人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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どうかな。

[この手で手折れたら。
 欲望をぽつりと零す声が、他人に聞こえない音とは知らず。
 無意識のうちに繋がった向こうに声を返していた。

 誰かの喉に唇を。
 それそのものは、あまりピンとこない。
 けれど、薔薇に酔う思考回路は、感情の深いところの痛みを引きずり出す。
 壊すのではないけれど。
 奪うのではないけれど。]

うん、――なくは、ない。


 なくはない?
 ───なくはない、か。

[ ふわり、ふわり。
 落ちる声を繰り返すのは、花弁が舞うよう。 ]

 キミの中の、欲望はなに?
 渦巻いている感情は、なに?

 その種芽吹かせて
 美しい《花》を咲かせてよ。

 ねぇ、モリス。


 
[ その清い手で触れ、
 その清い指先で咲かせ、
 その清い心で濡らし、
 その清い唇で吸い上げ、 ]
 



[ 主よ、 罪とは 何なのでしょうか。]

           [ 主よ、 罰とは ……───── ]
 


【人】 渡し船 ユージン

 あいつがパン捏ね大臣なのとか、俺知らんし!

[ 知っていたのは背中と、いつも携える本の表紙くらいのものだ。
 俺には何の非もないだろう、そうだろうそうと謂ってくれ。 ]

 薔薇くせーの? それもちょっとやだな。
 やべぇ、自分じゃあんまわかんねぇ…。

[ モリスが同じく立ち上がる。
 数歩したところで、 ]

 おー、いっちゃん……と?ろびん?

[ 後半疑問形になったのは、優秀な生徒会長様のように一年の名前まで把握していないからであり
 モリスの口からそんな名前が出たからであった。 ]

(134) 2018/05/17(Thu) 23時半頃

俺の、欲望――
俺のは、そうだな。

[捉えどころなく降る言葉は、けれどするすると誘うように想いを引き出す。
 芽吹かせるための種も、養分も、何処にあるのか未だ見つけられないが。]

乱暴なのは、好きじゃないし。
『こっち見ろ、莫迦』かな。

[食堂を出る前なら、きっと庭番の顎を掴んで無理にも振り向かせていたところだ。
 今は道を違えてしまったから、くつくつと笑い喉鳴らすのが風に乗るだけ。]


[ 喉を鳴らす音、後ろで響くそれに。
 音なく、けれどしかし唇を弧に歪ませた。
 顎を捕まれていたとしても、きっと同じ顔をしただろう。 ]

 キミは向日葵が好きなのか?
 それとも、月下美人が好みかな?

 その想いを向けられる相手が
 羨ましいね。

[ 空っぽの箱を揺らすように。
 中身のない声が落ちる。 ]


[ 罪を謳うように。
 罰を願うように。

 聖書のページを、捲るように。 ]


【人】 渡し船 ユージン

 おいおい、いっちゃんまでそんなことゆーの?

[ 下級生に庭師と思われていた俺。ほら、半ば間違ってないぞ。
 眼鏡のまだ幼さ残る顔の方にモリスが話しかけていれば
 此方にはいっちゃんが──いや、生徒会長さまが謂いにくそうな言葉を溢していた。 ]

 ん、あーーーー。
 そうよね、まずったなーとは思ってたんだよ。

[ だから顔が合わせ辛かったのだし、とは謂わないから聞こえやしないが。
 穏やかだったいっちゃんの顔が、苦そうな生徒会長の顔を作る。
 ああ、うん、この顔はきっとみんなが求めている顔で。 ]

(153) 2018/05/18(Fri) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン

 ───ごめんね、いっちゃん。

[ 身体を寄せて耳元に囁く。

 肥料を買いすぎたこと?
 そんな顔をさせたこと?

 どちらとも何とも謂わず。
 残るのは染み付いた薔薇の香りだけ。 ]

(157) 2018/05/18(Fri) 00時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 あっ、てめ。
 今引いた? ひいた??

[ すぐに、聞こえたモリスの引き気味の声に牙を向いた。
 近場にいた下級生には ]

 キミはモリスみたいにひねくれるなよ…。

[ なんて笑って見せて。
 食堂に入っていくその背を見送りもした。
 さあ、俺も先にシャワーにでもしようか。 ]

(158) 2018/05/18(Fri) 00時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 んー、会長泣かせのことをね?

[ んっふっふ。
 笑って謂うから反省してないように見えるだろうが、これでもちゃんと反省してんのよ?
 いつもと同じ、日常と一緒。
 時が止まっているなんて知らないものだから。
 背伸びをしながら、そこにいる誰しもに謂う。 ]

 ちとシャワー室行くわ。
 一緒に入るならついといでよ。

[ 冗談、めかし。 ]*

(161) 2018/05/18(Fri) 00時半頃

[花に例うる、好みの話。
 向日葵か、月下美人か。]

――いいや。
紫陽花かな。

[花の名前なんて多くは知らない。
 けれどもしも例えるならば、きっと。
 これから雨を浴びる薔薇と、今度こそ道を違えながら。]


渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/18(Fri) 00時半頃


 紫陽花。
 キミ好みの色をつけて
 そちらを向いてくれればいいけど。

[ その《花》がさすものを、俺は知らない。
 けれど興味こそあり。
 木を彫り何かを生み出す、そのモリスの手が何に触れるのか。
 何を求めるのか。 ]

 紫陽花にも毒があるから。
 気を付けて?

[ その《花》にも毒があるのだろうか。
 道を違えても、薔薇の香が届く限り。
 興味は尽きず。 ]*


【人】 渡し船 ユージン

 酷いのはケヴィンじゃないか?

