3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[集中する余裕が戻ったのはノートにあった伝言をみてから。
慌てて無事を伝えようと]
ラルフ、メアリー見つかったよ!
家庭科室の前に居た。
……でも今度はキャロとはぐれちゃって。
グラウンドの様子がおかしいんだ、変な所に飛ぶかもしれない。
そっちに向かってたら気を付けて。
[けれど届いたのは彼らが向かったしばらく後になる]
―回想、―
まぁ、相手の思う壺だよねぇ。
[相手と同じように笑いながら言って。]
うん、一緒だから安心していい。
[詳細を聞かずにいる。
人に言えない事は一つや二つ、誰にだってあるものだから。]
だぁね。
[恐らく姿を現したときに小さく肩をすくめるのが見えただろう。
そして、メアリー達と共にグラウンドへ向かう時に、
何度も名を呼んで。
呼んでいる途中で、同じように落とし穴に落ちるが、
それは相手にも聞こえたかどうか。]
どこだ?廊下だ。
いや、やっぱり、くるな。
喉?
渇いたの か。
血なら、あるらしいがな
[苦笑]
人は、ジュースじゃねぇよ
自販機で出てくるんじゃねぇよ
我慢できるうちは、まだ
完全に化け物じゃない。
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−回想− [離すつもりは無いと言ったものの。ひどく身勝手な理由で。 廊下を歩いて、少しした所。コンピューター室の前で止まるとピッパに振り返る。]
… …ごめん。 野暮だった?
[彼女と彼の関係を思い出し、小さく冗談を口にした。 少し力を緩めれば彼女の手はするりと抜けるだろう。]
そう、だね、ケイトのこと調べて。見つけないと。 そうすれば…… ん、変わってないよ。
[>>713アドレスは変更してないと頷いて。]
気をつけて。
[そう言って彼女を見送ると、静かに目を伏せた。]*
(934) 2010/02/28(Sun) 19時頃
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あはは…、もう引っかかっちゃったよ。
[どこか疲れきったような声で言葉を返して。]
あー。
今からそっち行くけど、格好見ても驚かないでね?
[苦笑するしかない格好で女の子の前に行くのは恥ずかしいが背に腹は変えられないだろう。]
その我慢はだれのために?
同じ衝動をもつ
そ の 子のた め …… ?
……だめだ、
……そんなの。
…ばけもので、いいはずが ――ない。
[――鬼なのに?]
りょーかい。
……いま保健室には女の子多いんだから、
はしたない格好で来たら大騒ぎになるだろうねえ。
[自分が落ちたのはプールだったなと思い出しつつ。]
注意していれば戻りは平気かな、
見事に往復引っ掛かったのがここに居るけどさ。
だまさ れな い……
[やみに おち て とけ る]
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−コンピュータールーム− [ケイトが出た。と言う部屋の扉を開ける。 複雑な心境のまま、電源に手を伸ばして止まる。]
…… 僕 は
[逡巡の後、ゆっくりと電源を入れた。]
[―― kate is dead ――]
[ピッパが見たのと同じ。 黒い画面一杯の 死を 告げるメッセージ。]
(942) 2010/02/28(Sun) 19時頃
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……!
[思わず後退ると後ろの机に当たる
ガタン
音を立ててモニターが 倒れ て 落ちる。]
[そして、部屋のモニターが一斉に 電源を 入れていないのに。 画面一杯に、文字を映し出す。]
(943) 2010/02/28(Sun) 19時頃
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『ネェ アソボ』
(945) 2010/02/28(Sun) 19時頃
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飼育委員 フィリップは、肩で聞こえた 声に 戦慄が走る。(07)
2010/02/28(Sun) 19時頃
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[鸚鵡の声に、反応してなのかどうか。 黒い画面一杯の白い文字はやがて
ケイトの瞳と同じ 緋 色 に変わり。
黒い画面に消えるように、闇に溶ける様に 静かに 消えた。]
ケイト …… 。
[そこに残されたのは 異形の音すら 聞こえない静寂。]
(946) 2010/02/28(Sun) 19時頃
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[彼女を見つければ ここから出られる?]
…… 探す さ。見つける。
[震える声のまま呟いて、唇を噛んだ。]
『サガス?』 『アソボ、アソボ。』
[鸚鵡は首を傾げるようにして真っ直ぐにこちらを見ながら。 自分の言葉を、あの少女と同じ言葉を反芻する。]
(949) 2010/02/28(Sun) 19時頃
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探す。 遊ぶのは、後で。
[鸚鵡の頭を指で撫でる。]
…… は。
[とは言え。 この部屋に手掛かりはゼロに近い。 探せと言う割にコンピューターを使わせないなんて、どれだけツンデレなんだろうか。 結局他の場所に向かおうとするも、足は言うことを聞かずに痺れるように震えていて。 そこに暫く座り込んだ。]*
(952) 2010/02/28(Sun) 19時半頃
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