人狼議事


52 薔薇恋獄

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 ……居る。

[ぼそっと呟いた。

眼鏡をかけずとも、はっきりと見えたこの世の人ではない姿。
視線は、屋根の上に固定されている。
遠目に、視線があったと思ったのは気のせいだろうか。]

 挨拶すべきか、悩むな……。

[挨拶をするということは、存在を認めるということだから。
己の為というより、珀の為になるだろうかと、少し悩ましげな顔をした。]


 …… うん。

[バスの中で触れていた手を。
確かめるように、そっと伸ばし。

屋根の同じ一点を見つめる幼馴染に、ちいさく笑い]

 蛍紫は、関わりたくないんだろ。
 オレはどうせ、また放っておけねーから、挨拶もすることになるんだ、任せとけ。

[悩ましげに刻まれた眉間の皺を、横合いから、うにっと伸ばした]


[ 蛍紫と視線が合おうと ]
[ 女は表情一つ変えない ]

[ 楓馬を見ても同じこと ]

[ まだ女は新たな来客を ]
[ *ただ、見ているだけだ* ]


[眉間の皺を伸ばされたなら、紫の眼を見開く。
そして、溜息を一つ吐いた。]

 ……お人よしめ。
 そうなったら、俺も放っておくわけにはいかないだろ。

 それに、なんだかな……。

[放っておいてはいけないような、そんな気がする。
そんな感覚的なものは、相変わらず上手く言葉に出来ず。
言葉途中で切れた。

ただ、視線あっても変わらぬ表情が気になって。
大概は、あえば良くも悪くも構って欲しそうにするのが常だから。]


 ええ?
 お人よしは、好きで厄介ごとに首突っ込むオレに、付き合ってくれる蛍紫だろ。

[溜め息に、くすくす笑い]

 しかし、付き合うとなると、長くなりそ。
 どうしたいのか、とか。言う気なさそうだし。

[表情を変えず、身動きもせず。
何を求めるでなく、ただ其処に居る姿に――ずきり、また痛んだ胸を押さえた]


 ……お前がつっこまなきゃ、付き合わん。
 誰にでも、ではないから、俺はお人よしではないさ。

[照れ隠しなのか、ぎゅっと眉間に皺を寄せたての会話は、どのタイミングだったか。
ポツリと頬を雨が打つ。]

 雨が降っても、あのまま居るんだろうかな。

[屋敷に入る前、天……正確には屋根の上にいる幽霊を見上げて呟いた言葉は、珀が傍に居れば聴こえただろう。
どうこういいつつ、挨拶ついでに中に入れと言いに行くのだと、多分見とおされているか。]


 ん? 照れてやがんの。
 ……ありがと。

[同じくらい、ごめん、と思っているけれど。
感謝だけを口にして]

 ……だろーな。
 抜け駆けすんなよ?

[屋根上を案ずる声に、にやり笑い。
ぽん、と肩を叩いて出て行った]


 さぁ、それはどうだろうな。

[抜け駆けするなという言葉に、唇の端を持ち上げた。
意地悪な表情をするのは、照れを揶揄られた……というこれまた照れなのだが。
珀が火事の痕がないか下から見まわるついでに、話しかけるつもりならば、自分は上からと踵を返すのだった。]


― 2階廊下つきあたり ―

[誘われるように向かうのは、幽霊が座っていたらしき所に近い位置。案の定、寄った窓からその姿が見えて、溜息を吐く。]

 今日から、暫く世話になるものだ。
 騒がしくするだろうが、よろしく頼む。

[それでも気難しげに挨拶をするのは、結局放っておけないからで。
放っておいても、珀が無茶するのは目に見えていることもあった。]


 ……ずっとそこに居るつもりなのか?
 幽霊は濡れないのかもしれないが、見ている方が寒いんだが。

[苦言を言ってから、ごそごそと取り出し差し出す菓子。]

 これは土産だ。
 幽霊は食べれないかもしれないが、気は伝わるものだと父がいっていたからな。
 よければ貰ってくれ。
 あと、気が向いたら名前教えてもらえれば嬉しい。
 幽霊幽霊呼ぶのも、失礼だしな。

[珍しく長文を紡ぐと、相手の反応があろうがなかろうが、暫くじっと見詰めるのだった*]


[ 明確に自分に向けて発せられた声に、振り返る ]

『…………』

[ 苦言に眉を下げ、差し出された菓子を見つめる ]
[ それから蛍紫の顔を見て、再び菓子を見つめて ]

