  り、……… く、



[男は声を上げて、泣いた**]

(74) よつば 2015/09/23(Wed) 21時半頃

【人】 記者 イアン


………あ れ、

[>>78一瞬、懐かしい声が聞こえた気がした。
白い袖でごしごしと涙を拭ったら、そこに見えたのは]


えーと、リッくん、………じゃない

弟くん?


[男は瞬いた。
そして、その兄によく似た顔と
あの時自身の背を守り続けてくれた赤いコートと眼鏡に
―――また少しだけ、視界が歪んだ。]

(79) よつば 2015/09/23(Wed) 23時頃

【人】 記者 イアン


[“あの日”から。
病弱だった彼が変わり
動き回れる程には回復したのだという事を聞かされれば
その“奇跡”を喜ぶように、男の表情にも笑みが戻るが]


礼なら、俺じゃ無くてリッくんに言うべきだぜ。
俺は、その………守られっぱなしだったからさ。


[そう言って頬をかく。
しかし、言ってから気付いた。
彼はもうこの世に――――――………]

(86) よつば 2015/09/23(Wed) 23時半頃

【人】 記者 イアン



え?


……眠ったまま?


[呆気にとられたように、男は繰り返す。
会ってくれないか、の返事には
何度も首を縦に振って。]

(87) よつば 2015/09/23(Wed) 23時半頃

【人】 記者 イアン


………クロちゃんが、か。


[>>88懐かしさすらも感じる名前。
今や自身の中に存在を感じない黒。
世話焼きな所は、きっと今でも変わってないんだろうなと
心の中で感傷に浸りながら、行き着く先は離れの部屋。]


リッくん。


[久しぶりに見た彼は。
出会ったあの頃と同じ、黒髪で。]

(91) よつば 2015/09/24(Thu) 00時半頃

【人】 記者 イアン


ただいま。

[じわり、視界の黒髪が歪む。]


いやあ、あんなにしぶといリッくんが死ぬなんて
ンな事あるわけないんだよな。

……勝負だって、決着付いてねーのにさ。


[明るく、繕ったような声色で。
しかし、男の頬を伝った涙は彼の頬に落ちる。
男が不死鳥《フェニクス》のままであれば、
目を覚ます事もあったんだろうか、とそんな事を思う。]

(92) よつば 2015/09/24(Thu) 00時半頃

【人】 記者 イアン



………そうだ、これ。


[男は、分けて貰ったクレープを一つ取り出して]


俺の奢り、って訳じゃねーけど。
リッくん、腹、減ってるンじゃねえかって思ってさ。


[そっと、その枕元に置いた。]

(93) よつば 2015/09/24(Thu) 00時半頃

不貞の男になぞ言われたくなかったわ。


【人】 記者 イアン

― 数ヵ月後:??? ―


おっと。

[人混みの中。
男は女と肩がぶつかる。
>>97それは、聖女に似た面影を持つ女だった。]

あー、やっと見つけた。
誰の仕業か分かんねーけど

“あの時代”の知り合いがいなくってさ。
けど安心した、これで―――――………
 

(102) よつば 2015/09/24(Thu) 01時半頃

【人】 記者 イアン

――――退屈しねーで済みそうだぜ。



[そう告げた男の顔は、どことなく、天使と面影が似ていた。]

(103) よつば 2015/09/24(Thu) 01時半頃

【人】 記者 イアン



………あれ。
どうして逃げるかな。

[>>105身を翻し、走り去る女を見て首を傾げるも
その反応は、男の想定する通りのものだった。]


天界の端から端に居る獲物を射殺《ころ》せる俺から
逃げ切れるなんて、考えちゃうのは。


[そう呟いて、男は女を追って駆ける。

>>1:18男の逸話は、やがて白鴉《ホワイトレイヴン》となりて
その“果てしなく遠い距離”をも、男の前では意味を成さなかった。]

(114) よつば 2015/09/24(Thu) 02時頃

【人】 記者 イアン




[彼が現世に喚び戻されたのは
不死鳥《フェニクス》の救世が広まりすぎたのか
はたまた、蘇るべきとされた魔女の魂について来ただけなのか。

彼女が狂ってしまった末に起きた当時の過ちを
二度と起こさせない為なのかは、知る由もない。]

(115) よつば 2015/09/24(Thu) 02時頃

【人】 記者 イアン


[やがて、男が女を捉えれば
彼女が嫌いな笑顔を向けて、言う]



オークラちゃん。
……俺が誰だか、忘れたかい?



[一ノ白 那由多。

それが、12柱が出来た当時。
天より最も近い位置を与えられた、彼の名前だった**]

(116) よつば 2015/09/24(Thu) 02時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

よつば 2015/09/24(Thu) 02時半頃


― 半年後・空中要塞『メサイア』 ―

各員、戦闘配備につけ!

良いか、今度こそ天の門に我々は辿り着くのだ――足りないなど知った事か!

