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みぃな? どうした?
[テーブルの上に広がった酒から、彼も上機嫌な様だった。
パーティーは楽しいに限る。
そう思っていたから警戒は薄かった。
短く漏れた楽しげな笑み
直に酒に触れる指に、泥酔したか?とさえ思っていたが]
ひっっ! 痛っっ、な、にっっ。
[いきなり感じた激痛。
狐姿は人間より幾分か小さい程度で、交わるには
問題無いだろうが、前触れが無さ過ぎた]
ば、ばかっ、抜けっ、熱、痛っっ。
[粘膜を焼く炎は、それを火掻き棒が腸内で掻き回す事で
更に熱を撒き散らかす。
こうなってもおかしくないパーティーだから負の感情等は
生まれもしないが、
心と体の準備が出来ていなかった分、
色々立て直すのに時間が掛かった。
立て直したいのに、死神の激しい指の動きに意識が
奪われ暴れそうになる。
尤も酒の入った身体と、体勢から容易く抑え付けられて
ナカの好き勝手な蹂躙を助長させる事になった]
熱ぃから、酒、やめてくれっ、ゃ、ああっっ。
[酒が更に注がれて、思い切り背を反らせながらソファに
線を引いた。
ナカが爛れる様に熱く溶け落ちていく感覚。
粘膜からの酒は吸収が早く、自分でも何をして欲しいのか
判らなくなっていた。
酒と舌で後ろを蹂躙されている間、
尻尾は死神を離したいのか離したくないのか。
絡んでは叩き、叩いては絡んでを繰り返す]
いやぁ、も、いらなぁい…やめ…。
うあ、あああっっ、んっっぁ、くぅ、あ、ぁっっ!
[これで終わるわけは無い事位理解している。
それでも死神
これ以上熱はいらない。
焼け死んでしまいそうだと口にする前に熱せられた
楔が深く打ち付けられて、漏れた声は悲鳴と嬌声の間]
あ、つぃ…ぅ、ぬぃて…そん、な、擦るなぁ
[酔った死神が満足するまでとか、冗談じゃない。
悪態を吐きたくても酒で爛れた熱の襞を、
灼熱の棒で奥まで掻き回され、
擦られれば全てあられもない声に変わる]
やぁぁっ、ひ、ぁっん、ぁ、ぁあっ。
[カリカリとソファの皮が剥がれていく。
同時に元々酒で殆ど残っていなかった理性も剥がれて]
ぅあ、んっっ。
ぁ、ぁ、ぁぁ。
やだぁ、この、発情馬鹿っっ。
[感情と身体の赴くまま、短い吐息と嬌声を吐き出す合間、
怒りもついでに吐き出して]
てめっあああああっっっ!!?
[狭い筒を裂く様に、更に膨張した楔に死神の果てが近い事を知る。
そして本当に果てる直前、柔らかな耳に激痛を感じた
その痛みで爛れた襞は収縮し死神をきつくきつく締め付けて。
本当はもっと激怒すべきなのに。
注がれた熱の熱さと耳の熱さにまた身も心も焼き尽くされる]
も、やぁ、やめろっ、てっっ、ああっっ。
[血の匂いは耳からか後ろからか。
獣の本能で血の匂いが昂揚を加速させる。
抜かれないまま、言葉通り死神が満足するまで付き合わされたが。
殆ど強姦と言ったこの状況も、二度目は既に快感と捕えて]
こわれ、そっ、ぁぁっ。
っと、奥までっ、突い、てっ、みぃなの、イイッッ。
[蕩けた思考と身体は死神が与えた刺激全てに反応し
遅れる様に自分も熱を吐き出していた]
あ、の、や、ろおぉぉぉ。
[回数は少なかったかもしれないが、苦手な酒と
獣姿のままだった為、かなりへろへろだ。
解放された後も、暫く動けず死神の膝に乗っかっていたのだが。
姿身に映った耳を見る度に思い出す。
激しい凌辱は、楽しくなかったかと言われれば
最終的には楽しんだのだが。
何処か納得がいかないと、姿見の自分の表情は不満げだ]
よし、今度は苦手なので逆襲してやる。
[リサーチからだ、とエイエイオーと1人鬨の声を上げながら
