3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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ああ、そうか。
鬼だな。
鬼にならねばならんな。
[少なくとも、鬼の連中を護ることが今は一番と思い始めている。]
(手のなる方へ)
[闇奥を見る薄紫。染まり切らず眼を伏せる。]
…――…
[強く肯定できず、暫し黙した。]
(こちらの方へ)
……亡者にでも聞いてろ。
19**年の2月25日。
…名簿で見た日だから、3年分は幅があるが。
…ケイトが死んだ日だ。
日誌に何か書いて無いか。
亡者……
[しばらく亡者を探していた。]
あ、 ん?
ああ、死んだ日なのか。そうか。
ちょうどいい、今、日誌の山が目の前だ。
[だけど、バカになってる分、スピードは保障できない。]
……おまえだいじょうぶか。
[ちょっと呆れた。]
――…見に行くか?
…嗚呼、…繋がりが見えたら、面倒 か。
[――なりそこないは、鬼の数に入らない が。]
――………
[呆れた声が返ってきて、人知れず凹んでいる。]
[いや、頭がいいほうではなかったが、]
[はて、ここまでだったろうか。]
わ、わたしはねこじゃない。
―――ねこじゃないねこじゃないねこじゃない、はず。
――……、なんだけど。
……うん。
……そうだな。
そうなんだけど、ねこにみえる… 。
……
[バーナバスが見たらどう思うだろう。
困った顔をした。]
…そうみたいですね。
[吸血衝動とはまた違う。]
…足元気を付けて。
[追わない方がいいだろうと、そのまま。]
む、君までいうのね。
そんな簡単に転んだりしないんだから… っ
[ずべっとすべる音が聞こえたかもしれない]
…、足場が悪いから、
……――――嗚呼。
[困ったような声が届いた。]
カプ麺食うか?
[緊張感がまるでなくなっていた。
きっと頭の使いすぎだった。]
っ、お、
おまえ、 いや
い、いい。 …いまは いい
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