1 とある結社の手記:6
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…ああ。
[物思うところがあるのだろう。 ピッパの薄茶の瞳に、思案の色が揺れる。>>342
嘆息に頷きを返し、2人と共に踵を返す。 ちらりと見遣ったウェーズリーの姿は、いつもよりも小さく見えていた。]
(347) 2010/02/26(Fri) 17時半頃
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あ……広間よりは。
一階のどこか、空き部屋でも借りて。 …三人で、話したいかな。
[まだ、まだ憶測でしかない。 全員に聞かせたいとは思えず、二人の意見を聞いてみてからにしようと、女はドナルドを制止し。]
(348) 2010/02/26(Fri) 17時半頃
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―広間―
……あ、メアリーさん。
[声>>346をかけられれば、ゆっくりと振り返る。 此方を覗きこむ少女の顔を、 本の少しだけ困ったような笑顔で見つめて]
いえ。具合は、……流石にこんな状況ですので、 万全とはいきませんが。大丈夫ですよ。
[彼女に心配かけぬよう、緩く頷く]
足も手当てしていただいたおかげで、随分調子が良いです。 ありがとうございました。
(349) 2010/02/26(Fri) 18時頃
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……ん、そうか。 それじゃ……。
ドナルド、お前の部屋貸せよ。
[自分の部屋に、と言いかけて今朝の衣服がそのまま丸めてあることを思い出す。 咄嗟に言いなおして、友を振り返った。>>348]
(350) 2010/02/26(Fri) 18時頃
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―― 一階:廊下 ――
ん、分かった。
――俺の部屋? ああ、別に構わないぜ。 片付けちゃいねえが、まあ、そもそも荷物を持ってきてねえからな。大丈夫だ。
どうする? 俺の部屋で良いか?
[ ピッパと、ベネット、交互に顔を向けて。 ピッパが頷くなら、二階への階段を上るだろう。]
(351) 2010/02/26(Fri) 18時頃
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そうだよね…。 無理しちゃだめだよ。
[困ったように笑う少年を心配そうに見る。 少年が見ていたコルクボードへと自分も視線をやり、今日の結果を探すも目的の物はなくて。 聞こえるカルヴィンの言葉に]
ううん。どういたしまして。 少しでも良くなったなら良かった。
[ゆるゆると首を振る。 視線をコルクボードに残したまま]
ウェーズリーさん…今日は誰、調べたか知ってる?
[目の前にいる少年を調べたとも知らず。 そんな事を口にする。]
(352) 2010/02/26(Fri) 18時頃
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うん、ドナルドの部屋でいいよ。 ……先、行ってて。すぐ追いかける。
[ベネットとドナルドを先に行かせると、一階の誰も借りていない部屋から、毛布を借りてきて、キッチンへと戻る。
床に座りこんでしまったウェーズリーに、その毛布をかけて。
…しばらく、哀しげな表情で郵便屋の男を見つめてから、 二人の後を追った]
―キッチン→ドナルドの部屋へ―
(353) 2010/02/26(Fri) 18時頃
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―― 部屋 ――
さて。 椅子は一個だけしかねえんだよな。 ピッパはベッドにでも。
[ 椅子をベネットの方に動かしながら、そんな事を言って、自分は壁に背を凭れさせる。 自分もベッドで良いかとも思ったのだが、何となく、ベネットの前では気恥ずかしいものがあったのだ。*]
(354) 2010/02/26(Fri) 18時頃
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─ドナルドの部屋─
[用がある、と告げたピッパに問うことはせず、友と共に階段を上がる。 きい。と、いつものように階段が軋み声をあげた。]
─…それで、話ってなんだ?
[素っ気無いほどの部屋の風景。 さして荷物が多くない、との友の言葉はそのままだ。>>351 けれど昔から、ドナルドの周辺にはさして物が多かった記憶がない。
その淡白さが、旅にも案外適していたのだろう。 本やら妹の集めてくる雑貨や枯れた花だの、そんなもので 溢れていた自分の身の回りや、常に鳥の羽根をふわふわと 纏わせていたフィリップとは、対照的だった。
ふと、一瞬昔へと思考が飛ぶ。 それを振り払うように首を振って、ピッパを見遣った。]
(355) 2010/02/26(Fri) 18時頃
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メアリーさんこそ、気をつけて。 ……僕は平気。小さくても、男の子ですから。
[コルクボードへ視線を移す相手の姿を、 ちらりと横目で確認する]
ふふ。本当にベネットさんは、幸せ者です。
[やがて届く少女の尤もな疑問。 どう答えるべきか。少年は、ゆるりと思考を巡らせる]
……………さあ。今朝お話した時に、 今から調べに行くとは言っていたのですが。 誰を調べるのか、教えてもらえなかったんですよ。 なんだか、随分と悩み中だったみたいで。
[彼を心配するような声色。その感情に、嘘は無い]
結果を知りたかったのですが、…未だのようですね。
(356) 2010/02/26(Fri) 18時頃
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―ドナルドの部屋―
待たせたね、ごめん。
[ぱたん、とドアを閉めて、先に来ていた二人へと短く謝罪を告げて。扉から歩いて、部屋の中ほどまで歩く。他に聞く者があるのを恐れているかのように。 ドナルドからベッドに座るよう促されれば、すとんと腰を落とし。]
……ね。 たとえその人が、人狼だとしても…庇いたいと思える人、 あなた達にはいる?
