人狼議事


207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-

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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/14(Sun) 01時半頃


 ミナカ。怪我をした。手当をしてくれないか。

[一息ついて発した聲には少しほっと安心したような響きが含まれていた。]


【人】 墓堀 ギリアン

―医務室―

[ゴトリ――切断された腕が落ちた。]

 ……ゥ゛ …… ゥ゛

[気を失いはせず、終いまで断続的な叫びで喉を鳴らしていたが、リーに覗きこまれた男の顔を死人のように憔悴しきっていた。チカチカ明滅が続く視界は、現より遠くの何処かを見ているように胡乱であった。

実際、男は痛みの余りに幻覚を見ていた。
見知らぬ深い森の幻覚を。
そこでは、妖精が輪になって踊っていた――。

腕が落ちてからも痛みは続く。]

 …… 痛い 良かったナア
 死ヌ 痛いナイ 生きル 生きて、た
 死んだ

[暫くは、聞いたばかりの言葉を呼吸の合間に繰り返すばかりが精一杯で、ろくに頭を動かせなかった。もともと、ろくに働いてなどいないが。]

(2) 2014/12/14(Sun) 01時半頃

【人】 墓堀 ギリアン

[鋸で刈られた最悪の傷を抱える今。叩かれた頭への刺激は撫でられたのかと勘違いするくらい優しく感じた。満身創痍である。

リーの指が傷口に触れると、そこに残っていた肉片がズルリと落ちた。]

 グ ゥ゛ ア゛ッ ア゛ッ

[大きく叫ぶと、痛みのあまり遠くへ彷徨いだしていた意識が、痛みの余り肉体に戻り。次に、包帯を巻いてくれるリーを見る目には、確かな意志が篭っていた。そこに感情の一切は乗らず、リーをリーだと認識しているだけではあったが。]

 つか、ウ 誰か来ル ア゛ァ゛

[そして考え無しに寝室の提供案に頷き。
血に染まった医療室の惨状から離れる事に。
ノタノタ蹌踉めきながら。]

(6) 2014/12/14(Sun) 02時頃

【人】 墓堀 ギリアン

[医務室を出ようと、ノタリ立ち上がったところで扉が開いた。ふらついていたところ、内側へ開いた扉を避けようとした足が縺れてモンドの足元にドタンと倒れる事になる。]

 おれ、おれの声

[そのはずみで、腕に巻かれた包帯が早速ジワリと赤に染まる。]

(8) 2014/12/14(Sun) 02時半頃

墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/14(Sun) 03時頃


 それにしても……腹が減った。

[朝から船員の死体を一口二口つまんだだけだ。
こう血の匂いの充満する牢前にいたら腹が減って敵わない。
私は祈るように数秒目を閉じてから牢前に転がる死体の一つを食し始めた。

それが終わると唇に着いた血を手袋で拭う。
口紅ごと赤い色が手袋の甲に付着した。]


 ギリー、おい返事をしろ!
 生きているのか!?

[聲をあげた後、こんなにも新鮮な血の匂いを漂わせているのだからそちらを辿った方が早いかと考える。]


 まったく、お前は私がついていないと
 自分の腕を守ることもできないのか?

[出来れば今すぐリーを切り捨てに行きたかったが、ギリーは私のいない間に毒にかかり、腕を切り落とされた。
今離れたら次見かける時には死んでしまっているかもしれない。
そう思うと離れ難かった。]


【人】 墓堀 ギリアン

 手 死ンだ、棄てタ
 死ぬモノ、残る ミナ腐らせル

[二の腕半ばから先を落とし軽くなった右肩は、モンドの手に探られヒクリと一瞬、戦慄いた。切り離された右腕が急速に体温を失くしただの肉塊と成り下がっていくのに反し、生きた身体側には熱と痛みが鮮烈に残る。