[空中要塞メサイアに配備された古の破壊獣を模した機械獣。

壱號:エターナルフォースブリザード
弐號:インフェルノオブメサイア
参號:ダークフレイムオブディッセンバー
肆號:サマーサンシャインバースト]

さあ、今度こそ――辿り着いてやろう。


【人】 記者 イアン

[――――とすん]

(187) よつば 2015/09/24(Thu) 22時頃

【人】 記者 イアン


……ッ、

[>>167>>168酷く弱い拳が、男に触れた。
一瞬何が起きたのか分からずに、大きく目を瞬くが]


は、はっ………

だから、言ったろ。
奇跡なンて、案外簡単に起こるモンだって。


[開いたその目は、出会ったあの日を思い出させた。
男が今一度の生を受けたのであれば
>>4:76きっと、男が生まれた“あの日”と同じ。
彼に“その名”を呼ばれた今から、男は始まるのだ。]

(188) よつば 2015/09/24(Thu) 22時頃

【人】 記者 イアン


………それは、こっちの台詞だって。


リッくん。


[>>169どんなに遠い空に居たって、彼はいつも“視て”いてくれた。
だからこそ、男は何処までも自由で、純粋な天使で在れた。

そう、男にとっては彼は、最高の友達であり
―――救世主《メシア》でもあるのだから。**]

(189) よつば 2015/09/24(Thu) 22時頃

【人】 記者 イアン

― 数年後:大聖堂 ―


[かつての闘いがあったその聖堂は
ヘヴンズ・ドア大聖堂と名付けられ
当時のまま、東京都の保護下に置かれたらしい。]


―――――………


[――――カツン]

[床を鳴らす白ブーツは
導かれるように>>29ある祭壇へと辿り着く。]

(190) よつば 2015/09/24(Thu) 22時半頃

【人】 記者 イアン




あの時、俺 “誰か” に喚ばれた気がしたンだ。



[>>66>>67その声が、願いがなければ
恐らく自分は今此処にはいないだろう。

どうやら“あの日”から数年経っているらしいが
男の瞳の奥、蘇る光景は少しも色褪せてはいない。]

(191) よつば 2015/09/24(Thu) 22時半頃

【人】 記者 イアン




[男の持ったもう一つのクレープが
白と黒の彩りを添えて、温かく。
周囲に香りを漂わせていた。]

(192) よつば 2015/09/24(Thu) 22時半頃

【人】 記者 イアン


[>>193鞄の落ちる音。
背後に気配を感じて、男は振り返る。]


…………っ、な


[一瞬、目を見開いた。
男にとってはつい先程まで
この場所で対峙していた“魔女”と同じ顔をした者が
此方を見、自身の名を呼んでいるのだから。]

(194) よつば 2015/09/24(Thu) 23時頃

【人】 記者 イアン



[しかし、その様相と。
纏う雰囲気に、目を瞬かせて]


…………オーシロちゃん?


[少し、成長したようにも見える。
気付けば男は、自身の知っていた“その名”を尋ねていた。]

(195) よつば 2015/09/24(Thu) 23時頃

【人】 記者 イアン


あ、ええ……ッ?

[>>196目の前の少女の瞳に涙。
“勝負”の余波で泣かれる事はあっても
目の前で泣かれるなんて機会がある筈のない男は、慌て]


そうそう、戻ってきちまったっていうか
全然変わってねーよな、此処!

何年か経ってるって聞かされたのついさっきでさ
ちょっと向こうまで行ってきただけだっ――――……


[饒舌に、話題を逸らすように]

(198) よつば 2015/09/24(Thu) 23時頃

【人】 記者 イアン

〜〜〜―――ッ  !?


[そんな男の口を塞いだのは

クレープよりも甘く香る匂いと
背に回された、細くて小さい腕と


>>197腹辺りに当たる、柔らかい感触だった。]
 

(199) よつば 2015/09/24(Thu) 23時頃

【人】 記者 イアン



………げ、   元気そうで  何より



[男の手は未だに空を彷徨い。
やっとの思いで絞り出せたのは、その一言だった。]

(200) よつば 2015/09/24(Thu) 23時頃

【人】 記者 イアン



[錯乱し続ける頭とは裏腹に
>>201自分の胸の中で泣く、彼女の言葉を聞けば
益々“とうに死んでいた筈の麗亞”に似ていると、思った。]


……そ、そンなに待たれてたのか、俺。
聖女様を待たすなンて、罰でも下りそうだぜ。


[そこでようやく、いつもの笑み一つ。
赤みが差した頬は変わっていないが]

(203) よつば 2015/09/24(Thu) 23時半頃

【人】 記者 イアン


……ああ、これか。

[手元のクレープを見た。
>>202決して上目遣いの涙を見ない為ではない。

正直、誰に渡すかなんて決めていなかった。
しかし、今ならば何となく分かる気がする]


多分、俺を喚んでくれた誰かさんに、かな。


[そう言って、彼女に手渡そう。
幸運と奇跡の象徴、白と黒のクレープを。]

(204) よつば 2015/09/24(Thu) 23時半頃

【人】 記者 イアン

おっ  俺は食べたから!!!


[>>206口へ運ばれる、その前。
居たたまれなくなったのか、飛び退いた。]

……君が元気そーなら
俺はそれでいンだよ。

[頭を掻く。
彼女の魂を蘇らせたのは、恐らく男だ。
誰が彼女を保護してくれたのかは知らない。
けれど、彼女が無事に此処に居ると言う事は]

(207) よつば 2015/09/25(Fri) 00時頃

【人】 記者 イアン


―――――…… ホント、それだけだから。


[この数年間。
彼女は魔女から解き放たれて
きっと、聖女としての人生を歩んでいく途中だったのだろう、と]

(208) よつば 2015/09/25(Fri) 00時頃

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