30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 17時半頃
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― 自室へ ―
[セシル自身は不思議に思っていた。 なぜ、あんな夢をみるのだろう。どうして今自分は部屋にいないのだろう。
部屋でハーモニカをフィリップと探していたはずなのに。
とにかく急いで部屋に戻る。 フィリップの姿がそこにあると信じて…。
だけど、そこには誰もいない。]
――……どっちが、ゆめ?
[ぽろりと漏れる独り言。 フィリップとハーモニカを探していたのが夢なのか。ロビンが陵辱されてたのが夢なのか。
段々と、蒼薔薇に取り込まれていく…。]
(347) 2010/09/07(Tue) 17時半頃
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セシルは、結局そのまま自室で眠り込んだ。
2010/09/07(Tue) 18時頃
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― 朝 ―
[目覚めた彼はどっち側か。ともかく、部屋を出て、食堂へまっすぐ向かった。]
(348) 2010/09/07(Tue) 18時頃
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─ 自室 ─ あ、そうだ。
[トニーの部屋からの帰り、通りかかったセシルの部屋の前に、脱衣所で拾ったハーモニカを置いておいたのだが、 セシルはあれを見つけることができただろうか?]
(349) 2010/09/07(Tue) 18時頃
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―廊下― [薄い笑みを浮かべて、軽い足取りで廊下を自室の方へ進む。 からだのあちこちがまだ痛むけれど、今はそれがとても心地好い。
もし見かけた者がいたとすれば、今日は酷く上機嫌に見えただろう。少なくとも、昨夜倒れた時とは雲泥の差だった。]
(350) 2010/09/07(Tue) 18時頃
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─ 朝 ─ [床の上で目覚めた身体は酷く怠くて、伸びをすれば全身が軋むような気がした。]
…どうなっちまってんだ、いったい。
[頭痛混じりのはっきりしない意識に額を抑えると、まだ少し痛む気がして。 いくつかの仲違いがおかしいと言っていたのはラルフだったか。 なにかがおかしい気がする。己も含めて。 だが、そこから抜け出せぬほどに既に染まりすぎていた。
香る蒼薔薇。ほぅと溜息を付けば、甘い香に痺れる脳髄。 すべて不確かな夢であればいいのに。 それならば、力づくで手に入れることも…]
(351) 2010/09/07(Tue) 18時頃
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セシルは、ドアを開ける時に、何かが当たったのを感じた。
2010/09/07(Tue) 18時頃
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―朝:浴室→ ― [フィリップが浴室を出て行ったのはベネットよりも後で。 穢れてしまった、その言葉には「そんなことないよ。」と 短い言葉を零してベネットの姿を見送った後… 先程まで手解きしていた両の手へと視線を落とす。 其処に残るのは、彼が穢れだと謂った名残と…、…
その後は眠れたのか、眠れなかったのか。
朝になればまた、何時もと同じ姿。 翡翠の色は一見、変わらない。]
(352) 2010/09/07(Tue) 18時半頃
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あ……
あった。
[ドアを開けた時、みつけたのは探していたハーモニカ。 それを手に取り、心底安心した吐息。 今度こそなくさまい、と大事にポケットにいれる。
きっと、今度は用意に蒼薔薇もそれを隠すことはできないだろう。]
(353) 2010/09/07(Tue) 18時半頃
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フィリップは、朝は変わらず、その姿は薔薇園にあって。
2010/09/07(Tue) 18時半頃
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[本当はすぐにでも吹こうと思ったのだけど、 朝なので、控えた。
ただ、あったことはフィリップに伝えたいと思って、またその姿を探すけれど……。]
(354) 2010/09/07(Tue) 18時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 18時半頃
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[窓辺に寄ると、いつもどおり薔薇に水を撒く姿が見える。
キラキラと朝の日差しに輝く水の粒と、鮮やかに咲き誇る花と。 昨夜の饗宴があまりに遠く、けれどもあまりに鮮烈に思い起こされて、 胸に刺さるような罪悪感と裏腹に、蘇るのは脳髄を焼くような強烈な快感と、獣じみたどす黒い衝動。
熱孕み脈打つケダモノを、はぁと息を吐いて宥める。]
(355) 2010/09/07(Tue) 18時半頃
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セシルは、食堂に行って、フィリップが寝てないかどうか探してみる。
2010/09/07(Tue) 18時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 18時半頃
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[フィリップが食堂にはいなくて、肩を落とす。 そう、先日までは、見かけはしたが、食堂の幽霊だということ以外、知らなかったのだ。
だから、今、薔薇園の水をやっているのにも気がつけない。
次は足早にランドリーへと向かった。]
(356) 2010/09/07(Tue) 18時半頃
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―薔薇園― [何時も通りに薔薇に水を撒く姿。 翡翠の色は一見変わらない。 セシルとの触れ合いも、ドナルドへの誘いも、 ベネットへの手解きも全てがなかったかのように 水を撒く姿は何時もの日常の中に溶け込んで。
傍で香る薔薇は、甘く…しかし蒼のものとは違う香。 赤い花を見つめて――…硬質を宿す翡翠が細まる。
後輩の、好きな色。 そして恐らく――…後輩の、嫌いな色。]
(357) 2010/09/07(Tue) 18時半頃
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― ランドリー ―
[>>344>>345>>346 ランドリーに入ろうとした時、いや、むしろ、無造作にそこを開けた時、 偶然にも見かけたのは、ディーンがベネットに口付けるところだった。]
――……ッ
[セシルである彼は、その場面に目を丸くする。]
あ……ごめ……
