人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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[少し前のこと。
トルドヴィンから命じられたのはホリーの護衛。
彼女と話したのは何度あっただろう。
一度、聞いてみたかったことをといかけたことがある]

…ホリー。君はなんであの人を「おとうさま」って呼ぶの。
「おとうさま」は君を殺そうとしたり、しないの?

[戯れというにはもう昔の面影を残さない自分の問いに、
黒い彼女はどう答えただろう]


 理依君、に? ううん――

 僕は……難しい、んじゃ、ないかな。

[同じように苛烈な過程で練り上げられてきたものの、
 明之進と理依の間には血の壁がある。

 ……でも、練習なら。してみても、良いかな。

[案外、他の吸血鬼と組手するよりも良い練習かも知れない。

 最近は安定して勝てるようになっていた。
 始祖に献上するものの品定めにも同行させて貰えるよう
 黒百合に願い、少しずつ叶うようになって来ている。

 ――ここまで、五年かかった。


[召還の声があったとき、ぼんやりと本を爪繰っていた。
昔読んだことがあるようなないような。文字が絵に見えて頭に入らない。
また一つ、零れ落ちた記憶を惜しむ感情ももうない]

─参りました。

[けれどそのきんいろの前に、こうべは下げない。
それはいつものことだった。逆らえないと身を持ってしっている。
けれどいつもきんいろを見る目は睨みつけるような光すらあった]


― 回想

[理依の問いかけに微笑んで、
久しぶりに話す気がする理由を答えていた。]

いつからだったかしらね。
あたしは物心ついてから、お父様に会った事があったわ。
その時に「全ての吸血鬼の祖」と言われてね。
それで「お父様」と呼んだのよ。

[その呼び方をしたものは今まで居なかったのか。
周囲には随分と驚かれた気はする。

しかし、トルドヴィン自身がその呼び方を許した事でホリーには特に何も無かった。]

ま、君達でいうあだ名のようなものかしらね?
もう今更、他の呼び方も馴染まないし。


[まるで子供が親戚の相手を小さい頃に読んだ呼び名のまま呼んでいる様な。そんな理由を告げてから。

次の問いにはおかしそうに笑う。]

変わった質問ね。

あたしはお父様が大好きで、配下の吸血鬼の誰よりも強いし。
誰よりも役に立っているわ。

そんなあたしを殺す理由なんてどこにもないでしょう?


……うん。遊びに行く。
眠れない時、でもいい?

[きゅうけつきになってから、たくさん眠らなくてもよくなっていた。
本を読んでいる途中にあくびが出ることもなくなったし]

ねぇ、…手、握ってもいい?

[明にーさんは伸ばせば振れる距離にいるのに、僕はいちいち訊かなきゃ手も握れなくなってる。
きゅうけつきになってばかりの頃はずっとそうだった。

僕の笑う数は、確実に増えていると思う。
ふとした時に部屋で鏡を見つめると、赤い目をした僕はいつも意味ありげに笑っているんだ。
それが怖くてすぐに表情を消す。

“家族”と一緒にいる時、僕はふつーに笑えてるのかな]


[――まずやってきた2人、真弓と理依を見やる。

この5年で随分と印象が変わったようにも見える真弓と。
相変わらず敵対心は無くしていない理依。

尤も、ホリーが理依の行動を咎めたりする事も無いのだけれど。]


逃げたくても、
……逃げられないこともあるわ。

[声に感情はこもらない、
それはどこか遠くにあるのを感じている]

忘れてしまったら、約束した相手が、……可哀想。

[こんな言葉が何故零れたのか、わからない。
けれど機械的に告げられた言葉よりも、少し温度があった]

あなたと戦う理由が無いわ。

[問いかけには少し、不思議そうに返した]


よく来た。

[雛達が揃えばその眼光と纏う羽根を、見定める様に
玉座から見下ろす。
身に付けさせた衣装も武具も最高級のモノ。
それに見合う中身かどうか。
玉座に向ける視線や殺意が混じろうが歯牙にも掛けない]

