193 古参がゆるゆるRPする村
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[サナトリウムのある方角に背を向け 木立の間を抜け 下草を踏み分け、息が切れても止まらずに走った。
森はどこまでも続いた。 入り込めば入り込むほど、鬱蒼と繁った森は暗くなる。
汚れた白いワンピースの裾は どこかに引っ掛けたのか破れ、一部が引き千切られていた。]
(399) 2014/09/10(Wed) 00時半頃
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[ふぅ、と溜息一つ。 去りゆく看板息子を見送れば、暫く見ていなかったスマホの通知をぴろぴろと辿る。]
脱走……?!
[職員とはいえ、自分はここを離れられない。 顔色を変えたローズマリーに、お願いします、と頷いた。]
(400) 2014/09/10(Wed) 00時半頃
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>突然何言ってんだ。
[とりあえずそれ で]
>は?脱走?
>サイラス先生
カフェにいらしたらお引き止めしておきます。
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[視界に森の切れ目が見えた。 と、思った瞬間、女は足を止めた。]
──!!
[唐突に森は途切れ 女の目の前に高低差のある斜面が現れた。 斜面の下は幅の広い川が流れている。]
ひっ
……あ、 いや
[女の顔面が一瞬で血の気を失い 唇が震え出す。
怯えたように川面に釘付けになっていた視界に 震える掌を持ちあげ、凝視する。
女は声にならない声で叫んだ。]
(401) 2014/09/10(Wed) 00時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2014/09/10(Wed) 00時半頃
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―カフェテリア―
――ンだよ
[>>379ローズマリーに半眼を向けて、それから立ち上がる。]
めんどくせェな、あの下着女か
[カフェテラスに居ても、 問答が続くだけだ。 執着するもの。されるもの。 自分の心に爪を立てるものを思いながら。]
(402) 2014/09/10(Wed) 00時半頃
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脱走か…コリーンというと たしか
[記憶を探る 振り返ったオスカーの手に握られた携帯の文字を読む>>394 送信されてきたわけじゃなく筆談かわりのメッセージ。 頷き返して答える]
ああ、今の君をやみくもにつれて回るのは 医者の見地から言ってもやめておきたい とりあえず君をカフェにつれていくよ コリーンさんを捜す手伝いをするかどうかは後で決めよう
[患者にも捜査を頼むなんてよっぽどの事かな と首を傾げながらゆっくりと車椅子をカフェへ運ぶ**]
(403) 2014/09/10(Wed) 00時半頃
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[短く返信した。 これで、カフェから動かない旨をも伝えられる。
TLを遡って、その前。 看板息子のネタ振りに、ぐ、と歯噛みした。 どう足掻いても無理だった、恋。]
(404) 2014/09/10(Wed) 00時半頃
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アイリスは、むぅ、と唇を尖らせた。**
2014/09/10(Wed) 00時半頃
ドナルドは、スマホの画面を見てちょっと噴いた
2014/09/10(Wed) 00時半頃
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― サナトリウムの一室 ―
まあ、それだけじゃないんだけど ……
[自分がまだ、生きていると思っていた。 自分がまだ、死ぬ前で、地獄にも落ちていなくて、
彼にも、会っていなくて。
ロミオがどうなったかも知らず。 得ていた答えをもう一度求め、 違う答えを得て、他の答えも得られ、 また少し考え方も変わった。
いや、答えなんて得られてなかった。 改めて、―― あらためてだ。 知りたかった問の答えが、見えた気がする。]
(405) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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― カフェテリア ―
[スティーブンの返事に眉を下げて頷いた。>>403
病院から脱走と言うのはただ事じゃないだろう、 自分の事は置いて行ってくれても構わなかったのだが 少なくとも一人では置いて行かない、というのが多分、 この医者の人となり]
[明るく開放的な造りのカフェテリアだったが、 先程の連絡が回っているのか、空気は落ち着かない]
(406) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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[自分だってぼろぼろだったといわれると、確かにと思う。]
…やっぱり、怪我なんてきっとすぐに、 なおってしまうからねえ…
[地獄ではそうだった。天ではそもそも、怪我などしないだろう。 天に昇って、彼に出会って。 彼女は幸せに、幸せに暮らしているはずだ。
―――… いっそここで殺してしまえば。 彼女から、またすべてが奪えるんだろうか。
それもまた、ありかもしれない。 ひそんでいた悪意が、ふつりふつりと湧いてくる。
彼女は、大事なものをまた、手に入れている。 それなのに、ここでこうして、何も持っていないようなそぶりで。
静かにベッドから降りた。]
(407) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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執念深い ああそれは、とても、
メアリーらしいなあ
[少しずつ近づく。 知っている。こういう時、メアリーは逃げられない。]
そうか… そんなにも、俺が気がかりだったんだねえ 気にしてくれて――、ありがとう?
[傍にまで来て、見下ろして、その髪のひとふさに触れる。 きっとすごく、すごく睨みつけてくるだろう表情に、 悪意を乗せた笑みを送る。]
(408) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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いっそこのまま―― 消滅の先にまで、 つれていってやりたいくらいだ…
[手に取った髪の先に口づけるのと―――、 平手打ちが飛んでくるのは、どちらが早かっただろうか。それをきっと、よける事はない。]
(409) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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―カフェテリア→廊下のほう―
[去りぎわ、金を払うついでに、 アイリスにどんまい。と100%からかいで謂ってからカフェテリアを後にする。]
つってもどこだァ、 ――外か?
