人狼議事


167 あの、春の日

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[そして、ルーカス宛ての空色の封筒の中にはもう一つ。
彼の手によって撮影された、寮から見たいつかの星空が**]


[決意を秘めた声音は、小さく囁く。]

 私、……もう大丈夫です。

 一人で目覚めたとしてもきっと、もう――
 後悔は、しません。

[きっと彼女には、この声は届くから**]


蟻塚崩し エルゴットは、メモを貼った。

2014/03/06(Thu) 21時頃


[それは、いつのことだったか。
過去を変えたい。未来を変えたい。そんな同じ願いを持った友の声を聞く]

そうか。
なんでも協力すると言ったのだが。
マユミは、一人でやり遂げたのだな。

[ハルカは、まだ成せずにいる。
決意を秘めたマユミの声音は、今のハルカに眩しく響く]

君は、強いな。


[いつまでも続くものだと錯覚していた。
振り向かなくても、確認しなくても、シーシャはハルカの背を追いかけてくると。
それが、錯覚だったのだと気づいたのは、いつだっただろう……?]


【人】 蟻塚崩し エルゴット

[蒼が藍に、藍が紫紺に、そして夜―――全てが黒に塗り潰される。
けれど、真昼の輝きは、澄んだ青に溶けていた白月が代わり、星々と共に失くした道を照らして―――。

今日という日の、その移り変わりを、エルゴットはその瞳の中に切り取るようにじっと眺めて。]

…鍋、始まったかな…

[小さく、呟く。

ハルカの、雑炊なら犬"も"という言葉。>>200
連れて行っても大丈夫、という意味だったのだろうか。
ジリヤも部屋まで持っていこうか、と提案してくれた。>>205
それでも、朝のこともあって躊躇してしまって、大丈夫です、なんて口にしてしまったのだけれど。
それは返って、ジリヤの心の負担にしてしまったかもしれない。
心優しい彼女のこと。
例えエルゴットが断っても、きっと持ってきてくれるつもりなのだろう。]

(210) 2014/03/06(Thu) 23時頃

 
 春風の花を散らすと見る夢は
 覚めても胸のさわぐなりけり


 ……私は、私自身は。
 心の奥底で、気がついていたのでしょうか。

[その歌は、かの人に過去のマユミが送った歌。
ただ、“花”というキーワードと美しい響きを持つそれを選んで記したそれは、その当時には気がつかずとも後に気がついた感情を色濃く映している。

それに彼が気がついたか、気がついていないのか。久しぶりに顔を合わせたそのときには聞きだすことができなかった。
ただ眼鏡を掛けていた、不思議に思ったそれを口にするだけにして――。

慕う想いは桜の色より淡く、尊敬と信頼という名の下に薄められていたのだろう。
けれど、それでいいのだ。
そうでなければ、いけないのだ。]


 
 すみません。

[謝罪の言葉は、小さく呟かれる。]

 でも、ハルカ先輩は……
 私の手助けなど必要ないでしょう。

[強くなどはない。そう告げようとした。
幸せな夢をいつまでも、見ていたい。そうも思った。
それでもいつか、終わりはくるのだ。]


どうかな。
実際、僕はまだなにも成していないのだし。

[夢なのだから、何だってできると思っていた。
後悔する未来を知っているのだから、何だってできると思っていた。
けれど今のハルカは、結局10年前をトレスしているだけ。
もう戻れない日々を懐かしみながら繰り返し。
これでは何も変えられない]

僕も、マユミを見習わなくてはいけないな。

[清水の舞台から飛び降りるくらいのことを成さなければ。
きっと、あの腐れ縁は変えられない]


【人】 蟻塚崩し エルゴット

(ああ、まただ。
また私は、自分のことしか…)

[考えて、落ち込む。
遊び疲れて足元で丸くなっているノアに気付けばそっと抱きあげて、月明かり、寮へと戻る道を歩き出す。]

[行ったほうがほうがいいのかもしれない。
行かないほうがいいのかもしれない。

両極端に揺れる。

わからない。どうしたらいいのか。
どうすれば、誰の負担にもならないように出来るのか。]

[寮に入れば、食堂から漏れ聞こえる灯りと声。]

―――…

[一度立ち止まれば、その場から動くことが出来ず。*]

(222) 2014/03/06(Thu) 23時半頃

 
 私にできて、先輩にできないはずがありません。
 それに、何をしたってこれは……夢、なのですから。

[過去は変えられるのか、変わらないのか。
そこまでは、未だわからないこと。
しかし後悔せぬようにと励ましてくれたのは、今近くのテーブルで鍋を食している彼女自身だ。
口元に近づけた箸を止め、微笑む。]

 ……美味しいですね、お鍋。
 あの居酒屋でも、こんな美味しいお鍋、食べたいですね。


蟻塚崩し エルゴットは、メモを貼った。

2014/03/07(Fri) 00時頃


そうだな。
ただの、夢だ。

[キムチ鍋をつつきながら、そっとマユミの顔をうかがう]

ああ、そうだな。
何も成さずに夢から覚めては、せっかくの鍋が台無しになってしまう。

[口元にひそやかに笑みを浮かべ]

ああ、目が覚めたら鍋を食べよう。
僕は、そのあと10年後の寮の様子を見に行くことも、諦めてはいないからな。


 
 ……はい。

 お鍋、食べましょう。
 ……そう、しましょう。

[どうしてだろう、悲しいことなど何もないのに、]


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