喜べ。
初陣だ。

[掛ける言葉は簡潔なもの]

目標は帝都陸軍。
誰も残すな。
お前達の成長を私に見せろ。


いよいよね。

期待しているわ。

[そう言って笑う表情は愉しげで。
手塩にかけた教え子を送り出すようには到底見えないだろう。]

今までと違って外部の家畜を殺すのだもの。
緊張するかもしれないけれど、頑張ってね。


―初陣の前―

[召喚を受ける時は必ず、黒百合の後ろや、
 理依や真弓や零瑠よりも下がった位置につく。

 この習慣は、心臓の巣食いとともにすぐに覚えた。
 不要な言葉も発しない。]

 ……承知しました。

[和装をすることは昔から変わらないが、
 腰にある短剣は西洋の趣を備えている。]


[そう、この5年間の指導の中では当然ながら家畜を殺す訓練だってあった。

食事のためでは無く、邪魔だから相手を殺す事。
それもまた、トルドヴィンの求める戦力には必要な事なのだから。]


――5年後――

[扉の前で脇に挟んだものは学生帽。
 視界を塞ぐ為に『兄』から与えられたもの。
 名残惜しい訳ではない。
 ただ、体が成長するにつれ、隙間がなくなっていくから手離せ難かった。


 開く扉。歩を進め、ブーツの踵を揃えて理依の隣に立つ。]

………。



……魔鏡?
変わったものを持っているのね。

[>>*251 古いけれど大切にされていただろう手鏡の、その仕組みがそう呼ばれることは知識にあった。
一歩前に近づく、ろうそくの炎が揺らめければ、壁に映る花模様もあえかに揺らいだ]

うん、……綺麗、
牡丹の花ね、冬にも咲く花。

――……あなたは何か、祈るの?

[問いかけて振り返る、
ゆらぐろうそくの灯りは、柔らかな色。
照らされた頬は、魔物ではない人のような色だった]


お前達が携えて良いのは吸血鬼の誇りと勝利のみ。
未だ分を弁えぬ家畜達に思い知らせろ。

[儀礼用に携えていたサーベルを抜くと、一度天に掲げて
ゆっくりと扉を指した]


― 初陣の前 ―

…外、ですか。

[外の光を浴びなくなってもうどのくらいになるのかな。……五年?
日にちを数えるのはとっくにやめていた。

僕はにーさんやねーさん達より小さいままで、相変わらず長袖の服しか着なくて、
もう意味ありげな笑い顔が顔中に貼りついちゃったに違いないんだけど、
鏡を見なくなってやっぱり長いから実際のところはわかんない。

でも今は表情を消して頭を垂れている。
だってここは“始祖様”や“お姉様”の前]


行け。

[放った一言で控えていた吸血鬼達も一斉に動き出す。
玉座から動いた始祖が率いて向かうのは帝都の陸軍駐屯地。
火力に任せれば勝てると思い上がる家畜達に、
どれだけ戦力を集結させても無意味だと思い知らせる為だった*]


[東洋の雀金の衣服に手にしたもは二振りの小さな乾坤圏]

初陣って誰にとって喜ぶことなんだよ。

[サーベルが指す先、扉を見つめる。
5年ぶりに見る外の世界とはどんなものだろうか。
不思議と胸騒ぎがする。それが期待なのか不安なのか、
わからない]

ホリー。あんたは来るの?俺はあんたを守らないといけないから。


律儀な事ね。

けど、今日はいいわ。
久しぶりの外なのだもの、好きに愉しんでいらっしゃいよ。

[そして、自分も愛用の日本刀を右手に持つと。
余裕の表情を見せたのだった。]

第一、あたしの方が強いから。
たかが家畜相手の戦闘で、守ってもらう必要は無いわ。


私にとって。ホリーにとって。お前達にとって。全ての吸血鬼にとって。

[誰にとっての喜びかと耳に入った声に返した声は
当然と言ったもの]

お前達が吸血鬼としての力を示す事が出来る。
家畜達に吸血鬼の力を改めて思い知らせる事が出来る。
それが喜び以外の何だと言うのだ?