リーの説明(>>13)は、男の認識と相違無かった。
「何故黙って」と問われて(>>17)の返答は、前述されたリーによる説明への補足。リーの去り際の笑顔の裡に何が在るのか探りさえせず、汗の滲んだ間抜けな面で彼を見送った。]

(35) 2014/12/14(Sun) 10時半頃

【人】 墓堀 ギリアン

[その後はモンドの何処か頼りない手つきに片腕を委ね、大人しく治療の“続き”を受けた。グウと唸って謝られてからは(>>25)、痛みを訴える事も無く。大人しく背を丸め奥歯を噛み締めていた。内へ押し込めた痛みに脳が揺すられ、グワンと意識が傾いた。]

 カシラ ミナ、大事する
 本当は、―――

[頭に乗せられた手の翳りで控えめに話しかけたが、小声が過ぎて途中から音を失くし。件の船長の来訪(>>29)により、モンドとのその話は、そこで終いになった。]

(36) 2014/12/14(Sun) 10時半頃

【人】 墓堀 ギリアン

 ァ゛……――

[こうなるに至った経緯の説明より先に、ふらつく足で再び立ち上がり船長の傍へ寄る。脇腹の負傷や傷んだ衣服よりも、男は彼の顔に目を向け。

白粉が剥がれかけた頬に触れ、自身の血色で雀斑が浮いた素肌を隠す。**]

(37) 2014/12/14(Sun) 10時半頃

 カシラ、怪我
 ミナカ、治す

 死んだ手 棄てた 生きル、腐らせナイ
 生きル ため

[守るために棄てたのだ、と。
その方法が些か早合点した愚かなものであっても、リーの真意が何であっても、目的は真にそうであったと聲は云う。彼の頬に血を擦りつけながら。]


墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/14(Sun) 10時半頃


 この、バカが。

[本当に馬鹿な方法だけれど。
ギリーなりの考えがあったのだと分かると頭に上った血が少しだけ冷める。]

 これからは手足は切り落とす前にミナカに相談しなさい。

[ギリーの耳が削げようと手足が無くなろうと彼の事を捨てるつもりは更々無かった。]


 ……獅子?

[不意に船長の呟きを思い出す。
この船で獅子を思わせる容貌と言えば。]


[ギリ―を呼ぶ船長の聲も届いていたから、
多少の覚悟はあったが、想像を超える様に一瞬聲を失った。]


 ギリ―……お前が船長や俺を大事にしてくれるように。
 お前も同じように大事だ。

 何かする前に、聞け。

[解毒剤を見つけて来るからと、ちゃんと説明していれば
こんな事にならなかっただろうか。
仲間を傷付けられた事に、子供であった筈の狼は低く唸った。]


【人】 墓堀 ギリアン

[睨められても(>>39)船長の素肌へ向けて伸ばす手は、止まらず。逃げられないのを良い事に、そのまま血汚れで化粧を補った。目的を果たすとようやく手を退き、それ以上は船長に血が付かぬよう大人しく静止する。

モンドの説明(>>73)にコックリひとつ頷いて肯定する他は、ミナカが駆け込んでくるまでジィと不動で残りの痛みに耐え。ミナカが来たら来たで、新たな痛みに耐える。

鋸の刃でギコギコ削られる痛みと、鋭い刃に肉を殺がれる痛みは、残される身体への響き方が全然違ってはいたが。
どちらも痛い事に変わりは無い。
押し込まれた布を噛締め、終わるまで声も漏らさずミナカに身を委ねる。ギョトリ見開いたままの目は、なんとは無しにモンドを見つめていた。**]

(84) 2014/12/14(Sun) 16時半頃

[見知った者を殺すのはもう疲れた。]


[そう弱音を漏らしかけた。
勿論そんな聲は仔たちには聞かせられない。
だから胸の裡で呟くだけ。]


 ミナカ、解毒剤を手に入れたから後で来い。
 お前も大方毒を受けているのだろう?

