40 おおかみさんが通る
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狼狼……
そうさネ。
どうでしょ、狼避けのホラでも吹聴してやったら
人はこぞって手に入れたがるのかしらん。
アタシはあんころもちが嫌いだから
玄関にあんころでもおいてくれれば
人は食わないかもしれンですがサァ
[けらけら。店員と異人を目の前に言葉と全くつながぬことを考える。
秋と春の彼岸の時、少し齧った牡丹餅お萩、妙に気に入ったらしい。
どうやら聞きかじった落語では
餡子で人を殺すことを「あんさつ」というとかかんとか]
−柴門洋品店−
ああ、ああ、皆さんお客様がいるんですよ!
[奥のほうからキャーキャーと姦しく聴こえる声に
弱気ながらも窘める声を男はかけるのだけどそんなものは当然無意味。
女性陣の熱意におされながら結局は明里への接客が続く。
翠が平家をどこか苦手なことは知っているので、
彼に見えていないところでこっそり手を合わせて謝罪する。
急ぎの注文の件も、特別手当を出そうと男は決めていた。
そして新たに増えた来客にも男は眉尻を下げたまま出迎える]
狼除けの着物…でございますか。
こちらでは狼が出ることも稀ですから、
流石にそのようなものはうちでもご用意が出来かねますねえ。
[しおしおと、まるで植物が萎れるように店主は申し訳なさそうな顔をした]
(#9) 2011/01/03(Mon) 00時頃
綿入れでございますか。
今からですとお時間が掛かりますがそれでも?
[いくら偶発的に店を開ける結果となったとはいえ、
流石にこれ以上店を特別営業しているわけにはいかない。
明里もデザインがきまったら、別の日に採寸の予約を入れてもらうつもりでいる]
銀ですかあ、それはまた。
ですがそうなりますと、銀を日常的にお持ちでない方には
聊か切ない話でもございますねえ。
[銀が持てないと身が守れないというのであれば、
其れは下層民から被害にあっていくという悲しい予測しか出来ない。
先程のと尋ねられると、細い瞳をしぱしぱとさせながら頷いた]
ああ、はい。平家様ですね。
ご夫婦共々ご贔屓いただいておりますが、其れが何か。
(#10) 2011/01/03(Mon) 00時半頃
はあ、左様で。
[ぱちぱちと、不思議そうな顔をして店主は珍客を見た。
変わった客がいないわけではなかったが、これは指折りかもしれない]
壇ノ浦はともかく、由緒正しいお家柄とは伺っておりますよ。
[平家から壇ノ浦とは安直過ぎないかと思えど
この気弱な男にそんなことを言い返せるはずがない]
お、お客様?
これはいったい
[ひょい、と投げて渡された代物に細い目がカッと開いた。動揺で。
持て余し気味にしていたが、仕方がないので言われたとおり
翠に渡すことになる]
(#11) 2011/01/03(Mon) 01時頃
翠さん、そういえば平家様の御代はどうしましたかね。
[革のトレイに載せられた金額を確認して
また瞳が驚きで開いた。動揺だ。
とりあえず小梅の銀と平家のご祝儀を翠に預け、
店主は外套を着て外へと飛び出した。
どこへいくんですか、と聞かれたらこう堪える]
おつりと余剰分をお返しに行って参ります!
[再び雪の降り出しそうな空の下、店主は走り出す。
そろそろ元旦も夕暮れを過ぎ、夜半の雪が降り出そうとしていた**]
(#12) 2011/01/03(Mon) 01時頃
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