[ や、俺は何も悪くないでしょ、だって避けられてたんだもん!
 まあ、それは自分にも何か非があったからなのかもしれないが。
 ひねくれた優等生の後輩と、品行方正な生徒会長。
 まだよく知らない真面目そうな眼鏡の下級生を一度ずつ眺め。
 あ、これ、アウェイなんじゃね? と気付くのは今更。 ]

 苦労かけます。

[ だからこそ、素直に追従した。 ]

(178) 2018/05/18(Fri) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン

[ さて冗談の受け皿にされた(>>173)ロビンはどんな顔をしていたか。 ]

 冗談だわ!
 覗かないでよね、えっち。

[ そんな逃げ道を提示して。
 それでもついてくる者好きなら、それはそれで。
 シャワー室までの道すがら、何か会話でも幾度か交わすことだろう。 ]

(185) 2018/05/18(Fri) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン

[ 足を動かすよりも前。
 落ちた視線を、その瞳を、小さな眼孔が見ていた。

 《あの時》のように微笑んで。

 無言の刃はきっと、青少年の揺れ動く心を抉る。
 甘く残る薔薇の香りが、そっと真綿で首を絞める。
 それはどうして?

 嫌われたくないからか。
 ごめんと囁いた言葉に、か。

 どうしてだろうね。 ]

(189) 2018/05/18(Fri) 01時半頃

 
 
 どうしてだろうね。
 
 


ユージンは、さて、とシャワー室に歩きだし**

2018/05/18(Fri) 01時半頃


渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/18(Fri) 01時半頃


【人】 渡し船 ユージン

 ─シャワー室─

[ 意地の悪い視線で誰かを地に縫い止めて(>>192)、
 気安く話せる後輩や真面目な印象の後輩を置いて辿り着くのはシャワー室。
 ぱらぱらと落ちる雨は局所的。

 ざらりとした硬い掌や、黄色の混じる少し焼けた肌。
 鼻を近付けて、すんと匂いを嗅いでみる。 ]

 えー、そんなに薔薇の匂いすっかね?

[ 人より少しばかり高い鼻は、仕事を放棄しているようだ。
 慣れってのも困ったもんだなと呟きながら、水を浴び
 終われば、髪も生乾きのまま外に出る。
 さて、マークを探すなら部屋より中庭か。 ]

(200) 2018/05/18(Fri) 08時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[ 問われない、穴埋め問題(>>195)。
 答えを求めない謎かけ。

 美しい花を咲かす手を、土に汚れたこの手を
 綺麗だと思う人こそきっと美しい。
 美しい《花》そのもの。

 俺は世辞も謂わない。そして嘘もつかない。
 誰かに無駄な気を遣うこともないし、人にどう思われようと気にしない。
 だから思うままに口にする。
 空白を問われれば、きっと答えを返すだろうに。 ]

(201) 2018/05/18(Fri) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
 
 俺は、キミのこと────────
 
 

(202) 2018/05/18(Fri) 09時頃

 
 
 ──めちゃくちゃにしたい。
 
 


[ 隠されたものは暴きたくなる。
 美しいものは穢したくなる。
 完成したものは壊したくなる。

 嫌われているのなら、もっと。
 好かれているのなら、もっと。

 胸に渦巻くのはいつだって
 背徳的なことばかり。 ]


[ だから、モリスの彫る作品を受け取れない。
 美しく完成したものは、ぐちゃぐちゃに壊したくなるから。

 だから、ケヴィンには容易に近付く。
 この香りに酔わせて、震わせたいから。

 だから、花を咲かせる。
 花を慈しむんじゃない。

 手折るために。 ]


【人】 渡し船 ユージン



[ 可笑しそうに微笑む顔を見たのは、不気味に浮かぶ月だけ。 ]**
 
 

(203) 2018/05/18(Fri) 09時頃



[ シャワー室には、数枚。
 どこから落ちたかわからない薔薇の花弁が、ふたつ、ひとつ。 ]**
 
 


渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/18(Fri) 09時頃


―――― 俺は、誰なんだろうな。

[途切れたはずの呟きは、胸の奥で抱えられた結果、ほろりと零れ落ちる*]


ユージンは、オスカーの髪の色と夜空の色を重ねて

2018/05/18(Fri) 13時頃


【人】 渡し船 ユージン

 ─廊下─

[ 正しくは下級生たちの部屋の前。
 もう夜も遅いし、中庭にいってもマークには会えないかもしれない。
 ましてや体調が悪くなったというのなら、尚更か。
 そう思い直してきたものの、部屋はもぬけの殻だし。 ]

 体調悪いなら寝てなさいよね。

[ 無理しいが多いな、と笑う。
 出掛ける元気があるのなら、様子見も必要なかろう。
 ましてやこんな月の晩。
 青少年なら逢瀬のひとつやふたつも──男子しかいないがそれはそれとして──あるかもしれない。
 寄る辺があるのなら、それでいいと思うし。
 ユージンがそうならないことも、俺自身がよく理解している。 ]

(242) 2018/05/18(Fri) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン

[ 雨を浴びた体は、冷たい。
 だからといって震えるような情緒は、ない。

 見上げる月に重ねるものなんてなにもない。

 ただ高さを、その位置を見て、だいたいの時間を計測したり
 雲の様子を見て、明日は美術室の大布をとってくる必要があるかどうかとか
 そんなことを、考えている。 ]

(243) 2018/05/18(Fri) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン

[ 休暇の度、帰らない俺に誰か問うたことはあるだろうか。
 なぜ、家に帰らないのか  と。

 帰る家がないとか、家が嫌いとか、親兄弟に会いたくないとか。

 そんな理由のひとつ、あればいいのに。
 答えに困った事がないのは
 きっと誰も、触れてこないから。

 聞かれなければ、謂う必要はない。 ]

(244) 2018/05/18(Fri) 20時頃

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