[小さな謝罪とともに、咄嗟に扉は閉める。 ディーンとベネットは気がついただろうか。
ともかく、閉めたあとは、しばらくドア前で息をついてから、今いたのは確かにディーンとベネットだったと記憶を焼き付けた。
身体の奥底で蒼薔薇は嗤っている…。]
(358) 2010/09/07(Tue) 19時頃
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[自室に戻ったなら着替え一式を出して、鼻歌でも歌い出しかねない勢いで今度は浴室に向かった。
ふと廊下の窓から中庭を見下ろすと、今も満開に咲き乱れる薔薇園で誰かが水を巻いているのが見えた。]
(359) 2010/09/07(Tue) 19時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 19時頃
フィリップは、そっと、今日蕾開いたのだろう淡く咲く一輪に手を伸ばして―――…
2010/09/07(Tue) 19時頃
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[手を伸ばした先の開いたばかりの花、 緩く握りこむと蕾に戻ることもできずに 一枚花弁を落として手の中に納まって。
更に強く握れば小さな音を立てて。 開いたばかりの薔薇の花弁がひらひらと、散っていく。
茎の部分まで握りこんでしまったのか、 花弁の中に混じる違う赤は棘で傷ついた掌からのもので。
水を遣る手を止めて、翡翠がそれをじっと見つめた。]
(360) 2010/09/07(Tue) 19時頃
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セシルは、フィリップを探して、寮内を歩き回っている。
2010/09/07(Tue) 19時頃
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[裡で、蒼薔薇が笑みを零す。 そう、大事なものを探しまわるセシルに、
どう、それをあきらめさせるかと画策して…。
だから、はじめて、 その時、声をかける。
裡から、裡へ。 蒼薔薇からセシルへ……。]
(361) 2010/09/07(Tue) 19時半頃
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何を探しているの?どうせ手に入らないのに。
[それは、はじめは、心の中の自分の声として…。 でも、繰り返す。 繰り返して、認識させる。
自分の中に異なるものがいる、ということを。]
(362) 2010/09/07(Tue) 19時半頃
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[きらきらと輝く透明な粒と共に舞い落ちる赤、 雫に血の色が混じると花弁の上でくるくると 交じり合って小さくて脆い硝子球のよう。
隻眼の後輩が何を想って薔薇を潰したのか、 真似してみてもそれはわからなかったけれども 散らされた赤い花と血で穢れた出来立ての硝子球はとても]
―――…綺麗…
[だと、思った。]
(363) 2010/09/07(Tue) 19時半頃
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セシルは、ふと立ち止まり、首を傾げていたが、そのうち、頭を押さえて蹲る。
2010/09/07(Tue) 19時半頃
セシルは、だれ・・・・・・と小さく呟いた。
2010/09/07(Tue) 19時半頃
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誰か知りたい?確かなのは君じゃないということ。
[蒼薔薇はくくっと笑い声をあげる。 セシルがいるのは寮の上に向かう階段。 誰かに聞かれるのは嫌だろ、そのまま上に行くよ?と告げて、フラリと立ち上がらせると、そのまま上へ登っていく。 そして、物置同然のそこに入ろうか、と…。]
→屋根裏部屋
(364) 2010/09/07(Tue) 19時半頃
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セシルは、屋根裏部屋に入ると、ばたりと扉を閉めた。
2010/09/07(Tue) 19時半頃
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――深夜/寮・自室――(>>283) [ユーリィを着替えさせようと、あちこちが汚され、破かれた夜着に手を掛けた。ナイフで左右に切り裂き、くたりと力を失った腕を袖から抜く。 そして、少年はある変化に気づいた]
……あれ。 手首の、痣――
[ユーリィの手首を取り巻いていた茨の痣は、その色合いを紅から蒼へと変じさせていた。 棘を生やした蔓のかたちが、今や白い肌を肘の辺りまで包むかのように覆っている。 撫でさすっても何の変化も無く、少年は*唇を噛んだ*]
(365) 2010/09/07(Tue) 20時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 20時頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 20時頃
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―廊下― [浴室に向かう途中で、ランドリー室の前から階段に向かって歩いていくセシルを見かけた。 灰色の瞳はただ眺め、くつくつと喉を鳴らした。]
(366) 2010/09/07(Tue) 20時頃
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[散った花びらは其処だけ地面を鮮やかに彩って。 水遣りを終えると漸く傷が少し痛みを訴えて… 薄く唇開いて舌を覗かせると血の滴る手首から掌までを舐める。
消毒でもしておいた方がいいのかもしれない、 寮に戻ろうと振り返ると此方を見る誰かの視線に気付いた。]
(367) 2010/09/07(Tue) 20時頃
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[窓辺から見下ろしていた隻眼の視線は、庭にいた彼の手を染める赤に釘付けになっていた。 舐めとるその舌の仕草に惹きつけられて、声も出せぬままただ見つめている。]
(368) 2010/09/07(Tue) 20時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 20時半頃
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― 屋根裏部屋 ―
[そこは、寮の一番高いところ。 そこまで来て、やっと窓の外を覗くということをしただろう。 中庭にフィリップの姿を見つけて、あ…と小さな声をあげる。
その時、裡なる異様な声が笑い声をたてる。 ほら、大事なものには手は届かない、と…。]
――…何を……
フィル先輩…。
[裡なる声に、困惑しながら、それでもフィリップの姿を見たくて……。 そう、彼は恋をしているのだ。]
(369) 2010/09/07(Tue) 20時半頃
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――…ドナルド。 後輩もよく、庭を見てるね?