密かにリベンジを狙っていた。
マーキングの様に付けられてしまった耳の傷は
憧れの狼耳に変身しても結局そのまま**]
[酒に濡れた狐の耳の孔に指を突き入れる。
いつかの時は、酒で熱した尻穴にこの指をねじ込んだけれど。
聴覚を刺激するようにねちゃねちゃと乾いた穴を擽り]
しかし良い色の毛並みだな
煮詰めてうどんの具にでもしてみたいもんだ
[綺麗な毛並みは黄金の油揚げを彷彿とさせた。
動物愛護団体が聞いたら殴り込みに来るような酷い事をいう*]
[なんだそれ。
なんだ、昔の恋人見て宜しかった事でも思い出したかこの野郎。
そんなに獣が良けりゃXXXXXXX…――――― ]
[ ばきっ、 ぱきっ
びし、]
[大浴場にあった鏡の一つに、ヒビが入った。
勿論、亡霊は知る由もない。]
[暮らしある生き物の魂を奪い取る。
それは野生の獣と何ら変わりもしないのだけれど
感情を口で顔で表現する人に対して平然と行うのだから
無情である事にはかわりない
その生き方故に、今更どんな行いをした所で、
背徳感のひとつも感じないと思っていた
青年を想像しての自慰、
ただそれだけの事にこうも胸をかき乱されてしまえば適わない]
…………!?
[まだ目元に朱残るままで、そっと横目で青年を盗み見た
無表情というか真顔ではあるが
狐を愛でていた態度から一変しており、奇妙な不気味さを感じさせ]
[
当時己が纏っていた羽織は、 深緑だった。]
― 回想・昨年 ―
[柔い毛並みの獣を犯す音と色。
図らず盗み見て暫く後、死神が襟を正した頃合いを見計らって声を掛けた。]
楽しんでたァねェ… みぃな?
[普段、御郷の慣れた言葉で告げていた呼び名を正したのは態と。
香しい花薫香を情緒も無くかっ喰らって甘い息吐き、顔を寄せた。
揺らぐ色を湛えた指の腹が相手のシャツの合わせ目を辿り、胸元をなぞる。]
…随分と、
短かった、
よぉだけど、サ…
[面を歪めて挑発の声。
引き上げられて口元は弦月、浮く愉しさの元は嬲る意図。隠して内心、狐の上げた悲鳴を思っていた。
あの子の事は自身も気に入っていたのだ――。]
[挨拶、挨拶ねぇーつまり挨拶ごときであんなことをしてなんとなく気に入ったから持って帰るってかいくら人間の常識とは違うと言ったって限度があるだろこのXXXXX…―――。]
[ びしっ
ぴし ぴし ]
[思い切り殴りつけられたような鏡は、粉々になった。]
……………。
ちいちさん、
俺みたいなのでも興奮、します?
[頬をなぞった手にすり寄って、橙を細め。
声は相手を量るような、謀るような。]
やぁっ、ちょ、くぅっんっっ。
[耳に捻じ込まれた指の動きに全身の毛がぶわりと浮かぶ。
濡れているからそこまで膨らみはしないが、
尾や薄い耳は多少影を大きくしていたか]
くすぐった、いっっ、うぁ、ぁ、やだぁぁ。
[だるだるの身体、身を起してもくらり揺れて。
首を振りながら指ときつねうどんを拒絶する]
ルシフェルとるぅかすに言い付けるからな!!
[半分涙目で死神の手に噛みつこうと口を開く。
ついでに開いた対抗手段がシーシャ以上に
子供じみていたのは仕方ない]
[湯を浴びた死神御手付きの霊体と、己の温度はさほど変わらぬものだったか。
それか、ぎりぎりで此方が温かかったかもしれない。
何しろ先にルーカスから熱を頂いたので。
擦り寄る肌の感触は只人の死人であるにも関わらず人並みにしっとりとしていて、瞳の色合いはどこか神秘を感じさせる。
誰かに触れたんだな、感じた予感に喉奥で小さく、ふふ、と。
何だい、そりゃぁ。 妙なことを。
お前さん、さっきとぁまるで…
別人みたいな様相だねェ?
