5 おんがくのくにのふしぎなおはなし
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[>>#2の黒い大きな鳥を見上げて、その耳障りな声とその内容に耳を尻尾を震わせて、座り込む。]
国が滅びる―…‥、孤独―…‥ 裏切り者―…‥
獣の分際―…‥、人真似―…‥
[紡がれる声が、内容が理解出来なくて、頭の中で反芻していた時に、飛び散る水晶玉。 飛び散る血に、何も出来ずに、ただ目を閉じて背けるだけ。]
酷いよ、酷い。
(152) 2010/03/21(Sun) 23時頃
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[色々動く中で、道化はただ耳をふさいで震えるばかり、動けない。]
こんな残酷な事が出来る魔法使い相手なんて―…‥ 裏切り者って何? 魔法使いは楽しんでいるんだ。 僕らの苦しめて―…‥
[更に紡がれるは、混乱を増すばかり支離滅裂の言葉。]
(161) 2010/03/21(Sun) 23時半頃
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[>>164の肩に置かれた手の主に顔を向けると、]
でも裏切り者がいるんだよ。 そして呪いを掛けるって予告されている。 道化の僕にはには何も除ける力は無いんだよ。
[震える手はポケットに入っている鈴と四つ葉のクローバーを握りしめた。]
(169) 2010/03/21(Sun) 23時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/03/22(Mon) 00時頃
頭数か。
[自分に力が無いと自覚しているなら残った時にどうするつもりなのだろう]
それがヨアヒム様の求める物なのかな。
悲しみ、苦しみ。失望、絶望……。
……楽しいのかな。
[墓の方を振り返り、ぽつりとこぼした
僅か、首を振り
それでも「かみさま」が絶対であることには変わりはない]
眠るといいんだよ、きっと。
[音楽がなくなれば、と言う呟きに眉を伏せる]
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[>>192>>195心配される様な視線を感じれば、]
僕は大丈夫ですよ。 一瞬の感情の嵐が過ぎれば、どうにかなるものです。
それに王国に戻っても慈悲を受けられないなら、のたれ死ぬしかありませんから、同じ死ぬならまだこちらで音楽を取り戻す一端で死ぬ方がマシかなと―…‥。
[クスリと小さく笑って、首を傾げる。]
音楽が戻ったら、またみんな優しくしてくれるのかな。 僕のジャグリングを見て、足を止め笑ってくれるのかな。 こんな僕でも生きていいと思える世界が戻ってくれるのかな。
[夢心地の中にいるように呟いて、若草色の目は何処か遠くを見ている。]
(234) 2010/03/22(Mon) 10時半頃
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[若草色の瞳を細めると、遠く交易の町が映る。]
よく考えて見れば、僕が城下町から出たのは初めての事だ。
[その言葉は喜び等々は感じられる坦々と。 そして傍目に明るい笑顔を浮かべて、町に入れば早足に人混みの中に消える赤いフードの犬の獣人に眩しそうに瞳を向ける。]
ああ、僕もあんな風に生きていければ―…‥
[『良かったのに』の言葉は呑み込んだ。]
(237) 2010/03/22(Mon) 11時半頃
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ま、他の者がどうするかはぼくには関係ないけどね。
みなが音楽以外に寄りどころを見つければ──胸の痛みは減るかもしれない。
でもぼくは、痛いほうが、いいんだ。
生きている、証だから。
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[>>238の言葉に、キジトラの耳を触りながら、]
どうなんでしょうね。 僕は誰かに頼って寄り添う生き方しか知りませんから。 音楽を取り戻しても、その生き方に戻るだけ―…‥
儚く生きて、儚く散る。 何も生まず、何も残さす。
それしか出来ません。
[昨日の聞いた僅かな儚い音楽を思い出しながら、北の門で詰んだ四つ葉のクローバーを右手に持って、色あせた灰色の羽を持つ老鶯を見送った。]
四つ葉のクローバーは幸運の証。 何故、見付けてしまったんだろう。
(239) 2010/03/22(Mon) 12時頃
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僕は忘れな草じゃなく、忘れ草―…‥ 1日限りで終わる花だから。 優しさが忘れられた世界では生きていけないから―…‥
――音楽を取り戻したい。
[サイモンに宿の場所を聞いて、]
大丈夫、逃げやしない。 少し気分転換をするだけだから―…‥
[片手に四つ葉のクローバーを持って、フラフラと夢遊病の様に歩き、雑踏の中へと消える**]
(241) 2010/03/22(Mon) 12時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/03/22(Mon) 12時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/03/22(Mon) 12時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/03/22(Mon) 18時頃
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―町中→宿―
[町中をフラリ、フラリと歩く。 片手には四つ葉のクローバーを揺らして、]
