3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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ああ、若いほうが我慢はできねぇよなぁ……。
[ニヤニヤ笑う。でも、どこか余裕はない。]
逃げるなら、今、逃げろ。
お前、それ、意味、違うだろ
[――不機嫌そうに。]
…… 殺されなければそれでいい
[莫迦は、自分もか、と思う。]
|
や、ジェーさん。 ディーさんは……
[やってきたジェレミーに片手を挙げる。 みのむし状態のディーンの顔を見れば、大きく声をあげた。]
だ、大丈夫なの……!
[食われかけてた>>1099と聞けば顔を青ざめさせた。 己が体験した、黒い闇の落とし穴。 ディーンもそれにはまってしまったというのか。鳶色を揺らす。]
ん、うん……本当。 全然ダメだ。
[運ばれるディーンへ視線を向けたまま、ミッシェルへ向けてぽつりと零す。]
(1122) 2010/02/28(Sun) 23時頃
|
さ、行った行った。
俺なんかが噛み付いたら、バカが移るぞ。
俺は大丈夫だ。
|
おかえりヘクタん。いい男!
[少しマイナスに傾きかけた思考を上向きにしようと 保健室に入ってきたヘクターへ声をかけた。]
……アトラナート先生、か。 どこにいるんだろ。
[白い煙の中縋ったグロリアの姿。 耳元で聞こえた囁くような声。 今の自分で探し出すことが出来るだろうか、と考えた。]
(1132) 2010/02/28(Sun) 23時半頃
|
[似てる]
[似てる]
[――誰に?]
[苛立つ心に余裕はない]
さて
誰だろ ……。
[探して欲しいのに、煽る様な真似をするあたり素直じゃないのは 誰にとも。]
僕にも 似てるよ。
顔は可愛い所とかね。
|
んー、なんかちょっと落ち込んでる……のかも。
[声をかけてくれるジェレミー>>1136へ、苦い顔をしつつ答える。 しかしそれでも笑顔を作って見せた。]
なんとかなるよね、うん。 ありがと……ジェーさん。
(1143) 2010/02/28(Sun) 23時半頃
|
……、なんだそれ。
[かわいい、という軽口に、怪訝そうに謂ってから。]
――っ
[こわばる。]
[その姿、と言うよりも、声に。
右眼だけ見開いた。
左眼は すでに、闇が あいていて。]
…… 君 だったん だ。
[聞こえた声 聞き覚えが 耳ではなく 脳に刻み込まれたように残って居た。]
――お前
……、
だった、のか。……そう、か。
[声が、重なる。
バーナバスのぽろりと零した一言には、
にらみを利かすような気配があったか。]
|
カメラは無事さ、ベッドで寝てるよ。
[空きベッドの上に乗るカメラを指す。]
そっ……か、写真撮ってなかったなぁ。 あは、だから元気でなかったのかもね。
[ベッドから身を乗り出し、一眼レフへと手を伸ばす。 膝の上に乗せ、つるりとそれを撫でた。]
ジェーさんはまだおっさんじゃないってば。 ……気をつけてね。
[からからと笑い、手を振る後姿に視線を送る。 何事もなければいいと、無意識にカメラを強く握った。]
(1163) 2010/03/01(Mon) 00時頃
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そういや、知らんな。誰だ?
[やけにバカ呼ばわりするやつぁ]
見に行くか。
可愛いおっさんになればいいよ。
その顔じゃ、無理だろうけど。
[軽口に返された一言にはまた軽口。]
…… ん。そう。
[おっさんと王子様の遣り取りには苦笑する気配。]
ああ、そうだ。
ケイトは 自分の居場所を、知らない よ。
[見つけられれば、一番なのだろうか。]
そうか、知らないのか……。
[自分の遺体の居場所を知らない女子高生の霊]
[なぜか嫌な想像しかできない。]
……好きにしたらいい。
[見に来る、と謂う言葉には不機嫌さの残滓が残る]
――知らない?
……自分のことなのに、
知らないのか。
[――どうして。]
[知らない?]
……「本当の自分」 ……「遺体」 を しらない?
|
[ラルフの笑顔の提案>>1159に手を挙げ]
あっ、私が残ろうか? まだあんまり身体本調子じゃない……し
[途中まで言いかけ、ディーンのシーツの下が気になった。 それでも本調子でないのは確かで]
……いや、まずいかな。
[挙げた手を下ろし、がしがしと髪を梳いた。]
(1171) 2010/03/01(Mon) 00時頃
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[くろく あかい 雨。
一瞬戸惑い 反応が遅れた。]
…… って、おっさん も
戻れ 戻れよ!
――……、 もど れ、
そうだ、 もどれ、 莫迦、 …
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……そうしてくれたほうがいいかもね。
[シーツの下がどうなっているか、ラルフの発した言葉>>1181でなんとなくわかった。苦い顔で頷く。]
もう、ヘクタんもおっさんじゃないっての。 それにそんな無茶しちゃだめでしょうがよ……
[口をへの字にしてヘクター>>1175を見つめる。 笑顔が眩しかった。]
(1187) 2010/03/01(Mon) 00時頃
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ちょ、ちょっとヘクタん!?
[男磨きに旅立った背中>>1184に声をかけるも遅し。 やれやれと首を振る。まだ少し痛む腰を摩りつつ ベッドから降りた。]
人手不足みたいだし、先生探しに行っちゃおうかねぇ
[ジェレミーがすでにグロリアを見つけたことは知らない。 こきりこきりと音を立てて腕を回し、一眼レフを首にかけた。]
(1201) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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