[くつくつ、低く鳴らす。]
お前さんは可愛ィよ。
さっきっからずぅ…っと可愛い。
だぁがね、その成りだぁと、
触るにしたって気が散っちまって…叶わねぇよぉ。
[橙を覗き込んで告げる口元に、含んだ笑みを混じらせた。]
―昨年の宴
[若い狐がこんこんと愛らしい悲鳴を上げるのも絶えた頃。
半ば気を失っている獣の奥から肉杭を退かせ、熱の残る息を吐く。]
うン?
[乱れた襟首、腹部に付着した黄金の抜け毛。
正して身を退いた所で置壱に声をかけられた。
緩く振り返る双眸にも、まだ情事の余韻は残っていたか]
……体力を余らせておいたのさ。
帰るには未だ早い時分だろう
[どちらが、と続ける程に野暮じゃあない。
すぐ近くで甘い吐息を漂わせる男を静かに見返して。
重なり目を辿る指の方を一度見、手首を掴んだ]
丁度いい感じに柔らかくなってるだろう
後処理はしちゃいないがな
[死神の唾液は媚薬に似ている。
なれば精液の方は?どうだろう。
使うか?と視線で問い掛けて軽く唇を合わせる。
男が口を割るようなら唾液を纏った舌を押し入らせる。
そこに甘露は存在せず。酒と、煙草と。死の香りのみ*]
[へえ、照れ性。
そりゃあそりゃあ随分とお楽しみだったようで…―――。]
[ ぱりんっ ]
[粉々だった鏡、隣のそれにも亀裂が走る。
ルシフェルさん大迷惑であった。*]
別人……そーかな…
[
狐にも言われたか、死神で満ちてる、と。
指で鎖骨の赤をたどる。
逡巡。]
これが無かったら、抱ける?
[覗き込まれて見返すが、その真意なんて量る事はできなかった。
そう、単に拗ねていたのだろうし、単に自信が無いのだろうと、思う。抱かれるつもりなんてないし、あんな恥ずかしい事そうそうできない。はず。
それでもわざと聞いたのは、
死神が少しでも亡霊を気にすればいい、と言うなんとも幼稚な我儘で。]
[
察しの悪い亡霊小僧の目をじり、と間近に見据える。
誰かに背を押されれば唇が触れる距離は、ふぅと吐き出すような声と共に開く。]
…おじさんなぁ、
他のおひとの面ァ目に浮かべてる奴は、
抱かねんだよ。
[彷彿とするは何者か。聖書の節に記された知恵の実の悪魔、ヨハンネスの首を乞うサロメ。
底意地の悪い蛇の顔。くつくつ、くつり。
物知らずめ、肌の痕など知るものか、と。]
俺ぁ水のネエチャンじゃぁねぇからナァ…
も少し余裕が出来たら、お出で。
[離れるのはそに直後か。忘れろと言われたならば、忘れない。
弱みを握ってからかうのは楽しいことだから。*]
・・・・・・え?
[
瞬き、睫毛が触れそうなほど近い。
酒の香に、橙は一度閉じて、再び開く。
見透かされた本音、
ああなるほど、生きた時間が違うと言えば、言い訳にもなるか。]
は、え、
あ、 は、はい……
[余裕ができたら?
とりあえずは頷いたものの、浮かべているなら抱かないんじゃないか、と笑った。
そうだ、成程、その通り。
まさかからかわれるなんて予想だにせず。
そしていい人だなぁちいちさん、と見当はずれの事を考えて居たりも、する。*]
そうかそうか擽ったいか
こうもツマミばっか食ってりゃなぁ
[
黒曜のなまこを細め、喉でくつくつと哂いながら]
締めはラーメンかうどんって相場で決まってんだよ
いい出汁が取れそうな身体してるしなぁ…
[本気とも冗句ともつかない口調でそう告げながら。
さんざん耳穴を弄り回して離れかけた指に、
がぶりと噛み付かれれば、ぴくりと柳眉ももちあがり]
なんだ?