ああ、やっぱり音楽が聞こえない―…‥
[哀しげな声と笑えない道化。 それは悲劇と言う名の喜劇かもしれない。 ひとしきり町の中を歩くと、疲れた様に聞いた宿に向かい、遅れてその扉を開ける。]
(269) 2010/03/22(Mon) 18時半頃
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[通りすがりの>>267の言葉に、足を止め]
一番大切にしたいもの? 一つだけ選べるだけいいじゃないのかな。
僕は何時だって選ばれる立場―…‥
だから僕は選ばれる世界を取り戻したいんだ。
(272) 2010/03/22(Mon) 18時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/03/22(Mon) 18時半頃
心が無いのは──
却って切り崩しにくいからね。
大切なものがあるのは、弱みがある状態と言い換えられる。
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[>>274の言葉に少し苦笑いして、]
道化なのにそんな顔させてしまって、御免ね。 僕が大切なのは、僕に優しい世界。 僕に優しい世界が全てが大切。 優しいって、騙されてるかもしれないけど、プルチネルラは騙され易い男。 特定の人の人に対しての愛なんて、道化が持っちゃいけない。
[コロコロと鈴の音の様に笑う。]
音楽取り戻す為に頑張ろうと思ってるけど。 今度も騙されるのかな。 裏切り者って、本当にいるのかな。
(277) 2010/03/22(Mon) 19時頃
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心がない、ということは、誰にも心からの理解をもらえないことにもつながる
その本人が崩せなくても、周りが崩れていく場所に、彼を一人だけ置いていくんじゃないのかな
怖いかい。それは良かった、おまえさんはまだ正常なんだろう。
お、おれが、正常かどうか……なんて、わかんねえよ
表情は穏やかに、裏切りものなんていなきゃいいのに、といいつつ、実のところ自分が裏切りものでした、なんて……
寒気がする演技だ
願い事がそうさせているのかな
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[>>280で出て行く烏の姿に耳と尻尾をパタリと垂れさせて、]
御免よぉ、御免よぉ。
[紡げる言葉は謝罪の言葉だけで]
何でだろう。 僕が喋ると人が離れるんだろう。
[哀しそうな表情を浮かべるが、涙は出ずに俯いて。]
(286) 2010/03/22(Mon) 19時半頃
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裏切り者がいなければいいのに、と思っているのは、偽らざる気持ちだからね。
ぼくが裏切り者だなんて、どんな理由で選んだのかヨアヒムに聞いてみたいね。
そうだな……おれも、ヨアヒム様との約束がなければ心から裏切りものなんていないほうがいい、って思うぜ
変なひとはいるが、わるいやつがいない、ここには
みんな、お、おれのような言葉足らずにも、礼儀ただしくて、いいやつだ
森の連中とは、違う
でも、ヨアヒム様が何で爺さんを選んだのかは、わかる気がする
願い事のために、裏切る覚悟をもうしちまったんだろう
おれは、正直――未だに、迷ってる
迷っていても構わないが、口にするな。
ぼくにおまえさんを切る気にさせるな。
それに、ヨアヒムがきっと聞いている。
[*34の言葉通り、頭痛が大男を襲った]
う、う、う、あ、ぁぁ――い、いたい、いたい、いだい、い”だい”
[食堂の扉と頭を打ち付けた同時刻、別の痛みにもさいなまれていた]
大人げないな、ヨアヒム。
[呟いて、襲いくる頭痛に顔をしかめた**]
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[頭をぶつけた熊の様子にクスクスと軽やかに笑い。]
御免よぉ、笑っちゃったよ。 でもタンコブが出来るのは良い事らしいね。 ……と、誰かに教えて貰ったよ。
痛い痛いの飛んでいけ。
[片手に持った四つ葉のクローバーを、熊の額に出来たタンコブに、ちょうちょち当てる。]
これは誰に教えて貰ったけ、まぁいいか。 痛いのこれで収まるかもね。
(299) 2010/03/22(Mon) 20時頃
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うーん、もしかしたら教えて貰ったのは熊さんのおばあさんかもしれないね。 僕は覚えてないけど。
[>>301にそう返して、]
大切な物か、四つ葉のクローバーって、確か幸運のお守りらしいね。 持っていたら幸運になれるって、誰が言ったかな。 よく覚えてないや。 きっと僕に親切にしてくれた誰かだと思うんだけど。 あー、なんで思いだせないんだろう。
(302) 2010/03/22(Mon) 20時半頃
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うん、僕は忘れちゃうんだ。 砂が指から零れ落ちる様に物事が欠けてしまうんだ。
でも僕にとって優しい世界の為に音楽を取り戻そうとしようと思うのは、きっと幸せな世界だったんだなと、優しかったんだろうなと、そして暖かったんだろうとね。
[温かい羽で温めて貰った事、>>172で馬の軍人さんに頭を撫でられた事、きっと忘れてしまったけど、そんな優しさに包まれていたと思いを馳せて。]
(310) 2010/03/22(Mon) 21時頃
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