[視線の主の名前を呼ぶ。 舐め取った手首と掌は舐め取りきれなかった赤を微かに残して。 見上げた翡翠は日の光に眩しげに細められて、 其れはドナルドにあげた硝子球の色にも似ている。]
……けが、したんだ。
[見つめる姿にそっと、掌を翳してみせる。 薔薇の棘で怪我をした手、 高潔な後輩を穢した手、 どちらの意味で謂ったのか、くすりと笑って]
医務室、行かなきゃ。
[そう告げる。]
(370) 2010/09/07(Tue) 20時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 20時半頃
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[その時、フィリップがこっちを向いた気がしたけど>>370 それは、寮内の誰かに向けてのようだった。そう、自分じゃない。
フィリップは誰かに話しかけている。手を翳しているのは何か眩しいのだろうか。 とにかく、笑みを零して、寮内に入っていくようだ。誰かに呼ばれたのかもしれない。]
――……手に入らない……。
[その様子を見ながら、蒼薔薇が言った言葉を繰り返す。]
(371) 2010/09/07(Tue) 20時半頃
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…ぁ…… [ただとても、鮮やかで痛々しくて。 触れるポケットの中、硝子玉は指先で転がる。
痛々しいのは傷だろうか、それとも…。] その手で、手当てできんのかよ… 医務室だな?今、行っから。
[ただ、放っておけなくて。 部屋を飛び出して医務室へ向かう。 …本当は、そこにいるはずの人に会う口実が欲しかっただけかも知れない。]
(372) 2010/09/07(Tue) 20時半頃
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[それから、窓を離れて、 いや、その窓際にずるずる座り込む。]
――…誰だ。誰なんだ。
[異様な声、蒼薔薇に問いかける。 物置小屋は、最初は何の匂いもなかったのに、蒼薔薇が反応した時に、強い香りが漏れ出していった。]
――…君じゃない…… 僕は………
[蒼薔薇は、楽しそうに、中庭に咲く魔精の木であることを裡に語りかけていった……。
その声は、2つの声色が混じった状態。 ドアごしに聞けば、セシルの木が触れたようにも聴こえるかもしれないが、
その蒼薔薇の行動を知るものならば、何か感ずるものがあるかもしれない。]
(373) 2010/09/07(Tue) 20時半頃
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―階段― [セシルの後をつけたのは何故だろう。 医務室での凌辱の最中、セシルの視線が堕獄を決定的なものにしたことを憶えていたからかも知れない。 彼の視線で心の奥底まで丸裸にされ、姦されたことを――
セシルが普段は倉庫となっている屋根裏部屋に入って行くのを見て、自分も階段を上った。]
(374) 2010/09/07(Tue) 21時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 21時頃
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…してくれるの?
[手当てを。 問い返すも返事を待たずに姿を消してしまった 後輩の姿には翡翠が二度ほど瞬いて。 傷の残る手を下ろすと医務室へと向かう。]
[から、ころり]
[歩けば今日もポケットからは硝子球のくぐもった音。 その傍から此方を覗くセシルの視線には気付けずに…]
(375) 2010/09/07(Tue) 21時頃
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―屋根裏部屋の前― [丁度扉の前に立った時、中からセシルの声が聞こえた。――否、セシルと、セシルに良く似ているけれどセシルでない者の声が。 ロビンは瞳を半眼に閉じ、声の言わんとすることを聞き分けようとした。]
(376) 2010/09/07(Tue) 21時頃
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