人狼議事


182 【身内】白粉花の村

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視点:


【人】 奏者 セシル

…な、シャルルさん!?

[病室の扉を開こうとする3人に向けて歩を進める途中、視線の先で揺らいだ女性>>158に瞑目する。
慌てて足を早めて掛け寄れば、ぞんざいに叩きつけられたばかりの身体がぎしりと痛んで、眉を寄せた。]

シャルルさん、どうしましたか。
…聞こえますか?

[倒れ込む身体が固い床にぶつかる前に、その細い肩を掴む。出来る限り動かさないように揺れる肩を支えて、なるべく響かないようにと、抑えた声で呼びかけた。
そうして、近くに立つネルには、遅れて気付いて顔を上げて。]

……ああ、容態は如何ですか。
サフィールさんは落ち着いたので、ひとまずは大丈夫かと思います。
なるべく激しい運動はさせないように、それから中庭には――、

……理解ってますよね?

[今ならば、彼が診察室を飛び出した理由も、何となく察しはつく。
問診、というよりは、とりあえずの挨拶といった体で、そんな質問を投げかけて。続いて口をついて出た小言は、結局途中で飲み込んだ。皆まで言わずとも伝わるだろう、そう考えて。

(162) 2014/06/26(Thu) 12時半頃

【人】 奏者 セシル

[支えたローズマリーにもう一度目を戻して、とりあえず処置室、それか自室へと運んでやるべきかと、そう考える。
気力があるようならば本人の口から話も聞きたいけれど――難しいだろうか。

思考を巡らせながら、彼女の身体を受け止める直前、耳に届いたか弱い声を、改めて反芻した。]

…、そんな器じゃあありませんよ、僕は。

[誰に聞かせるでもなく、自嘲めいた言葉を確認するように呟く。騎士だとか、王子だとか。デメテルあたりが聞いたら目を輝かせて喜びそうな、そんな夢のような言葉は、あまりに不相応だ。
彼女の様子を伺いながら、さてどうするべきかと、視線を彷徨わせた。]

(163) 2014/06/26(Thu) 12時半頃

【人】 奏者 セシル

…何を言ってるんですか、まったく。
歩けますか――いえ、無理そうですね。

["生きていて良かった"だなんて、縁起でもない言葉>>169に思わず嘆息する。掴まれた指を一瞥して、支えるようにその手を掬い上げて。
彼女の口から症状を聞くことはできなかったけれど、それも当然だと思い直した。]

(見たところ目眩に思えるけれど――原因は何だ、貧血か、いや、神経炎か、自律神経か、)

……すみません、失礼します。

[自立もままならない様子に、素早く思考を巡らせて、何にせよまずは身体を休ませるべきだと。
ひとこと声を掛けてから、特に反論が無ければその身体を背に負うだろう。
先からか細い声で繰り返される彼女の言葉を思えば、もしかしたら望まれていたのは、別のかたちだったかもしれないけれど。]

………、

[ふわふわとした語感のその単語に、けれど治療にと急く今、たとえば呆れるだとか、照れるだとか、そんな感情の優先度は低い。
常に華やかな彼女の言うような理想の存在には、きっとなることはできないかもしれないと。居た堪れなさを誤魔化すように、首に回された手を薄く握った。]

(173) 2014/06/26(Thu) 15時頃

【人】 奏者 セシル

何かあったらすぐに呼んでください。
ヴァレリー先生やキリシマ院長でも構いませんから、

[ネルとデメテル、ふたりに手早く挨拶を済ませると、一番近場の処置室へと向かう。
"サフィールさんをお願いします"、か、"ノーランさんをお願いします"、か。かけるべき言葉は両方であるような気がして、結局それは口には出されなかった。]

(174) 2014/06/26(Thu) 15時頃

【人】 奏者 セシル

――処置室――

[背に負った身体をなるべく揺らさないように、時間をかけて処置室へと辿り着く。
不安定ながら支えていた身体をベッドへ移してやってから、棚を開いて処置の準備を始めた。]

……、デラルさん。

[この場所から離れていった、少年の姿をした男性が、ふと思い浮かぶ。
常よりも慌ただしく思える院内の混乱は、まるで彼の退院が引き起こしたような。そんな錯覚を覚えて、小さく首を振った。

――いつまでも同じままでいられないことは理解っている。
当事者の彼らには及ばなくとも、自分だって弟という奇病患者をずっと見てきた。
訪れ始めているその"変化"が、どうかカリュクスと同じように、良い変化であるようにと。

ぼんやりと思考を移らせながら、点滴台を引いてベッドの近くへと戻る。]

……次は抗めまい薬も出しましょうか。
近いうちに検査もしましょう。

[彼女の了承を得られたならば、今後の方針を考えつつ言葉に乗せながら、処置に取り掛かるだろう。]

(175) 2014/06/26(Thu) 15時頃

【人】 奏者 セシル

今の薬のように身体に合わなかったら、すぐに教えてくださいよ…?

