3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[どうしようもない そんな響き]
なんだか
どうしようもねぇ
みたいだなぁ?はは
はは
はは
[渇いた笑い]
[女が逃げた。ただ、それだけのことなのに]
[自分の中の何かがぼろぼろ砕けた。]
[それは、何かが、少し、壊れたのだろうか。]
……
……――、
あのひとのじゃなきゃ
いいっていうなら。
…飲めばいいだろ
…まだ北か?
[どうしようも、ない、鬼未満の鬼が、
酷く、暗い響きで呟いた。]
…… ヘドロでも飲んでろよ、ばか。
[渇きは 解らない。
ただ、憎まれ口で、返す。]
聞こえてくる言葉同じコトばっかだよ、おじさん。
頭悪そうなことばっかり言ってないで、ケイトを探そう。
[それか、誰かを ――裡に浮かんだ思考は隠したまま。
約束どおり 罵ることにした。]
……おんなじ吸血鬼憑きの、
……血が、平気かどうかなんて、
……知らないけどな。
はは
あの人のが 一番イヤだな。
でも、俺にはヘドロがお似合いか。
[ああ、なんだか、すべてが渇いた。]
…は、ヘドロ…な……
――図書館か、
生徒会室か
――日誌は、量が
多すぎた。
わからない。
お前な
きたねぇおっさんなんかまっぴらだって言えよ。
…… 。
[厭味に
かわいた
笑い。
眉根を寄せたのは異形が見えたから、だけじゃない。]
……日誌?
図書室はアルバムがあった、けど。
[卒業出来たのか。
それとも ―― 解らない。]
生徒会室に、名簿でも あるかな。
「きたねぇおっさんなんかまっぴらだ」
……これでいいか。
[不機嫌そうな、声だった。
厭味も、人と距離をとるのも、いつもの、ことだ。]
……卒業できてないなら、…居ないかもな。
生徒会室の名簿のほうが、
確実かもしれない。
ん、そうだよなぁ。
じゃあ、我慢すっか。
[いつもの調子で……]
[だけど、それまでになく]
[渇いていた。]
まっぴらだと謂って欲しそうだったから
謂ってやっただけだ。
[やらないとはいってない、と。続く。]
【業務連絡】
◆グラウンドの闇落とし穴トラップは、ここまでとします。(移動大変になるので)
以後、普通にグラウンドはおとおりくださいw
(#43) 2010/02/28(Sun) 22時半頃
居るよ 居るけど。
彼女が言った ほんとうのわたし って言うの は。
きをつけ て
…あの子、ずっと わたしのなかに
くらいくて つめたくて とてもさみし い…
[声は、とぎれる]
…――つめたい
さみしい?
ケイトは。 いったい、 どうして、あんな。
遊ぼう って。さ。
[まるで 友達を訪ねた子供のよう。]
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