イアンはさすらい人 ヤニクに投票した。
ミルフィは記者 イアンに投票した。
ラルフは記者 イアンに投票した。
ヤニクは掃除夫 ラルフに投票した。
オスカーはさすらい人 ヤニクに投票した。

イアンは村人の手により処刑された。

時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
オスカーが無残な姿で発見された。

村人も、人狼も、妖精でさえも、恋人たちの前では無力でした。
必ず最後に愛は勝つのです。

[手帳の1ページにはこう書かれていた]

『我が友ヤニクへ
物語の結末は、愛し合う絆だけを望んだ悪い狼は、愛し合う絆以上を望んだ恋人達の手によって処刑されたのでした。と、幕を下ろす。

君の考えた最大公約数の幸せは受け入れて貰えなかった。
俺は死んでも強欲な人間を許さない。
全ての生きとし生ける人間を怨み続ける。

願わくば、人狼に手を貸し続け、人間を殺して欲しい。

イアン　』

[次のページは書き殴った文字で呪ってやるなど恨む言葉が書き記されていた。手帳には、これまでのことが事細かく書いてあった。この手帳をどうするかは、宛てられたヤニク次第であろう]