[義理堅く探す必要はないのだが、ついでである。 スマホで見ていた問答のことも、気になるが]
(410) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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――… …
[メアリーの髪を離して、彼女から一歩だけ離れて、ひとつの間。 乗せた悪意は、もう消えていた。]
メアリー
[彼女の言葉を思い出す。 あいたい。 ――― … あいたい。]
ここが本当に、消滅のはざまなら。 少しくらい、会えても、よかったのにねえ…
(411) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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嫌だ。…──嫌 違う 私は、声を掛けただけで
彼女が勝手に、驚いて落ちて その 筈
(────なのに)
ぁあ、ああ な のに
[白い手を握りしめ、 森の端に膝を突いて譫言のように呟く。]
どうして……
(412) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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(やわらかい女の肉の感触が、この手に残っている)
(413) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2014/09/10(Wed) 01時頃
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あ
──はは うふふ
……っふふふ
あっはははは……!!!
(414) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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[殺したくせに、そういわれても仕方はない事を言って。 するすると腕の包帯を解き始める。 そこにはやはり、何の傷跡もなかった。指先も、動く。]
… やっぱり 思い出したから、こうなっているとおもってたんだ
[右手を目の高さまで掲げて、 裏返したり、握りこぶしを作ったりする。 治れば出れるのなら。これでここを、退院できる。
ここを出て、戻る先は。 地獄なのか、それともまた、別のところか、それとも、
無。
最期の夢。 やっぱり夢遊病患者のようなものだったなと思う。 でもここを出たら、もう終わり。 きっとどう転んでも待つのは悪夢なのだろう。]
(415) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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[女は泣きながら空を仰いだ。 高く澄んだ楽器のような声で狂ったように哄笑し 立ち上がって一歩、足を踏み出した。]
あは あはは
ふ、ふ んふふ…………
[一歩。 また一歩。
女は斜面へと近づき──]
(416) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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[ずるり──と足を滑らし 落差のある斜面を、転がりながら滑り落ちて行った。**]
(417) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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[じごく]
人間じゃなかったら
[地獄。]
他の動物とかはどうなるのかな
人間と同じ? 違う?
コリーンは、数度瞬きをした後、意識を失った。地面に広がる銀糸の間に赤い色が滲んでいる。**
2014/09/10(Wed) 01時半頃
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[きもちわるい。異形の連中。 汚れた空気が変異させた、終末のおくりびと達。]
…馬鹿馬鹿しい。
[浮かぶ言葉を、振り払う。 まだ頭がぼうっとしているのだろうか。 ともあれ文章に表現が難しいので、やめておく。]
(418) 2014/09/10(Wed) 01時半頃
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― 水場 ―
[窓辺から外に出て、水を飲む。カフェテリアでなら茶の類はあるが、如何せん洒落たものについてはもう忘れてしまったようだ。酒も。清涼飲料も。
端末には誰が殺した誰が殺した。雀。 そんな文字が見える。
ああ、でもみんな雀で駒鳥だったようなものだったような。椅子取りゲームが始まったら、そんなこと誰も気にしない。きっと悪いとか、悪くないとか、考える余地も無い。]
…いかん。
(419) 2014/09/10(Wed) 01時半頃
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じごく。 ここが? ソレを言うなら、向こう地獄絵図だったよな…。
いや、しかし。 案外そうかもしれない。 そうかもしれない。
[何故、こうも色々な考えが出てくるのか。 答えに、まだ気付けない。 ぶつぶつと、言葉を紡いでいる。]
(420) 2014/09/10(Wed) 01時半頃
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2014/09/10(Wed) 01時半頃
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メアリー
[彼女へと視線を向けて、静かな声で名前を呼ぶ。]
多分もう、今度こそ、本当に ―― 会う事は、ないんだろうねえ…
だからといって、 別に最後に伝えたいことも特にはないけど
[さらりと言ってのける。 それでも少しだけ名残惜しく感じるのは、恐らく。 ―― 彼女がおれに、あたえたい、と言ったからだろう。
やはりそれは、絶対に、されたくない事だけれども。]
(421) 2014/09/10(Wed) 01時半頃
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[ふと思い出したのはグロリアだ。 恐らく彼女もまたそういったタイプに思えている。
メアリーの例もある。 ここに集まっているやつらがどういう理由で来て、 どういう理由で帰るのか、見当もつかない。
けれどきっと、ここで会う事は。 自分には必要な事だったんだろうなと思った。
思って、少しだけ笑えてきた。]
(422) 2014/09/10(Wed) 01時半頃
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―うろつき中に―
[探す道すがらスマホを覗き込むと問答の続き。 メアリーは多分ヤニク話しているのだろう。 あいたい だれか ころした だれか ―― あいたいのは。]
おい、そこの熊のオッサン! 銀髪の女、見なかったか?
[水場に人影を見つけて、やや声を張った]
(423) 2014/09/10(Wed) 01時半頃
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