[己が吸血鬼である誇りを世に広げる機会だと言うのに。
何を聞くのだと一笑した*]


[マントの下、腰から下げるのは刀身の短い日本刀。
 懐剣は鍔のないせいで柄握る手まで血に濡れてしまうからと、
 新しい武器を求めたのはいつの頃だったか。

 初陣と聞いて、声援と鼓舞に背を伸ばし表情をこわばらせる。

 いつか来る日が来ただけのこと。]

―――御意。

[言葉と態度が示すのは従順。
 ゆるゆると微笑み浮かべて頭を垂れる。
 灰みの僅かに残る紅は、何を顕すか、知られる前に帽子をり、余計な事を言うなと視線で理依を咎める。]


大好きなんだ。不思議だね。
俺は大嫌いなのに、ホリーには大好きな人とかさ。

誰より強くなってもあの人は俺のこと大好きにはなってくれないのにね。

[好かれたいとかではなくてただ不思議だっただけ
確かに殺す理由はない]


―回想・リカルダについて―

 もちろん……夜でも、良いよ。一緒に寝る?

[眠りたいのに眠れない事があるのだと、察する。
 自分が傍にいる事で、少しでも安らげるなら。
 手を握り、頭を撫でる事が許されるなら。
 形見の手鏡の事も、そうした晩に彼女へと教えた。]

 ――うん。

[リカルダが手を伸ばす時、どこかこわごわと尋ねる。
 だからいつも、笑みを浮かべて許し、両掌を差し出す。
 そうして、]

 痛くは、ない? 痛くないなら……大丈夫だよ。

 リッキィは大丈夫。

[尋ね返すのだ。*]


[「おとうさん」という言葉に憧れたこともあった。
だけどもうそれも昔の話。
記憶のかけらがまた一つはがれて落ちる。

「おとうさん」と呼んで笑う弟の記憶。
その時、一瞬だけ複雑そうな目でホリーを見たのだった]


― 回想 ―

――そんなもんでしょ。

誰からも愛される人も居なければ、誰からも愛されない人も居ない。
それぞれ好みも違うんだからそれで良いんじゃない?

[そう言ってから、彼の言葉を思い返し。]

ま、君がお父様の事を嫌ってるうちは向こうだって好きにならないでしょ。


―回想・真弓について―

 うん。
 ――お母さんの、形見だったんだ。

[壁に近付く真弓によく見えるように、角度を変える。
 何か祈るのかと尋ねられて、こくりと頷いた。]

 ……家族が皆、無事で、ありますようにって。

 祈ってる。

[揺れる火には温度があった。
 滑らかな頬を優しく照らしている。]

 そう言えば、牡丹は、紙で折れるのかな……?

[彼女の部屋に散らされる千代紙を思い出す。
 もし作れるのなら見てみたい、と願った。*]


[律儀な返答を最後まで聞いてから、零瑠は扉に向かう。
 一度足を止め]


 ――柊。

[5年前の誕生日から変えた名で明之進を呼ぶ。]


……長物、
置いてきてしまったわね。

[刃がなければ戦えないわけではないから、
そのまま命に従うことにする。

フードのついた白いマントは、
毛皮に縁取られてふわりとたなびいて、
そのまま離れるかと思えば、一度振り返った]

……リカ、

[多分彼女を案じていたのに、
案じる言葉がどんなものだったか。
――剥離したままの感情が、戻らない*]


 ――はい。

[出立するところ、零瑠に呼ばれた。

 主である黒百合が己を呼ぶ様子がないのを見ると、
 彼の元に控える。]


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