私…ウェーズリーさんがそう思うかもしれない人間に、 心当たりがあるの……
[勘違いかもしれないけど、と前置きして。ドナルドとベネット。 二人の意見を聞いてみたくて。…否定してほしい気持ちもどこかにあったのかもしれない。
それでも、女は自らの憶測を語る。この数日で、自分が見聞きして感じた物のほとんど全て。
信用できる二人へと、語った――**]
(357) 2010/02/26(Fri) 18時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 18時半頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 18時半頃
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[小さくても男の子と口にする少年に瞳を瞬く。 くすりと笑って]
きっとすぐに私の背なんて追い越しちゃうよ。 ラルフだってずっと同じくらいだったのに気が付いたらいつの間にか抜かされてたし。
[後ろで手を組み、貼ってあるメモを確認する。 昨日、自分が名前を書いた相手が人狼だった。というメモもあり少し眉を下げる。]
(358) 2010/02/26(Fri) 18時半頃
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ん? どうかな? 兄さんもそろそろ妹ばなれしないとね。
[マーゴと兄の様子を思い出して、思い出し笑いをする。 と、聞こえてきた少年の答えに]
あ。そうなんだ。 誰調べたんだろうね。 結果貼ってあるかなって思ったんだけど。
[郵便屋が悩んでいたという少年。 その彼を心配している声音。]
きっとそのうち貼られるよね。
[キッチンで郵便屋が眠っているとも、目の前の少年が秘密を抱えているとも知らず呑気に呟いた。**]
(359) 2010/02/26(Fri) 18時半頃
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ん……。
[ピッパの言葉に、深緑の瞳が揺らぐ。>>357
人狼であっても庇いたい人。 それは確かに自分が、先程亡き友に口にしたのではなかったか。 苦い笑みを浮かべた。]
─…カルヴィンが? ……ああ…。
[ピッパの話を聞き、先程のウェーズリーの姿を思う。 ああ、と息を落とす。
ちらりと見遣った、友はどのような表情を浮かべていたか。]
(360) 2010/02/26(Fri) 18時半頃
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……俺は…。
メアリー、ドナルド、……マーゴ。 この3人は疑えない。 だから、そんな前提の半端な話だと思って貰ってもいい。
[そうして口にしたのだ。 ヤニクの言葉、そこから導き出したサイラスへの疑念。]
─…メアリーを追い込む、というのはサイラスが人狼だから。ということだろう。 だからこそ、あいつは違う。
(361) 2010/02/26(Fri) 18時半頃
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3人とウェーズリー、キャサリンを除く。
残りはラルフ、カルヴィン。 ……サイラスが2回目に占ったと言ったのは、カルヴィン、だな。
[声が低くなる。
共に遊びたいと笑った少年。 懸命にキャサリンを支えた少年。
痛みを堪えるように、目元に片手を当てた。 ──ずきり、と拳が痛む。]
(362) 2010/02/26(Fri) 19時頃
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…は。「それ」なら、辻褄はあう。 あって……しまう、な。
[この手は、ウェーズリーの襟首を締め上げた手。
けれど、あそこに酔い潰れて転がっているのは
──もう一人の自分、だ。]
(363) 2010/02/26(Fri) 19時頃
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………なあ。
カルヴィンが人狼、だとして…
[生かす選択肢はない。 それは、生きるための──生かすための、エゴか。]
どう、するのが幸せ……なんだろうな?
[二人の顔を見て、ぽつりとそんなことを*呟いた*]
(364) 2010/02/26(Fri) 19時頃
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そうなると、良いのですが。 ふふ、―――…遅い成長期に期待しています。
へえ、ラルフさんが。
[瞬きながら相手の背を確かめるように顔を上げ、 ついでラルフの身長位の位置へ視線を動かした]
おや。そんな言葉を聞いたら、 ベネットさんは大慌てかもしれませんよ。
[妹離れを、という言葉にかえす返事。 冗談めかした声色は、何処か同意を示している様でもある。 マーゴとベネットの想い、少年は知らず]
(365) 2010/02/26(Fri) 19時頃
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…………………。
[自分が嘘を吐いていると、疑う素振りも見せない少女。 その声を耳に留めつつ、視線は再度コルクボードへ向いて]
そうですね。じきに。
[ぽつりと返事を返し、彼女へと視線を移す]
メアリーさん。…メアリーさんは、誰が、 ………誰か、疑っている人が、いますか?