『……ありがとう』

[ 頭を下げて、小さな声で、蛍紫にお礼を言った ]


『あなたの言う通り、わたしは幽霊』
『変わった、人。わたしの姿を見て逃げなかったのは、あなたが初めて』
『ううん、もう一人、いたかしら。さっきわたしを下から見ていた』

[ 女はたどたどしく話す ]

『……ごめんなさい、人とお話したの久しぶりで上手く話せない』

[ 不器用な言葉を止めて ]

『わたしは、日向(ひなた)』
『――あなたは?』

[ *蛍紫に名前を、尋ねた* ]


[ やってきた調音に軽く視線を向ける ]

[ この人は、見えない ]

[ それだけ判れば十分と視線を外して ]

『……それ、くれるのは嬉しいけれど』
『あなたが変な人と思われる』

『持って帰って自分で食べて』
『お供え物って、そういうものだから』

[ *気持ちだけで、十分* ]


[一回りしてみたが、特に火事の痕らしきものは見つからなかった。
2階から見れば、また何か見つかるのかもしれないが、とりあえずは十分と、立ち止まり。

屋根を見上げれば、雨霞で定かではないが、窓辺に立っているのは見慣れた幼馴染の姿。
けれど彼女の姿は、そこから動いた様子は無かった]

 よっ!

[ぴっ、と挙げた手を、ひらひら振って笑う。
見えている、と示すように、真っ直ぐ彼女を見上げたまま]

 オレ、楓馬ってんだ。あんたは?

 これから、オレたちしばらく、此処にお邪魔してっから。
 何かして欲しいことあったら、言ってくれ。

 とりあえず、中入ろうぜ。聞いただろうけど、そいつもすっごく、気にしてんだ。


[見るからに寒そうだからさ、とジェスチャーし。
別荘の中へ戻ると、階段を駆け上がり、蛍紫の後ろから、ひょこっと顔を出す。
供えられた袋に、口元を和らげ]

 ほら。来いよ。

[あとで廊下掃除だな、と思いつつ、窓をいっぱいに開いて。
身を乗り出すと、彼女のほうへ手を思い切り伸ばした*]


胸が苦しいのは。

きっと、僕が弱いから。


[ また、自分に向けて掛けられる声 ]
[ 今度は、下。手を振る楓馬を見る ]

『ふうま。変わった名前』
『わたしは、日向』

『……幽霊に暑いも寒いもないわ』
『あなたのほうこそ、寒そうよ』
『わたし、使用人だったけど。もう浴巾(タオル)一枚出してあげられないから』

[ 足りない言葉と、遠回りな気遣い ]
[ 見えなくなる姿に、忙しない人と ]
[ 溜息を吐いた頃に、楓馬は2階に ]


『あなた、昔から幽霊慣れしてるのかしら』

[ 手を伸ばす楓馬の手を握り返さないまま ]

『でも、あまり安易に触れようと思わないほうがいいわ』
『あぶないから』

[ 女は目を細める。根負けしたようだった ]

『そこまで言うなら入るわ』
『でも、助けは無用よ』

[ だけど手は拒む。決して掴むことはない ]
[ 女の姿は一度雨に溶けて、二人の後ろへ ]


[ 女の視線は蛍紫と楓馬の近い距離に ]

『……あなたたちは仲良し?』
『仲が良いのは、素敵なことね』

『どうか、その絆を見失わないで』
『わたしみたいに、ならないように』

[ もし、二人に引き止められなければ ]
[ *廊下の水滴に溶けて、女は姿を消す* ]


 変わってっかな?
 名付け親のじっちゃんが台湾のひとだったらしーから、そのせいかも。

[日向が応えてくれたのに、ほっとする。
お気遣いなく! と笑って駆け出した足は、廊下の窓まで濡れた足跡をぽつぽつと]

 うん、慣れてる。
 だけど心配されたのは久しぶり。日向、良いヤツだな。

[あぶないと言われても、にへらと嬉しそうに笑うだけ。
入る、と日向の姿が雨に溶け消え、廊下に現れてから、窓を閉じた]

 おう、仲良しだぜ!
 オレが迷惑かけてばっかの気もすっけど。

[付き合いの良い幼馴染の肩に手を伸ばし。
ぐいっと引き寄せたところで、自分が濡れていることを思い出して、悪ぃ、と慌てて手を離す]


