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そうか。
ならば私の気のせいかな
[
やや遠いものに思えるが。
パイの欠片が残る口端へ指を伸ばし、取り攫う]
この手の類も初めて見る。
眷属に名前はつけないのか?
[パイ屑を舌で攫い、物珍しげに従僕の挙動を見詰め。]
さぁ、どうかな。
[
蜥蜴も蛇もその他の爬虫類的な眷属はいつ触れてもひんやりとして”クール”ではあるが]
名前つけてそれが真名になっちまって気分サイアクの時にうっかり
『くたばれ』とか言って、その都度消滅させてたら手が足りなくなるだろ。
[過去に実際やらかしている。
苦々しい眼差しは子どもにでも接するかのような吸血鬼の動向のせいでもあり]
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[名付けない理由
その片鱗は、パイの屑と共に拾い上げたまま。
苦い眼差しを前にしても肯定や否定は告げず、
笑気に包まれた緋色の眸を細めて受け止め]
![]() | 【見】 手妻師 華月斎こんな可愛い妹がいたらよかったんだけどねぇ (@22) 2014/10/21(Tue) 01時半頃 |
![]() | 【見】 手妻師 華月斎アタシは華月斎。華やかな月と書いて、カゲツ。 (@24) 2014/10/21(Tue) 02時半頃 |
誰か、夜になったら、起こしてくれ。
[声響くものに、寝言にように]
[露蝶の店に着く頃、何か、寝言のような声が聞こえた気がした。]
あ、ジェレミーかな?
ジェレミーだな。
[覚えていたら行ってやるかと思いつつ、返事は保留しておいた。]
ん……みーみーか。
よろしく頼む。
[ぼんやり]
[飲食店側へと手を振る者の姿は
昼間の視力でははっきり捉えられないが]
あれも魔物の類かな
[シーシャに従ずる者とまでは推し量れず。
遠目に眺め、想像を口にし。
ミケに入るかと尋ねかけたその時、
異形の音階を鼓膜は拾う。
こんにちは。
ジェレミーと…、もう一人は叫び声の子か。
魔女殿は目覚まし役は嫌なのか?
[肝心の魔女が行方知れずとは知る訳もない]
ああ、ニコラか。
魔女は昨日から見てないな。
どこに行ったのかしらない。
[そういうことは珍しくもないから、そう答えた。]
[ハロウィンだというのに、賑わう街を
根城にする魔女はいないらしい。
毎年過ごしていれば混ざりたくもなくなるか。
街に初めて訪れた男は魔女の人柄を知らないし
想像でしか物を言えないが。]
ふむ…………、そうか。
酒場には来るのかい、君は。
案外、パーティーの支度でもしているのでは?
[衣裳選びに張り切っている、とか。
魔女が容姿性格共に婆さんだったら
色んな意味で溜息も出そう。]
酒場のパーティには行くつもりだが、
ニコラやみーみーもどうだ?
シーシャは酒は興味はないかな?
[ただ、魔女のこととなると]
あいつ……パーティとか来るタチじゃないはずだが…。
[わからない。
小奇麗な女を装って、こちらを騙しにこないとも限らない。
そう考えると、やや、眉が寄る。]
あっ、パーティーはおれも行く行くー♪
ボスはどうかな、行くんじゃないかな。
あれ魔女ってジェレミー一緒じゃないんだ?
うんにゃおれは見かけてないや。
薬に使うムカデでも捕りに行ってんじゃないのか?
[ムカデとかヤスデとか、
ナメクジとかヒルとか、
魔女は案外ゲテモノ好きである。
そのフルコースを知らずにくわせられて、あとから種明かし。
ほんとに性格悪い。
だが、それはまだ可愛いほうだ。
あいつの退屈はときに残酷だから。]
あぁ、…――私も赴くつもりだ 夜なら安心して羽根を伸ばせる。
[渇かない血はケロイドから浮き、
緋色の粒となって石畳の上に落下する。
傷が完全に癒えるのは夜になりそう。
革手袋に付着した血糊を痂として
ケロイドの周りに塗り付け凝固させる。
鏡のように張り付いたそれを指先で軽く弾き。]
彼とも知り合いなのだね。
シーシャ君にバイトは頼んだが、そう長引くまい。
酒場へ行く筈だよ。
[ひとつは喫茶店の前として。
眠そうなもうひとつは何処から放たれているのか
周囲を見渡すが、それらしき姿はない]
…目覚ましが欲しいのは…ワーウルフ、の君かな…?
場所を言わないのは匂いで探せと、言う事?
[
君は?
[ミケを見詰め、予定はどうなのかと意向を尋ね。
そういえば悪魔は毛の生えた生き物は嫌だと云っていたが…。
昨晩訪れた限り、相当な広さではあったし仝じ空間に居ても
獣臭さは、酒や食べ物の匂いで紛れてしまうのではと。]
![]() | 【見】 手妻師 華月斎ふふ、ありがと。アナタの名前も素敵よ? (@25) 2014/10/21(Tue) 19時半頃 |
おまえなら、探せるだろう?
[まと、聞こえた声。
くろいぬには、そう囁いて]
ジェレミーの飼い主は、ダンスが苦手なのか。
君は得意そうだね。
[寝てしまっているのなら、独り言となってもそれで良い。]
私も君もレディでは無いが、一曲踊る?
足を踏まない保証はしないけど
[子守唄のように静かな声音で告げ、湯を再び沸かし。
キャラメル風味の缶を開け、紅茶の支度を。
ダンスよりも雰囲気を愉しみたいのは本音である。
異質なもの達とヒトが入り混じった空間は、どんな場になるのか]
![]() | 【見】 手妻師 華月斎[>>148 黒猫に連れられた青年からも、ハロウィンの挨拶をいただいて] (@27) 2014/10/21(Tue) 20時半頃 |
得意でもないさ。
でも、相手に恥はかかせないよ。
[ニコラの言葉には快諾を。]
ニコラの相手なら、喜んで、
君はそこらのレディよりもずっとスマートで魅力的さ。
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