[躊躇いがちに、問う声。それから緩々と首を振った]
いえ。…ウェーズリーさんの結果を 聞いてからでも、遅くないですね。
[そう告げて頭を下げると、扉の方へ足を向ける]
(366) 2010/02/26(Fri) 19時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 19時頃
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―キッチン―
[先程大きな音がしたのは、キッチンからだった。 様子を伺うように、ひょっこりと顔を覗かした少年。 その瞳に飛び込んできたのは、 床に座り込んで毛布を肩から掛けた郵便屋の姿だったか]
――――っ! ウェーズリーさ……ッ!!
[小さく息を呑んだ後、彼の方へと駆け寄る。
酷く、酔い潰れているようにも見えた。 酷く、苦しそうにも見えた。 どうしてこうなったのか、確かなことは分らない。 ただ、はっきりしているのは、間違いなく ―――…これは、自分の所為であるということ]
あああっ……。ああぁ…。
[震えた声をあげながら、彼の傍に膝を付く]
(367) 2010/02/26(Fri) 19時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 19時頃
─集会場─
[ローズマリーが広間から出て行った後、
フィリップの遺体を片付けにやってきたのは、他の結社員達だった。
赤毛の女の姿は、そこには含まれない。
彼らは無言で、あるいはぺこりと頭を下げて、
奥のフィリップの部屋へと向かう。
数時間もすれば、フィリップの部屋も、人が入れるようになっているだろう**。]
(#0) 2010/02/26(Fri) 19時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 19時半頃
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[ バリバリと頭を掻く。 ピッパの話、そしてベネットの話。口を挟む事なく聞いた。 確かに、確かに。疑念を持っていた。 だが、情報が積み上げられ、その疑念が真実味を増してゆくと、やり切れぬものを覚えた。 ――どうするのが幸せなのか。 その疑問は、自身の疑問でもあった。そして、ピッパの疑問でも。 だが……]
……なあ。 ベネットにとって、大切なのは誰だ? 失いたくないのは……誰だ?
(368) 2010/02/26(Fri) 20時頃
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[ 沈黙の後、ゆっくりと言葉を紡いでゆく。]
あれも、これもは、持っていけねえ。 誰もが幸せになれるんなら、それが一番良いけどよ。でも……それは、無理なんだ。
[ ゆっくりと、息を吐いて。]
(369) 2010/02/26(Fri) 20時頃
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俺には……大切なやつがいる。 失いたくない。残して、死んでゆくのもしたくない。
[ ピッパを見やって、にっと笑みを浮かべる。]
(370) 2010/02/26(Fri) 20時頃
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大切なもんを抱えた上で、まだ持ってける余裕があるんなら、その余裕の分だけ持ってけるかも知れねえ。
持って行けねえ分は、置いて行く。 それを自分の意思で選ぶ。
……それが、どんな意味でも。 どんな結果となるにせよ。 誰かに恨まれるとしても……だ。
[ そこで、言葉を区切って。息を継ぐ。]
(371) 2010/02/26(Fri) 20時頃
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……ベネット、お前はどうする?
[ どうしろ、とは言わない。 問いの答えは、自分の中にしかないと思うから。]
(372) 2010/02/26(Fri) 20時頃
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―――――……打たれたんです?
[ただ、心配そうに郵便屋を見つめる。 大きな物音は、彼が酷い目に合ったのかと思った。 小刻みに震える手を、彼の頬へ添える。 怪我が無さそうだと確認できても、安堵なんてできない]
あぁ、………あぁ、僕は、―――…。
[何故。何故、こんなことに]
ぼくの、せいですか……。
[郵便屋が自分を人狼と告発するなら、 意地でも認めず反論する心算だった。 だが、目の前の光景は何だ。 こんなもの、予想してない。…望んでもいない]
(373) 2010/02/26(Fri) 20時頃
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ぼくは、どうしたら、いいですか……?
[問う声に、返事はかえるか]
……なにが、でき、…ますか?
ねぇ、――――……ウェーズリーさん…。
[縋るように伸ばしていた腕は、最後は自分の頭へ。 両手で自分の頭を抱え込むようにして、項垂れた**]
(374) 2010/02/26(Fri) 20時頃
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