 でも、……日向も、もう哀しいこと溜めこむな。
 怪談が本当でもウソでも、十分苦しかったんだろ。
 心残りがあるなら、果たせることなら、やってやるし…… だから、日向がイヤじゃないなら、日向とも仲良くなりたいよ、オレ。

[彼女に触れられることはなかった手を握りこみ。
また痛みだす胸元にあてて、息を吐いた。

眼差しは真っ直ぐのまま。
応えがどうあれ、消えるまで見つめていた]


― 回想 ―

[じっと見詰めていれば、かえってくる応え。
たどたどしい話しぶりは、蛍紫にとっては親近感をうむものであったから、少し表情が緩む。]

 いや、俺も、上手く話せる性質ではないから、気にするな。

 ひなた……日に向かうと書くのでいいのか?
 俺は、けいし、紫の蛍をひっくり返して書く。

 もう一人は………。

[珀のことを告げようとすれば、後ろからかかる声に言葉が途切れた。
百瀬は直ぐに去って行ったが……。]

 そうだな。

[忠告に苦笑したあたりで、下から聴こえる珀の声。]


 もう一人は、自分から名乗りたいみたいだ。

[案の定、直ぐに聴こえる名乗りの声。
日向の反応にも苦笑を深めて、珀が来るのを待った。
そして、開かれる窓。]

 コイツがこんなだから、な。

[先程答えなかった、逃げないという言葉と仲が良いという言葉を、まとめて返す足らずな言葉を返しながら、日向が屋敷内に入るのを何処かほっとした様子で見守った。]


 しかし、まぁ、別件で迷惑をかけているのは、俺も一緒なんだが。

[引き寄せられる肩。けれど直ぐに離されることに、少し困った顔をしながら、そう付け足す。
窓が開け放たれた時、少し濡れてしまったから、今更だと。
心の底で思うけれど、その思いは言葉にはならないまま。

消え行く日向の背に、珀が語る言葉を唯聴いて]

 一応、一歩前進で良かった……んじゃないか。

 嗚呼、掃除は、任せてもいいか?
 俺、荷物おきっぱなしなんだ。

 そのまま置いてたら、多分鳴瀬先生に迷惑かけると思うから。

[日向の姿が完全に消えたところで、珀に願う。
おそらくは、否という返事ではなかった筈だ。]


[去る珀の背を、しかし、急いで追うように階下には降りず。
ゆるっと手を伸ばすは、供えという役割を終えたマーマレード。

ほんの少しの間、また窓から雨に打たれる景色を見やる。

その後、くるっと踵を返したのだった*]


[ 蛍紫の名乗りを聞いて ]
[ 少し困ったように言う ]

『……わたし、読み書きできないの』
『生まれた時からずっと、ここで働いていたから』

[ 学校には行ってないと ]
[ 漢字は覚えられないと ]

『でも、それで合っているわ』
『"ひにむかう"と書くと……教えてもらったから』

[ 誰からとは口にしない ]
[ その記憶は棘のように ]
[ 女自身を苦しめるから ]


『――怪談』
『わたしの正体を、知っているの』

[ 立ち去る前、楓馬を振り向いて問う ]
[ 無表情だった顔は少しだけ、険しく ]

『…………』
『…………』

[ ふわと、薔薇の香りが周囲に漂った ]
[ ごく僅か、気にならない程度の強さ ]

『……わたしに話しかけたら祟られると思わなかったの』
『変な人たち』

[ *そして、その纏った香りごと消えた* ]


 知ってんのかどうかは分かんね。
 だから、話す気になったら、教えて。

[目の前の日向と、怪談話と。
わずか険しさの籠もった表情を見れば、無関係とは思えないが、どれだけ事実なのかは分からないから。
軽く肩を竦めて、そう答え]

 えっ。あ、いや。蛍紫は祟ったらダメだから!

[ヘン、は否定しないけれど、祟りは否定しておいた。
最近はひとりで遭遇してたから、そういう危険が頭からすっぽ抜けていて。
ダメだからな! と仄かな香りと共に消える日向に、ぶんぶん手を振り]


 てか、こんなって何だよ、こんなって。
 心あたりはあり過ぎるけど。

 むしろ、なんか迷惑掛けられたこと、あったっけか。
 そっちは全然無え。

[一応前進なんかね、とこくり首を動かして。
任せろ、と階下へぱたぱた、走り降りて行ったのだった]


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