お前の耳掃除した指を綺麗にしてくれるのか
[歯が立つ事を厭わずに、引かせるのではなく
逆に喉奥まで指二本を突っ込んで口蓋垂を摘む。
うりうり、柔らかなそれに爪立てて…本気で訴えられそうだ*]
も、やぁっって、いやだっ。
[逃れる様に耳をへたらせたくても、しつこい指
死神の言動に息が上がる。
身体の内から徐々に燻り出す熱を、首を振って外へ
逃がそうと努力するが巧みな指遣いに腹が立つ]
なぁっ、ぐっ、うぅっっ。
[せめてものと噛みついた指も、臆することなく押し込まれた。
生理的な刺激に噎せ込むが、指は引かずに爪を感じる。
このくそ死神。
来年は絶対虫料理漬にしてやる、そう誓いながら
口腔内を遊ぶ指を舐める舌は休ませなかった]
[手を尻尾から離す代わりに素早い動作で手は狐の顔面へ伸びる
逃れようとする片頬を床に押さえつける形で押し込み
許しを乞おうとしているのか、自然なものなのか。
ぴちゃぴちゃと絡む舌の根までも擽って
ようやっと開放した時には滴った血液が狐の口腔を汚したか]
ルシフェルに余計なこというなよ
めんどくせえ事になるからな
仕返ししたいならてめぇでどうにかしに来い
ねんねの狐坊やも、そろそろ一人前になった頃だろう?
[傷口を自らの舌で舐めながら、試すようにドナルドを見下ろした*]
― 回想・昨年 ―
[
乱れた布地についた僅かな抜け毛をそっと指で払い、吸わない煙草の苦味に眉根を寄せた。]
ん、く…
[じんと微熱。痺れ。
痺れ切る前に平手をするりと、密着させた身体の隙間に滑り込ませて、離した。
着物の裾を翻し、半分昇天した妖狐に向きなおれば、その毛並みを痛わしげに撫ぜ。
唾液を垂らした指先を、荒々しい杭に突かれたそこにゆるく這わせる。
ゆるり、慣らして水音がこぷりと流れ落ちれば、それを吸った。
甘苦い白濁と、腹の中身の混ざった青臭い味。
たっぷりと注がれた死神の精と妖狐の液と。
啜り終えると、そっと獣の体にみどりの羽織をかけてやった。]
――後で返してねぇ。
[やんわりとした耳に触れて、声音は指の動きよりもゆったりと。
喉奥から疼く熱が湧き上がるのをしかと感じ、眉根を寄せて、目尻に血が巡る顔をミーナの方へと向けた。]
場所ォ変えようかァ。
[舐めとって唾液に光る指先を、スーツの肩に伸ばす。
自然誘うような動きになったか。
何事か拒否する理由なんぞつけられようものなら、そに気にさせといて何を今更、などと言い募ろうか。]
[よし、今年るぅかすとは接吻だけで我慢だ。
心に決めて、笑んだ睨みをミーナの瞳へと。*]
[・・・
さんざ抱かれた直後だったか。
息を荒げるミーナの眉間にひやりとした指先が触れた。
あまり他者には使わない"力"。
上手に掛かれば死神の全てを絡め取って、力む動きすら奪うだろう。
繋がったままゆぅっくり、マウントを取ったれば、さも優しげな口調で告ぎ、甘い身体の死神を見下ろした。]
後 は、俺が上ねぇ。
.
だぁい丈夫さぁ
るしぃん時は
つい 椅子に座れないように したけども
お前はせいぜい、腰が立たない程度に、
優しぃぃくするから、
ねぇ、
[先割れ平たい舌伸ばし、狐の仇討ちの体勢を整えた。
――朝陽が登るまで絶対に寝かさない。*]
あとで可愛がってくれるって、キスされた。
………って言ったら、どうする?
[蠱惑的に笑う、ものの。
何をやってるんだ。
阿呆らしい、とわずかに呟き、]
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