[医務室で治療をしているミナカの様子を見ていた私は、彼の動きが何処か可笑しいのに気づいていた。
グレッグに襲われたのだからミナカも少しは傷を負ったのだろう。]


【人】 墓堀 ギリアン

[やはり傷を縫われるのは、気持ちが悪い。
治療の終盤は、痛みよりもチクチク針が出入りする感覚に奥歯を噛み締め、変わらずモンドの眼を見ていた。双方の視力にやや難があるせいか、いくら見ても、彼とガチリと視線が合う事は殆ど無い。]

 薬 アル
 リー くれた

[解毒剤なのか鎮痛剤なのか何なのかは知らないが、リーが残してくれた薬の包みを顎で示す。ミナカとモンドの会話に言葉挟む形で。薬の包みは、血塗れの床に落ちていた。]

(146) 2014/12/14(Sun) 22時頃

 解毒剤? 良かった。
 リーの馬鹿も一応何か知らないけど、薬くれたみたいで。

[船長の聲に少しだけ安堵の息を吐く。
だがすぐにはそこには向かえない。]

 船長……副船長が、自分は人狼が判る能力を持ってるとか
 言い出したけど……フェイク?


 それとも……。

[既にフランクの手によって暴かれているとは知らず、
真実ならば。彼を懐柔する事が出来ないなら。
生かしておくわけにはいかなくなる。
あの捕虜の様に。]


 人狼が分かる能力だと?
 ……。

[少し考えてみて、セシルの証言を思い出す。]

 可能性は低いだろう。
 もしそうならセシルのことは攻撃しなかったはずだ。


【人】 墓堀 ギリアン

―医務室―

[来訪した副船長とミナカが連れ立って出て行くと、医務室には濃い血の臭いとモンドと男だけが残る。ミナカに言われた通り、寝台の傍に据えられていたパンを囓りながら、先のモンドの言葉(>>133)を思い出していた。]

 モンド、人狼 殺すカ ?

[千切ったパンの欠片を、モンドの差し出しながら。
ポツリと問いかける。]

(153) 2014/12/14(Sun) 22時半頃

 は? 副船長セシル襲ったのか?
 皆敵に見えるチキンってことか?

[すぐに返って来た聲に、船長の頭の回転の早さよりも
セシルが襲われた事に驚いた。
ホレーショーを探しに別れたあの後だろう。

益々警戒の色が濃くなった。]


 チキン…。
 彼は生き汚い類の人間だ。その可能性もあるだろう。

[そして私その汚さに生命の強さを感じて、密かに彼の姿勢を好いていた。]

 言い方を変えれば生き残る為にはなんだってするだろう。
 気をつけなさい。


 ……生き汚い……か。

[表裏一体。]

 ああ。気を付ける。なるべくな。

[目の前の男を見据えながら返すのは曖昧なものだった。]


墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/14(Sun) 22時半頃


【人】 墓堀 ギリアン

 モンド、人狼 殺したい カ ?

[要らんと安易に右腕を棄ててしまったが、腕一本では案外不便だと気付く。例えばパンを千切る時。例えば腰を浮かせて寝台に腰掛ける時。やけに軽くなってしまった半身に気を取られて、簡単な事に難儀する。

寝台に掛け、右肩を軽く動かし慣らしながら問いなおす。出来るか、ではなく、したいか、と。]

 おれ、怖いナイ
 狼 おれの肉、嫌う

[続いていたモンドとの会話は、戻ってきた船長の耳にも入ったかもしれない。聞かれて困る話をしているわけではなかったから、会話は止めず、与えられるまま薬を飲んだ。]

 ミナカ ヘクタ、一緒

[大人しくアァと大口開けて薬を飲んでから、ミナカの行き先も告げた。]

(173) 2014/12/14(Sun) 23時頃

墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/14(Sun) 23時頃


 ……生き汚いって言うなら、あんたもだな。

[唐突に喋り出す。]

 あんた1人しかいねえんだから。
 2つ同時に護ろうなんて欲張り過ぎだ。


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