[何とも言えない返事>>177に、薄く苦笑を浮かべる。
とりあえずは軽く咎めるような言葉を掛けて、ベッドの側に椅子を運んで腰掛けながら、何も言わずとも差し出された腕を取った。]

………、ありがとうございます。

[慣れたその様子に礼を伝えてから、アルコールで消毒して、柔い皮膚から血管を見つけて。
何度も繰り返した手順の中、その腕に嵌められた腕輪へと目を遣る。
決して手離されることのないその腕輪の下に何があるか、直接見たことこそないけれど、ここへ来た時渡されたカルテを通して、知ってはいる。

"痛みが欲しい"、と。
食堂で掛けられた言葉が思い出された。――けれど自分は、彼女の望むものを何も与えることができない。
診察室で出会って以降、常よりもどこか殊勝な態度で接してくる相手ならば尚更、それを申し訳なく思って。
だからといって何ができる訳でもなく、そこからはすぐに視線を外したのだけれど。]

(190) 2014/06/26(Thu) 20時頃

【人】 奏者 セシル

痛く、は……、ないですよね。
…とりあえず、少しの間は大人しくしていてください。

[出かけたお決まりの台詞は、途中で自ら訂正した。痛みを感じない彼女の代わりに、処置の出来は念入りに確認する。
点滴台を示しながら伝えた言葉は、きっと彼女には必要ないだろう。たとえば、さっき運び込まれたような少女とは違って。

ひとまずはこれで落ち着けば、と思う。
派生する症状をどうにかすることはできても、その根本を治すことはできないのだから、気休めでしかないのだけれど。

そうして処置室を出ようと腰を上げ掛けて、そのままの体制で、しばし思考する。
そうして思い至れば、再び椅子に腰を下ろした。]

…眠ってしまっても良いですよ。

[少しくらいは此処にいますから、と。
もちろん彼女がそれを嫌がるならば、すぐに立ち去るだろう。けれど彼女が許すならば、もう少しだけ留まろうと決め込む。
果たせなかった先の礼、と言うには、あまりにおこがましいけれど。

やらなければいけない事は山ほどあった気がするけれど、きっとこれだって、そのうちの一つだと。
ゆっくりとその中身を減らしてゆく点滴パックを見上げた。]

(191) 2014/06/26(Thu) 20時頃

【人】 奏者 セシル

[伝わる安堵の雰囲気>>197に、こちらも同じく安心を覚えながら。
常とは違う真剣な声音でかけられた、随分と慎ましい質問に、ぱちりと。瞬きをひとつしてから、伸ばされた彼女の左手に目をやった。]

構いません、けれど。
……ちゃんと、眠るまではいますから。

[その手が自らの白衣へと辿りついたなら、しばらく見下ろして、縋るようなその動作に、加えて言葉をひとつ、投げ返して。
緩い力のその手からうっかり逃れてしまわないよう、椅子に腰掛け直しながら。その手を取るべきだったのかとは、そこでようやく思い至ったけれど。

結局何をしてやることもできずに、どことない居心地の悪さを覚えながら、それを誤魔化すように、上掛けを引いて掛けてやる。
静かな空気の中で、詰めていた息をゆるりと吐いた。]

(200) 2014/06/26(Thu) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

いえ、その、特には…。

[白衣を引く手>>206に、伏せかけていた視線を上げる。特に何かを考えていた訳でもない、もっと漠然としたものだと、どう答えたものか悩んで。
それより先に続けられた独白>>207に、結局その唇は閉じられた。]

…ええ、………、

[ぽつぽつと語られたそれに、相槌を打つでもなく、首肯で続きを促すでもなく、ただ静かに聞き入る。
あまりに難儀な彼女の状態と、身に余るように思えるその言葉は、すぐに思考に吸収されることはなかったけれど。]

……ようやく、白黒ですか。

[ゆらりと力を失って落ちた腕>>209を持ち上げて、そっとベッドの上へと乗せる。
告げられた言葉を、ゆっくりと反芻して。小さくそれだけ呟いた。
枕に埋められたその表情は伺えなかったけれど、見られたとしても直視できる気もしない。

彼女の目が覚めて回復していたのなら、すぐに歩き回ることもできるだろうと、揺れる点滴台を見遣りながら考える。
そのまま静かに椅子を立つと、窓に寄ってカーテンを閉めて、一度だけ振り返ってから処置室を後にした。]

(216) 2014/06/27(Fri) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

[廊下に出て扉を閉めれば、はああとひとつ、深く息を吐く。
ずっと感じていた居心地の悪さは、医者としては失格だと思うけれど。少し皺になりかけた白衣の裾を眺めて、無言で手で伸ばした。

運び込まれた少女からの一連の騒ぎで、なにひとつ仕事が進んでいないことには、気付きたくはなかったけれど。
持ち出そうとして結局、診察室に置き去りにしてきてしまったカルテを、まずは回収しなければ、と。
固まり始めた首を回して解しながら、1階への階段を降りる。]

コープラさんのあれは、回診に……いや、ならないか…。
シャルルさんはひとまず良し、それから…、

[こめかみに手を当てて、ひとりひとりのスケジュールを思い出しながら、ぶつぶつと小さく呟いて。
多少ならば横着してしまっても良いかもしれない、同僚ならばそんな事を言うのだろうか、なんて、大概失礼なことを考えながら、目的の場所へと向かう。]

(218) 2014/06/27(Fri) 02時頃

【人】 奏者 セシル

[妙に疲れた気持ちのまま、診察室の扉を開く。
てっきり無人だと思っていたその場所に、まさか先客>>141がいるとは思ってもいなかったけれど。]

…参ったな、今日は良く、会う。
あまり勝手に荒らすなよ。

[机に突っ伏す弟のその背中は、よく見覚えがある。
それこそついさっき、自分の前から逃げるように立ち去るのを見たばかりだ。
それでも、会ってしまったものは仕方がないと、今度はどんな顰め面をされるだろうかと。
そんな思考は、彼から好意を向けられることはとっくに諦めている。
怪我の事もあるし、自分はけして、彼と会いたくない訳ではなかったのだけれど。]

……、おい、何してる…!

[そこまで考えたところで、机に広がる血溜まりに気が付けば、顔色を変えてすぐに駆け寄った。
彼の眠気ゆえの投げやりな自傷は今に始まった事ではないけれど、ここまで酷い光景を自分が目にするのは、初めてかもしれない。
彼がこちらに気付いても気付かなくとも、その肩を引いて、血塗れの手首を取り上げるだろう。]

(224) 2014/06/27(Fri) 02時半頃

【人】 奏者 セシル

[のろのろと上げられた顔>>229の中、空虚な瞳と目が合う。
めいっぱいの敵意を込めて睨み付けてくる、そんな常の感情は見当たらない。まだ自分と弟とがうまくいっていた頃――幼少期の面影が、ぼんやりと過った。]

何、やってるんだよ。

[机と、掴んだ手と、上がった額と。
散らばる赤には憤りすら感じながら、先の言葉をもう一度繰り返す。
覇気のない訴えには小さく謝って、とりあえずと腕からは手を離して。代わりに両肩を掴んで引き上げる。]

……っ、…どこを、怪我してる。

[口をついて出掛けた文句は飲み込む。今伝えたところで、きっと意味はない。
赤く濡れた額に手を伸ばして、無理やり掌で拭って傷のないことを確かめて。
机の上に転がる血塗れのペンを横目に捉えれば、小さく舌打ちをした。]

…破傷風にでもなったら。どうするんだ。

[本当に聞きたいのは、そんな事ではないのだけれど。
手首の傷に気付けば、そしてまだ血が止まっていないのなら、机の上から掴み上げたガーゼを押し付けて止血しようとする。
明らかにおかしい弟の様子は、不安を煽ることしかしない。それならば、いつものように反発してくれた方がずっと良い。]

(230) 2014/06/27(Fri) 05時半頃

【人】 奏者 セシル

[持ち上がってよろめいた身体>>231の、あまりの従順さに眉を顰めた。
要領を得ないその発言は、まるで夢の中にでもいるようだ、と思う。

頼りないその様子に、目を細めて。
揺らぐ身体を抱えるようにして、デメテルを寝かせたのと同じベッドへ引きずっていく。
大した抵抗がなければ、無理やり腰掛けさせて顔を上げさせるだろう。]

……変なもん、…幻覚か。
安定剤は飲んでるのか。

[返された言葉に、ようやく合点がいく。自分が遭遇するのは初めてだったろうか。
傷口はさっさと水でもかけて無理やり洗ってやりたかったけれど、今の弟から目を離すのは危うい気がして。後回しにしつつ、嫌に平坦な声に耳を貸す。]

(233) 2014/06/27(Fri) 08時頃

【人】 奏者 セシル

…ばあちゃん、って。…無茶言うなよ。
家にも、そのうち帰れる、…から。

[ずいぶんと年相応な、だからこそ不釣り合いに思える我儘には、困惑して眉を下げた。
祖母はまだ健在だったろうか。病院の外で、待っていてくれたろうか。
どのみちそれは、今の弟にはとうてい無理な願いだ。とってつけたような励ましを重ねながら、]

(…僕だって、肉親なのに、)

[心を過ったその思考が、何に由来するものかは分からないけれど。]

……とにかく、"コレ"はなんとかしろ。
そのうち腕が使い物にならなくなる。

[何にせよまず、弟が覇気を取り戻してくれなければ、どうしても落ち着かない、と。
間違いなく痕の残りそうなぐちゃぐちゃの傷を示しながら、幾度となく繰り返した説教を、彼につられてかやや潜めた声で落とした。]

(234) 2014/06/27(Fri) 08時頃

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